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『神様の女房』髙橋誠之助・著 Vol.2607


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【経営の神様、松下幸之助を支えた女性】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4478013993
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「松下幸之助の奥さんって、そんなにすごい人だったんですか?」

「何を言ってるんですか。松下は実質、むめのが仕切っていたんですよ。幸之助を動かして、経営をしていたのはむめのなんですから」

数年前、こんな話を、松下家の執事をしていた方に聞いたことがあります。

以来、何とかしてこのむめのさんの話をまとめて読むことができないか、と思っていたのですが、ついにその夢が実現しました。

本日の一冊は、「経営の神様」と呼ばれた松下幸之助の奥さん、松下むめのさんの物語。

書いたのは何と、土井にむめのさんの話をしてくれた元執事、髙橋誠之助さんです。

陰の創業者として松下幸之助を支え、営業から経理、従業員の教育までを取り仕切ったたくましい女性。

取引先に深々と頭を下げ、金策に奔走し、貧しい生活に文句ひとつ言わなかった彼女こそが、今日のパナソニックを作ったのです。

「経営者の奥さんの話なんて読みたくない」なんて言っている方は、この女性の細やかな感性と礼儀正しさ、そして商売に対する嗅覚の鋭さに、舌を巻くに違いありません。

経営者はもちろんですが、経営者の奥さんには、爪の垢を煎じて、千回くらい飲ませたい、そんな内容です。

先日ご紹介した『ジョブズ・ウェイ』もそうでしたが、やはり側近が書いた本というのは、客観的で面白い。

※参考:『ジョブズ・ウェイ』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4797362286

本書も、側で見ていた執事ならではの視点にあふれ、じつに読み応えある作品に仕上がっています。

ぜひ読んでみてください。

※2011年10月1日から全3回、本書を原作にしたドラマが始まるらしいので、こちらも期待したいところです。(主演:常盤貴子、筒井道隆)

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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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幸之助を選んだ理由は、はっきりしていた。幸之助の条件が、誰よりも一番悪く、厳しいものだったからである。<だからこそ、人からもろうた人生ではなく、自分自身で人生を作っていくことができるんや>むめのは若い頃に奉公した船場の商家の女主人の言葉を思い出していた。あんな人みたいになりたい。だからこそ、自分もその言葉を貫いてみたい。そう思っていたのである

むめのは、相手に尽くす生き方を母こまつに教わる。人生で一番うれしいことは、相手に喜んでもらうこと。それが、むめのが学んだ教えだった

<運針はたしかにスピードの勝負になる。でも、その初めは、誰でも針の穴に糸を通すことから始まる。まずは、静の一点で相手に先んじたら、ええんやないか>(むめのが技芸学校時代、競技会で負けた悔しさから気づいたこと)

「こう言いましたら、向こうの方がこうおっしゃったので、私はこう申しました。そこまでちゃんと報告するんやで」ここまで終わって、やっと、「ほな、よろしい。ご苦労さん」となるが、子どもたちにとっては、「ご苦労さん」と言われるまではひと苦労だった(むめのを育てた母、こまつのしつけ)

「できません、ではいけません。私はよういたしません、と言って教えを請うようにしないと」
それは、後にむめのが、よく若い者に伝えた言葉となる

<このお人には、なんや運がついているみたいや>
練物の製造方法がわかったことに続いて、一〇〇円ほど足りなくなっていた資金についても、友人に貯金のある人がおり、林と二人で
説得の末、一〇〇円を借り入れすることができた。
「事業をする、ということは、人の支援が不可欠になる、いうことやな」

<お母さん……>
淡路島から持ってきてくれた新しい着物の上に、紙包みがそっと置かれていた。開いてみると、お金が入っていた。むめのはその包みをおし抱いて深々と頭を下げた。
<何もかも、お見通しやったんやな>

「なんや、おまんは商売に口はさむんか」
「幸之助さん、これは商売の話やおまへん。人間の話や。人間としての筋が通ってない話は、どんなに商売がうまいこといったかて、そんだけのこと。幸之助さんがしたいのは、そんな商売でっか」

喧嘩が終わったら、先に話しかけるのは女でないとあかん

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『神様の女房』髙橋誠之助・著 ダイヤモンド社
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4478013993

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◆目次◆

プロローグ 奥さん、ほんまにありがとう
第1章 なにも、そんな人を選らばなんでも
第2章 おしるこ屋でも始めてみよか
第3章 ほんまにむさんこなお人や
第4章 幸之助さんの夢は、この程度やない 
第5章 松下幸之助君に清き一票を
第6章 妻も、主人と一緒に成長せなあかん
第7章 夫婦喧嘩の後は、妻から話しかけな
第8章 この人が女王はんでしたんか
第9章 よくもまあ、ここまで 
第10章 もっとゆっくり歩いとくなはれ
エピローグ

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第26回BBM大賞


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先日、めでたく2600号を迎えた「ビジネス・ブック・マラソン」。

今回も、100号ごとに行っている「BBM大賞」の発表とあいなりました!

第26回BBM大賞の受賞タイトルは、『下町ロケット』に決定いたしました!

★第26回BBM大賞★
『下町ロケット』池井戸潤・著 小学館
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4093862923/

この度は本当におめでとうございます!

なお、栄えあるトップ10は、以下の顔ぶれです。買いそびれた人は、ぜひこの機会に買って読んでみてくださいね!

第1位 『下町ロケット』
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第145回直木賞受賞作。資本金3000万円、売り上げ100億円弱、従業員200名の佃製作所が、夢のロケット開発に挑む。一度は夢をあきらめた人間が、再び夢に向かって進んでゆく、感動のビジネス小説。(著者:池井戸潤 出版社:小学館)


第2位 『ぶっちぎり理論38』

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今年のおバカ本大賞をあげたい一冊。著名人や大手クライアントの接待など、絶妙な気配りを求められる大手広告代理店の営業マンが、その気配り理論をまとめた一冊。各理論のネーミングがユニーク。(著者:後田良輔 出版社:ダイヤモンド社)


第3位 『人は感情によって進化した』

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なぜ怒りや嫉妬を抑えられないのか、どうしてできるリーダーほど上下関係にこだわるのか、なぜ若者は一つの会社に落ち着かず、心を病むのか…。仕事や人生の悩みが一瞬で解決する、すごい一冊。(著者:石川幹人 出版社:ディスカヴァー・トゥエンティワン)


第4位 『伝わる!文章力が身につく本』

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(著者:小笠原信之 出版社:高橋書店)

第5位 『スティーブ・ジョブズ驚異のイノベーション』

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(著者:カーマイン・ガロ  出版社:日経BP社)

第6位 『文は一行目から書かなくていい』

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(著者:藤原智美  出版社:プレジデント社)

第7位 『ビジネスプロフェッショナルの教科書』

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(著者:日経ビジネスアソシエ、斎藤広達 出版社:日経BP社)

第8位 『「権力」を握る人の法則』

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(著者:ジェフリー・フェファー 出版社:日本経済新聞出版社)

第9位 『日本の未来について話そう』

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(責任編集:マッキンゼー・アンド・カンパニー 出版社: 小学館)


第10位 『最強の「ビジネス理論」集中講義』

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(著者:安部徹也  出版社: 日本実業出版社)

『心を上手に透視する方法』 トルステン・ハーフェナー・著 Vol.2605


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【ドイツで話題沸騰!人の心を読む技術】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4763131540
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土井の知人で、曽根原容子さんという、静岡県でエステサロンを経営し、大成功している方がいます。

※参考:『なぜかいい仕事がやってくる女性の 働き方36のルール』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4806138576

彼女のサロンのスタッフに、奥田さんという女性がいて、一度マッサージをしていただいた時、その読心術に驚いたことがあります。

彼女は、土井のタオルがはだけていて、「ちょっと寒いな」と思った瞬間、「寒いですか?」と言ったのです。

その時は、なぜわかるんだろう? と疑問に思うばかりだったのですが、どうやら人間は、よく観察していれば、ある程度相手の気持ちが読めるようなのです。

そんな読心術をまとめたのが、本日ご紹介する『心を上手に透視する方法』。

ドイツで爆発的人気を誇り、35万部を超えるベストセラーとなった本で、著者のトルステン・ハーフェナーは、この読心術を使ったショーで、大人気となっている人物です。

本書に書かれているのは、ハーフェナーオリジナルの、持ち物やしぐさ、瞳孔などから相手の心を読む心理テクニック。

セールスや交渉、接客、社交などの現場で威力を発揮する、ものすごいテクニックが紹介されており、オビの「けっして、悪用しないでください。」はあながち誇張ではないと思います。

紹介されているもののなかには、西洋人特有のしぐさなども含まれていますが、概ね使えるものが多いと思います。

心のきれいな方だけ、ぜひ読んでみてください。

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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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調査の対象になった人たちは、「新聞に載っている写真の枚数を数えるように」と言われた。その後、ワイズマンは被験者に、写真が何枚載っていたかを尋ねた。しかし、被験者には知らされていないもっと重要なことがあったのだ。その紙面の中央に、ワイズマンはある文章を「隠して」おいた。その文章とは、紙面の半分くらいの大きさで「実験の担当者にこの記事を見たと言えば、あなたは百ポンドを獲得します」と書かれていたのだ。自分には運がないと思っている被験者たちは写真を数えるのに一生懸命になり、その文章に気づかなかった。一方で運がいい人たちはリラックスしており、もっと全体を見渡すことができ、ほぼ全員が百ポンドを手にした

目が大きくなるのはいつでも、「たった今起きたこと、耳にしたことについて、もっと知りたい」という意味だ

逆に相手の目が細くなったら、まだ情報が足りないと思っているということだ。この場合、すでに提示した情報をもっと詳しく知らせることが大切だ

パーティで、二人が話をしているとしよう。突然片方が、腕組みをした。このしぐさはほとんどの場合、その場にいるほかの人に対して、会話の邪魔をしないでほしい、話に口を挟まないでほしいというサインなのだ

手を握り合っているカップルがいたら、観察してみるとよい。優位に立っているほうの親指が、いつも一番上に置かれているはずだ

・店にクラシック音楽が流れていると、ポップスが流れているときと比べて三倍多くワインが売れる
・注文伝票を客に渡す際、客の手のひらや肩に触れるウェイターは、より多くのチップがもらえる
・丸い容器に入ったアイスクリームは、四角い容器よりもおいしく感じられる

◆確実に暗示にかける、オーモンド・マッギルの法則
1.思い込みを植えつける
2.確信をもって、堂々と伝える
3.相手が無批判に受け入れるよう、言葉を選ぶ
4.信憑性・現実味をもたせる

「これは誰にも言わないで」と言うと、人は耳を傾ける

「通常の点検だけにしますか? それともワイパーを新しいものに交換しておきましょうか?」ワイパー交換のことを尋ねただけで、ワイパーが普段よりたくさん売れた

指示を一つ一つ出すだけなら、どれも断られるかもしれないのに、二つの指示を組み合わせたとたん、どちらの指示も実行してもらえるのだ

何かしようと思っていることがあったら、七十二時間以内にとりかかるべし

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『心を上手に透視する方法』トルステン・ハーフェナー・著 サンマーク出版
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4763131540

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◆目次◆

はじめに
第1章 世界は、あなたが考える通りにある
第2章 「身体」を見れば、「心の内」がわかる
第3章 「暗示の力」を使いこなす
第4章 メンタル・トレーニング
第5章 意識を「今このとき」に集中する
第6章 はかり知れない「可能性」
おわりに
謝辞
訳者あとがき

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『プランB 破壊的イノベーションの戦略』 ジョン・マリンズ、ランディ・コミサー・著 Vol.2604


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【起業家、必読】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4163744207
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もうご存じの方は少ないと思いますが、エリエスが最初に手掛けた事業は、「ほんなる!」でした。

これは、本を書きたい人と出版社のマッチングサイトで、当初はこれをメイン事業にする予定でした。

しかし、実際に編集者に話を聞いてみると、「土井さんの目を通った企画だけをチェックしたい」とのこと。

ここからコンサルティング事業や、著者育成事業が生まれ、今日に至るわけです。

もしあの時、当初のアイデア(プランA)に固執し、プランBの可能性を検討していなかったら、他の多くの起業家同様、土井も今頃、破産していたかもしれません。

じつは、プランAで成功する起業家というのは少ない。

アップルにしろ、グーグルにしろ、アマゾンにしろ、ペイパルにしろ、じつは成功したのはプランB以降のビジネスモデルなのです。

本書『プランB 破壊的イノベーションの戦略』は、名門ロンドン・ビジネス・スクールで起業を教えているジョン・マリンズと、スタンフォード大学の教授で、ルーカスアーツ・エンターテインメント社とクリスタル・ダイナミクス社のCEO、クラリス社の共同経営者などを歴任したランディ・コミサーが、起業で成功するための「プランB」の考え方を提示した一冊。

成功企業20社の事例と徹底調査からわかった、キャッシュを生むビジネスモデルの作り方が、じつに詳しく書かれており、起業家は必読の内容です。

つまらない原理原則や、未成熟な自分のアイデアに固執するのではなく、改善に改善を重ね、正解にたどり着く。

そんな起業のあり方が説かれた、じつに骨太な一冊です。

しかも、書かれているのは攻め(営業、マーケティング)の視点だけでなく、守り(コスト削減、キャッシュフローの改善)まで。

これを読まなきゃ起業家じゃない。

そう思わせてくれる、「熱い(厚い?)」一冊です。

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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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ビジネスモデルの五要素とは、収入、粗利、運営、運転資金、投資の各モデルだ

真の男とガキの違いは、そのプランAが失敗したときの行動にある。この本で取り上げる起業家やビジョナリーは、そこで傷をなめて立ち直り、新たに身につけた洞察力を武器に、もっと大きなビジネスへと転じる

何をするにしろ、一から繰り返すな。重要な未知の要素と、解決すべきリスクに光をあててくれる先例は、充分すぎるほどあるのだから

アップルは抜け目なく伝統的な「カミソリと替刃モデル」をひっくり返していた。アップルは、たとえ顧客が替刃のほとんどを盗みつづけたとしても、カミソリ―種類の増えるiPod―を売ることで金を儲けられるのだ!

◆インド最大の小売り事業者パンタルーンの創業者ビヤニが参考にしたもの

ビッグ・バザールで扱う製品の五〇から六〇パーセントは製造業者から直接仕入れたものだ。ウォルマート同様に中間業者を省略することで、ビヤニは客に割引価格で提供することができた

マークス&スペンサーは、一八九四年の創業とほぼ同じ時期から、自社ブランド品―そのストア向けだけに作られた商品―を売ってきた。その自社ブランドは、他のブランド品に比べて利ざやが大きかった

ザラは不必要な在庫をたくさん抱えないために、高速(ファスト)ファッションと呼ばれる独創的な製品デザインと製造プロセスを活用した

インスピレーションの源泉として、ビヤニは伝統的なインドのバザールを見るだけでよかった

結局、失敗と凡庸さ、あるいは大成功の違いを生むもっとも重要なものは、類似例、反例、未踏の信念―そしてそのテスト―の差だ

多くの企業が単純にコストに利益を上乗せして価格を決めるのに対して、賢明な意思決定者は顧客が購入によって得る価値を基準にする

コストコは会費制で現金を先取りする

アマゾンは売り上げモデルを改良して、普通のオンライン小売りからオンラインサービスプロバイダとなり、商品だけでなくプラットホームソリューションを売るようになった

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『プランB 破壊的イノベーションの戦略』ジョン・マリンズ、ランディ・コミサー・著 文藝春秋
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4163744207

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◆目次◆

はじめに なぜこんな本を?
第0章 プランAは失敗する
―携帯の暗号技術から出発したペイパル
第1章 発明より改善を
―ウォークマンとナップスターを融合しiPodを開発
第2章 ダッシュボードの力
―イーベイからひらめいたグローバルギビングの寄付金集め
第3章 売り上げモデルという生命線
―グーグルは売り上げゼロモデルから出発
第4章 粗利モデルで行き詰まりを避けよう
―パタゴニアの顧客は高価格でも企業理念を買う
第5章 運営モデル改善で贅肉を落とす
―サウスウエスト航空という師を超えたライアンエアー
第6章 運転資金モデルで現金力をつける
―コストコは会費制で現金を先取りする
第7章 お金がお金を生む投資モデル
―スカイプは初期投資ゼロで通信業界を一変させた
第8章 各種モデルを組み合わせる
―アマゾンやザラはなぜ他の追随を許さないのか
第9章 独自のプランBを見つけよう!
―本書を振り返って自分に何ができるかを考える

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『奇跡の「話す」「書く」技術』出口汪・著 Vol.2603


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【カリスマ塾講師、出口汪による国語力アップの秘訣】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4894514540
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本日の一冊は、代々木ゼミナールですべての大教室を満杯にした伝説を持つカリスマ講師で、著書『現代文入門講義の実況中継』が大ベストセラー、著書の累計が600万部を超えているという国語の神様、出口汪さんによる一冊。

上手な話し方、書き方の基本となる「メタ意識」の持ち方を解説したもので、相手目線の企画書、文章を書くための、良いトレーニング素材となる内容です。

なぜ就活生がなかなか内定をもらえないのか、なぜ論理的な「話し方」「書き方」ができないのか、すべてこの「メタ意識」で説明できてしまうという点に、感銘を受けました。

なかでも印象的だったのは、著者が作成した「問題」の後に登場する、解答例。

ここまでさまざまな視点で物事をとらえ、人の立場を気遣った文章は、なかなか書けるものではないと思います。

この問題と解答を読むだけでも、本書を読む価値は十分にあると思います。

国語力や論理力を鍛えたい方、面白い文章を書きたいと思う方には、ぜひおすすめしたい一冊です。

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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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コミュニケーションで大切なのは「メタ意識」です

思考を「クローズアップ」させたり、「フェイドアウト」させたりすることでコミュニケーションをスムーズにすることができる

大切なことは、自分の神、思想、価値観を一度は疑ってみることです。そして、相手の神、思想、価値観で、今度は自分自身を見つめ直してみる(対象化する)ことです

面接の際、あなたの選考基準は何ですか? と聞くと、彼らは決まってこう答えます。「一緒に仕事をしたいと思うかどうか、それだけです」「同感。同感」と、私も思わず答えてしまいます。面接を受ける学生は、なぜこんな単純なことが分からないのでしょうか。それは自分の視点からのみで、物事を考えているからなのです

・「イコールの関係」
・「対立関係」
・「因果関係」
この三つの規則に従って言語を使った時、それは論理的な思考となる

私たちが「男性」について語るということは、その前提として「女性」が意識されているということです。「現在」を語るということは、その前提として「過去」を意識するということで、それなしに「現在」を語っても意味がありません。このように私たちの脳は必ず「対立関係」を意識しています

自分自身が意識する自分の姿と、観客の目に実際映っている自分の姿にズレが生じると、その役者はとても一流にはなれません。そこで、世阿弥は自分の姿を離れたところから客観的に捉えなさいと言ったのです。それが「離見の見」です

対立命題を、高い地点まで押し上げるのです

ある人には何でもない言葉が、別の人にとっては心を深く傷つける言葉である

議論に勝とうとするなら、相手が思ってもみないところを突くこと

前書きを長くしてはいけない

まずは「話題」を提示しましょう。すると、読み手は何の話かが分かるので、文章に集中しやすくなります。そして、次にその「話題」に対して、あなたの意見を書きます。すると、あなたは自分の意見に対して、論証責任が生じます。そこで、それを裏付ける具体例やエピソード、理由付けなどが必要となります

強調したい文は「体言止めにする」とか、そこでいきなり「短い文章にする」とか、読み手が読み流さないように工夫しましょう

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『奇跡の「話す」「書く」技術』出口汪・著 フォレスト出版
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4894514540

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◆目次◆

はじめに 「メタ意識」ならすべて解決!
第1章 なぜ、今までの「やり方」では通用しなくなったのか?
~ネット時代と「メタ意識」の重要性~
第2章 学校では教えてくれない「論理力」
~論理力の基本「3つの関係」とは…~
第3章 思考のクローズアップとフェイドアウト
~「メタ意識」を身につける方法~
第4章 メタ意識を使った「話す」技術
~解説と例題でわかる15の技術~
第5章 メタ意識を使った「書く」技術
~解説と例題でわかる15の技術~
第6章 すぐ身につく「メタ意識」トレーニング
~問題と解答を読むだけで理解が深まる~

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『幸福優位7つの法則』ショーン・エイカー・著 Vol.2602


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【ハーバード流幸福学?】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4198632359
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本日ご紹介するのは、表紙に四つ葉のクローバーのイラストがついている、ちょっとBBMとは趣を異にする本。

しかしながら内容は、ハーバード大学で大人気の学問、「ポジティブ心理学」について書かれたものなのです。

著者によると、ハーバード大学には「慢性的に不幸な若者が山ほどいる」らしく、2004年に学生新聞「ハーバード・クリムゾン」が行った調査によると、「ハーバードの学生の五人に四人が一年間に少なくとも一度はうつ状態に陥ったことがある」そうです。

そのせいか、著者が担当しているポジティブ心理学講座は、二学期間でおよそ1200人のハーバード大生が受講。文字通り人気ナンバーワンの講座となっているのです。

本書では、その大人気の講座のエッセンスを、ライブ感たっぷりに紹介。

多くの人が成功すれば幸せになると信じているのと逆に、幸せな人が成功するという事実を紹介し、幸せになるために必要な「7つの法則」を説いています。

興味深かったのは、「幸せな人は視野が広い」という実験結果。

この実験結果が教えてくれるのは、もしあなたの部下の視野が狭く、細かなことに気づいていないとしたら、それは部下が幸せでないのが原因かも知れない、ということ。

本書にはほかにも、あなたが相手をどう思うかが実際の結果に影響を与えてしまうという「ピグマリオン効果」など、さまざまな理論が登場します。

リーダーの教養として、ぜひ読んでおきたい一冊です。

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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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ハーバードの学生の五人に四人が一年間に少なくとも一度はうつ状態に陥ったことがある

不幸感を訴える年齢は毎年下がっており、これは大学だけでなく全国的に同じ傾向がある。五〇年前、うつ病にかかる年齢は二九歳半からだったのが、現在ではちょうどその半分の一四歳半から始まる

平均的なものだけを学ぶなら、我々は平均的なレベルにとどまる

時間と精神のエネルギーを最も多く投入している状況がその人の現実になる

人は幸せでポジティブな気分のときに成功するのである。たとえば、診断を下す前にポジティブな気分になった医師は、普通の気分の医師に比べ、三倍も賢明で想像力がよく働き、一九パーセントも短い時間で正確な診断をすることができる。楽観的な営業マンは、悲観的な営業マンに比べて五六パーセントも営業成績がいい

もう変わらなくてもいいと信じることが幸せなのではない。自分は変われると思うことが幸せなのである

ポジティブ心理学の創始者であるマーティン・セリグマンは、幸せを三つの計測可能な要素に分けて考えた。「喜び」「夢中になること」「意味を見出すこと」の三つである

幸せなときには、自分の周りで起こっていることがたくさん目に入ってくるものだ(中略)ネガティブな気分の人たちは、写っているものを脳が全部処理することができなかった。背景に写っていた主要なものまで見逃してしまったりした。しかしポジティブ感情を持った人たちは、写真の隅々までしっかりと見ることができた

いま起きている、あるいはこれから起きると考える「相対的な認識」が、実際に起きることに影響するというのはどうしてなのだろう。一つの答えは私たちが次に起こるだろうと予測することに、脳が反応するようにできているということだ。これを心理学者は「期待理論」と呼ぶ

小学二年生のクラスで才能を見いだそうとするときにも、朝のミーティングで部下たちに話をするときにも、「ピグマリオン効果」は起こりうる。我が子、同僚、夫や妻に対してもつ期待は、言葉に表わすかどうかにかかわらず、その期待が現実のものとなる

何十年かにわたる研究により、「説明スタイル(起きたできごとの本質をどのように説明するか)」が、幸福度や将来の成功に決定的な影響を与えるということが実証された

大脳辺縁系が活発なほど、けちな申し出に対する拒否が強まる

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『幸福優位7つの法則』ショーン・エイカー・著 徳間書店
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4198632359

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◆目次◆

パートI 職場におけるポジティブ心理学
パートII 幸福優位7つの法則
パートIII 幸せの波及効果

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『友達の数は何人? ダンバー数とつながりの進化心理学』 ロビン・ダンバー・著 Vol.2601


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【150人の秘密とは?】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4772695249
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150人。

これはひとりの人間が関係を結べる人数の限界で、ダンバー数と呼ばれています。

詳しい人口調査が行なわれた約20の部族社会では、氏族や村といった集団の平均人数は153人、組織でさぼりや病欠が増えるのは150人から、共和国時代の古代ローマ軍では、基本部隊である歩兵中隊はおよそ130人…。

どうやら、人間が作る組織の規模には限りがあるようで、本書ではそれを示す事例がたくさん登場します。

人的ネットワーク構築の成否が社会的評価や金銭的豊かさにつながることがわかった今、知っておくべき内容ではないでしょうか。

本書には、ほかにも「ネットワークは“三の倍数”で増える」という法則や、人は「触れ合い・笑い・音楽」で親密さを作るという話、男女が惹かれあうための法則など、コミュニケーションにかかわるさまざまな話が紹介されています。

土井は以前、『ザ・パワー』の表紙に関して、男性が「あやしい」ととらえるのに対し、女性が「キレイ」と答えるのに気づき、「ひょっとして男性と女性は色のとらえ方に違いがあるのではないか」と思ったものですが、本書にはその男女のメッセージを受け取る能力の違いについてもコメントがなされています。

※参考:『ザ・パワー』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4047916439

本に限らず、さまざまな商品のパッケージ、販促手段を企画する際には、ぜひ押さえておきたい内容だと思います。

組織の作り方、身内びいきの効用、男女の結びつきなどに関するさまざまな研究成果がまとめられており、ビジネスマンの雑学として、じつに興味深い。

軽い気持ちで読み始めると、思わずハマること、間違いなしです。

ぜひ読んでみてください。

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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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鳥類でも哺乳類でも、体格のわりに脳が大きい種はまずまちがいなく一雌一雄だ。反対にその他大勢の群れをつくり、乱交にはげむ種は脳が小さい

バリー・ケヴァーンをはじめとするケンブリッジ大学のグループが、ラットの遺伝子欠損の研究を行なったところ、母親由来の染色体を持たないラットは脳の新皮質が完全に発達せず、いっぽう父親由来の染色体を持たないラットは大脳辺縁系が発達しないことがわかった

脳の新皮質の大きさは集団内のメスの数に比例し、大脳辺縁系(情動反応を起こすところ)の大きさはオスの数に比例する

男は赤、青、緑という三原色で世界を見ているが(三色視)、女の三分の一は四つの基本色で見ているのだ(四色視)。四色視であれば、緑や赤の微妙な色調を区別できる

ひとりの人間が関係を結べるのは一五〇人まで

ハイテク素材ゴアテックスの製造・販売を行なってきたビル・ゴアは、世界で最も成功した企業経営者のひとりだ。ゴアテックスの生産量を増やすとき、彼は既存の製造設備を拡大するのではなく、工場を新設する道を選んだ。どれも従業員一五〇人程度の工場だ。それがゴアの成功の秘訣だったのではないかと私はにらんでいる。工場の規模をそこまでに抑えることで、組織内に序列関係を導入したり、管理部門をつくったりする手間を省いているのだ

ネットワークは“三の倍数”で増える

血縁かどうかを決めるのは、共通の祖先の有無ではない。むしろ未来の世代に対して共通の利害を持っているかどうかだ

大家族の子どもほど病気にかかりにくく、死ぬことも少ない

新曲を書くペースは結婚と同時にがっくり落ちるが、離婚や死別をして次のパートナー探しをはじめると、とたんに上がる。そして新しい人といっしょになると……またペースが落ちるのだ

女たちの会話は、もっぱら社会的ネットワークのためにある(中略)これに対して男の会話は自己宣伝が大きな目的だ

もてるのはリスクをとる男

青年犯罪者の累犯可能性を予測する最も確実なものさしは、刑期を終えたあとに長期的なパートナーを得たかどうかなのである。はっきり言ってしまえば、彼女のいない男の子は社会の脅威なのだ

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『友達の数は何人? ダンバー数とつながりの進化心理学』ロビン・ダンバー・著 インターシフト
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4772695249

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◆目次◆

PartI ヒトとヒトのつながり
第1章 貞節な脳(男と女)
第2章 ダンバー数(仲間同士)
第3章 親類や縁者の力(血縁)
第4章 ご先祖さまという亡霊(民族)
PartII つながりを生むもの
第5章 親密さの素(触れ合い・笑い・音楽)
第6章 うわさ話は毛づくろい(言葉・物語)
第7章 今夜、ひとり?(魅力)
第8章 エスキモーのあいさつ(キス・匂い・リスク)
第9章 ずるいあなた(婚姻)
PartIII 環境や人類とのつながり
第10章 進化の傷跡(肌の色・体質)
第11章 進化の邪魔をするやつはどいつだ?(進化と欲望)
第12章 さよなら、いとこたち(絶滅の罠)
第13章 こんなに近くてこんなに遠い(人類の起源)
第14章 ダーウィン戦争(進化と創造)
PartIV 文化・倫理・宗教とのつながり
第15章 人間ならではの心って?(志向意識水準)
第16章 カルチャークラブに入るには(文化)
第17章 脳にモラルはあるのか?(道徳)
第18章 進化が神を発見した(宗教)
第19章 頭を使って長生きしよう(健康・知性)
第20章 美しい科学(芸術)

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『ドラゴンフライエフェクト』 ジェニファー・アーカー、アンディ・スミス・著 Vol.2600


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【祝・2600号!】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4798123625
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賢明なBBM読者のみなさんはお気づきのように、「人間はとかく極端に振れやすいもの」だと思います。

戦争の後は平和を謳い、高度経済成長の後は仕事ばかりする風潮を叩き、バブルが崩壊すれば「投資なんてするもんじゃない」と叫ぶ。

リーマン・ショックや震災の直後には、まるで資本主義やビジネス、企業そのものが悪いような言い方をする輩まで出てきました。

マーケティングに関しても、「マーケティングが世の中を悪くした」なんて言う知識人がいて、本当にビックリしてしまいます。

土井が大学時代、初めて学んだマーケティングは、「ソーシャルマーケティング」でした。

だから、マーケティングはそもそも社会の福祉のためにあるものだと思って疑わないのです。

「マーケティングは社会を幸せにするためにある」。

そう考えた時、喜ぶべきは最近のソーシャルメディアの台頭でしょう。

本日ご紹介する一冊は、このソーシャルメディアをどう使ってソーシャルマーケティングを成功させるか、スタンフォード大学の人気教授と客員講師が説いた一冊。

IT教育、ベンチャー教育で全米のトップを行くスタンフォード大学の人気講義、「ソーシャルテクノロジーの力」を、全公開した、注目の一冊です。

ドラゴンフライ(とんぼ)が空を飛ぶためには、4つの羽の動きがぴったりと揃わなければならない。

本書では、この4つを、ソーシャルマーケティング成功の4つの要素「焦点(Focus)」「注目(Grab Attention)」「魅了(Engage)」「行動(Take Action)」になぞらえて説明しています。

途中、興味深いデータを交えながら、フェイスブック、ツイッターなどのTipsにも触れているので、実際にソーシャルメディアで事を起こそうと思っている人には、重宝する一冊だと思います。

ぜひ読んでみてください。

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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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幸せをもたらすと思われているもの(たとえば、陽光の降りそそぐカリフォルニアに移り住むとか、ディズニーランドに遊びに行くとか)は幸せをもたらさない。実際には、誰よりも幸せを感じているのは、幸せになろうとするのをやめて、意義のあることをしようとしている人たちだ

◆1千万ドルの寄付金を集めたGapの「ギブ&ゲット」キャンペーン
ウェブサイトを使った独創的なマーケティング活動で、顧客に三割引きで商品を提供し、代金の五%を慈善活動に寄付してもらうという取り組みだ(中略)寄付金の行き先も、クーポンに印刷されたバーコードで追跡できる。この取り組みがユニークなのは、寄付先を自分で決められる点だ

◆人間が自己肯定感を持つための3つの要素
1.能力 2.自律 3.人間関係

◆行動を促し、変化を起こすための電子メールの書き方
・私的に語りかける ・啓発する ・率直に言う

みんなが行動を起こしやすいよう、どんな手段で訴えるときも、必ずはっきりとした「行動への呼びかけ」を行なった

助けようとしている人物にブログを書いてもらおう。ブログが成功するかどうかは、そこで表現される本人の人柄や、共有される情報によって決まる

焦点の定まった目標には、いくつかの特徴がある。わたしたちはそれを五つのデザイン原則にまとめた。人間的(Humanistic)、実行可能(Actionable)、検証可能(Testable)、明確(Clarity)、幸福(Happiness)の五つだ

フェイスブックでのバイラル力(情報の伝播力)は、タグで強められる。シェアされたコンテンツに友達やファンページをタグ付けすると、ユーザーのニュースフィードに表示される。そうするとほかのフェイスブックのメンバーも、それを見てシェアできるようになる

消費者は誰を信じているのか? ほかの消費者だ

◆すぐに注目してもらうには
・相手にとって重要な話をする
・事実から始める
・質問から始める
・戦略的かつ慎重にユーモアを交える

研究によれば、時間を求めると、商品でも運動でも、好かれやすくなるという。この「時間要求効果」では、メッセージの焦点を時間に絞る(お金ではなく)ことで、協力したいという気持ちを相手に起こさせられることが示されている

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『ドラゴンフライエフェクト』ジェニファー・アーカー、アンディ・スミス・著 翔泳社
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4798123625

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◆目次◆

序章 ドラゴンフライの胴体 飛び続けるためのシステム
第1の羽 焦点を絞る 有効な目標の立て方
第2の羽 注意を引く おびただしい数の人や意見や雑音に埋もれず、目立つためにはどうするべきか
第3の羽 魅了する 人々をどのように自分の目標に結びつけるか
第4の羽 行動を起こさせる いかに人々に力を与え、運動を発展させるか
終章 前進し、上昇しよう 飛べた!次にすることは?

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『ラーメン屋の看板娘が経営コンサルタントと手を組んだら』 木村康宏・著 Vol.2599


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【今度はラーメン屋?】
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本日の一冊は、『もしドラ』をはじめとする一連の「萌え系」ビジネス小説の最新刊。

絵柄はビジネスとも「萌え」ともつかない、微妙なテイストですが、著者がラーメン業界専門の経営コンサルタントいうところに興味を持って、読んでみました。

ストーリーは、創業24年のラーメン店「大力屋」のひとり娘、春香が偶然、大学の授業で経営コンサルタントの澤村に出会ったところから始まります。

かつて隆盛を誇ったものの、今では閑古鳥が鳴く時代遅れのラーメン店に成り下がってしまった大力屋。

果たして澤村には、大力屋を救う手立てはあるのか?

小説としての出来はともかく、わかりやすく販促の理論をまとめたという点では、評価すべき内容だと思います。

大手チェーンと職人気質のラーメン店という、よくある対比ではありますが、「なぜ凡庸な味のチェーン店が勝ち抜けるのか?」がわからない人には、いい教材だと思います。

小さなお店は一点突破を目指すこと、ターゲットは3つに分けて考えること、売場の面積の比率と売上の構成比は一致させることなど、お店の経営において知っておくべきことが、いくつも登場します。

お店を経営している方、これから飲食業界で起業する方、教養として店舗経営を学びたい方は、ぜひ読んでみてください。

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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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旧来の職人さんが握っている寿司店が恐竜、回転寿司をほ乳類と考えると、世の中の変化に適応することがどれだけ大切なことか、身をもって知ることができる

いい競争相手が身近にいるということは、お互いに切磋琢磨することになる

長所伸展という言葉があります。商売に限らず、物事を成功へと導くために必要なもの、それが長所伸展法です

職人には職人として今の時代を生き残る術がある。そのためには、今の時代に求められる職人の像を追い求めなければならない

スープを繊細に作るほど職人芸と素人技の違いが目立つ

どちらの方が美味しいかではなく、どちらを食べたいか? それでお客様は判断している

人間は一・三倍になるとそれが他と比較して明らかに違うと気づく

良い商品を取り扱っている人ほど、その商品に甘えてしまう

どんなビジネスでも、それがどのような存在かという『あり方』を決めなければ全体像を決めることはできない

◆差別化の8要素
1.立地、2.店の大きさ、3.ストア・ロイヤリティ4.商品力と商品数、5.販促力と企画力、6.接客力、7.価格力、8.固定客化力

◆ターゲットは3つに分けて考える
1.中心ターゲット 2.影響ターゲット 3.サブターゲット

他のお店を見るポイントは、そのお店の良いところを見つけること

コンセプトをどう五感で表現するか考える

売上を上げるときのセオリーは、客単価を下げてでも客数を増やすことにあるからだ。業績を上げられない経営者の多くは、これを客単価から上げようとしたがる

例えば、紳士服店を設計するとき、スーツが五〇%、ワイシャツが三〇%、その他小物が二〇%の売上構成比が予想されるとします。そうしたら、売場の面積もこれと同じにすることで売上が最大化できるんです

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『ラーメン屋の看板娘が経営コンサルタントと手を組んだら』木村康宏・著 幻冬舎
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◆目次◆

序章 職人が握る寿司屋よりも、回転寿司がブレイクしたのはなぜか
第一章 美味い商品は売れない!美味くない商品の方が売りやすい!の秘密
第二章 弱者が強者に勝つための秘訣
第三章 ボロい店の方が美味いという都市伝説は本当なのか?
第四章 店が変わった分しか、売上は上がらない
第五章 お客さんもスタッフも、人が集まるところに集まる
第六章 すべてはお客さんに伝えるためにある
第七章 お客さんがベルトコンベアに乗って流れてくる仕組みはあるか?
最終章 なぜまずいラーメン店にも行列ができるのか?

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『一流たちの金言』藤尾秀昭・監修 Vol.2598


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【心を入れ替えて頑張ろうと思いました】
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本日の一冊は、月刊誌『致知』が毎朝配信しているメルマガ「人間力・仕事力がアップする──人間力メルマガ」をまとめたもの。

一流人たちが触発された名エピソード、名言をピックアップしたもので、いずれもハッと気づかされるものばかり。

ソニー厚木工場で、工場長が指示してもなくならなかったトイレの落書きが、トイレ掃除のおばさんの「落書きをしないでください ここは私の神聖な職場です」のひと言でピタっとなくなった話、「本田宗一郎に一番叱られた男」の「形は心なり」という言葉、「プロは自分のことを、人間だなんて思っちゃいけないんです」という王貞治さんの言葉…。

タイトル通り、いずれも「金言」ばかりですが、土井が最も感じ入ったのは、桂小金治さんの「私の人生を支えてくれた父親の言葉」です。

「偉そうな顔するなよ。何か一つのことができるようになった時、自分一人の手柄と思うな。世間の皆様のお力添えと感謝しなさい。錐だってそうじゃないか。片手で錐は揉めぬ」

―独立してから7年。土井も数多くの方のご支援のおかげでここまで来ましたが、調子の良い時ほど、支えてくれた方への感謝の気持ちを忘れないようにしなければならないと、心を新たにしました。

桂小金治さん、致知出版社のみなさま、貴重な言葉を、本当にありがとうございます。

ほかにも本書には、宝塚歌劇団の伝説の教え「ブスの二五箇条」なども入っており、とても楽しむことができます。

本気で、心を入れ替えて頑張ろうと思いました。

いい本ですので、ぜひ読んでみてください。

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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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しばらくして工場長から電話があり『落書きがなくなりました』と言うんです。『どうしたんだ?』と尋ねると、『実はパートで来てもらっている便所掃除のおばさんが、蒲鉾の板二、三枚に、“落書きをしないでください ここは私の神聖な職場です”と書いて便所に張ったんです。それでピタっとなくなりました』と言いました【ソニー創業者・井深大が語ったリーダー論 宮端清次(はとバス元社長)】

僕が四〇歳になった時「形は心なり」という言葉がふっと胸の中に浮かんできました。やはりいい心でものを考えないといい製品はできないし、形のいい製品はやはりいい心でできているんだなと思うようになりました【本田宗一郎のデザイン論 岩倉信弥(本田技研工業元常務)】

普通にやるんじゃない。大いにやるのでもない。とことん徹底して、事が成るまでやめない。そういう「魔」としか言いようのない情熱、狂気。根本にそれがあるかないかが、創業者たり得るか否かの分水嶺でしょう【魅力ある経営者たちに共通したもの 城山三郎(作家)】

新しいものを取り入れるためには、まず古いものを捨てなければならないということです。まず古いものを捨てて場所を空けないと、新しいものは入らないのです【正しい決断と間違えた決断の共通項 松井道夫(松井証券社長)】

よく「人間だからミスはするもんだよ」と言う人がいますが、初めからそう思ってやる人は、必ずミスをするんです。基本的にプロというのは、ミスをしてはいけないんですよ。プロは自分のことを、人間だなんて思っちゃいけないんです【一球一球が命懸けの真剣勝負 王貞治(福岡ソフトバンクホークス球団会長)】

効率よく働くためには段取りが大切です。冷蔵庫の使い方一つにしても、工夫次第で仕事に差が出ます。できる料理人なら冷蔵庫を開けなくても、どこに何が入っているかわかっているもんです【工夫をし、無駄を省くことが成長の近道となる 道場六三郎(銀座ろくさん亭主人)】

一念発起は誰でもする。実力、努力までならみんなする。そこでやめたらドングリの背比べで終わりなんだ。一歩抜きん出るには努力の上に辛抱という棒を立てるんだよ。この棒に花が咲くんだ【私の人生を支えてくれた父親の言葉 桂小金治(タレント)】

偉そうな顔するなよ。何か一つのことができるようになった時、自分一人の手柄と思うな。世間の皆様のお力添えと感謝しなさい。錐だってそうじゃないか。片手で錐は揉めぬ【私の人生を支えてくれた父親の言葉 桂小金治(タレント)】

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『一流たちの金言』藤尾秀昭・監修 致知出版社
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◆目次◆

第一章 名経営者の逸話が教えてくれること
第二章 一流経営者の発想
第三章 プロ論
第四章 仕事術
第五章 教え
第六章 心を磨く

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