2011年9月29日
【怒りがなくなる心理メソッド】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/479910022X
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本日の一冊は、5月の発売以来、ずっと売れ続けているもう一つの「怒り」解消本。
著名な宗教家が書いた『怒らないこと』、リーダーシップ講師が書いた『怒らない技術』との違いは、こちらが心理学に基づいて書かれているということでしょうか。
※参考:『怒らないこと』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4901679201/
※参考:『怒らない技術』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/489451818X/
著者は、心理カウンセラーとして活躍している石原加受子さんで、本書は、氏が提唱している「自分中心心理学」を解説したもの。
確かに「他者中心」で考えると、相手の無神経さや至らなさが目につくところを、「自分中心」で考えると、腹が立たなくなります。
たとえば、本書に登場する例で、食事中に相談してくる部下の場合を見てみましょう。
「他者中心」の意識だと、「すぐ目を通してくれって、なに? 私がいま食事をしてるのが見えないの」となるところを、「自分中心」に切り換えるだけで、「いま、食事をしたいんで、40分ぐらいしてからだったら、目を通すね」と穏便に済ませられる。
この考え方は、なかなか使えると思いました。
本書にはほかにも、怒りを消す方法や、過去の怒りを癒す方法が載っており、溜め込むタイプには、うってつけの内容です。
人間関係改善のヒントとして、ぜひ読んでみてください。
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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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「忘れたいのに、なかなか忘れられない」のは、こんなふうにあなたが“傷ついた場面”で自分の気持ちをごまかす癖がついているからです
相手がそれに応じた反応で“不快感”を示すと、あなたもまた、相手のその“不快な反応”をキャッチして傷つく、というふうに、「私と相手」の関係は常に相互作用なのです
もしあなたが「あのとき、ああしていれば、こうしていれば」モードになってしまっているとしたら、あなたの「イヤなことがなかなか忘れられない」症状は、かなり進行している
けれどもはっきり、言いましょう。仮にその過去に立ち戻って違った選択をしていても、状況はたいして変わらないでしょう。そして、結局は同じ言葉をつぶやいているでしょう。どうして違った選択をしても、変わらないと言えるのでしょうか。それは、あなたの言動パターンは、過去においても現在においても、また、未来においても変わらないからです
この上司がいなければ。この同僚さえいなければ。こんな親でさえなかったら。この人と結婚さえしていなければ。子どもさえ産んでいれば。逆に、この子どもさえいなかったら。この発想のどこがあなたを苦しめてしまうのでしょうか。それは、あなた自身が「いまを生きていない」ということです
どうして関係のない人に仕返しして快感を覚えるのか。それも、どこかに「私は我慢している。人の犠牲になって我慢している」という被害者的な意識が潜んでいるからでしょう
相談した相手の意見に従えば、その人のようになります。その人を観て、その人の生き方があなたの望む生き方と一致するなら、その人の意見を聞く価値はあります
争わずに言いたいことが言える人が一番強い
「こんなに協力してあげているのに。こんなに尽くしてあげているのに。こんなにやさしくしてあげているのに。こんなに面倒をみてやっているのに」などと、あなたが“してやっているのに”状態に陥っているとしたらなおさら、あなたは相手のためにやり過ぎています
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『「しつこい怒り」が消えてなくなる本』石原加受子・著 すばる舎
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/479910022X
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◆目次◆
第1章 イヤなことなのに、なぜか忘れられない
第2章 怒りが溜まるパターンにはまっていませんか?
第3章 イラ立ちのモト、「あの人」から自由になろう
第4章 これでどんな人ともうまくいく!会話ルール
第5章 さらにスッキリ!こんな怒りもすべて消える
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