2011年9月4日
『友達の数は何人? ダンバー数とつながりの進化心理学』 ロビン・ダンバー・著 Vol.2601
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【150人の秘密とは?】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4772695249
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150人。
これはひとりの人間が関係を結べる人数の限界で、ダンバー数と呼ばれています。
詳しい人口調査が行なわれた約20の部族社会では、氏族や村といった集団の平均人数は153人、組織でさぼりや病欠が増えるのは150人から、共和国時代の古代ローマ軍では、基本部隊である歩兵中隊はおよそ130人…。
どうやら、人間が作る組織の規模には限りがあるようで、本書ではそれを示す事例がたくさん登場します。
人的ネットワーク構築の成否が社会的評価や金銭的豊かさにつながることがわかった今、知っておくべき内容ではないでしょうか。
本書には、ほかにも「ネットワークは“三の倍数”で増える」という法則や、人は「触れ合い・笑い・音楽」で親密さを作るという話、男女が惹かれあうための法則など、コミュニケーションにかかわるさまざまな話が紹介されています。
土井は以前、『ザ・パワー』の表紙に関して、男性が「あやしい」ととらえるのに対し、女性が「キレイ」と答えるのに気づき、「ひょっとして男性と女性は色のとらえ方に違いがあるのではないか」と思ったものですが、本書にはその男女のメッセージを受け取る能力の違いについてもコメントがなされています。
※参考:『ザ・パワー』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4047916439
本に限らず、さまざまな商品のパッケージ、販促手段を企画する際には、ぜひ押さえておきたい内容だと思います。
組織の作り方、身内びいきの効用、男女の結びつきなどに関するさまざまな研究成果がまとめられており、ビジネスマンの雑学として、じつに興味深い。
軽い気持ちで読み始めると、思わずハマること、間違いなしです。
ぜひ読んでみてください。
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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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鳥類でも哺乳類でも、体格のわりに脳が大きい種はまずまちがいなく一雌一雄だ。反対にその他大勢の群れをつくり、乱交にはげむ種は脳が小さい
バリー・ケヴァーンをはじめとするケンブリッジ大学のグループが、ラットの遺伝子欠損の研究を行なったところ、母親由来の染色体を持たないラットは脳の新皮質が完全に発達せず、いっぽう父親由来の染色体を持たないラットは大脳辺縁系が発達しないことがわかった
脳の新皮質の大きさは集団内のメスの数に比例し、大脳辺縁系(情動反応を起こすところ)の大きさはオスの数に比例する
男は赤、青、緑という三原色で世界を見ているが(三色視)、女の三分の一は四つの基本色で見ているのだ(四色視)。四色視であれば、緑や赤の微妙な色調を区別できる
ひとりの人間が関係を結べるのは一五〇人まで
ハイテク素材ゴアテックスの製造・販売を行なってきたビル・ゴアは、世界で最も成功した企業経営者のひとりだ。ゴアテックスの生産量を増やすとき、彼は既存の製造設備を拡大するのではなく、工場を新設する道を選んだ。どれも従業員一五〇人程度の工場だ。それがゴアの成功の秘訣だったのではないかと私はにらんでいる。工場の規模をそこまでに抑えることで、組織内に序列関係を導入したり、管理部門をつくったりする手間を省いているのだ
ネットワークは“三の倍数”で増える
血縁かどうかを決めるのは、共通の祖先の有無ではない。むしろ未来の世代に対して共通の利害を持っているかどうかだ
大家族の子どもほど病気にかかりにくく、死ぬことも少ない
新曲を書くペースは結婚と同時にがっくり落ちるが、離婚や死別をして次のパートナー探しをはじめると、とたんに上がる。そして新しい人といっしょになると……またペースが落ちるのだ
女たちの会話は、もっぱら社会的ネットワークのためにある(中略)これに対して男の会話は自己宣伝が大きな目的だ
もてるのはリスクをとる男
青年犯罪者の累犯可能性を予測する最も確実なものさしは、刑期を終えたあとに長期的なパートナーを得たかどうかなのである。はっきり言ってしまえば、彼女のいない男の子は社会の脅威なのだ
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『友達の数は何人? ダンバー数とつながりの進化心理学』ロビン・ダンバー・著 インターシフト
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◆目次◆
PartI ヒトとヒトのつながり
第1章 貞節な脳(男と女)
第2章 ダンバー数(仲間同士)
第3章 親類や縁者の力(血縁)
第4章 ご先祖さまという亡霊(民族)
PartII つながりを生むもの
第5章 親密さの素(触れ合い・笑い・音楽)
第6章 うわさ話は毛づくろい(言葉・物語)
第7章 今夜、ひとり?(魅力)
第8章 エスキモーのあいさつ(キス・匂い・リスク)
第9章 ずるいあなた(婚姻)
PartIII 環境や人類とのつながり
第10章 進化の傷跡(肌の色・体質)
第11章 進化の邪魔をするやつはどいつだ?(進化と欲望)
第12章 さよなら、いとこたち(絶滅の罠)
第13章 こんなに近くてこんなに遠い(人類の起源)
第14章 ダーウィン戦争(進化と創造)
PartIV 文化・倫理・宗教とのつながり
第15章 人間ならではの心って?(志向意識水準)
第16章 カルチャークラブに入るには(文化)
第17章 脳にモラルはあるのか?(道徳)
第18章 進化が神を発見した(宗教)
第19章 頭を使って長生きしよう(健康・知性)
第20章 美しい科学(芸術)
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