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『全貌ウィキリークス』 マルセル・ローゼンバッハ、ホルガー・シュタルク・著 vol.2403


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【あなたのなかに「狂気」はあるか?】
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本日ご紹介する一冊は、厳密にはビジネス書ではないですが、ビジネスを起こすのに必要な「狂気」を学べる一冊。

アメリカはじめ、世界各国の政府を混乱に陥れた、話題の内部告発サイト「ウィキリークス」に関するノンフィクションです。

「情報をめぐる争いは、昔から権力をめぐる争いである。すべての近代国家は秘密を守り、それを保護するためにはいかなる労力も惜しまない。政府は閉じた扉の奥で外交を行い、軍は自分たちの兵力が敵に知られないように隠す」

ウィキリークスの活動は、まさにこの「権力」への挑戦だったわけですが、本書には、それを可能にした創始者、ジュリアン・アサンジという人物とそれを取り巻く人物、そして彼らが巻き起こした事件を、気鋭のジャーナリストが追った一冊。

ジュリアン・アサンジの風変わりな母と、母子を追い回した猟奇的な父、彼が居場所を見出したハッカーコミュニティの話、そして国家権力に挑戦するにいたるまでを、じつに軽妙な筆致で追っています。

ビジネスを成功させるには、ある意味金銭を超えた動機が必要となるものですが、本書はそれを描き出しているという点で、ビジネスマン必読の一冊です。

最近出て話題になっている『フェイスブック 若き天才の野望』と併せて読むと、面白いのではないでしょうか。

※参考:『フェイスブック 若き天才の野望』
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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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アサンジは自分の内部に分裂と対立をかかえている。人々から愛され、憎まれる。アサンジはすべてを捧げて使命に打ち込み、他のもの、たとえば自分自身に対してはまったく妥協がない

「人は政府の真の計画と行動様式を知っている場合にかぎり、その政府を支持しようと本気で決断することができる」(ウィキリークス立ち上げの際の文章)

「僕は、大物たちのもくろみを台なしにするのが大好きなんだ」

「パシフィック・アイランド」や他のフォーラムでは、アサンジは自分の本名、出身、家族を隠す理由を説明しなくてよかった(中略)父親の職業、そもそも父親がいるのかどうか、家族の資産などは問題にされない。この社会の通貨である「賞賛」は、新しいトリックや技に対して与えられる

当時から、彼はハッカーテクニックを利用して金儲けをする気はなかった。そもそも多くのハッカーが経済犯罪に手を染めるようになったのは、その頃出てきたクレジットカード詐欺がきっかけだったが、それにも興味はなかった。「舞台裏を見てみたい」というのが彼の動機だ

あらゆる圧制者のなかでもっとも強圧的なのは、自分たちの被害者の幸せに寄与していると勘違いしてこれを行う者だ(C・S・ルイスの文章)

ウィキリークスは、「血の叫び―超法規的殺害と誘拐」というタイトルで二〇〇八年一一月一日に文書を公開した。この書類によって、ウィキリークスは後日アムネスティ・インターナショナルから「ニューメディア」部門で賞を受けた。アサンジは二〇〇九年六月にロンドンで授賞式に臨んでいる。二人の人権活動家、キンガラとオウルはもはやそのニュースを知ることができなかった。彼らが白いメルセデスの中で殺された場所は、ケニア国会議事堂から約一キロしか離れていなかった。真実は時として命取りになる―それが二〇〇九年三月初旬に起きた事件の教訓であった

「最悪と言っていいかもしれん」とアサンジが答える。「『コラテラル・マーダー』の情報源が逮捕された」

ピューの調査によると、アフガニスタン戦争についての報道が公開後の週は三倍になったという

「ウィキリークスは私にとっても大事なものだし、今でも私はジュリアンの友だちだと思ってる」とヨンスドティルは言う。「親友というのは、顔が汚れていたら、汚れてるよって言ってあげられる人でしょう。ウィキリークスのスポークスマンはひとりだけじゃなくたっていいはず。たくさんいたっていいはずよ」

「誰でも人生は一度きりだ。だから僕たちはこの時代に、何か有意義で、満足できることをやってみるべきだ。ウィキリークスは僕にとって、そういうものなんだよ」

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『全貌ウィキリークス』マルセル・ローゼンバッハ、ホルガー・シュタルク・著 早川書房
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◆目次◆

第1章 「国家の敵」ウィキリークス
第2章 ジュリアン・アサンジとは誰か
第3章 ウィキリークス誕生
第4章 「コラテラル・マーダー」ビデオの公開、マニング上等兵の背信
第5章 大手メディアとの協働、アフガン戦争記録のリーク
第6章 内部崩壊の危機、イラク戦争日誌四〇万件公開の衝撃
第7章 世界が震えたアメリカ外交公電流出
第8章 包囲されたウィキリークス
第9章 ウィキリークスの未来、世界の未来

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