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『こう考えれば、うまくいく。』日垣隆・著 vol.2344


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【日垣流・年を重ねるごとに収入を上げる方法とは?】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4163736301
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本日の一冊は、ベストセラー『ラクをしないと成果は出ない』の著者であり、自身の有料メディアで稼ぎ続けるジャーナリスト、日垣隆さんによる待望の新刊。

※参考:『ラクをしないと成果は出ない』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4479302727

著者は最初、「あらゆる組織から干されても自由であり、かつ自立し続けられるよう」有料メディアを立ち上げたらしいですが、現在では堀江貴文か日垣隆かというくらい、ネットで稼ぐことに成功しています。

本書では、そんな日垣隆さんが、フリーランスのための働き方、仕事の選び方、ビジネスのやり方をズバリ提言。

文筆業で稼ぐ方、ネットビジネスで成功したい方にとっては、発想のヒントを得る、良いきっかけになるでしょう。

時給労働の終焉を指摘しつつ、ではどうやって知的生産の付加価値を高めるか、というところまで話が及んでいるので、かなり実践的な稼ぎ方のヒントとなるはずです。

「観客と締め切り」でやる気を出す方法や、ネットで売れる商品の3条件、プロの書き手の情報収集方法など、個人的にもかなり参考になりました。

ぜひ読んでみてください。

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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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はっきり言って、時給(的)労働に明るい未来はない。時給労働というのは代替性(誰がやっても同じ)を本質としており、そのような労働は、コンピュータや他国の安い労働力にとってかわられることが確実だからだ。さらにまた時間労働は、非常に理不尽なことに、ゆっくりやったほうが儲かる」という構造になっている

いわゆる優秀な働き手は、「早く結果を出す」「利益をたくさんもたらす」「効率を上げる」「自分にしかできない」ことの圧倒的優位性をよく知っている

フリーランスのライターで、よく原稿料をとりっぱぐれて落ち込んでいる人がいる。企業でも同じことなのだが、要するにこれは、先方の優先順位の高いほうに自分が入れなかった、という問題である

進歩や成功のために、観客と締め切りは実に効果的

本当は個性とは、二〇年間やり続けてこれ以上は変えられない、というような形式を言うのである

プロがアマチュアに「殺されて」いるのではない。新しいプロがダイナミックに台頭し、工夫なきプロが自壊しているだけなのである

創意工夫とは奇天烈のことではなく、実のところ、ばれないパクリ(応用)と新しい組み合わせ(編集)にほかならない

ネットでの売り買いが年率三〇%以上も伸びている分野は、安くて速いものと、安全で高級な品と、ネットでしか買えないものの、三つのジャンルである

タレントやライターは「新鮮味」や「集客力」が常に問われるという形で、本質的に流動的な職業なのである。こちら側が切羽詰まった状況にならない形でいい関係を築くためには、たくさんの会社と付き合っていくことが不可欠である

〇・〇〇〇一%(一〇〇万人に一人)の犯罪者のために、九九・九九九九%の一般利用者が不当な面倒を強いられている

情報は、「せいぜい賞味期限半年」の物ばかり集めても仕方がないのである。プロの物書きの端くれとして、私の場合ですら、資料代(各国の公文書館でしか複写できないものや、「そこ」にしかない一次資料など。書籍代も含む)はこの四半世紀、毎月一〇〇万円を
下ったことがない

自腹を切らずして「目利き」たりえず

人生はギャンブルなのだから、そのギャンブルとどうつきあっていくかを親が子に教えなければ、いったい誰が教えるのか

私が子どもたちに伝えたいのは、一発で「勝ち組になる」ことでは断じてない。できるだけ長く確実に小さな勝ちを積み重ねることの肝要さである

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『こう考えれば、うまくいく。』日垣隆・著 文藝春秋
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4163736301

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◆目次◆

I 心もリッチになる働き方
1.週休三日で成果を四倍上げる──と考える
2.売り買いは極上のエンタメだ──と考える
3.「国民のため」「客のため」は偽善だ──と考える
II 心もリッチになる情報力
4.情報はまだ全然足りていない──と省察する
5.自腹を切らずして「目利き」たりえず──と考える
6.正解でなく最適解で──人を評価する
III 心もリッチになる予測力
7.人生はギャンブルだ──と正しく認識する
8.占いは暗示による勇気づけ──程度に楽しむ
9.「書いて稼ぐ」をビジネスの基本だ─と考えてみる

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『生き残るメディア死ぬメディア』 まつもとあつし・著 vol.2343


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【出版、映像ビジネスはどうなる?】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4048702297
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本日の一冊は、メディア・ITの最新情報を提供し、好評を博しているアスキー新書の最新刊。

ジャーナリストであり、コンテンツプロデューサーのまつもとあつし氏が、出版・映像ビジネスのゆくえを、最新のデータと事例、さらにはボイジャー、ドワンゴ、GyaO、電子書籍「AiR」などへの取材をもとに、まとめています。

土井は、先日出演したJ-WAVE「Hello World」で、スタジオ風景が動画配信されていたのを見て、「もはやテレビとラジオの境界はなくなった」と感じました。

すべてのメディアの境界がなくなっていくこの流れは、もはや止められないのだと思います。

本書では、そんなIT戦国時代の動向を、さまざまな視点から論じた一冊。

現状の出版流通の問題点を指摘し、アマゾン、アップル、グーグル、シャープなど、さまざまなプレイヤーの「今」を、詳しくまとめています。

新聞やネットで公開されたニュースも多いため、勉強熱心な方には既知の情報もあるかもしれませんが、アップデートするにはいい内容だと思います。

出版ビジネスに参入したい方、電子書籍で情報発信したい方には、ぜひ読んでいただきたい一冊です。

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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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1955年代、テレビが登場して間もないころは、テレビは映画よりもずっと低い地位のメディアだった。当時、わが子がテレビ局に就職すると聞いた親は、なぜ映画会社やラジオ局に就職しないのか責めたという

ハードの優劣ではなく、プラットフォームを制する者が商取引を制する状況がいよいよ本格化した

一冊丸ごとの購入だけでなく、章や節といった単位での購入も可能になるのだ。これは書籍を文脈に沿ってインデックス化し、検索可能にするだけで容易に実現する。かつてiTunesはアルバム単位ではなく楽曲単位での購入を可能にしたことで、音楽の聴き方そのものを変えてしまった。それと同じ状況が書籍の世界にもやってこようとしているのだ

“本が売れなくて潰れた出版社”なんて聞いたことがない(「文化通信」編集長 星野渉氏)

ピーク時には9億4000万冊を超えていますが、これは全国民が1年間に10冊近く本を買っていたということ

書店はここ数年、ショッピングセンターへの出店が過熱していたのですが、2009年は一転、その動きが止まりました

2004年から2008年までは増床が減床を上回ってきたのですが、2009年にはこれが逆転した

日販をはじめとする取次が、「配本規制」を始めています。これによって、出版社はこれまでのように大量に新刊を流通させて売上げを確保するということが、難しくなるのです

世界の書籍のうち、20%がパブリックドメイン、70%が絶版と言われています。つまり残りの10%しか出版社は流通させていない

◆電子書籍の三原則
1.所有感があり同期されること
2.検索・引用可能であること
3.ソーシャルな読み方ができること

「何十万冊に及ぶライブラリー」というのも魅力のひとつだとは思いますが、私たちの強みはそこじゃないと感じているんです。「ここはラノベのこと、わかってるな」と言ってもらえる場所作りを目指したいなと(角川コンテンツゲート 安本洋一常務取締役)

これだけ視聴者のライフスタイルも多様化してくると、気分を推し量ることも難しいでしょうね。夜だからゆっくりしたいという人ばかりじゃなくて、夜からますます盛り上がってくる人もいる。だから時間帯というより、チャンネルがあるテーマで統一されて編成されていくという方向になっていくほうが、お客さんにとってもいいと思いますよ。いずれにしても、オンデマンドばかりでは、新たな発見がなくなってしまう(ドワンゴ 夏野剛氏)

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『生き残るメディア死ぬメディア』まつもとあつし・著 アスキー・メディアワークス
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4048702297

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◆目次◆

イントロダクション―目的を探して
Part1 利益を求めて―ザッポスへたどり着くまで
第1章 ただ、利益を追い求める日々
第2章 うまくいくこともあれば、いかないこともある
第3章 とにかく、あれこれやってみる
Part2 情熱をかけて―成長の設計図
第4章 自分の役割に集中する
第5章 成長へのプラットフォーム
―ブランド、企業文化、パイプライン
Part3 人生の目的にたどり着く
―幸せを届ける会社に
第6章 次のレベルへの進化
第7章 エンド・ゲーム
エピローグ ムーブメントに参加しよう

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『ザッポス伝説』トニー・シェイ・著 vol.2342


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【NYタイムズNo.1ベストセラー】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/447801373X
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本日の一冊は、あのアマゾンも認めたオンライン靴店、ザッポスの代表、トニー・シェイによる、待望の一冊。

1996年にリンクエクスチェンジを立ち上げ、マイクロソフトに2億6500万ドルで売却、2009年にはザッポスをアマゾンに12億ドルで売却した稀代の起業家。

ツイッターでは、事業経営者でナンバーワンのフォロワー数を誇る著者が、その半生と事業哲学、成功の秘訣を語った、起業家必読の一冊です。

ザッポスのビジネスについては、以前ご紹介した『ザッポスの奇跡』に詳しいですが、こちらはトニー・シェイのビジネス思想や現場のエピソードが入っている分、読み応えがあります。

※参考:『ザッポスの奇跡』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4331515052

ミミズの養殖ビジネスで失敗した話、バッジ販売で儲けた話、そして大学時代にたしなんだポーカーから学んだビジネスの教訓…。

なかでも著者はポーカーからビジネスの多くを学んでおり、ここだけでも本書を買って読む価値があります。

一見、順風満帆のように見えるザッポスのビジネスですが、資金繰りのために個人の不動産を売却したり、レイオフをしたり、さまざまなことがあったことがうかがえます。

ビジネスにおいて一番難しいのは、理論的にやるべきことを守り、そのためのリスクを厭わないことですが、本書には、著者らがどうやって恐怖を乗り越えたか、顧客中心主義を貫けたか、その軌跡が書かれています。

刺激あふれる起業物語として、また経営者の事業拡大の教科書として、ぜひ読んでおきたい一冊です。

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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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最初、彼らは君を無視してくる。次は笑い物にする。それから挑んでくる。そして君は勝つのだ(マハトマ・ガンジー)

私にとってお金とは、歳を取ってから何でもしたいことができる自由が与えられることを意味していたので、私はいつもお金を稼ぐことを夢見ていました。いつか自分の会社を経営するというアイデアも、創造性を発揮でき、いずれは自分の望むような人生を送れることを意味していました

数年後、私たちは広告を出すのをやめ、(バッジ販売の)ビジネスをたたみました。父が香港に栄転となり、母とデイビッドを一緒に連れていくことにしたからです。ビジネスを引き継いでもらえる兄弟はもういませんでした。今振り返ってみると、後継者についてもっと考えておくべきでした

どうやって顧客から注文を取るのか、私たちには作戦がありました。まず、ウェブサイトを無料で制作すると地元の商工会議所にアプローチします。次に、(一銭ももらっていないとは言わずに)商工会議所が顧客だと地元企業に話し、できるだけたくさんの地元企業と契約を結べば、お金はすぐにも転がり込んでくるという考えでした

交渉事で一番強い立場に立つには、結果を気にせず、また途中で手を引くことを恐れないことだと、どこかで読んだことがありました

大きな金額には人の本性をあらわにする不思議な作用があります

素晴らしいアイデアに思えたのは、みんながやらない理由がわかるまででした。簡単にいくことではなかったのです。靴業界は非常に細分化しているうえ、テクノロジーに強くありませんでした。しかし、もしばらばらに存在している靴店をネットワーク化する方法が見つかれば、この問題の解決策になりえます

◆ポーカー経営学 ※一部紹介
・着くテーブルを選ぶのは、自分で決められる最も重要なこと
・勝ったゲーム数の多い人が最終的に一番多く儲けるわけではない
・リスクが最小のものでなく、期待値が大きいものを選ぶ

よく知らない業界、なんら自分のコントロールも影響力も及ばない企業、知らない人や信用できない人に投資するのは間違ったこと

私たちは、自分たちのコア・コンピテンシーを決してアウトソースしてはならないということを学んだのです。オンライン小売企業として、最初から倉庫業務を自分たちの中核として考えるべきでした

当時、売上げの約七五%は在庫商品からでした。在庫を持つ決断をしなかったら、二〇〇二年の商品総売上高は三二〇〇万ドルではなく、八〇〇万ドルだったことでしょう

今日でさえ、ブランド、カルチャー、パイプラインだけが、結局自分たちが長期的に持つ競争優位性であると私たちは信じています

ある調査研究によると、「社員に職場で自由に毒づかせると、社員にも会社にもプラスになる」そうです

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『ザッポス伝説』トニー・シェイ・著 ダイヤモンド社
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/447801373X

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◆目次◆

イントロダクション―目的を探して
Part1 利益を求めて―ザッポスへたどり着くまで
第1章 ただ、利益を追い求める日々
第2章 うまくいくこともあれば、いかないこともある
第3章 とにかく、あれこれやってみる
Part2 情熱をかけて―成長の設計図
第4章 自分の役割に集中する
第5章 成長へのプラットフォーム
―ブランド、企業文化、パイプライン
Part3 人生の目的にたどり着く
―幸せを届ける会社に
第6章 次のレベルへの進化
第7章 エンド・ゲーム
エピローグ ムーブメントに参加しよう

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『やずやの秘密』栢野克己・著 vol.2341


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【通販のやずや、創業者夫婦が初めて語る】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4766784847
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土井の新刊は、『20代で人生の年収は9割決まる』というタイトルですが、「9割」ということは、残りの1割が存在します。

※参考:『20代で人生の年収は9割決まる』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4479793070

20代では決まらない、つまり30代でも40代でも大逆転できる方法とは何か。そう、それが「起業」です。

本書は、44歳から人生が好転し、いまや400億円の一大ビジネスを築いた、やずや創業者夫妻の起業ストーリー。

自身、ダメ人生を44歳で逆転したという、経営コンサルタント・講演家の栢野克己さんが、ライターとしてまとめています。

やずやのマーケティングのしくみについては、『社長が知らない秘密の仕組み』が詳しいですが、こちらはどちらかというと、起業家が会社を大きくするための心構えとヒント。

※参考:『社長が知らない 秘密の仕組み』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4828414541

創業者の故・矢頭宣男、後継者で妻の矢頭美世子両氏がそれぞれの立場で語っているので、夫婦経営について知りたい方にとっては、いい教科書になるでしょう。

肉声を生かそうとするあまり、文章が読みにくくなってしまったのは残念ですが、利益から逆算する経営計画のやり方、通販ビジネス成功の秘訣、成功する起業家の妻選びという点では、じつに参考になりました。

日々経営の現場で苦しむ起業家にとっては、成長のヒントを得る、いいきっかけとなるでしょう。

ぜひ読んでみてください。

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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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『やずや』の成功は戦略・戦術以外が八割しめる

<人間、生まれたときに天から一通の手紙を受け取っていると。それには、その人の、人生の生き方を書いておる>(矢頭宣男)

<私もどっちかというと平凡なのが好きではなかったから、貧乏で、本当に貧乏だったけど、語っているときが楽しい。夢を聴くのが楽しかった>(矢頭美世子)

◆脱サラして成功するコツ
1.家内が応援してくれることが条件
2.サラリーマンの二倍働けるか
3.商品に惚れていること

<まとめ売りしませんでした。業界で普通、大体三ヶ月分売るところを、「一ヶ月分でいいです」と。そして二回、三回とリピートでご注文頂いて……>(矢頭宣男)

<自分がエライっと思って構えてしまうと、誰も教えてくれない>(矢頭宣男)

<焦っているときというのは、私の体験から言わせていただければ、大体、何をしても当たりません。つい儲けの大きい方、ホントにいかがわしい商品、これを売ったら八割儲かる九割儲かるという商品につい、気持ちが移っていきました>(矢頭宣男)

<人間というのは、組織の中で幸せになるタイプと、私みたいにはじき飛ばされて自分でやるのと、組織型人間、非組織型人間、二種類あると思う。で今、私のところでも組織型人間が応援してくれないと、いわば社長の夢を一生懸命に応援してくれる人がいるから、私が生かされているわけですよね。それがサラリーマン当時、わからなかった>(矢頭宣男)

<長谷川さん(キューサイの長谷川社長)から言われたのは、「人間はカタチから入れ」と。そのうちそのうちでは絶対出来ない。最初に箱つくってしまったら、頑張らないとどうしようもないですね>(矢頭美世子)

<同業でも行って、頭を下げて、裸になって、「これで苦労してる、困っている」とかいえば、競合してない部分は教えてくれますね>(矢頭宣男)

<深く穴を掘れ。穴の直径は自然に広がる>(矢頭宣男)

いつの時代も、大手一流がバカにする三流や怪しい業界、ベンチャーにチャンスがあります

<私の人生の目的は矢頭宣男を男にすること>(矢頭美世子)

産地・素材・製法がいい加減なら、やはり広告や電話応対でもパワー出ませんね。だからこそ矢頭さんは、本物の商品探しに命を賭けていました

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『やずやの秘密』栢野克己・著 経済界
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4766784847

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◆目次◆

Part1 実録スクープ! 矢頭宣男の独白
「ここまで教えるつもりはなかった……」
Part2 初公開! 矢頭宣男講演録
「深く穴を掘れ。穴の直径は自然に広がる」
Part3 矢頭美世子 現・会長が初めて語る
Part4 矢頭宣男に学んだ人たち
Part5 矢頭宣男に学ぶ人生逆転の秘訣

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『騙されないための世界経済入門』中原圭介・著 vol.2340


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【2011年の世界経済を大胆予測!】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4894514214
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本日の一冊は、その予測的中率の高さで知られる人気エコノミスト、中原圭介さんによる注目の新刊。

現在、株価が好調なアメリカ経済が2011年、どうなるのか? 中国経済は今後どうなっていくのか? 世界経済の行方をわかりやすく説明した一冊です。

シティグループやゴールドマン・サックスなど、金融機関が軒並み好調な決算を発表するなか、あたかも去ったかのように見える米国の危機の本質を、データをもとに冷静に論じています。

著者いわく、「金融機関の業績回復は、単に民間の赤字が政府へ移転された結果にすぎない」。

アメリカは財政赤字があまりにひどく、一時期盛り上がった「環境経済」は一時棚上げ、それよりも「財政再建」が急務になっているようです。

この財政再建によって景気は悪くなることが予想されており、著者によれば、来年以降も本質的な景気回復は難しいとのこと。

また、欧州においても、将来の不安から貯蓄に励む国民が景気の停滞を招く、とのこと。

成熟して内需が拡大した経済の本質的問題を見た気がしました。

歴史、原理原則から未来を予測する著者の手法は、相変わらず健在。

今後のアメリカ経済、欧州経済、中国経済の見通しが知りたい、という方は、ぜひ読んでみてください。

中原圭介さんと土井が、予測力と投資について語ったセミナーCDもありますので、こちらもぜひチェックしてみてください。

※【CD】ビジネスマンのための投資基礎講座
─伸びるビジネスはこうやって見極める─
http://eliesbook.co.jp/archives/346

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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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金融機関の業績回復は、単に民間の赤字が政府へ移転された結果にすぎない

米連邦準備理事会(FRB)がゼロ金利政策と金融緩和によって市中にマネーをあふれさせたことも、金融機関の不良資産処理を後押ししました

オバマ政権が誕生した2009年以降の財政赤字の伸びがいかに急激であるか

テーマは「環境経済」から「財政再建」へ

需要を先食いしてきた反動は、先進国を中心に、今後は世界中でよりいっそう深刻化していくのは間違いない

米国が財政赤字の膨張を放置すれば、欧州の財政再建との比較から米国債が大きく売り込まれる可能性が高まってしまう

今後は新興国を中心に、ドル買い自国通貨売りの為替介入が進み、ドル安を押し戻す動きが強まる

2011年以降には米国の住宅価格は再度下落に転じ、景気も冷え込む可能性が高い

「経済の本質」から言って、物価が上がらない最大の原因は、労働者の賃金が上がらないところにあります

経済の本質では、財政再建を進めれば、景気は悪くなります

政府によるお金のバラまきは、万能な景気対策ではありません

景気を回復させるには、やはり雇用の拡大と賃金の継続的な上昇の2つが必要不可欠

以前なら知らなくてもよかった情報が入って来ることで、悪いことはさらに悪く、恐ろしいことはさらに恐ろしく、悲しいことはさらに悲しく感じられるようになっていきます

2010年のEUの失業率は10%前後と高止まりが続いていますが、25歳以下の若年層になると2倍超の20%台に跳ね上がります

ユーロ安が進めば、ドイツやフランスなどの経常黒字国だけがそのメリットを受けて、経常赤字国はかえって競争力を低下させてしまいます

ユーロ圏が抱える構造上の問題は、ECBによって金融政策は統一されているのに、財政政策は国によってバラバラだということ

仮に(中国が)GDP比で個人消費の割合が60%を占めるようになったら、リーマンショック後に行ったような大規模な景気刺激策を打ったとしても、同じような景気回復を期待できなくなる

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『騙されないための世界経済入門』中原圭介・著 フォレスト出版

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◆目次◆

第1章 米国経済のゆくえ

第2章 米国経済のゆくえ

第3章 欧州経済のゆくえ
第4章 中国経済のゆくえ
第5章 世界経済のゆくえ
おわりに 日本経済が生き残る道はあるか?
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『日本語 語感の辞典』中村明・著 岩波書店 vol.2339


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【これは新しい!書き手は必携の辞典】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4000803131
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通常、読書といえば通読するのが快感なものですが、なかには、いつまでも眺めていることで楽しめる本も存在します。

それは、図鑑やカタログ、辞書といった本。

何度読んでも、新しい発見があり、知的好奇心を刺激し続ける、たまにはそんな読書もいいものです。

そんなコンセプトで最近注目しているのが、本日ご紹介する、岩波書店の『日本語 語感の辞典』。

言葉が表す感触や意味、用法などの微妙な違い(ニュアンス)を事細かに書き、それらが用いられている文学作品についても言及しています。

たとえば、夜が明けきらずまだ薄暗い時刻をさす<あさまだき【朝まだき】>という言葉。

解説はこんな感じになっています。

<夜が明けきらずまだ薄暗い時刻をさす、古語的な和風表現。国木田独歩の『武蔵野』に「―霧の晴れぬ間に家を出て野を歩み林を訪う」とある>

通常の辞書を読んでいても、いざ文章を書くのに使おうとすると、ニュアンスが気になるもの。

花が咲くようすを表現する場合でも、「さきこぼれる」と「さきみだれる」ではどちらがふさわしいのか、など、思い悩むことが多いと思います。

本書は、そんな書き手のために作られた、ニュアンスの辞典。

普段使っている日本語にも、新たな要素を発見できる、知的刺激あふれる一冊です。

ぜひ読んでみてください。

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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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あさまだき【朝まだき】
夜が明けきらずまだ薄暗い時刻をさす、古語的な和風表現。国木田独歩の『武蔵野』に「―霧の晴れぬ間に家を出て野を歩み林を訪う」とある

うける【享ける】
「受ける」のうち、授かる意を明確にしたい場合に文章で特に書き分ける表記

うたかた【泡沫】
水の上の泡、また、「泡」のように消えやすく「はかない」の意の詩的な雰囲気を持つ古語的表現

えきか【腋窩】
「腋の下」の意で、主に文章中に用いる硬い漢語。<―をさらす>三島由紀夫の『仮面の告白』に「―のくびれからはみだした黒い叢が、日差をうけて金いろに縮れて光った」とある

えんえん【蜿蜒】
列がうねりながら長々と続く意で、改まった会話や文章に用いられる硬い感じの漢語

おこうこ【お香香】
「香の物」の丁寧な言い方

かっぱらう【掻っ払う】
「掻き払う」の転。横になぎ払う、他人の物を奪い取る意の、俗っぽい口頭語

くれがた【暮れ方】
日が暮れる頃をさし、会話でも文章でも使われる、やや古い感じの和語

ごうこく【号哭】
声を上げて激しく泣く意で、主に文章に用いられる硬い漢語

しょうぜん【悄然】
元気をなくしてしおれきっている意で、主に文章中に用いられる漢語。<―とうなだれた姿><夢破れ―と立ち去る>長与善郎の『青銅の基督』に「滅入り込んで行く胸の暗さを抱いて―としな垂れた」とある

すけ 婦女子、特に若い女を意味する古めかしい隠語。もと盗人などの社会で用いた隠語「なごすけ」の略

そらぞらしい【空空しい】
わざとらしくて本心でないとすぐわかる意で、やや改まった会話や文章に用いられる和語

チップ
「心付け」の意で、会話にも文章にも使われる外来語。<ボーイに―を渡す>元来は西洋の習慣で相手のサービスに対する少額の礼金の意で、心理的に「心付け」より若干義務的な感じになる。現在では伝統的な「心付け」に代わってよく用いられる

はくちゅう【伯仲】
互いに似ていて優劣の差がほとんどない意で、やや改まった会話や文章に用いられる漢語。<実力が―している>「伯」は長兄、「仲」は次兄の意。通常、ともに優れている場合に用いる

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『日本語 語感の辞典』中村明・著 岩波書店
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4000803131

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◆目次◆

※辞書なので目次はありません

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『Facebookをビジネスに使う本』熊坂仁美・著 vol.2338


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【無料で集客する最強ツール?】
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約半年前から日本でも普及し始めた世界最大のSNS「Facebook」。

本日ご紹介する一冊は、そのFacebook上でソーシャルメディア研究所を展開し、クライアントにFacebookをビジネスに生かす方法を指
南している著者が、そのノウハウをまとめた一冊。

<ビジネスで使うなら「ファンページ」>ということで、どうやってファンページを作るのか、どうやって発展させればいいか、具体的なやり方と企業事例を紹介しています。

土井もかなり以前からFacebookを使っていますが、ここまで詳しい使い方は知りませんでした。

企業や商品のファンページを作りたい方は、ぜひ押さえておくといいと思います。

そして何より参考になるのは、アメリカや日本の成功事例。

まだまだ日本のFacebookユーザーは200万人に満たないため、紹介されている事例も「大成功」とまではいかないものばかりですが、
その試行錯誤のようすは、今後Facebookが急速に普及した場合、押さえておいて損はないと思います。

日本ではTwitterばかりが重宝されますが、アメリカではTwitterもFacebookも併用するのが当たり前。

本書では、このTwitterとFacebookに同時投稿する方法も紹介されているので、ぜひチェックしてみてください。

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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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投稿記事は、友達のニュースフィード(ツイッターでいう「タイムライン」)に表示され、それを見た友達は二つの方法でコミュニケーションすることができる。「コメント」と「いいね!」である

かくして人気のあるコンテンツは、さらにたくさんの人に知られるようになり、ますます「いいね!」が増えていくのである

◆ソーシャルプラグイン
これは言ってみれば、「一般のホームページの中にフェイスブックの一部をはめ込み、『フェイスブック出張所』にしてしまう」というもの。導入のやり方も簡単で、フェイスブックで自動発行されるコードを貼るだけだ

フェイスブックは現在、世界最大のソーシャルグラフの保有企業

◆ターゲティング広告
フェイスブック内でのユーザーの経歴や関心をもとに、広告主が指定した条件に合致したユーザーに表示される

ファンページには、「インサイト」という分析ツールがついている。ファン数の推移、属性分析、インタラクション(投稿数、「いいね!」やコメントの数)など、ファンページの管理やコンテンツを提供していくうえでの指標となる数値が細かく表示される

◆パパジョンズ・ピザの「ピザ・チャレンジ ?あなたオリジナルのピザを作ろう」
優勝者のピザは実際に商品として店舗で販売される。販売期間中の売上げの1%をもらえるほか、一生ピザ無料、テレビCMにゲスト出演する権利など、魅力的な特典につられ、なんと2万件以上の応募があったという

ローカルビジネス型のファンページを運営するうえで、イベントを開催することは大きなメリットがある。イベント前、イベント当日、イベント後と、ファンにアプローチするチャンスが3回あるからだ

写真1枚アップするだけで、新着物件情報をファン全員に伝えることができる

商品点数は、たくさんあるより厳選した数点のほうがファンページでは効果的

友達がたくさん「いいね!」と言っている商品、もしくは、この人はおしゃれだなと思っている人が「いいね!」と言った商品は思わず買いたくなってしまうだろう

アクセスされない、記事に「いいね!」やコメントがつかないファンページは、ファンのニュースフィード(ハイライト)に表示されない

フェイスブックのファンページでは、「Static FBML」というアプリケーションを使うと、HTMLがほぼ使える

筆者が使っているHootSuiteというツイッターアプリは、マルチアカウント対応で、一つの投稿を、ツイッター、フェイスブック個人ページ、ファンページに同時に送ることができて便利

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『Facebookをビジネスに使う本』熊坂仁美・著 ダイヤモンド社
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4478015147

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◆目次◆

PART1 フェイスブックとは何か、どんな使い方をするのか?
PART2 5年で年商を15倍にした会社はフェイスブックをどう使っているのか
PART3 15社の事例に学ぼう!フェイスブックのすごい活用法
PART4 ファン4000人を集めてわかった「ファンページ運営のコツ」
PART5 いよいよ開始!ファンページ作成七つのステップ
PART6 お金をかけずにファンを増やす!三つの賢い方法
PART7 フェイスブックでビジネス拡大を狙うなら
「ターゲティング広告」を活用する
PART8 フェイスブックをホームページのようにカスタマイズする方法

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『プレゼンはテレビに学べ!』 天野暢子・著 vol.2337


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【1000万人の心をつかむテレビのプレゼン技術】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4887598548
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池上彰さんの『わかりやすく〈伝える〉技術』や、『ジャパネットからなぜ買いたくなるのか?』を読んだ人なら、テレビにおける表現の奥深さに気づいたことと思います。

土井も最近、テレビ番組にいくつか出させていただいて、テレビがわかりやすく伝えるために、どれほど腐心しているか、わかるようになりました。

※参考:『わかりやすく〈伝える〉技術』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4062880032

※参考:『ジャパネットからなぜ買いたくなるのか?』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4822248267

本日の一冊は、民法キー局でニュースや情報番組の校閲、テロップ・フリップ制作監修などを担当し、テレビ業界の演出ノウハウに詳しい著者が、そのノウハウをまとめた一冊。

「日本三景」「世界三大夜景」といった覚えやすい言葉、「人件費2割削減!」などのプレゼンで有効な表現、買わせるためにリミットを伝える常套手段…。

テレビ番組で使われているさまざまなスキルがまとめられているので、これ一冊で、自社のプレゼンを大幅に見直すことが可能です。

ほかにも、タイトル付けの極意、声の出し方と効果、「密着」「舞台裏」「全部見せます」で共感を集める手法など、見逃せない技術が満載。

プレゼン上手になりたい人、販促のやり方を学びたい人は、ぜひ読んでみてください。

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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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たとえば人件費が大幅に削減できるシステムの紹介ならば、「これからご紹介するのは、人件費が2割削減できる旅費精算システムです」と説明しましょう。さらにスライドや配布資料では、トップページに次のように表示します。「人件費2割削減! 最新旅費精算システム○○○○○(製品名)」

日本三景、世界三大夜景、三高、三冠王といった決まり文句も、3点セットだからこそ、頭に残りやすいのです

アンケート結果などトップ10のランキングをテレビ番組で紹介する場合も、10位から4位までを足早に伝えたあとに、3位、2位、1位だけをじっくり紹介するのが常です

通信販売の番組なら「今日の夜8時まで受けつけています」と、リミットを伝えるのも常套手段です。8時という数字が入ることで、「買うのはまた今度でいいか」と考えていた人が、「今買う」ことになるのです

紹介するのが自分の会社なら表紙にあたる最初のスライドに社屋の写真やロゴマークを入れる、商品を説明するならその写真をトップ画面に持ってくる。最初にビジュアルを見せれば、そのあとに続く口頭説明は補足程度で十分になるのです

◆テレビ局でタイトルをつけるときのポイント
1.タイトルだけで、番組内容がイメージできる
2.タイトルだけで、誰が出ている番組かが分かる

「視聴者がチャンネルを合わせるための判断材料を確実に伝えること」が、タイトルをつけるときのポイント

「朝ズバッ!」も声に出して読んでみたら、「あさずば」ですが、漢字やカタカナに加え、記号や促音を使うことで、ビジュアルとして目に飛び込んでくる文字の勢いが急上昇します

◆声の出し方と効果
1.スピード……ゆっくりなら信頼される。早口なら勢いが出る
2.声の高さ……低いと安定感が出る。高いと元気の良さが伝わる
3.言葉づかい……ていねいなら信用が得られる。カジュアルなら
親しみが得られる

コミュニケーションにおいて名前で呼びかけることは、相手を巻き込んで味方につける第一歩

「テーマカラー」を持てば、どんなときでも思い起こしてもらえる

「密着」「舞台裏」「全部見せます」で共感を集める

数年前に人気を集めたスポーツ特番「30人31脚」(テレビ朝日)も、大会本番が盛り上がるのは、参加小学校に密着取材した特訓過程を撮影して放送するからです

◆テレビに視聴者を引きつけるためのご利益
「お得感」「意外感」「期待感」

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『プレゼンはテレビに学べ!』天野暢子・著 ディスカヴァー・トゥエンティワン
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4887598548

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◆目次◆

1章 テレビに学ぶ「伝える技術」5つの原則
2章 テレビに学ぶ 1000万人に伝わる「話し方」「見せ方」のワザ
3章 テレビに学ぶ 1000万人に伝わる「演出」のワザ

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『野村の実践「論語」』野村克也・著 vol.2336


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【野村克也が教える、リーダーのための論語】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4093881510
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本日の一冊は、ヤクルトを三度日本一に導いた名将、野村克也氏が、論語の教えと絡めて、自身のマネジメント哲学を語った一冊。

「野村の言葉」「論語」「通解」「本文」の4つのパートに大きく分かれており、論語を読みながら、マネジメントの要諦を学ぶことができます。

本書は、もともと野村さんが論語読みだったことから生まれているわけではなく、周囲の方に、「監督の口にされることが、ずいぶん『論語』に重なるんですよ」と言われたのがきっかけだとか。

実際、著者がじっくりと論語を読んでみたところ、確かに考え方の重なる部分があったらしく、それが理由で本書の出版と相成ったようです。

読んでみると、これまでの著書に書かれていた主張と重なるものも多く、相変わらずの野村節だったりするのですが、人を生かすための著者の考え方は、リーダーであれば、学んでおいて損はないでしょう。

ちなみに、個人的に気になったのは、以下の3つ。

・本当にいいチームをつくろうと思えば、「中心選手」が必要となる
・管理する者は、絶対に結果論で部下を叱ってはいけない
・「人を育てるということは、自信をつけさせる」ということだ

出版はとかく結果で評価される世界ですから、ついつい自分も部下にそんな態度をとってしまうのですが、真に人を生かそうと思えば、それは改められなければならないと、痛感しました。

30代半ばを過ぎ、指導者の立場に立ったなら、ぜひ読んで参考にしたい一冊です。

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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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人間は他人の評価で生きている

本当にいいチームをつくろうと思えば、「中心選手」が必要となる。そして、それは野手のなかから現れるのが理想だ。どんなにすばらしいピッチャーがいても、登板するのはせいぜい一週間に一回だ。それではシーズンを通しての“中心”とはなりえない。やはり、常に試合に出ている野手のなかから「中心選手」を育てていくべきなのだ

自己評価なんて、自己愛に満ち満ちたもので百害あって一利なしだ

子曰わく、君子は義に喩(さと)り、小人は利に喩(さと)る

管理する者は、絶対に結果論で部下を叱ってはいけない

人生の本当の価値は金や名誉を超えたところにある

子曰わく、これを知る者は、これを好む者に如かず。これを好む者は、これを楽しむ者に如かず

人間的成長なくして技術的進歩はない

子曰わく、知者は惑わず、仁者は憂えず、勇者は懼れず

私の好きな言葉に「小事が大事を生む」というのがある。いきなり大きいことを目指すのではなく、小さい事柄を積み重ねてこそ大きな目標が達成できるという意味だ

明確な目的意識をもち、現状と目標の「差」を認識し、克服するために頭をふりしぼれる者だけが一流選手として生き残っていく

依頼心が強すぎると、人間の思考力は著しく衰える。思考が止まれば進歩も止まる

「人間は他者との差や違いで勝負する存在」なのだから、よほど意識していなければ気がつかないような“小事、細事”にまで神経を行き届かせ、その積み重ねによって自己を確立するべきなのである

監督にとって、選手に優越感や優位性をもたせることは重要な役割

人間は無視・賞賛・非難という段階で試されている

「人を育てるということは、自信をつけさせる」ということだ

甘い自己評価は、満足、妥協、限定という「三大タブー」を引き起こす元凶であり、百害あって一利もない。そもそも評価とは常に変化していく「生き物」のようなものである。自分が気づかないうちにどんどん変わっていく。そのつど他人から下されて初めて意味をもつものである

人生とは、文字どおり「人に生かされ、人を生かす」ことだ。それができて初めて、「人として生まれ、人として生きていく」ことができる

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『野村の実践「論語」』野村克也・著 小学館
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4093881510

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◆目次◆

まえがき 「阪神の謎」
第一章 絶え間なき自己研鑽が人間力を育てていく
第二章 リーダーとしての力を身につけよう
第三章 自分を導く本物の師の見つけ方
第四章 礼節を知り、徳を磨く生き方を学ぼう
第五章 逆境にも負けない強い組織をつくる知恵
あとがきに代えて 「孔子の生涯」

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『世界経済を破綻させる23の嘘』ハジュン・チャン・著 vol.2335


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【ノーベル賞に最も近い経済学者、衝撃の提言】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4198630682
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「知性とは、疑うこと」。これは、何の分野にせよ、学習者には常に求められることではないでしょうか。

本日の一冊は、経済学の未開拓分野を切りひらいた者に与えられる「レオンチェフ賞」を41歳で受賞し、現在「ノーベル賞に最も近い経済学者」と目される著者が、世界経済の通説を覆した一冊。

市場は自由でないといけない、企業は株主の利益を第一に考えて経営されなければいけない、インターネットは世界を根本的に変えた、世界は脱工業化社会に突入した、マイクロクレジットで貧しい国の人々は救われた、教育こそ繁栄の鍵…。

いずれも、ここ十数年、まことしやかに語られてきた主張で、なかにはノーベル賞を受賞した理論、主張も含まれています。

本書では、これらの主張を真っ向から疑い、マクロ統計などを用いながら、検証。

これまで信じられてきた多くの主張を斥け、真に取るべき政策とは何か、企業経営はどうあるべきか、重要な示唆を与えてくれます。

ここに一例を挙げるだけでも、本書を読むべき理由がわかるのではないでしょうか。

・自由市場政策はほとんどの国で経済成長の減速、貧富の差の拡大 をもたらしたが、それを信用拡大が覆い隠してしまった
・株主の利益を最優先する企業は発展しない
・インターネット革命の影響は、洗濯機以下
・生産性向上のスピードが遅いサービス部門のほうが優勢になった
経済では、全体の生産性向上のスピードも落ちてしまう
・マイクロクレジットの問題点がどんどん明らかになってきている

通常、こうした経済本は、単なる教養と捉えられがちですが、本書は、すべてのリーダーが読むべき実践の書だと思います。

なぜインターネット革命が進行中なのにわれわれは豊かになれないのか、なぜ産業のサービスによって先進国が豊かになれないのか、社会起業家の活動が理想に終わってしまうのか。

本書には、その答えのすべてが書かれています。

ぜひ読んでみてください。

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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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政府はつねに介入しているのであり、自由市場主義者にだって誰にも負けないほどの政治的動機がある

専門経営者と株主の同盟、実は会社の他の利害関係者からしぼりとった金によって成立していたのであり、“邪悪な同盟”と呼ぶにふ
さわしいものだった

富める国と貧しい国で賃金格差が生じる最大の理由は、個人の生産性のちがいではなく、移民を抑える政策のせいである。もし誰もが自由に移民できる状況なら、富める国の労働者のほとんどが、たぶん、いや、きっと、貧しい国の人々に取って代わられることだろう。要するに、賃金はおもに政治的に決定されるものなのである

インターネット革命は(少なくともいまのところ)、洗濯機をはじめとする家電製品が起こしたほど大きな経済的・社会的変化をもたらしていない

人間を最悪と設定してしまうと、最悪の結果しか得られない

インフレ抑制政策をやりすぎると、投資が減り、それによって経済成長も削がれる

わずかな例外をのぞけば、イギリスやアメリカをも含めた富裕国のすべてが、保護貿易、補助金などを組み合わせた政策によって富を手に入れた

アウトソーシングされたとたん、それはサービスに分類され、サービスの生産量が実際には増えていないのに統計上増えてしまう

生産性向上のスピードが遅いサービス部門のほうが優勢になった経済では、全体の生産性向上のスピードも落ちてしまう

なぜ、国がちがうと同額で買えるもの(購買力)がこれほど違ってしまうのか? それは基本的には、市場為替レートがおおむね貿易財・サービスの需給によって決まるのに対し、購買力のほうは輸出入されるものだけでなく、その国のすべての財・サービスの価格によって決まるからである

今日のような景気停滞時には、富を下方へと流すことが景気を押し上げる最良の方法となる。貧しい人々のほうが、消費へまわす所得の割合が高いからである

貧しい国を貧しくしているのは、個人レベルでの起業家精神の欠如ではなく、生産技術や発達した社会組織(とくに現代的企業)の欠如のせいである。マイクロクレジットの問題点がどんどん明らかになってきているのも、個人レベルでの起業家精神の限界を示している

富裕国では、高等教育へのこだわりすぎが緩和されないといけない。このこだわりすぎで不健全な学位インフレが発生し、多くの国で高等教育への過剰投資がおこなわれることになるからだ

車を高速で運転できるのは、ブレーキがあるからである(中略)失業のリスクがあったり、ときどきスキルの学び直しが必要になったりしても、それで生活が破壊されないとわかっていれば、人々はそうしたことを受け入れることをいとわない。だからこそ、大きな政府は人々を変化にたいして前向きにさせることができ、それによって経済を活性化させられるのである

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『世界経済を破綻させる23の嘘』ハジュン・チャン・著 徳間書店
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4198630682

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◆目次◆

はじめに 経済の「常識」を疑ってみよう
第1の嘘 市場は自由でないといけない
第2の嘘 株主の利益を第一に考えて企業経営せよ
第3の嘘 市場経済では誰もが能力に見合う賃金をもらえる
第4の嘘 インターネットは世界を根本的に変えた
第5の嘘 市場がうまく動くのは人間が最悪(利己的)だからだ
第6の嘘 インフレを抑えれば経済は安定し、成長する
第7の嘘 途上国は自由市場・自由貿易によって富み栄える
第8の嘘 資本にはもはや国籍はない
第9の嘘 世界は脱工業化時代に突入した
第10の嘘 アメリカの生活水準は世界一である
第11の嘘 アフリカは発展できない運命にある
第12の嘘 政府が勝たせようとする企業や産業は敗北する
第13の嘘 富者をさらに富ませれば他の者たちも潤う
第14の嘘 経営者への高額報酬は必要であり正当でもある
第15の嘘 貧しい国が発展できないのは起業家精神の欠如のせいだ
第16の嘘 すべては市場に任せるべきだ
第17の嘘 教育こそ繁栄の鍵だ
第18の嘘 企業に自由にやらせるのが国全体の経済にも良い
第19の嘘 共産主義の崩壊とともに計画経済も消滅した
第20の嘘 今や努力すれば誰でも成功できる
第21の嘘 経済を発展させるには小さな政府のほうがよい
第22の嘘 金融市場の効率化こそが国に繁栄をもたらす
第23の嘘 良い経済政策の導入には経済に関する深い知識が必要

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