『こう考えれば、うまくいく。』日垣隆・著 vol.2344


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【日垣流・年を重ねるごとに収入を上げる方法とは?】
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本日の一冊は、ベストセラー『ラクをしないと成果は出ない』の著者であり、自身の有料メディアで稼ぎ続けるジャーナリスト、日垣隆さんによる待望の新刊。

※参考:『ラクをしないと成果は出ない』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4479302727

著者は最初、「あらゆる組織から干されても自由であり、かつ自立し続けられるよう」有料メディアを立ち上げたらしいですが、現在では堀江貴文か日垣隆かというくらい、ネットで稼ぐことに成功しています。

本書では、そんな日垣隆さんが、フリーランスのための働き方、仕事の選び方、ビジネスのやり方をズバリ提言。

文筆業で稼ぐ方、ネットビジネスで成功したい方にとっては、発想のヒントを得る、良いきっかけになるでしょう。

時給労働の終焉を指摘しつつ、ではどうやって知的生産の付加価値を高めるか、というところまで話が及んでいるので、かなり実践的な稼ぎ方のヒントとなるはずです。

「観客と締め切り」でやる気を出す方法や、ネットで売れる商品の3条件、プロの書き手の情報収集方法など、個人的にもかなり参考になりました。

ぜひ読んでみてください。

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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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はっきり言って、時給(的)労働に明るい未来はない。時給労働というのは代替性(誰がやっても同じ)を本質としており、そのような労働は、コンピュータや他国の安い労働力にとってかわられることが確実だからだ。さらにまた時間労働は、非常に理不尽なことに、ゆっくりやったほうが儲かる」という構造になっている

いわゆる優秀な働き手は、「早く結果を出す」「利益をたくさんもたらす」「効率を上げる」「自分にしかできない」ことの圧倒的優位性をよく知っている

フリーランスのライターで、よく原稿料をとりっぱぐれて落ち込んでいる人がいる。企業でも同じことなのだが、要するにこれは、先方の優先順位の高いほうに自分が入れなかった、という問題である

進歩や成功のために、観客と締め切りは実に効果的

本当は個性とは、二〇年間やり続けてこれ以上は変えられない、というような形式を言うのである

プロがアマチュアに「殺されて」いるのではない。新しいプロがダイナミックに台頭し、工夫なきプロが自壊しているだけなのである

創意工夫とは奇天烈のことではなく、実のところ、ばれないパクリ(応用)と新しい組み合わせ(編集)にほかならない

ネットでの売り買いが年率三〇%以上も伸びている分野は、安くて速いものと、安全で高級な品と、ネットでしか買えないものの、三つのジャンルである

タレントやライターは「新鮮味」や「集客力」が常に問われるという形で、本質的に流動的な職業なのである。こちら側が切羽詰まった状況にならない形でいい関係を築くためには、たくさんの会社と付き合っていくことが不可欠である

〇・〇〇〇一%(一〇〇万人に一人)の犯罪者のために、九九・九九九九%の一般利用者が不当な面倒を強いられている

情報は、「せいぜい賞味期限半年」の物ばかり集めても仕方がないのである。プロの物書きの端くれとして、私の場合ですら、資料代(各国の公文書館でしか複写できないものや、「そこ」にしかない一次資料など。書籍代も含む)はこの四半世紀、毎月一〇〇万円を
下ったことがない

自腹を切らずして「目利き」たりえず

人生はギャンブルなのだから、そのギャンブルとどうつきあっていくかを親が子に教えなければ、いったい誰が教えるのか

私が子どもたちに伝えたいのは、一発で「勝ち組になる」ことでは断じてない。できるだけ長く確実に小さな勝ちを積み重ねることの肝要さである

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『こう考えれば、うまくいく。』日垣隆・著 文藝春秋
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◆目次◆

I 心もリッチになる働き方
1.週休三日で成果を四倍上げる──と考える
2.売り買いは極上のエンタメだ──と考える
3.「国民のため」「客のため」は偽善だ──と考える
II 心もリッチになる情報力
4.情報はまだ全然足りていない──と省察する
5.自腹を切らずして「目利き」たりえず──と考える
6.正解でなく最適解で──人を評価する
III 心もリッチになる予測力
7.人生はギャンブルだ──と正しく認識する
8.占いは暗示による勇気づけ──程度に楽しむ
9.「書いて稼ぐ」をビジネスの基本だ─と考えてみる

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