2010年12月14日
【1000万人の心をつかむテレビのプレゼン技術】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4887598548
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池上彰さんの『わかりやすく〈伝える〉技術』や、『ジャパネットからなぜ買いたくなるのか?』を読んだ人なら、テレビにおける表現の奥深さに気づいたことと思います。
土井も最近、テレビ番組にいくつか出させていただいて、テレビがわかりやすく伝えるために、どれほど腐心しているか、わかるようになりました。
※参考:『わかりやすく〈伝える〉技術』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4062880032
※参考:『ジャパネットからなぜ買いたくなるのか?』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4822248267
本日の一冊は、民法キー局でニュースや情報番組の校閲、テロップ・フリップ制作監修などを担当し、テレビ業界の演出ノウハウに詳しい著者が、そのノウハウをまとめた一冊。
「日本三景」「世界三大夜景」といった覚えやすい言葉、「人件費2割削減!」などのプレゼンで有効な表現、買わせるためにリミットを伝える常套手段…。
テレビ番組で使われているさまざまなスキルがまとめられているので、これ一冊で、自社のプレゼンを大幅に見直すことが可能です。
ほかにも、タイトル付けの極意、声の出し方と効果、「密着」「舞台裏」「全部見せます」で共感を集める手法など、見逃せない技術が満載。
プレゼン上手になりたい人、販促のやり方を学びたい人は、ぜひ読んでみてください。
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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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たとえば人件費が大幅に削減できるシステムの紹介ならば、「これからご紹介するのは、人件費が2割削減できる旅費精算システムです」と説明しましょう。さらにスライドや配布資料では、トップページに次のように表示します。「人件費2割削減! 最新旅費精算システム○○○○○(製品名)」
日本三景、世界三大夜景、三高、三冠王といった決まり文句も、3点セットだからこそ、頭に残りやすいのです
アンケート結果などトップ10のランキングをテレビ番組で紹介する場合も、10位から4位までを足早に伝えたあとに、3位、2位、1位だけをじっくり紹介するのが常です
通信販売の番組なら「今日の夜8時まで受けつけています」と、リミットを伝えるのも常套手段です。8時という数字が入ることで、「買うのはまた今度でいいか」と考えていた人が、「今買う」ことになるのです
紹介するのが自分の会社なら表紙にあたる最初のスライドに社屋の写真やロゴマークを入れる、商品を説明するならその写真をトップ画面に持ってくる。最初にビジュアルを見せれば、そのあとに続く口頭説明は補足程度で十分になるのです
◆テレビ局でタイトルをつけるときのポイント
1.タイトルだけで、番組内容がイメージできる
2.タイトルだけで、誰が出ている番組かが分かる
「視聴者がチャンネルを合わせるための判断材料を確実に伝えること」が、タイトルをつけるときのポイント
「朝ズバッ!」も声に出して読んでみたら、「あさずば」ですが、漢字やカタカナに加え、記号や促音を使うことで、ビジュアルとして目に飛び込んでくる文字の勢いが急上昇します
◆声の出し方と効果
1.スピード……ゆっくりなら信頼される。早口なら勢いが出る
2.声の高さ……低いと安定感が出る。高いと元気の良さが伝わる
3.言葉づかい……ていねいなら信用が得られる。カジュアルなら
親しみが得られる
コミュニケーションにおいて名前で呼びかけることは、相手を巻き込んで味方につける第一歩
「テーマカラー」を持てば、どんなときでも思い起こしてもらえる
「密着」「舞台裏」「全部見せます」で共感を集める
数年前に人気を集めたスポーツ特番「30人31脚」(テレビ朝日)も、大会本番が盛り上がるのは、参加小学校に密着取材した特訓過程を撮影して放送するからです
◆テレビに視聴者を引きつけるためのご利益
「お得感」「意外感」「期待感」
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『プレゼンはテレビに学べ!』天野暢子・著 ディスカヴァー・トゥエンティワン
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4887598548
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◆目次◆
1章 テレビに学ぶ「伝える技術」5つの原則
2章 テレビに学ぶ 1000万人に伝わる「話し方」「見せ方」のワザ
3章 テレビに学ぶ 1000万人に伝わる「演出」のワザ
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