2010年3月14日
【世界トップ20の女性ファンドマネジャー、初の著書】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4763130358
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本日の一冊は、1998年および1997年から2001年までの5年間のパフォーマンスがオフショア日本株ファンドで第1位、「Forbes」の「世界のファンドマネージャートップ20」にも選ばれた竹村尚子さんが、初めて書いた一冊です。
「人気企業を選んではいけない」という教訓にはじまり、常識外れの行動でチャンスをつかむ方法、伸びる会社の見立て、不動産を買う時の視点、運を引き寄せる方法など、さまざまな視点が示されており、参考になります。
パッと見は、普通の自己啓発書ですが、時折見せる目利きの視点が、読ませてくれます。
上場したその日にユニクロ株を買ったのはなぜか、宅急便はなぜ素晴らしいビジネスなのか、日本のバブルに気づいたのはなぜなのか…。
エピソード+教訓の組み合わせで展開される本ですが、注目してほしいのは、著者の実体験に基づくエピソード。
仕事のさまざまな局面で、著者がどう判断し、行動してきたのかが、本書の最大の読みどころだと思います。
初の著書ということで、もっと深い話を引き出せた気もしますが、まずは、これから伸びそうな株に投資、ということで紹介しておきます。
青田買いが好きな方は、ぜひ読んでみてくださいね。
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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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人気企業は相場で言えば、高値にある株のようなもの。もし就職するなら、今は高値だけれど、これから値上がりしそうな企業、半永久的に必要とされる産業にしようと考えました。そして考えついたのが「お金」か「情報」を扱う産業。「お金」と「情報」ならこれから先もずっとなくならない。そう考えたのです
人気業種でもなく、大手でもない証券会社の内定を獲得したことが、今のキャリアを築く最初のきっかけになった
人間、誰にでもチャンスが来ます。ただ、それに気がつくかどうかです。そして、それに気がついたら全力をあげて、命がけでつかみにいくことです
常識にとらわれずに行動する結果が、じつは「ラッキー」を呼び寄せている
「株価が上がっている会社=いい会社」というのは表面的な見方です。多くの人はそう思ってしまいがちですが、それでは本質を見失うことがあります。私はつねに伸びたほうがみんなにとっていい会社の株を買うべきだと考えています
誰もやっていないことは、ほかがやっていないのだから、お客様にとってはとてもありがたいことでしょう
これからは、「みんながやっていること」ではなく、「世の中のためになること」「人を幸せにすること」をめざすことです
みんながいっせいに同じ方向に向いているときは、ひじょうに危ない。じつは、相場を見る人に必要な能力も、この「多数派の意見に
流されない能力」なのです
金融が貢献型産業に変わることができる
人の不幸によってもうかる企業を、誰も応援したくはない
明るい未来が見える、という期待が人を動かす
一番いけないのは、「これさえあれば自分は幸せになれるのに」と自分の持っていないものを極端に美化し、今を否定し、やらなかったことを後悔することです
若いうちの苦労はラッキーだと思え
オンリーワンは自己満足にすぎない
一番になれないものに時間をかけてはいけない
人を恨むと「報い」が自分にやってくる
本当の幸せとは、誰かを幸せにできて初めて感じることです。自分を幸せにするためには、人を幸せにしなければなりません。それが
人間の本質です
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『すぐ動く人は知っている』サンマーク出版 竹村尚子・著
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4763130358
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◆目次◆
第1章 人と同じことをしない
第2章 まわりの人を不幸にしない
第3章 失敗しても反省しない
第4章 不言実行をかっこいいと思わない
第5章 自分探しをしない
第6章 オンリーワンをめざさない
第7章 運が悪くなることをしない
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