2007年8月12日
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http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4569693083
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本日の一冊は、「経営の神様」と謳われた故・松下幸之助の名言を集め、「一日一話」、計365の講話としてまとめた一冊です。
土井は以前、京都にあるPHP研究所本社にお邪魔して、松下幸之助の資料館を見せていただいたことがありますが、古今東西の名経営者のなかでも、松下幸之助ほどその言葉が正確に記録されている方も珍しいと思います。
本書は、その膨大な言葉の中から、とくに優れたものをピックアップした一冊ということで、自ずから期待が高まります。
実際の内容は、仕事の心構えから、経営の要諦、処世術、人として
の生き方など、かなり多岐にわたっており、それぞれに味わい深い
話が収められています。
松下幸之助が自分に言い聞かせていたこと、苦難の末たどり着いた
結論、商売で成功した秘訣…。
一見、単なる心構えに思われるものもありますが、心地よく響く言葉の裏側まで読むと、じつに示唆に富んだ内容であることがわかります。
忙しい経営者のメンター本として、ぜひおすすめしたい一冊です。
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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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経営者、指導者はまずはじめに言葉を持たなくてはならない
経営者とて、ときに休養し、遊ぶこともあるが、そのようなときで
も全く遊びに心を許してしまわず、心は常に先憂ということでなく
てはならない
正直にすることが処世の一番安全な道
「天は二物を与えず」と言うが、逆に「なるほど、天は二物を与え
ないが、しかし一物は与えてくれる」ということが言えると思う。
その与えられた一つのものを、大事にして育て上げることである
「あなたは自分で自分の顔を粗末にしているが、これは商品を汚く
しているのと同じだ」(銀座の有名な理髪店の人から言われた言葉)
指導者はすべからく私情にかられず、公のための怒りを持って事に
あたることが肝要
「国に功労がある人には禄を与えよ。功労があるからといって地位
を与えてはならない。地位を与えるには、おのずと地位を与えるに
ふさわしい見識がなければならない」(西郷隆盛の遺訓)
学ぶという心がけさえあれば、宇宙の万物はみな先生となる
まかせてはいるけれども、たえず頭の中で気になっている。そこで
ときに報告を求め、問題がある場合には、適切な助言や指示をして
いく。それが経営者のあるべき姿だと思います
責任を背負い、そのことに生きがいを覚えないとしたら、年齢は二
十歳をどれだけ過ぎようと一人前の人ではありません
私がこれまで自分自身への説得をいろいろしてきた中で、いまでも
大切ではないかと思うことの一つは、自分は運が強いと自分に言い
聞かせることである
お得意さんを増やす努力を重ねることはもちろん大切ですが、現在
のお得意さんを大事に守っていくことも、それに劣らず大切なこと
指導者はつとめてみずからの徳性を高めなくてはならない。力を行
使しつつも、反対する者、敵対する者をみずからに同化せしめるよ
うな徳性を養うため、常に相手の心情をくみとり、自分の心をみが
き高めることを怠ってはならない
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『松下幸之助一日一話』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4569693083
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