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『サマンサタバサ 世界ブランドをつくる』


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http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4532313414

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本日の一冊は、海外ブランドが圧倒的なプレゼンスを誇るファッション業界で、あえて日本発「世界ブランド」を狙う著者が、その信念と経営哲学を述べた一冊。

著者が率いるサマンサタバサは、1994年の設立以来、快進撃を続け、2005年にマザーズ上場。現在は11のブランドを展開する一大グループとなっています。

著者いわく「ブランドを魅力的にするのにもっとも手っ取り早いのは歴史を語ること」ですが、それではなぜ、歴史のない日本のブランドがこれほどまでに支持されているのでしょうか。

その秘密は、著者独自のブランド理論と、それを支える経営哲学にあります。

異業種からの参入や供給過剰により、ますます競争環境が厳しくな
っている現在、企業が生き残るには、「顧客の記憶に残る」仕掛け
が必要です。

本書には、まさにそのヒントが満載されており、ファッション業界
にかかわらず、ありとあらゆるビジネスに役立つ内容です。

ぜひ読んでみてください。

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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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私はいつも”シンプル”にこう考えています。「せっかくブランド
をやるのに、どうして世界を目指さないのか」

ブランドを魅力的にするのにもっとも手っ取り早いのは歴史を語ること

「サマンサタバサ」この名はミステリーです。いままでブランド名
の由来について、一度も語ったことはない

全国に展開するような流通大手に売り場を確保することは、ブラン
ドの信用と認知度を上げるうえで大変有効な手段です。セレクトさ
れている、置かれている、ということで、その会社が長年培ってき
た伝統と信頼が、ブランドに付加されることになるからです

ブランドとは、目に見えない付加価値です。これをつくり上げてい
くためには”希少である”という要素はかなり重要

一度でも、自分で自分の発言を裏切ってしまうと、あとは続きません

売れるからといって、つくり続け、売り続けるということは、お客
様たちのこうした喜びを奪い、ひいてはブランドの付加価値を失っ
てしまうことにつながります

「どうせやめるんだから」と思いながらやる仕事が身につくわけは
ありません。また、そうした言い訳の余地を残して働くほどカッコ
悪いことはないのです

サマンサタバサというブランドを牽引していくうえで、心がけてい
る4つのキーワードがあります。それは「良い人」「良いもの」
「良い場所」「良い宣伝」

いろいろ見て、条件をクリアした商品の中から、最終的にみなさん
が選ぶのは、やはりたたずまいが良いもの

定番をつくる努力をしない、流行だけを追い求めるような姿勢では
ブランドはつくれない

私にとっての「良い宣伝」のポイントのひとつは、そこなんです。
「自分が好きで追いかけていたり、気にしているものを、あの素敵
な人も持っているんだ!」という喜び。サマンサタバサのファンで
いてくださる方々にとって、例えばビヨンセが同じバッグを持って
写真に写っていたり、テレビカメラの前に立っていたりすると、や
っぱりうれしいものじゃないですか

新たな何かを手に入れたり、新しいことを始めたり、新しいものを
つくろうというときの判断基準は「誰が欲しているのか」ということ

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『なぜ、我々はマネジメントの道を歩むのか』
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┃▼目次▼
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┃ 1章 日本のブランドは、本当に弱いのか
┃ 2章 ブランドとの出会い 
┃ 3章 良い人がつくる、良い人をつくる
┃ 4章 良いものとは、良いたたずまい
┃ 5章 良い宣伝は、お客さまを喜ばせてこそ
┃ 6章 良い場所にゴールはない
┃ 7章 ブランドを広げる
┃ サマンサタバサジャパンリミテッド・沿革
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