2007年8月2日
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本日の一冊は、高松宮記念杯をG1最高齢記録(45歳)で優勝し、生涯獲得賞金11億6796万円を記録した元競輪選手、松本整さんが、その勝負哲学を披露した一冊です。
『成功読書術』でもお気に入りの本を何冊か紹介しましたが、土井は「勝負師の哲学」をテーマにした書籍が大好きです。
※参考:『成功読書術』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4777101193
今日では、競争に対して否定的な論調がいろんなところで見られま
すが、人間社会、いや生命の本質は競争にあると思います。
古代ギリシアであれほどの文化が花開いたのも、その根本に競争が
あったから、と言われています。
大切なのは、競争しないことではなく、戦ってなお相手に対する敬
意を失わないこと。これはビジネスの世界でも同じだと思います。
では、お互い尊敬しあえる関係を築くには、どうすればいいのか。
常日頃から技を磨き、真剣勝負をすること。全身全霊をかけて戦うことです。
本書で示されている勝負哲学は、勝ち続けることを宿命づけられた
トップアスリートが、苦悩の末、見出した鉄則。
ビジネスに限らず、ここぞという時に結果を出すための考え方、行
動の仕方が記されています。
200ページ弱の薄い本ですが、内容はじつに読み応えがあります。
勝負の世界に生きるすべての人に、おすすめしたい一冊です。
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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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もともとプロで活躍する人は、みんな速いのです。他と変わらない
もの、差のないものは強みとはいえません
素晴らしい強みであっても、長期間にわたり強みとして優位性を保
てなければ、その強みで生活をすることはできません
「勝負哲学」を構築しなければ、重要な勝負の瞬間に、迷いなく戦
い続けることができない
プロになってしまえば、才能がどうだというような言い訳は必要あ
りません。才能がなければ、才能がある奴に負けてもいいという世
界ではないからです
「条件にかかわらず、その道で戦うと決めた以上、勝てる方法を探
す」、これ以外に、生きる道はない
学生時代の成績のように、本気で努力している人とそうでない人が
いる世界では、努力は必ず成果に結びつきます。しかし、皆が努力
している世界では、必ずしも成果につながりません
重要な勝負では、スタイルに囚われずに結果にこだわる
勝負師として何より重要なものは、「覚悟」
プロとして勝ち続けるためには、「変化し続けなければならない」
目的に合ったトレーニングをしなければ結果はでない
負けているときは淡々と過ごす
勝負師としての究極の理想は、運までコントロールできるようになること
何か大事をなそうとすれば、どうしても孤独に耐えなければならない
究極の場面では、「限界を超えて、どこまで自分の潜在能力を引き
出せるか?」が勝負の分かれ目
目指す生き方の確立が、どのような艱難辛苦の中であっても、常に
崩れない大きな動機のもととなっていく
「~たら」「~れば」とは縁を切れ
もし本当に、今いる世界より上を目指したいのなら、自分のレベル
より上のレベルの人たちに触れることが一番
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『勝負に強い人がやっていること』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4901491687
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┃▼目次▼
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┃ はじめに
┃ 第1章 勝ち続けられる人がプロである
┃ 第2章 勝負師の条件
┃ 第3章 勝ち続ける方法
┃ 第4章 極限の瞬間を観察する
┃ 第5章 ぬるま湯からの脱出
┃ 第6章 自分の限界を決めるな
┃ 第7章 人生は有限である
┃ おわりに
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