2011年12月19日
毎回100号ごとに集計してベストセラーを発表する、
「BBM大賞」。
栄えある第27回「BBM大賞」に輝いたのは、瀧本哲史さんの、『僕は君たちに武器を配りたい』です!
今回、著者の瀧本さんは『武器としての決断思考』もあわせて1、2位を独占!
これはBBM始まって以来の快挙です。
おめでとうございます!
★第27回BBM大賞★
『僕は君たちに武器を配りたい』瀧本哲史・著 講談社
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4062170663/
なお、トップ10は以下の顔ぶれ。いずれも良い本ばかりですので、ぜひチェックしてみてください!
第1位 『僕は君たちに武器を配りたい』
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元マッキンゼー、現在は京都大学若手No.1講師として人気の瀧本哲史さんによるキャリア講義。これから食える4つのタイプとは何か。ベンチャー投資家ならではの視点が盛り込まれています。(著者:瀧本哲史 出版社:講談社)
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同じく瀧本哲史さんによる、意思決定&ディベートの技術。情報が氾濫する世の中で、自分で決断するための武器を授けてくれます。18万部を突破した、注目の新書です。(著者:瀧本哲史 出版社:星海社)
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三菱電機や日清食品、服部セイコーなど、大手企業のクリエイティブを担当してきたアートディレクターが、『デザインセンスを身につける』ための考え方とプロのデザインルールをまとめた新書。(著者:ウジトモコ 出版社:ソフトバンククリエイティブ)
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アップルの創業者、スティーブ・ジョブズの生涯を、著名な伝記作家、ウォルター・アイザックソンがまとめた唯一の公式本。10日で100万部を突破した、注目のベストセラー。(著者:ウォルター・アイザックソン 出版社:講談社)
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選手として前人未到の記録を達成し、監督としてもチームを優勝に導いた落合博満。惜しまれながら引退した、落合監督の「采配」論、勝負論を語った、注目のベストセラーです。(著者:落合博満 出版社:ダイヤモンド社)
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総理大臣も通ったという老舗料亭で生まれ育ち、その後、三越、ディズニーで活躍した著者が、日本人の「気づかい」を語った一冊。料亭の創業者だった、祖母の教えが、読ませてくれます。(著者:上田比呂志 出版社:クロスメディア・パブリッシング)
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柳井正さんの愛読書『プロフェッショナルマネジャー』、伝説のトップセールス、故・甲州賢の教えをまとめた『プロフェッショナルセールスマン』に続く、名著シリーズ、注目のサラリーマン編。(著者:俣野成敏 出版社:プレジデント社)
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ドイツで爆発的人気を誇り、35万部を超えるベストセラーとなった読心術の本。セールスや交渉、接客、社交などの場で威力を発揮する、心理テクニックが紹介されています。(著者:トルステン・ハーフェナー 出版社:サンマーク出版)
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カリスママーケターとして一世を風靡した、神田昌典さんの処女作にして最高傑作。事例をアップデートし、さらにインターネット時代に対応すべく、書き下ろしのコラムを各章末に設けています。(著者:神田昌典 出版社: ダイヤモンド社)
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毎日新聞専門編集委員で、同紙夕刊の大人気コラム「しあわせのトンボ」著者、近藤勝重さんが、その文章術を公開。有名作家が書いた文章例なども載っており、良い文章とは何かを考えさせられます。(著者:近藤勝重 出版社: 幻冬舎)
2011年12月19日
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4062174332
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本日の一冊は、160万部突破の大ベストセラー『さおだけ屋はなぜ潰れないのか?』の著者、山田真哉さんによる、2年ぶりの新刊。
※参考:『さおだけ屋はなぜ潰れないのか?』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4334032915
ビジネス書の世界に、わかりやすさとエンターテインメントを持ち込んだことで知られる作家ですが、じつはその正体は、歴史研究家であり、かつ公認会計士。
今回の新刊は、そんな著者の強みを最大限生かした、ビジネス・歴史エンターテインメントです。
2012年のNHK大河ドラマ「平清盛」を先取りした企画で、何と平清盛のビジネスマンとしての側面にスポットを当てています。
当時、宋商人がすべてを取り仕切っていた日宋貿易を、父・平忠盛はどのようにして自分の利益に変えて行ったのか? 平清盛はどうして宋銭を輸入したのか? そして、「絹・米を交換手段とする物々交換経済が、たったの10年で貨幣経済へと変わった」のはなぜなのか?
歴史教科書の説明を疑うところから始まり、平家が滅亡するラストまで、一気に読ませてくれる、じつに刺激的な読み物。
ミステリーの手法をビジネス書に持ち込んだあたりは、さすが山田真哉さんといったところでしょうか。
歴史ファンを意識したためか、表紙がやぼったいのが玉に瑕ですが、読み始めたら、止まりません。
これからの日本経済の行方を示唆するところもあり、これは読んでおいて損のない一冊だと思います。
ぜひチェックしてみてください。
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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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日本史上において、本当に経済に強い武士は平清盛と坂本龍馬の二人だけだ
◆貿易の4大リスク
1.カントリーリスク
2.信用リスク
3.為替リスク
4.シー・ペリル(海固有の危険)
当時は、日本最大の貿易港・博多に宋商人が多く住んでおり、「唐房」と呼ばれる街を形成していました。その宋商人の中心的存在が、船の所有者である「博多綱首(ごうしゅ)」です。彼らは自らも船に乗り、日本との貿易のすべてを仕切っていたのです
すべてを宋商人が仕切っていたとしても、彼ら以外の者が莫大な利益を得る方法があります。それは、独占貿易です
◆貿易で儲ける3条件
1.販売単価が高く 2.形状が小さく 量が多い
賢い人は希少性の高いモノを「売る」ことなどしません。売らずに「贈与」するのです
忠盛は貿易で得た希少品を献上することで、豊かな国の国司になり、巨万の富を築いていったのです
権力の源泉というのは、ふたつしかありません。それは、金と人事権です
日本で初めて人工島をつくったのは平清盛
清盛は、貿易の中心地を博多から神戸に移すことで、貿易実務を宋から日本に移す一大革命を起こそうとしていた
日本で宋銭が普及したのは、おおむね1160年代から1170年代です。そして、1179年6月には「近日。天下上下病悩。號之銭病。」……つまり「銭の病」が流行った、という記録が残っています(『百練抄』)
「もしかして『銭』としてではなく『モノ』として宋銭を欲しがる人々がいて、流通していったのではないか」
現代の消費者金融が多重債務者問題を引き起こしたように、当時の銭貨出挙も多額債務者問題を引き起こした可能性がある
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『経営者・平清盛の失敗』山田真哉・著 講談社
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4062174332
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◆目次◆
まえがき
第一章 教科書にはない日宋貿易の真相
第二章 日本経済史最大のミステリー、「宋銭」普及の謎
第三章 平家滅亡の真犯人、そして清盛の「失敗」
第四章 経営者・平清盛
終章
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