2011年12月4日
【佐々木常夫さんの最新作】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4872905393
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本日の一冊は、35万部突破のベストセラー『働く君に贈る25の言葉』の著者、佐々木常夫さんによる注目の新刊。
※参考:『働く君に贈る25の言葉』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4872905008
同期トップで東レの取締役に就任し、東レ3代の社長に仕えた著者が、リーダーシップを語る、興味深い一冊です。
自身の経験と、東レ時代の先輩たちの教え、さらには、土光敏夫やルイス・ガースナー、小倉昌男、武田國男といった名経営者のエピソード・教訓を引きながら、リーダーシップの本質に迫っていきます。
全部で200ページに満たない薄い本ですが、実際にやった人でなければ出てこない、現場感のある言葉が多いのが特長。
なかでも、著者の尊敬する先輩であり、「蝶理」の再建社長も務めた田中健一氏の「リーダーのための30章」の抜粋は、熱い内容で、読み応えがありました。
「事を起こせば、必ず摩擦はある」
「できない理由をさがそうとするな。いますぐは難しくても『やる
ための理由』を掲げて努力せよ」
名経営者たちの言葉が、迷えるリーダーたちに、勇気と自信を与えてくれます。
いわば「リーダーのための自己啓発書」です。
経営者・マネジャーは、ぜひ読んでみてください。
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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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本来、リーダーシップの有無は、権力の有無とは無関係であり、私たち一人ひとりが、その“持ち場”において発揮するもの
リーダーシップは他者に求めるものではない。「リーダー不在」を“他人事”として語ることはできないのだ。むしろ、自らに問いかけなければならない。自分は、リーダーたりえているか、と
リーダーとは「リードする人」、すなわち「人々を率い、導く人」である。ただし、力づくで率いるのではない。あくまでも人々が自主的に、喜んでその人に付き従おうとしなければ本物ではない
「恐怖」はできるだけ使ってはならないが、これがなければリーダーの仕事ができないのは否定しようのない現実である。しかし、この「武器」は諸刃の剣である。これに頼りすぎると、リーダーはその本来の力を失ってしまうからだ
リーダーとは、「志」に従う者である
「暮らしは低く、思いは高く」(“Plain living, High thinking”)土光さんが手帳にかきとめていた、イギリスの詩人ワーズワースの詩の一節である ※土光さんとは、土光敏夫氏のこと
上を見て生きろ。下を見て暮らせ
ビジネスとは、決して科学の実験室で起きている現象ではない。人生と同じで、セオリーではおさまりきらない活力あふれたものなのだ
信頼を求めるな。それは、自らつくり出すものだ
「事を起こせば、必ず摩擦はある。雑音も出る。しかし、ザワザワ批判している人は事情も知らぬまま断片的な事象で無責任なコメントをしている場合が多い。うまく行ったら拍手喝采するのもこの連中。そういう外野に右顧左眄せず、確信のある事は断固やれ。そして必ず自分が火の粉をかぶれ」
(「蝶理」の再建社長を務めた田中健一氏の言葉)
相手を変えようとするな。「小異」を活かす人間になれ
「会社はお前のおもちゃじゃないぞ、このボケが」
(武田國男氏が自分に言い聞かせていた言葉)
逆境こそ「志」の源である
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『これからのリーダーに贈る17の言葉』佐々木常夫・著 WAVE出版
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4872905393
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◆目次◆
第1章 自分自身のリーダーであれ
第2章 自分の頭で考え抜く
第3章 本物の自信をもつ
第4章 「志」を旅せよ
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