2011年4月22日
【最高の集中状態をつくるには?】
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本日の一冊は、30万部突破のベストセラー『スラムダンク勝利学』の著者、辻秀一さんによる、注目の新刊。
※参考:『スラムダンク勝利学』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/479767024X
著者は、スポーツドクターとして、数多くのアスリートや大企業のビジネスマンにメンタルトレーニングの指導をしてきた人物。
本書では、人間が最高のパフォーマンスを実現する究極の集中状態「ゾーン」に入るためのコツをまとめています。
みなさんもご経験があると思いますが、人間、誰しも時間を忘れて何かに没頭したことがあるはず。
あの明鏡止水の状態が、「ゾーン」です。
それが読書であれ、作画・執筆であれ、集中状態で成し遂げた仕事は、クオリティが高く、かつ速いもの。
本書では、この理想の状態を何度も再現するための考え方を説明しています。
ゾーンに入るためには、「何をするのか」を明確にする、認知にとらわれない、正誤ではなく相違思考で物事をとらえること、などといった秘訣が書かれており、参考になります。
仕事がデキる人とそうでない人の究極の差は、集中力。
本書では、その集中力をどうやって高めるかが書かれています。
ぜひ読んでみてください。
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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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パフォーマンスでは常に、「何をするのか」ということと、それを「どんな心の状態(どうやって)でやるのか」という2つの要因が重要になる
集中状態になるためには「何をするのか」が明確になっている必要がある
パフォーマンスの質を高いレベルで決定する心の状態を、「FLOW(フロー)状態」と呼んでいる
気が散って集中できていない心の状態をノンフロー状態と呼ぶ。ノンフロー状態とは一言で言えば、「揺らぎ」「とらわれ」の状態だ
あなたの気が散る理由を、いろいろ列挙してみてほしい。環境や出来事や他人といったものがたくさん出るだろう。しかし、そのどれ1つ取ってみてももともとは意味など付いていない。あなたがそのすべてに後から意味を付けて、勝手に「揺らぎ」と「とらわれ」を自分自身の中に起こしたのだ
人間が、「とらわれ」に支配されて思考や行動するのは、その方が居心地がいいという習性があるからなのだ
言いわけとは、自分という人間は自分の心の状態を自分ではなく、環境や経験や他人に任せて、それ次第で決まってしまう人間なんだという宣言に他ならない
心の状態をフローに傾かせる自己4大ツールとは、「表情」「態度」「言葉」「思考」だ
呼吸をゆっくり大きくしてみるだけで、心はフロー状態の方へ傾く
良い表情は、顔面の多くの筋肉が「その状態でいることがフローな状態であったことだ」と脳に思い起こさせ心のフロー化を引き起こす
今を生きることができれば、フロー化を起こし、必ず人生は好転する
どんなことでもマルかバツかで評価したくなるのが人間だ。自分が正しく、相手が間違いであるといった考え方だ。人間は自己正当化の本能があるので、この思考を繰り返しがちになる。この思考の最悪の結末こそ戦争だ
一流はライバルのパットでさえ応援する
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『ゾーンに入る技術』辻秀一・著 フォレスト出版
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◆目次◆
第1章 圧倒的な結果は集中で決まる!
第2章 「ゾーン」はいつやって来るのか?
第3章 集中脳を作る「バイブレイン」
第4章 一流の人の集中の習慣
第5章 常に最高のパフォーマンスを実現する脳の作り方
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