2011年4月13日
【船井総研・小山氏による社長のための心得書】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/480614018X
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本日の一冊は、かつて船井幸雄氏の右腕として活躍し、当時42億円の借金があった船井総研を数年間で47億円の預金を持つ会社に変えたカリスマ経営者、小山政彦氏による一冊。
タイトルからも想像できるように、本書は、厳しい経営環境のなか、勝ち抜く企業を作るための、社長の心構えを説いた一冊。
「会社が存続できるか、潰れてしまうかは、9割以上、社長で決まります」
よく言われることではありますが、では会社を潰さないための社長の仕事とは何か。
本書には、その部分に切り込み、心構えと実務のポイントを説いています。
夢を語りっぱなしで終えるのではなく、夢の結果をフィードバックする、社員との約束は、「“誰が聞いても同じ解釈しかできない”表現で」する、「9割が反対する改革を実行」する、「社員の給与を1銭も下げない」…。
シンプルな表現で語られていますが、ずしんと胸に響く言葉です。
本書にはほかにも、経営の現場でつかんだ著者ならではの洞察や、今後の商売のヒントなどが書かれており、実際に商売をしている人(とくに小売業)には参考になる内容です。
経営とは何か。社長の仕事とは何か。今後どんな策を実施するべきなのか。考えるいいきっかけを与えてくれる一冊です。
ぜひ読んでみてください。
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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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夢を語るのはかんたんです。しかし、その夢がどうなったかという結果を社員に伝える経営者はあまりいません
社員との約束は、“誰が聞いても同じ解釈しかできない”表現で
社長は、経営者と個人の人格を分けなさい
レストランなどは創業した最初の店舗の料理がいちばんおいしい。店を拡大すると、効率やコストが優先され、味が落ちていくのが常
「当店のパンは3日でカビがはえます」とチラシに打ったところ、3倍に売上が増えたのです
豊田自動織機時代の豊田喜一郎氏が自動車をつくりたいと言い出したとき、周囲のほとんどの人は反対しました
「みんなで決めたこと」は、うまくいかなくなると誰も泥を被らない
将来性のない業態は、これからブームになる業態に転身する勇気が必要
「顧客数アップ」「粗利率アップ」「経費コントロール」の順番で考えなさい
大切な仕事は「節約グセ」のある人に任せなさい
「段取り」をきちんとして、余分な動きを減らし、残業を減らす
社長は、社員の給与を1銭も下げないと宣言しなさい
社長は、剰余金の30%を「現在への投資」に70%を「未来への投資」に使いなさい
社長は、売上は10%以上伸ばさないと決めなさい
社長は、「先義後利」で経営しなさい
社長は「決断業」、社員は「解答業」と心得なさい
今の宝石店では、幅広い宝石の知識をもっている販売員よりも、ルビーだけを1時間熱く語れるというような、ピンポイントの知識をもっている人のほうが、売上が伸びる時代になってきています
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『9割の会社は社長で決まる』小山政彦・著 中経出版
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/480614018X
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◆目次◆
第1章 経営者と個人の人格を分けなさい
第2章 社員の給与を1銭も下げないと宣言しなさい
第3章 できるだけ会議に出て5分間だけ話しなさい
第4章 人を育てるのではなく人が育つ環境をつくりなさい
第5章 お客さまの進化を察知しなさい
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