2010年9月14日
【ミスを防ぐ脳の使い方とは?】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/489451821X
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本日の一冊は、最近アマゾンのランキングチェックをしていて、最も気になった一冊。
人間、誰しもミスはあるものですが、最近どうも、送られてくる書類やメールなどに「ミスが多い」気がしているからです。
これを、単純に「最近の若いビジネスマンは不注意だ」とするのは簡単ですが、ひょっとしたら、現在の社会環境に何か問題があるのかもしれない。
そんな意識で読んでみたら、いくつか重要な示唆を得ることができました。
そう、どうやら情報化社会、ストレス社会とミスには、密接な関係がありそうなのです。
本書によると、われわれ人間のワーキングメモリは、おおよそ三枚、多くて四枚。
つまり、「どんな人でも、三?四つの物事しか処理しきれない」そうですが、工夫次第で、記憶を高め、ミスを減らすことができる。
本書には、その具体的な方法が書かれているのです。
用意されたテストを解き、記憶の限界と可能性を実感しながら学ぶため、効果的に学べるのが特徴。
なかでも、記憶力を高めるためのイメージの方法や、復習のタイミング、睡眠のとり方などは、参考になりました。
自らのミスをなくすために、また部下のミスを減らすために、ぜひ導入したい一冊です。
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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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使い方を変えることによって、脳のミス、混乱を防ぐことができ、
画期的なアイデアを生み出すことができます
ワーキングメモリは、音韻ループ(音のメモ)、視空間メモバッド(画像のメモ)、エピソードバッファ(動画的なメモ)の三つの種類があります
ある時、知り合いの女性がこんなことを言いました。「今まで言われてうれしかった言葉を全部覚えてます!」彼女がそう言った時、私は、彼女はワーキングメモリの達人だと感心しました。まもなく三〇歳になる彼女は、小さいころから寝る前に必ずある「儀式」をしてきたそうです。布団に入ってから寝る前の一五分間、その日にあった「良いこと」を思い出して一日を振り返るという儀式です
キーワードは「超イメージ」。それから「復習」と「睡眠」
ワーキングメモリを鍛えるための重大な要素は「イメージすること」
一〇個も指示を出すのなら、「脳には残るわけがない」
三つのメンタルグループの平均成績は、それぞれ一〇一点、一四一点、一六五点。実際に実技練習をしたグループよりはるかに好成績だった
使い込むと、前頭葉ではワーキングメモリに関わるドーパミンのD1受容体の密度増も起きます
ストレスにともなって分泌が増すコルチゾールは、新しい記憶を生み出すのに関わる海馬で細胞死を導く
イメージする時は「自分」「相手」「その他」の三つの目線を意識するとイメージが深みを増します
部下が「分かりました」と言った時、「言葉」「静止画」「動画」のどのレベルで分かっているかを観察してみましょう
大きな目標的な指示ではなく、小さな指示であることが重要です
「やめろ!」「ダメだ!」「〇〇するな!」という禁止系は、一回か二回で脳が条件付けされる強烈な学習システム
学習一二時間後に復習すると、記憶定着が高まる
学習から本番までの期間を六で割った答えが、最適な復習タイミングなのです。六〇日後が目標(試験など)なら、今日やったことを一〇日目に復習するのがベスト
何らかの課題をかかえて寝ると、寝ている間にひらめきが促進される
◆ローマン・ルーム法
家の玄関から会社に行く道筋をイメージして、その途中で目印になる「何か」を「覚えたいもの」に重ねていく有名な記憶法
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『一生クビにならない脳』篠原菊紀・著 フォレスト出版
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◆目次◆
プロローグ ワーキングメモリの力で脳は冴えわたる
第1章 脳の「メモ機能」を強める
第2章 ワーキングメモリを鍛える意味
第3章 自分の脳を「超イメージ」
第4章 相手の「脳内を見る」技術
第5章 脳に「記憶の引き出し」を作る
第6章 ワーキングメモリを鍛える「睡眠」
第7章 脳をダマせば行動は変えられる
第8章 二〇二五年の脳
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