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『星野リゾートの教科書』中沢康彦・著vol.2107


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【教科書通りの経営も大事】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4822264114

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先日、大阪を訪れた際、土井の講座に熱心に通い、自分ブランド成功の糸口をつかんだKさんに会いました。

Kさんは、弊社の著者育成講座「10年愛」に合格するまでに、「ザ・プロフィール講座」に2回落ち、11カ月かけてチャンスをつかんだ
努力の人。

そのKさんを見て、同じく受講生のIさんが言った言葉がこれでした。

「Kさんは、素直を通り越して機械的だ。そこがいいんでしょうね」

仕事にオリジナリティは必要ですが、それはあくまで基礎ができてからのこと。

あの偉大なギリシアの彫刻だって、エジプトの模倣から始まったことを、決して忘れてはいけません。

その域に達するまでは、徹底してマネすることが必要なのです。

そんな意味で注目したいのが、本日ご紹介する『星野リゾートの教科書』。

軽井沢の老舗温泉旅館から、全国各地のリゾートを運営する一大企業に成長した星野リゾートのノウハウと、それが生まれるきっかけとなったビジネスのネタ本30冊を、まるごと紹介した一冊です。

紹介されているのは、マイケル・E・ポーターの古典『競争の戦略』をはじめ、『コトラーのマーケティング・マネジメント基本編』、デービッド・A・アーカーの『ブランド・エクイティ戦略』など、比較的古典が多いですが、ここからインスピレーションを得て生まれたビジネスアイデアが秀逸です。

教科書通りやるだけで、これだけ大胆な施策が打てるのか、と正直感動。

流行りのものばかり読んでいないで、ひさしぶりに昔読んだ古典を引っ張り出したくなりました。

ぜひみなさんも読んでみてください。

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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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基準を持たない経営判断では、すぐに良い結果が出ないと、「自分の判断が間違っていたのではないか」と疑心暗鬼になってしまう。もう少し辛抱すべき時でも、何とかして短期的に改善したくなり、それが経営のぶれを生む

教科書にある定石を理解していることのもう1つの利点は、思い切った経営判断に勇気を持って踏み切るきっかけを与えてくれる点だ

新しい本はまだ教科書とするには早過ぎることが多い

理論をつまみ食いしないで、100%教科書通りにやってみる

ユニクロは広告などを通じて製品の機能やデザインなどの新しい魅力をアピールしている。「そのうえで、『これだけ魅力のある製品がこれほど安い』と伝える。そこにライバルに勝つ強さがある」

スキー経験者85%の内訳は、「現在スキーを楽しんでいる人」が25%

残りの60%は「かつてスキーを楽しんだが今はスキーをしない人」である。

福島県の「アルツ磐梯」はトマムと同じスキーリゾートだが、集客数では地域トップである。このため採用すべき戦略はトマムと異なり、リーダー戦略である。すなわち「需要の拡大」のほか、「価格競争に陥らないこと」「同質化(ニッチャーの打ち出してくる独自のサービスをすぐに取り入れる)」に取り組むことが大切になる

製品やサービスの質に差がなくなったとき、お客様は買いやすい会社、手間をかけずに安全に早く欲しいものが手に入る会社を選ぶ

「お客様にとっての理想は、泊まりたい施設の希望する部屋を瞬時に予約できること。その実現に向けてアクセスを良くすることが競争力になると確信している」(星野社長)

ライズによると、「短期的に見ると、製品ラインの拡張は常に売り上げを増大させる」が、「長期的な効果は無残」で、結果として売り上げが大きく落ち込む

1つのターゲットに1つのブランドを使う

「真実の瞬間」の対応力を上げるには、スタッフが自分で考えて動く体制が不可欠である。では、考えるためには何が必要なのか?
「判断の根拠となる情報を持つべきだ」と考えた星野社長は、さまざまな経営情報をスタッフに対して積極的に公開した

企業は短期的な業績にとらわれずに、長期的な視点からブランドの資産価値を高めるべきだーー。ブランド理論の第一人者であるアーカーはこう強調する

すべてのお客様を満足させようとするとコストが膨らむ

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『星野リゾートの教科書』日経BP社 中沢康彦・著
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◆目次◆

第I部 教科書の生かし方
第II部 教科書通りの戦略
第III部 教科書通りのマーケティング
第IV部 教科書通りのリーダーシップ
第V部 教科書通りに人を鍛える

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