メインイメージ

『10年メシが食える漫画家入門』樹崎聖・著vol.2104


Warning: file_get_contents(http://isbnanchor.appspot.com/JP/text/asin/businessbookm-22/4063647781?format=%3Cspan+class%3D%22isbn_anchor%22%3E%3Ca+href%3D%22http%3A%2F%2Fwww.amazon.co.jp%2Fo%2FASIN%2F%25%28asin%29s%2Fbusinessbookm-22%2F%22%3E%3Cimg+src%3D%22%25%28image_m%29s%22+%2F%3E%3C%2Fa%3E%3C%2Fspan%3E) [function.file-get-contents]: failed to open stream: HTTP request failed! HTTP/1.0 404 Not Found in /home/elies/www/review/wp-content/plugins/isbn_anchor/isbn_anchor.php on line 268

Warning: file_get_contents(http://isbnanchor.appspot.com/JP/text/asin/businessbookm-22/4063647781?format=%3Cspan+class%3D%22isbn_anchor%22%3E%3Ca+href%3D%22http%3A%2F%2Fwww.amazon.co.jp%2Fo%2FASIN%2F%25%28asin%29s%2Fbusinessbookm-22%2F%22%3E%3Cimg+src%3D%22%25%28image_m%29s%22+%2F%3E%3C%2Fa%3E%3C%2Fspan%3E) [function.file-get-contents]: failed to open stream: HTTP request failed! HTTP/1.0 404 Not Found in /home/elies/www/review/wp-content/plugins/isbn_anchor/isbn_anchor.php on line 268

【悪魔の脚本術】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4063647781

[エラー: asin:4063647781 というアイテムは見つかりませんでした]

今年は『Me2.0』が発売され、「自分ブランド元年」となる予定ですが、この「自分ブランド」に役立つのが、じつは漫画。

魅力的なキャラクターであふれる漫画の手法を学べば、あなたもキャラ立ちの技術がわかる、とこういうわけです。

…やや無理がありましたが、本日ご紹介する一冊は、『ff(フォルテシモ)』が「週刊少年ジャンプ」の新人賞に入選して以後、『ハードラック』『とびっきり!』『交通事故鑑定人 環倫一郎』などの作品を描き続けている漫画家、樹崎聖さんが、その漫画の極意を示した一冊。

「誘い」「じらし」「満足」という「悪魔の脚本術」の基本を紹介した後、名立たる名作漫画の解説をしながら、主人公の条件や、感動を呼ぶしかけ、魅力的なヒロインの描き方など、さまざまな点を指摘しています。

なかでも、「自分ブランド」的に参考になったのは、「主人公の行動の動機」の部分。

著者いわく、「それは自分の夢のためであればいいのだが、大義名分、正義、世界平和のためであってはならない」。

なぜなら、「それらはうそ臭く、人間味に欠け、本気の動機と感じてもらえない」から。「少年少女漫画において大切な『熱さ、リピドー(性的欲望)、リアリティ』に欠ける」というのが理由だそうです。

われわれは、さまざまな場面で、自己の「やる気」を伝える必要性にかられるものですが、そんな時、このメソッドは参考になります。

後半のデッサンの部分は、漫画家を目指すわけではないわれわれビジネスマンにとってあまり役立ちませんが、前半だけでも十分に読む価値があります。

売れるブランド人になるために、ぜひ読んでおきたい一冊です。

————————————————————
▼ 本日の赤ペンチェック ▼
————————————————————

「見せびらかして奪う」! これこそ悪魔の脚本術だ

◆魅力的な脚本の構成
★誘い ★じらし ★満足

異性に惚れる瞬間を想像、あるいは思い出してほしい。たとえば、ろくでもないと思っていた男が優しさを見せたとき、美人とは言えない女の子が笑うととてもすてきだったとき、頼りないと思っていた男の子が意外な勇気を持っていたとき。そんな意外性こそが人の心を引き込むのだ

とてつもなくいい女であることと、それを口説き落とすには簡単でないことを同時に示すのだ。シンデレラは舞踏会ですてきな王子様と恋に落ちるが、一二時の鐘とともに魔法は解け、巨大な幸せをつかめそうでつかめない。この不可能性が「じらし」となって物語を盛り上げるのだ

幸せとは何か? これは主人公が人に認めてもらうことだろう。両親に、友達に、先生に、観客に、世界中の人々に、愛する人に!

長所や特別な能力は、誰にでもすぐに思いつく。しかし、それがカッコよく感じられるためには、欠点がなければならないのだ

『シティーハンター』(北条 司)は、連載開始当初、絶妙におもしろいハードボイルドであったにもかかわらず、あまり人気がなかった。ところが、ブームとなった「もっこり」ギャグで、ヒロインにハンマーで殴り飛ばされるようになり、スケベでマヌケな弱点を持った主人公像になったとたん、超大ヒットとなり、ジャンプの黄金時代を支える一本となったのだ

少年少女漫画の主人公にとって、とても大切なものがある。主人公の行動の動機である! ただし、それは自分の夢のためであればいいのだが、大義名分、正義、世界平和のためであってはならない。
それらはうそ臭く、人間味に欠け、本気の動機と感じてもらえないのだ。つまり、少年少女漫画において大切な「熱さ、リピドー(性的欲望)、リアリティ」に欠けるのだ

魔法は危険だ。なんでもできてしまうから、なんでも解決する。そうなると、読者をじらすことができないから、なんのドラマも生まれない。だから、魔法にはデメリットが必要なのだ。魔法を使ったときには何かを失うべきなのだ

すぐそばで見知らぬ誰かが足を滑らせひっくり返ったら、あなたは「大丈夫ですか?」と心配して声をかけるだろう。でも、ビルの一〇階から下を見ていて、滑って転んだ人を見かけたらどうか? 
思わず笑ってしまうかもしれない。つまり、人の心理はこうである。
アップショットはキャラクターの心まで親身に強く感じさせ、ロングショットは他人事として気軽に笑わせてくれる

「現実にはいないからこそ、いたら嬉しい」と感じさせるのが萌え漫画のカギ

人生に必要な楽しみのうち、漫画に役立たないものはできうる限りバッサリ切り捨てていい! そして、自分にとっていい漫画を描くために第一に必要なことを第一に行うべし!

————————————————

『10年メシが食える漫画家入門』講談社 樹崎聖・著
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4063647781

————————————————-

◆目次◆

第一章 悪魔の脚本術
第二章 悪魔のデッサン

[エラー: asin:4063647781 というアイテムは見つかりませんでした]

© 2004-2011Elies Book Consulting Co,Ltd.All Rights Reserved.