2010年4月20日
【祝・2100号】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4106103621
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みなさんは、わらしべ長者がなぜ単なるわらしべを財産につなげられたかご存知ですか?
それは、彼に「遊び心」があったから。
そうでなければ、わらをあぶと結びつける、などというアイデアが浮かんだわけがありません。
本日ご紹介する一冊は、この「遊び心」を武器に、どうやったら効果的なPRができるか、論じた一冊。
なかでも、日本のネットメディアで最強と言われる「ヤフートピックス」をどうやったら攻略できるか、そのコツを示しています。
著者は、ヤフーへのニュース配信元にもなっているインターネット新聞「市ヶ谷経済新聞」の運営者、菅野夕霧さん。
本書では、ヤフートピックスの過去2年分の記事を分析しながら、どんな記事がトップ採用されるのか、そのノウハウと成功事例を紹介しています。
あえてライバルと「対決の構図」を作ることで話題となった伊賀市と甲賀市、四月一日前後に「水中入社式」を行う「鳥羽水族館」など、本書には、自らの持つイメージ資産を活用して成功した事例がいくつも登場します。
「ヤフートピックス」攻略を目論むマーケターはもちろん、「ヤフートピックス」をよく知らない経営者にも、おすすめの一冊。
ぜひ一度、読んでみてください。
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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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「洋菓子工房ゆーたん」は、二〇〇八年一月「白いイチゴ」を使用したショートケーキの製造・販売をしました
「鳥羽水族館」では、二〇〇六年から四月一日前後に「水中入社式」を行っています
「ラリアンス」は、二〇〇六年の春から、“幻の焼酎”と言われ入手が困難な「森伊蔵」を練りこんだチョコレートを製造・販売→一日約五?六〇〇〇ページビュー→四六万ページビュー
「政治」や「社会」といった分野の硬派なニュースが最上位など上の方に、「スポーツ」「エンターテインメント」など柔らかいニュースが下の方に配されている
◆ヤフートピックスの4つの柱
1.ユーザーの利益
2.中立性
3.新しい見せ方
4.広く・深く・早く
話題づくりのヒントは「地域」「経済」「写真ピックアップ」
ニュースとは何か、それは「変化」だという前提と同時に、ニュースとは「修飾無き客観的事実」
記録の中でも「世界記録」は文字通り世の中(世界)から注目
その商品やその地域と、あえて「対決の構図」を考えてみる。ライバルとは日々切磋琢磨しながら、時に手を握り、ともに策を練る、そんな話題づくりも有効
八〇〇〇人でラジオ体操──【大量にする】
虫も一〇〇匹集めるとニュースの対象
ヤルなら思い切って「超豪華、超高級な見た目に」
「力強過ぎるもの+女性」や、「弱々し過ぎるもの+男性」というような明快なコントラストをつけられれば、話題につながる可能性が高くなります
異物の足し算による話題づくりは、わずか一三文字で表現されるヤフートピックスの特徴と非常にマッチ
懐かしの給食をホテルで──【再現・復活する】
誤植逆手に「立山連邦」建国
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『ヤフートピックスを狙え』新潮社 菅野夕霧・著
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4106103621
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◆目次◆
第一章 「話題」の発信源を探る
第二章 ヤフートピックスの特徴
第三章 トピックスに見る話題の分類1──「挑む・挑ませる」
第四章 トピックスに見る話題の分類2──「見た目」
第五章 トピックスに見る話題の分類3──「組み合わせ」
第六章 「話題」増幅の味方
第七章 あなたのアイデアを話題に
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