2010年4月13日
【ものづくりの現場&哲学を漫画で学ぶ】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4806136042
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今日のお昼まで、幹部社員の古屋、山本を連れて、上海に視察旅行に行っておりました。
2人とは途中の駅で解散し、土井一人オフィスに帰ってきたわけですが、デスクを見ると、山本に勧められて購入した『シブすぎ技術に男泣き!』が置いてある。
職人フェチの山本が選ぶ職人本、ということで読んでみたのですが、うーん、これはマニアック。
「ものづくり日本を影で支える男たち」の感動エピソードを、漫画形式で伝え、名言で締めるという、なかなか土井好みの本です。
著者は、漫画家ですが、もともとエンジニアをやっていたという、異色の経歴の持ち主。
そんな著者が取材活動を通じて出会った「職人たち」を紹介するのだから、面白くないはずがありません。
「六角レンチの回し方でそいつが何年目かわかる」
「設計はおもいやりだ」
「目的という金塊を見つけるためにはあらゆる方向からあらゆる方
法で掘って行く」
など、紹介されている職人たちの言葉は、名言のオンパレード。
登場する企業も、骨太な哲学をお持ちの企業ばかりで、刺激を受けます。
さらに、世界で初めて乾電池を作った「乾電池王」屋井先蔵、明治時代に日本初の製麺機械を考案した真崎照郷など、モノづくりの偉人たちについて学べるのも、本書の特長。
「報われないことはやらない」のが現在の風潮ですが、本書で紹介されている職人たちに共通するのは、「たとえ報われなくても、いいものがつくりたい!」という純粋な気持ち。
夢をなくしがちな時代だからこそ読んでほしい、ビジネスマンにおすすめのコミックです。
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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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技術者の仕事とは見えないトコロにあり それこそが日本の技術であり男たちの魂…私はそれを伝えたいのです
「六角レンチの回し方でそいつが何年目かわかる」
(著者の先輩)
「設計はおもいやりだ」
(図面をひき続けて50年のベテラン)
「目的という金塊を見つけるためにはあらゆる方向からあらゆる方法で掘って行くのです」
(マセマティック株式会社 渡社長)
つらぬくほどの情熱と追求心 それさえあればおのずと人が集まり、国ができる 美しきかな
「私の発想の源は既存の常識の逆を見ることにあります。そしてもの作りの本質を忘れてしまっている今こそお客さんのことを考えるべきなのです」(有限会社エムズシステム代表取締役 三浦光仁)
ユーザーを思いやる気持ちが強ければそれが天に伝わり チャンスと使命が降ってくる
未来を見据えていればこそ その困難は乗りこえられる
開発は夢の跡すら残らないときもある 彼らは言うのです「次がんばろう」と
「機械設計にパーフェクトは無い」(黒川さん)
よいものも時代に乗れなければ埋もれてしまう それでもエンジニアはこだわるのだろう よいものに
失敗をモチベーションのせいにするなかれ
量産もののミスは命とり
「掃除や片付けができねぇ奴は必ずケガすんだ」
(機械室室長Nさん)
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『シブすぎ技術に男泣き!』中経出版 見ル野栄司・著
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4806136042
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◆目次◆
プロローグ ものづくり日本を支える男たちを追え!
1章 ものづくりに賭ける一本気な情熱に男泣き!
2章 日本の発明王の裏にある苦節に男泣き!
3章 日の目を見ずして消え行く機械に男泣き!
4章 うたかたの夢と散る開発の日々に男泣き!
5章 愚直なまでにこだわりぬく職人技に男泣き!
エピローグ さらば、シブすぎ技術に男泣き!
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