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『吉越式会議』吉越浩一郎・著 vol.1984


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【あなたの会社を変える「吉越式会議」とは?】
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エリエスでは、明日、2010年に向けた戦略会議を行います。

しかしながら、しょせんはベンチャー企業。会議のノウハウなどあるはずもなく、何となく集まって話し合いをするという事態を防ぐため、本日の一冊を参考にすることにしました。

著者は、ご存知、トリンプ・インターナショナル・ジャパンの代表取締役社長を務め、19年連続増収増益を達成した吉越浩一郎氏。

本書は、1つの議題につき、たった2分で決定を下し、次々と実行に移していく「早朝会議」のコツを、わかりやすくまとめた一冊です。

将来の組織図を意識した会議室での配置、「誰が、何を、いつまでに」というデッドラインの決め方、ストレッチさせることで部下の能力を向上させる方法、モラルなき行動を防ぐプロセスの作り方など、経営の意思決定に関するさまざまなトピックをカバーしており、じつに参考になります。

これまでたくさんの会議本を読んできましたが、ここまでナマの実例が載った本も珍しい。

会議の本というふれこみではありますが、実際には、経営のプロセスや部下のマネジメントを見直す、いいきっかけとなる一冊です。

「部下が目的・目標に納得感を持って、一所懸命に働く状態」

これを実現したい経営者には、ぜひ一読いただきたい。

この年末に読んで、来年の会議をぜひ良いものにしてください!

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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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必要なこと以外は書かない。これはビジネスを効率よくするための鉄則です

1時間半の会議の間に、40ものテーマを次々に会議にかけ、その場で今後何をするのか、物事をどんどん決めていったのです。一つのテーマに要する時間は2分ほど。よその会議では考えられないようなスピードで議事が進みます

言ってみれば、社長の「おい、あれは、どうなった?」が並んでいる

やり直しを命じる場合のデッドラインは原則として翌日でした。「なるべく早く」などという曖昧な指示はありえません。なぜ、翌日なのか。それは、スピードアップのためです

肩書にとらわれず、将来に向けて育ってほしい若手社員を前の方に座らせ、現場に基づいた議論をしていった方が、よほどメリットがある

会議というのは、報告や発表をする場ではなく、物事を決める場、なのです。何を決めるのかといえば、顕在化した会社の課題や問題についての解決策について、「誰が、何を、いつまでに」というデッドラインを決めるのです

そもそも営業部の言い分も、経理部の言い分も、それはそれぞれには正しいように思えても、単に自分たちの都合でしかない、ということに気づかなければいけません。同じ会社で一緒に働いている以上、目指すべきは会社全体の増収であり、増益なのです

社員というのは、仕事を山ほど抱えていますから、緊急度でプライオリティを付けてしまうものなのです

社員に対して、個人のプライオリティではなく、会社のプライオリティで、やるべき仕事を選んでもらう。プライオリティを個人視点から、会社視点に変える。これこそが、実は会議の真の目的なのです

早めに決断し、実行にその時間・コスト・努力をかけるべき

上司がポケットにいろいろなことをしまっている。だから、部下が上司と同じような判断ができない

経営者も上司も、もともと嫌われる立場にあるのですから、割り切って嫌われてしまえばいい

任せるだけでなく、ストレッチさせることで伸びる

社員こそ、個室とまではいかなくても、ブースなどで仕切られたところで仕事をさせるべきなのです

人前で話をするときのポイントは三つ。笑いを取る。ひるまない。相手をのんでかかる。それは、どんな場面でもリーダーに必須のことだと思っています。そしてもう一つ、大事なことは、ウソを許さない、ということです

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『吉越式会議』講談社 吉越浩一郎・著
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◆目次◆
序章 吉越式会議とは、どんなものか
第1章 吉越式、会議の考え方革命1「一つの議題は2分で判断できる」
第2章 吉越式、会議の考え方革命2
「会議は仕組み化・スピードアップのためにある」
第3章 吉越式、会議の考え方革命3
会議が社員を変える。リーダーが育つ
第4章 吉越式、会議の考え方革命4 会議は組織を変える、一体感を作る
第5章 吉越式会議は、どのように行われていたのか
第6章 社長から課長まで。吉越式会議は、こう実践せよ

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