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『自分の頭で考える』外山滋比古・著 vol.1965


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【あの『思考の整理学』著者による最新刊】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4120040305

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本日の一冊は、あの100万部ベストセラー『思考の整理学』の著者、外山滋比古さんによる待望の最新刊。

※参考:『思考の整理学』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4480020470/

あの名著を読んだ方なら、誰もが新刊を読みたい!と思うところでしょうが、本書はまさにその期待に応えた一冊です。

で、肝心の中身はどうかというと、正直、とりとめのないエッセイ集です。

「誰のため、何のため」という視点から見ると、ターゲットも見えづらいですし、メッセージも無理やり『自分の頭で考える』としているだけで、伝わりにくい。

ただ、それでも意識の高い読者が読めば、随所に名言や、通常とは違った見方が示されていて、じつに有用な内容です。

言葉が創造性に与える影響や、歴史とナショナリズムの関係、せっかくこしらえたマユを惜し気もなく壊すカイコのエピソードなど、社会人がこれから学んでいくにあたって、ヒントとなるお話がいくつも紹介されています。

人生における優先順位のつけ方や、学び方、人付き合いのコツまで、ちょっと違った切り口から処世術が学べます。

週末の軽い読み物として、ぜひおすすめしたい一冊です。

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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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記憶力にすぐれ、知識が豊富な人はとかく思考力が乏しい。逆に、思考力があっておもしろい考え方をする人はしばしば不勉強である

人間にできてコンピュータにできないことがあるのか、あるとすればそれは何なのか、と考えるまでもなく、“忘却”というものが浮び上がってきました

だれしも、自分の個性に合わせて、覚えていることがあり、忘れることがある

大工などの職人は、ひとしきり仕事をすると、ちょっと一服、と休みます。それほど疲れていそうもないのに、時間が来ると一服です。やはり職人の知恵で、ここで頭をすっきり、気分も晴ればれさせないと、大きなミスがおこったりするおそれがあり、それを未然に防いでいるのです。一息入れて、気分一新すると、あとは効率のよい仕事ができる。怠けているのではありません。休むのも仕事のうちなのです

休み時間も勉強するのは、好んで頭を悪くするようなもの

他人と折り合いをつけて生きていくということを家庭で教えることはできませんが、共同生活をすれば、知らず知らずのうちに身につくようです

昔から、豊かで社会的に有力な家庭では、子育てを人手に委ねる習わしがあります

帰るときの「ありがとうございました」はあいさつであって、お礼ではないのです

かつての名選手はたいてい自信過剰です。自分のしてきたことがよかったという成功体験をもとにして臨みますから、個性的な人をつぶしてしまい、二世的選手が育ちます

人が見ていないところでも決していい加減なことをしない。神が見ている。自分が知っていて、恥かしいことをしない。これがフェア・プレイの精神です

外国語に限らず、経済学や医学を修めた人が小説を書いて成功する例も珍しくありません。やはり“違う”ことばを学んだ、その教養が創造性に結びつくのでしょう

古典になるのに、作者はかかわらないのです。後世の読者が勝手に古典にしたり湮滅したりします

カイコのえらいところは、せっかくこしらえたマユを惜し気もなく、みずからの力で打ち破り、外に出て新生を始めるところにあるように思われます

人生は試験と違います。いくらやさしいこと、おもしろいことをたくさんやりとげても、価値のある大事なことをせず敬遠していたのでは、仕事をしたことにならないでしょう。難問にあえて挑戦するのが意義ある生き方になります

歴史は古くから存在したものではなく、近代国家の成立、それにともなうナショナリズムによってつくり出されたものである点に注意

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『自分の頭で考える』中央公論新社 外山滋比古・著
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4120040305
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◆目次◆
忘却は「力」である
頭と体の活性化
談論風発の楽しみ
人間関係について
手紙のたしなみ
スポーツと頭脳
不熱心な読者の告白
なぜ外国語か
古典の誕生
エスカレーター人生
朝、予定を立てる
謙虚さということ
翻訳と日本人
歴史を疑ってみる
文学とは何か

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