2009年4月20日
【年収200万円からでも貯金できるすごい技術】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4887597045
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先日行なわれた「社長のためのマーケティング力養成講座」に、整理収納コンサルタントとして独立されたばかりのkonmari(こんまり)さんという方がいらっしゃって、興味深い話をしてくれました。
彼女はいわゆる「片付かない女たち」や社長さんを相手に商売しているわけですが、片付かない人がプロに収納を代行してもらっても、3日でリバウンドするというのです。
ではどうするかというと、彼女は一切手を貸さず、依頼主の生き方や価値観にあった提案をする。
つまり、自分は何を大事にし、何に囲まれて生きたいか、ということを意識すれば人は変われる、ということです。
この心理的なアプローチは、どうやらお金についても言えるようです。
本日ご紹介する一冊は、過去3800人の貯金ゼロ家計を再生させてきた家計再生コンサルタントで、オールアバウトのカリスマガイド、横山光昭さんが、節約のための心理的アプローチ方法を公開した一冊。
雑誌でよくあるチマチマ系の節約ではなく、固定費をダイナミックに削って、浪費体質から貯金体質、やがては投資体質になるまでを支援する、そんなやり方を提案しています。
3800人の家計診断でわかった「ムダな固定費ワースト10」や、「消費70%、浪費5%、投資25%」の黄金比率、貯金体質になるためのチャレンジなど、興味深い内容が満載。
なかでも、著者がこれまでにクライアントに試して効果絶大だった「横山式90日貯金プログラム」は、各種シートもついて実践的。
数字だけを見て提案している類書と違い、心構え、心理面からアプローチする手法に、共感を覚えました。
さすがは借金まみれの家計を数多く救ってきた著者。
今すぐ貯金体質に変わりたい人は、ぜひ読んでみてください。
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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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「節約はかなりの収入なり」。ルネサンスの先駆的思想家である人文学者、デジデリウス・エラスムス(146157~36)はそう言い残しています。無意識に使っている生活支出を減らすことイコールそれは収入だというとらえ方です
将来への不安ではなく、未来の自分の可能性のために貯める(中略)動機がネガティブなものかポジティブなものかで、貯金力の伸びが全く違います
不意のリストラなどで収入ゼロになってしまったとき、安心できる貯金額の目安としては、少なくとも月収6カ月分の貯えは確保したい
◆ムダな固定費ワースト10 ※一部紹介
1位 ムダな会話やメールのもととなる携帯電話代
4位 保障内容も知らない高額な生命保険料
7位 意味のない飲み会の帰りのタクシー代
8位 毎日の高カロリーな外食ランチ
携帯電話代が高い人は貯金も下手
生命保険に求めるものは「保障」部分のみでいい
健康であることは、医療費の面から見ても大きな財産
たとえば独身の方の場合。比較的たくさん使ってしまう通信費(携帯電話代)は、多くても月収の5%まで。そして住居費(家賃)も、27%程度にしたい
人生は長期戦です。一時的に増えた、貯められたとしても、それが長続きしない手法ならば、愚策なのです
何でもかんでもお金を使わないようにするのでは、単なるケチな人
◆生活がうまくいっていない人のパターン
1.消費と浪費のみ
2.消費と浪費がほとんどを占め、投資はほんの少し
◆消費・浪費・投資の理想の目安
・消費70% ・浪費5% ・投資25%
◆貯金体質になるためのチャレンジ ※一部紹介
・欲しいものを買わないでみる
・家の中にある不要なものを売ってくる。売れなければ捨てる
・よいお金持ちとイヤなお金持ちの違いを自分で定義してみる
危険な初心者とはどういう人なのでしょう? 「無料」「あなたの力になります」などの宣伝文句を素直に受け取り、メリットと感じてしまう人のことです。つまり、「いいカモ」です
「偽善のやさしさ」と「人を思う厳しさ」。あなたはどちらを選びますか?
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『年収200万円からの貯金生活宣言』ディスカヴァー・トゥエンティワン 横山光昭・著
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4887597045
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◆目次◆
あなたはどれぐらいあてはまる? 貯金力チェックテスト
はじめに
CHAPT.1 使わないお金を増やすことから始める収入アップ
CHAPT.2 あなたが貯金できない理由
CHAPT.3 明日から変われる!貯金体質トレーニング
CHAPT.4 90日プログラムで貯金力を10倍アップ
CHAPT.5 知らないと危険!お金の落とし穴
CHAPT.6 それでも貯められないあなたへ
あとがき
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2009年4月19日
【貧しい時代を豊かに生きる方法】
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本日の一冊は、儒教、仏教、道教という三大思想の道理を含んだ傑作であり、「中国五千年の人生訓を集大成した奇書」と称される洪自誠の「菜根譚」に、中国の作家、王福振が解説を施した一冊。
「菜根譚」は、毛沢東の愛読書としても知られており、氏の「講堂録」と呼ばれる学生時代の講義用帳面には、「食べられない菜根でもよくかめば食べられる。同じように困難に耐えることができれば、何でもできるはずだ」との記述があるそうです。
この話からもわかるように、「菜根譚」は、世の中が悪い時、苦しい時にこそ読むべき一冊。
本書では、「品格を磨く」「よりよい人間関係を築く」「心に安らぎをもたらす」「正しい道を歩む」「人生を考える」の5つをテーマに、「菜根譚」の教えがまとめられています。
「菜根譚」のベースとなった思想や偉人たちの言葉を紹介しながら、本編を解説しており、これまで類書で挫折した人にもおすすめの内容です。
ビジネスパーソンの処世術として、また落ち込んだ時の栄養剤として、ぜひ手元に置いておきたい一冊です。
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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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古人曰く、「心安らかならば粗末な家でも穏やかに暮らせる。そして、堅い菜根も美味しく感じられる」
古代の兵法に、「不注意な一言が、地位と名誉を失い、全軍総崩れの災いをもたらす」という戒めがある
「事が成就しても、それを自分の功績としてはならない」(老子)
花や柳があでやかで美しいところでは、それらに惑わされずまっすぐ目標に向かって進もう
人の小さな失敗を責めたてない。人の秘事を暴かない。人の過去の悪事を蒸し返さない。この三つを守ることで徳が備わり、人から恨みを買うこともない
高揚しているときほど、他人への約束を容易にしてはならない
みすぼらしい家でも掃除が行き届き、貧乏な家の娘でも身だしなみを清潔に整えていれば、豪華や華美とは遠くとも、世俗に穢れていない高雅さが醸される
本人の前で褒めることよりも、人に隠れて悪口を言わないことのほうが大事である
狭い道では、一歩譲って人を先に通し、美味しい食べ物があれば、三分減らしてそれを分け与える
歯滅びて、舌存す。たとえ硬い歯はすべて抜けてしまっても、柔らかな舌は残る。こうしたことは身のまわりにいくつもある。頑強な者より、柔軟な者が最後に残るのである
君子が心変わりするよりは、無徳の者が心を改め新しくやり直すほうがましである
口は心の門である。口を慎まなければ、心中の秘密が漏れてしまう
つまらない者と争っても意味がない。なぜなら、そうした人にはそれなりの相手がいる。人徳のある人に媚びへつらっても仕方ない。なぜなら、そうした立派な人は贔屓目で人を判断しない
遊女が晩年に良き妻として暮らすならば、過去の浮き名は忘れ去られるだろう
人に恩恵を施すときには、少しずつ行い、次第に手厚くするのがよい
困窮して空腹なときにはまとわりつき、満腹になればたちまち遠くへ去っていく。裕福であるときにはもみ手をしながら擦り寄ってくるが、ひとたび落ちぶれるとすぐさま他人行儀になる。これが人情の哀しさである
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『菜根譚 心を磨く一〇〇の智慧』日本能率協会マネジメントセンター 王福振・編
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4820717421
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◆目次◆
編者まえがき
第一章 品格を磨く
第二章 よりよい人間関係を築く
第三章 心に安らぎをもたらす
第四章 正しい道を歩む
第五章 人生を考える
訳者あとがき
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2009年4月18日
【バフェットが序文を書くほどの本とは?】
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みなさんは、あのウォーレン・バフェットやビル・ゲイツ、ジャック・ウェルチでさえも話を聞きたがるというアメリカビジネス界の哲人、ドナルド・R・キーオをご存じでしょうか?
そう、この人物こそが、あの悪名高い「ニュー・コーク」を世に送り出し、その後、すぐさま立て直してコカ・コーラを現在のブランド企業に押し上げた張本人なのです。
驚くべきなのは、これまでに著書を持たず、あまり人前に出たがらないウォーレン・バフェットがこの人物のために喜んで序文を書いているということ。
さらに言うとバフェットは、本書を1千部購入し、株主総会でも配ったそうです。
ではなぜドナルド・R・キーオは、そこまで偉人たちを惹きつけるのか?
おそらくそれは、彼が哲学を持った人物だからではないかと思います。
大学で哲学を専攻し、その後アナウンサーとして活躍、その後務めた食品会社がコカ・コーラ社に買収されたことで、華々しいキャリアを歩むことになった著者。
本書は、その著者のビジネス経験をもとに、経営者が犯してはならない「10の失敗+α」をまとめたものです。
リスクをとらない、部下を遠ざける、考えるのに時間を使わない、一貫性のないメッセージを送るなど、経営者にとってのタブーが満載。
10の法則を一覧して「自分は大丈夫」と言える人でも、詳細を読んでいくうちに、いくつか反省させられる点があるはずです。
自らの経営が正しいかどうか、確かめるためにもぜひ読んでおきたい一冊です。
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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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いつも信条にしてきた点だが、自分より優れた人物と付き合うようにたえず努力すべきだとわたしは考えている。そうすれば間違いなく、自分を高めていくことができる(バフェットによる序文)
会社は経営者個人の性格の産物であり、延長である。経営する人物の長く伸びた影なのだ(中略)経営者が自分の弱点のために事業を間違った方向に導いたとき、事業は失敗への道を歩むのである
不可欠なのは、現状に安住できない感覚である。ものごとはもっとよくなっているべきだという感覚、いま行動しなければ将来が危ういという感覚、さらには、せっかくの機会を逃してしまうという感覚だ
ロバート・ウッドラフはコカ・コーラ社の長老であり、現在の繁栄をもたらした第二の創業者だが、オスカー・ワイルドの「世界は満足できない人間のものだ」という言葉が好きで、何度も引用していた
◆ゼロックス
長期的に利益を生み出していくには、短期的にイノベーションが必要だという単純な真理を無視した
自分の言葉や行動をほめてくれる忠実な人ではなく、自分の間違いを親切にとがめてくれる人のことを考えるべきだ(ソクラテス)
この単純な事実をしつこいほど強調しておきたい。自分の目でみることがいかに役立つかを
反則すれすれのところで勝負していれば、顧客や従業員に信頼されるとは思えない。そして、失敗する
一九七〇年代前半に、心理学者がある実験を行った。競馬の予想屋にレースの結果を予想してもらうのだが、そのときに戦績や負担重量、血統など、提供する情報の量を変えていった。面白いのは、提供した情報がわずか五種類のときより、四十種類のときの方が、予想成績が悪かったことだ
経営は技であって、科学ではない。人間の行動を数量化し、数式でとらえようとする人には警戒すべきだ
「残さず食べないと、デザートはだしませんよ」と子供を叱る親のようなものだ。そう叱っても、本気ではない。食べ残しても、デザートはでてくる
恐怖を売り歩く人たちの意見を信じるのであれば、どんなことでも、はじめるのに有利な時期などない。どの時期にも、何か問題がある。ビジネス・モデルにいつも穴があり、地面のすぐ下に埋められた地雷のような問題がいつもある。だが、起業家がかならずもっている創造性を信じるのであれば、ほとんどどんな時期も有利だといえる
何年たっても、貴重な教訓を学ばない人がいる。人生には、あらゆるものを手に入れることより重要な点があるという教訓だ
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『ビジネスで失敗する人の10の法則』日本経済新聞出版社 ドナルド・R・キーオ・著
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4532314496
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◆目次◆
序文
はじめに
法則1 リスクをとるのを止める
法則2 柔軟性をなくす
法則3 部下を遠ざける
法則4 自分は無謬だと考える
法則5 反則すれすれのところで戦う
法則6 考えるのに時間を使わない
法則7 専門家と外部コンサルタントを全面的に信頼する
法則8 官僚組織を愛する
法則9 一貫性のないメッセージを送る
法則10 将来を恐れる
法則11 仕事への熱意、人生への熱意を失う
謝辞
訳者あとがき
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2009年4月17日
【本気で学ぶ、統計の読み方】
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かつて土井は、セガとアマゾンで過ごしたサラリーマン時代、数字というものがいかにいい加減に解釈されているか、ということを目の当たりにしました。
近所に大型ショッピングモールが来たおかげで売上が伸び、表彰された店長、たまたまアマゾンの担当だったおかげで出世した取引先の担当者、いずれも、経営幹部が物事の因果関係を正しく認識できなかったのが原因です。
世の中にはこうした「ラッキー」な方がいる一方で、不利な立場におかれ、本当は評価されてしかるべきなのに評価されない人がいます。
こうした不平等は、結局、リーダーに数字を読む力がないために起こってしまうものではないでしょうか。
本日ご紹介する一冊は、社会現象の数理的分析を得意とし、昨年、『学力低下は錯覚である』を発表して話題になった著者が、ビジネスマンのための「統計思考力」を解説した、注目の一冊。
※参考:『学力低下は錯覚である』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4627975112/
数式をほとんど使わずに、本格的な統計の読み方を教えた、じつにありがたい一冊です。
小泉改革は本当に格差を拡大したのか? 大学生の読書力低下は本当か? バイオ燃料は本当に温室効果ガスを減らすのか? など、じつに興味深い考察がなされており、読み物としても楽しめます。
ビジネスパーソンに興味のあるところでは、テクニカル分析で株価は予測できるのか? 分散投資に意味はあるのか? などが論じられており、こちらも参考になります。
どんなにやる気があっても、仕事のスキルが高くても、事実の認識が間違っていれば、すべて間違う。
そんな愚かなビジネスパーソンにならないためにも、ぜひ読んでおきたい一冊です。
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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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わたしの勤める大学のある日の会議で、退学者が多いので減らさなければならない、緊急に委員会を立ち上げよう、という意見が出ました。退学者が多いのは、もちろんよいことではありません。しかし、話を聞いてみると、退学率は3%に届かない数字でした。わたしは、私立大学協会のデータが頭に入っていたので、その数字が全国平均と変わらない(全国では2.9%)ことがすぐにわかりました
大学生全体の平均読書時間が減っているのは、一つには「よく読んでいる層」以外に、「ほとんど読んでいない層」がどんどん大学に入ってきているから
ローレンツ曲線とは、「所得が低いほうから順に並べ、下からx(100x%)に属する人の所得の累計が、全体の何%に当たるかをy(100y%)としてできる曲線(折れ線)」のこと
「45度線とローレンツ曲線が囲む部分の面積の2倍」がジニ係数の定義
96年から99年の間に、当初所得のジニ係数が大幅に上昇している(中略)ところが、小泉政権は、2001年4月から2006年9月までですから、当初所得のジニ係数の急上昇、等価再分配所得のジニ係数の99年のピークとは関係がありません
2002年と2005年のジニ係数の上昇分のうち9割は、高齢化(平均年齢が54.9歳から57.8歳に)と、平均世帯人員の縮小(2.82人から2.78人に)で説明できる
小泉政権下で貯蓄のない世帯の割合が上がり、政権交代の頃に下がり始めています。全体としては、87年頃から上昇傾向のようですが、小泉政権に入って急上昇しています
データを見る際に陥りがちな間違いは、一部だけをみて判断を下してしまうこと
典型的な「べき分布」にしたがうデータは、極端な値を含んでいる可能性が高い
インターネットを使う層は、今のところ、比較的若い人が多いため、仮に回収率が非常に高かったとしても、年配者のデータが反映されにくい
◆調査にバイアス(偏り)が生じるパターン
1.アンケート自体に誘導的な設問がある場合
2.回答者が嘘をつく場合
「相関」というのは、あくまで「対応関係」を示したものであって、「因果関係」ではない
人口学は未来を知るうえで基本となる、非常に重要な学問
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『不透明な時代を見抜く「統計思考力」』ディスカヴァー・トゥエンティワン 神永正博・著
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4887596995
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◆目次◆
はじめに
第1章 基礎編 データを読む
1.生データを入手する
2.データを図にする
3.専門外のデータはこうして読もう
第2章 中級編 データを読む
1.基本をおさえる 平均と分散
2.足したら出てくる 正規分布
3.一を聞いて十を知る―大数の法則
4.分けて考えるべき分布
5.因果関係と間違えるな―相関
第3章 上級編 データを利用する
1.未来を予測する
2.思考を錬磨する―オープンコラボレーション
3.自力で考えることの最大の敵
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2009年4月16日
【経営者必読、ドラッカーの遺言】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4478006547
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本日の一冊は、マネジメントの父、故ピーター・F・ドラッカーによる遺稿に、ジム・コリンズ、フィリップ・コトラーはじめアメリカビジネス界の偉人たちの特別寄稿を加え、まとめたもの。
リーダー・トゥー・リーダー財団刊行の「The Five Most Important Questions You Will Ever Ask About Your Organization(2008)」を邦訳したもので、ドラッカーが経営者に提示したという「5つの質問」がメインコンテンツとなっています。
その「5つの質問」とは、以下の通り。
1.われわれのミッションは何か?
2.われわれの顧客は誰か?
3.顧客にとっての価値は何か?
4.われわれにとっての成果は何か?
5.われわれの計画は何か?
並べてみるとじつにシンプルな内容ですが、読んでいくと、この質問がいかに深いものか、実感させられます。
ドラッカーの経営哲学に、経営の達人たちが解説を加える、これまでにない、贅沢な内容。
自らの経営の方向性を見直したい経営者には、じつに身の引き締まる一冊です。
経営者というのは、いつだって孤独なもの。部下に弱音は見せられず、安易に人には相談できない。
本書は、そんな経営者のメンターとなり、質問を浴びせかけてくれる、じつに貴重な一冊です。
だまされたと思って、ぜひ読んでみてください。
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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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◆5つの質問
1.われわれのミッションは何か?
2.われわれの顧客は誰か?
3.顧客にとっての価値は何か?
4.われわれにとっての成果は何か?
5.われわれの計画は何か?
いかなる組織といえども、顧客に聞かなければ、何を成果とすべきかはわからない
計画はその都度のものではない。うまくいくものを強化し、うまくいかないものを廃棄していくという連続したプロセスである
意思決定には守るべきルールがある。重要なことで容易にコンセンサスが得られたときには、そのまま決定を行ってはならないというルールである
アリストテレスにさかのぼり、初期キリスト教会の教えとなった言葉がある。「本質において一致、行動において自由、すべてにおい
て信頼」である
あらゆる組織が内部に反体制派を必要とする。「われわれにはわれわれの道がある」と言う者ではなく、「明日のための正しい道は何か」を問い続ける者が必要である
ミッションは大きくしなければならない。無限大でさえなければならない。しかも、直ちに行動に結びつくものにしなければならない
金のために妥協してはならない。品位にもとる機会は拒否しなければならない。さもなければ、魂を売ることになる
ミッションは、何を行うべきかとともに、何を行うべきでないかを教える(中略)世のため人のための貢献を最大にするには、自らがミッションとするものに徹底して的を絞らなければならない。多角化への誘惑に克たなければならない。ミッションでないものは行わないとの規律を守らなければならない
あなたの組織は、誰を満足させたとき成果をあげたと言えるか?
「顧客にとっての価値は何か?」という質問こそ、「5つの質問」のなかでも際立って重要である
最初に行うべきものは廃棄である(中略)死せる者を埋葬して、初めて復活はなされる
◆計画における五つの要素
1.廃棄 2.集中 3.イノベーション 4.リスク 5.分析
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『経営者に贈る5つの質問』ダイヤモンド社 P・F・ドラッカー・著
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4478006547
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◆目次◆
質問1 われわれのミッションは何か?
質問2 われわれの顧客は誰か?
質問3 顧客にとっての価値は何か?
質問4 われわれにとっての成果は何か?
質問5 われわれの計画は何か?
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2009年4月15日
【ゆとり世代活用の秘策とは?】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4478007918
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本日の一冊は、モチベーションとコミュニケーションに関するリクルートグループのプロフェッショナル集団、リクルートコミュニケーションエンジニアリングの2人が、ゆとり世代の新人育成ノウハウを説いた、注目の一冊。
最近は、不況を逆手にとって、優秀な人材を採ろうとする企業も一部あるかと思いますが、残念ながら、本当に優秀な人材は慎重になっており、転職マーケットになかなか出てきません。
そこで注目されているのが、新卒マーケット。
大企業が採用を控えているうちに、優秀な人材を採用したいと考える中小企業には、新卒の採用・教育は関心のあるところだと思います。
ただ、問題となるのは、今後社会に出てくる新卒がいわゆる「ゆとり世代」だということ。
常識の通じないゆとり世代をどう扱うかは、もはや無視できない問題であり、本気で取り組もうと思ったら、それなりの準備が必要なのは間違いありません。
本書では、そのゆとり世代の特徴と、仕事に対する考え方、つまづきやすいポイント、対処法などを、わかりやすく書いています。
最終的にポイントとなるのは、「価値実感体験」と「集中体験」ということですが、要するに仕事の意義を伝えることと、有能感を持たせることという、いつの時代も変わらない原理原則です。
ただ問題なのは、成果主義となった現在の組織が、新人に対し、十分なケアをできていないこと。
本書は、そんな現在の組織が抱える致命的な欠陥に気づかせてくれるという点で、興味深い一冊です。
経営者、マネジャー、人事担当者は、ぜひ読んでみてください。
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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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新入社員を採用することの最大の意味は、その企業の持つ理念や哲学、行動様式や価値基準を受け継ぎ、その後数十年にわたって主たる戦力となり、また組織の中核となりうる人材を育成するということだろう
理念や価値観の共有は組織に求心力をもたらすものであり、ビジネス環境の変化に翻弄されないためにも必要である
◆新入社員を理解する五つのキーワード
1.成長 2.貢献 3.絆 4.自分らしさ 5.リセット
「無駄なことはやりたくない」し、「やりたくないことは避けられるのが当然」といった感覚は、口に出して言うか言わないかの差があるだけで、実は若手社員に共通している
自らの「成長」にこだわるのは若い世代の大きな特徴といえる。根底にはリストラ世代の親を持ったために、「会社には頼れない、最後に頼りになるのは自分だけだから、早くスキルや実力を身につけたい」といった思いがある
ITバブル、リーマンショックを経て、お金儲けだけではなく、世の中の役に立つ仕事をしたい、という「社会貢献」という価値観を重視する若者も多い
「誰でもできる仕事だ」「自分がいなくても回る職場だ」と感じると、急速に意欲をなくしてしまう
◆新人がつまずきがちな10の場面
1.配属が思い通りにいかない
2.基本的な小さな仕事・ルーティンの仕事
3.小さな向上・小さな成果
4.報・連・相
5.山積みの仕事
6.納期を要望される
7.ミス
8.なかなか成果が上がらない
9.考えてもどうしたらいいかわからない
10.結果
一日一回、三分でも五分でも、必ず一対一で話をする
なるべく早い段階で「仕事の意味」と「自分への自信」を感じられるようになり、働き続けるための土台をつくること、それこそが「新人育成」のゴール
カギとなるのは、「価値実感体験」(感動体験)と「集中体験」
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『折れない新人の育て方』ダイヤモンド社 船戸孝重、徳山求大・著
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4478007918
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◆目次◆
はじめに
第1章 新人を取り巻く環境の変化
第2章 新入社員と向き合う
第3章 新入社員と関わる
第4章 新入社員に伝える「価値実感体験」「集中体験」
おわりに
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2009年4月14日
【プロが教える、調べる技術】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4478490538
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本日の一冊は、日本能率協会総合研究所、マーケティング・データ・バンクなどを経て、マッキンゼーでリサーチ・トレーニングを担当していたという著者が、プロフェッショナルの「調べる技術」を論じた一冊。
社長の出版記念講演会に呼ぶゲストスピーカーを探す、ペット用品市場の可能性について調べる、などのわかりやすい例をもとに、どのような手順でリサーチを進めればよいか、どんな情報源があるのかが体系立てて論じられており、まさに知識プロフェッショナル必読の一冊です。
手に入れた情報をどのように精査すればいいのか、さらに精度の高い情報を得るためにどんな情報源を使えばいいのか、現場でやってきた人間ならではの知恵が紹介されており、じつにためになります。
「日経テレコン21」や「MDB」といったプロが使う有料のデータから、政府統計、業界団体による統計・資料といった無料のものまで、幅広く紹介しており、情報でメシを食っている人には、ありがたい情報源です。
コンサルタント、会計士をはじめとする知識プロフェッショナルはもちろん、マーケティングに携わる方、商品開発に携わる方など、重宝する方は多いのではないでしょうか。
ちなみに土井は、本書で紹介されている情報源のURLを、さっそく「お気に入り」にまとめました。
「情報調査力」を高めたいと考えるビジネスパーソンに、おすすめの一冊です。
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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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ブレーンストーミングで出てくるアイデアはすべての可能性を網羅しているとは限りません。社内の力関係で方向が決まってしまうということもあるでしょう
インパクトが強いと自分たちでは思っていても、本当にそれがインパクトのあることなのかどうかは検証してみる必要があります
◆どの業界でも共通してニーズがある8項目の情報 ※一部紹介
2.企業・団体:どんな企業・団体なのか、何をやっているのか、
財務状況は健全か。
3.人:ある人物のプロフィールが知りたい、どんな実績のある
人なのか。
4.マクロ経済:GDP(国内総生産)、貿易額、人口など統計データ。
6.制度・政策・法律・制度上の制約はあるのか、法改正の動きは
あるのか。
8.消費者:購買行動、嗜好、イメージ
◆ビジネスにおいて調べる必要がある内容
1.企業 2.人物 3.業界・市場 4.消費者
人から頼まれて何かを調べるときに、最初に確認しておくべきことは、目的、具体的な内容、納期、アウトプット・イメージです
素直に「そうか、世界で一番なんだ」と受け止めてしまうのは、情報の精度という点から考えると、やや問題です。どのような調査・データに基づいて”トップシェア”なのか、ということが重要なのです
海外事業展開で、「これまでの欧米市場に加え、アジア、特に成長著しい中国市場での積極展開を図るべく、昨年度は中国国内に4拠点を設置し……」とあったら、字面どおりに読めば「中国に積極的に進出してる」ということですが、その裏にはもしかしたら「欧米市場での低迷や失敗」があるかもしれません
企業関連の人物のみでなく、政界、教育界、芸術界などの人物もカバーしている資料としては、『人事興信録』(興信データ)が隔年で発行
私たちが届け出を行った事柄は、たいていの場合何らかの形で統計がとられ全体像が把握できるようになっています
情報源になるべく近いところで情報を得ることはリサーチの鉄則
経済産業省が5年ごとに実施している、『商業統計調査』という統計があります。産業・業種ごとの商業店舗の数を、全国、都道府県、市区町村別に見られるもので、商業の実態を把握する基礎資料とされています
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『情報調査力のプロフェッショナル』ダイヤモンド社 上野佳恵・著
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4478490538
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◆目次◆
はじめに
序章 プロフェッショナル・リサーチャーの作法
第1章 調べる仕組みとは
第2章 ビジネス情報ニーズの範囲
第3章 企業と人物について調べる
第4章 基本のリサーチ1「企業」「人物」
第5章 業界について調べる
第6章 基本のリサーチ2「業界」「消費者」
第7章 情報のプロフェッショナルへの道
あとがき
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2009年4月13日
【ケーキ屋が儲かる仕組みとは?】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4344016254
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本日の一冊は、公認会計士である著者が、会計データを用いて、さまざまな業界の儲けのカラクリと安定性、平均給与などを明らかにした一冊。
大量に廃棄してもなお利益が残るケーキ屋のカラクリ、たくさん店員がいるのに黒字が出るデパートの仕組み、不況にもかかわらず儲かる会社の共通点など、ビジネス心をくすぐる内容が満載です。
野球選手と比べて薄給のJリーガー、同じプロ野球でも球団によって違う所得格差(ちなみに所得格差が大きいのは巨人と千葉ロッテ)、横綱から十両までの給与の平均など、下世話な切り口から、さまざまな業界の利益構造に切り込んでいます。
これを読む限り、勝間和代さんの『勝間式「利益の方程式」─商売は粉もの屋に学べ!』ではないですが、やはり、粉もの屋は儲かる商売のようです。
※参考:『勝間式「利益の方程式」─商売は粉もの屋に学べ!』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4492556060/
ただ、本書が優れているのは、儲かる商売を選ぶ、という視点だけにとどまらず、どうしたら儲かる仕組みに変えられるか、という視点も示した点。
物販ビジネスから時間貸しビジネスへと業態を変化させたことで、急成長を遂げた漫画喫茶。
外部の人間に販売を手伝わせることで儲かる仕組みを構築しているデパート業界。
さまざまな事例を読むことで、商売センスを養うことができる一冊です。
ぜひ読んでみてください。
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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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◆永守社長をM&Aにかりたてる要因
1.日本電産に勝るほどの「キャッシュになる技術力」を持っていること
2.その会社が儲かっていない原因が「マネジメントの問題」にあること
◆各業種の中で、業績のいい会社はどこか
・パルプ・紙業界
・情報・通信業
「不況に強い産業」というのは、比較的地味だけれど、外国の経済動向に依存しない「国内向けの『内需型』産業」
平均的な企業の財務体質としては、損益分岐点比率が、2008年前半頃で80%前後
基本的な生活ニーズに、地道に応えている業種が、景気の波に飲まれず堅実である
デパート側には、「販売員がメーカーから派遣されるので、売り場にかかる人件費が安くなる」「売れた分だけをデパートの仕入れにできるおかげで、在庫のリスクがない」というメリットがある
1個300円のケーキがあるとして、その原価はどれくらいなのでしょうか。ケースバイケースとはいえ、1個のケーキを作るのに、安いところでは15円、高くても50円くらいの材料費ですんでしまう
ケーキ屋では、かなりの数のケーキが売れ残って廃棄され、製造コストや販売コストがある程度かかっても利益が出るように値段がつけられている
制度品システムの特徴とメリットについて簡単に説明すると、資生堂は自社と「チェーンストア契約を結んだ化粧品店」にしか資生堂の商品を卸さないという約束をします。そうしてチェーン店以外のルートで資生堂の商品が流通しないようにして、値引き販売をする小売店を排除するしくみだったのです
◆化粧品業界
・コーセーは2.3%、資生堂は4.9%。低い研究開発比率
・「売上高の4分の1」を、販促・広告などのマーケティングコストに
物販ビジネスから時間貸しビジネスへと本質的に業態を変化させたことが、複合カフェという事業を大規模化させ、チェーン展開可能
・株式公開可能な企業を生み出す土壌となった
固定給の部分は、横綱が月給282万円、大関が月給235万円、関脇・小結が月給169万円、前頭筆頭から十六枚目が月給131万円、十両が月給104万円
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『半分売れ残るケーキ屋がなぜ儲かるのか』幻冬舎 柴山政行・著
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4344016254
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◆目次◆
まえがき
1章 不況でもリストラせずに儲かる会社は何が違うのか
2章 客より店員が多いデパートや、半分売れ残るやケーキ屋がなぜ儲かるのか
3章 不況でもブランド店や化粧品会社が倒産しないワケ
4章 書店や出版社、マンガ喫茶はどうやって儲けているのか
5章 プロ野球選手の「年俸」はなぜあんなに高いのか
6章 Jリーグ選手や力士は給料をいくらもらっているのか
あとがき
参考文献
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2009年4月12日
【貯金100倍の技術】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4844370626
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本日の一冊は、夫婦ともに公認会計士という2人が、1年で生活費を1/2にし、貯金を100倍にした技術を公開した、注目の一冊。
お金にまつわる本は、たくさん出ていますが、そもそも独身の人間がお金について考えることなど無意味。
というのは、独身者は自分の生活だけ考えていればいいため、さほど複雑なお金の知識を必要としないからです。
だから、お金関連の本を読む際には、それが結婚してからも使えるかどうかを吟味するのが大切。
それも、証券会社や不動産会社のひも付きのFPが書いた本では、意味がありません。
中立の立場で書かれた本であることが重要なのです。
そういう意味で本書は、土井がこれまで読んだ中でもっともシビアにお金の現実を論じた、読み応えある一冊。
新築マンションがいかにバカらしい買い物か、クルマの購入がいかに高くつくのかといった現実を、お金のプロである公認会計士2人が、歯に衣着せずに語っています。
2人が夫婦で議論を重ねた結果、たどり着いた結論は、「収入-必要生活費=豊かさ」という公式。
本書では、この公式の「必要生活費」の部分を徹底的に吟味することで、現在の日本人のあるべき消費の姿を明らかにしています。
「Wiiはヴィトンのかばんよりも贅沢品」
「平均的な所得で養育可能な子どもの数は1・3人」
「新築マンションは買った瞬間に2割以上損をする買い物」
など、知っていることで差がつく情報が満載。
また、「結婚すると、実は3000万円以上節約できる」など、意外な視点も盛り込まれており、参考になります。
20代後半の方の人生設計の指南書として、広く読まれて欲しい一冊です。
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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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お金を払ってものやサービスを買うときには、投資効率、つまり見返りはいくらなのかを十分に吟味して行う必要がある
◆お金を貯めるための4つの視点
1.お金の出口からでていくお金を減らす
2.時間を、お金の出口からてでいくお金を減らすために使う
3.お金の入り口から得られるお金を増やす
4.時間を、お金の入り口から得られるお金を増やすために使う
◆著者が学んだことによる気づき
1.定期預金利息は銀行によって3倍~4倍の差がある
2.2008年現在、投資用不動産は200万程度から購入できる
3.証券口座は一度開くと、株取引は自宅で1分でできる
ものを購入すると必ずそこには追加費用が発生します
車の購入というのは、車体価格の2倍の買い物になると考えられる
◆買い物上手になるための4ポイント
1.それにはいくらかかるのか?
2.それにはどれくらいの追加費用がかかるのか?
3.それを何年使用する予定なのか?
4.それはいくらで売れるのか?
1年という基準で比較すると、Wiiはヴィトンのかばんよりも贅沢品なのです。Wiiなど買わず、ヴィトンのかばんで「がまん」している
奥さんに足を向けて眠ってはいけないのです
「いちばんムダな支出って何だと思う?」車、家、宝石、大型テレビ……いろいろ議論しましたが、結局結論として出たのは……「新婚旅行」でした
平均的な所得で養育可能な子どもの数は1・3人
◆収入が上がる組織の型:ピラミッド型
200万円の車を5年間使用した場合、1年あたり70万円。これについても、子どもが独立するまでもち続けるでしょうから、70万円×約20年=1400万円が追加費用としてかかる
プロ野球選手はモテるのでしょうが、結婚相手とするにはリスクが大きい
男性が女性に求める結婚の条件で、実は最近増加傾向にあるのが「経済力」
結婚すると、実は3000万円以上節約できる
新築マンションは買った瞬間に2割以上損をする買い物
3000万円のマンションを買うときは、その約1・85倍、5555万円の買い物をしているということを意識してください
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『20代、お金と仕事について今こそ真剣に考えないとヤバイですよ!』クロスメディア・パブリッシング 野瀬大樹、野瀬裕子・著
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4844370626
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◆目次◆
はじめに
1章 今こそ、お金について真剣に考えてください
2章 家計のムダを見直し、支出を2分の1にする
3章 稼ぎ方を見直し、貯金を100倍にする
4章 今のうちに心得ておきたい、結婚にまつわるお金のこと
5章 「ああ損した!」といわないためのマイホーム計画
6章 これだけおさえておけばもう大丈夫、お金についての[10鉄則]
おわりに
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2009年4月11日
【あたりまえのことをバカになってちゃんとやる】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/476319917X
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本日の一冊は、ベストセラー作家および経営コンサルタントとして知られる小宮一慶さんが、自身もっとも書きたかったというビジネスマンへのメッセージをまとめた自己啓発書。
銀行員時代、定期預金の裏に書いてある約款を読んだり、輸出手形保険の分厚い細則を読んだり、地道な作業に真剣に取り組み、経営者になってからは、13年間、トイレ掃除を日課にしている著者。
そんな著者から今回送られるメッセージは、何と「AあたりまえのことをBバカになってCちゃんとやる」というもの。
何をくだらない、と思うかもしれませんが、実際に読み進めていくと、確かにごもっとも、ということで反省させられます。
最近は、ビジネスマン向けのスキル本が大流行ですが、ビジネスにおける成果は、行動の結果でしかあり得ません。
だとすると、その行動の質をいかに高め、ゴールに向かって継続していくか。
本書はまさに、その行動の質を高めるためのヒントにあふれています。
「モノをもてあそべば志を失い、人をもてあそべば徳を失う」「振れたときに、戻ってくる原点があるかどうか」
「自分で選んだわけではない仕事こそ、脇目も振らず、バカになって取り組む」
著者の経験から、成功に必要な行動規範が示されており、じつに参考になります。
ビジネスマンとして、いい習慣を身につけたい人に、ぜひおすすめしたい一冊です。
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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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この世は「弱肉強食」ではなく、「優勝劣敗」の世界である
◆会社を倒産させた経営者の共通点
明るく、元気で、おおざっぱ、そして、見栄っ張りなこと
「うちは従業員が第一だ」と声高にいう社長がいます。でも、そういっている会社にかぎって、給料が安い会社だったりします
嘘をつかない。他人を喜ばせる。まわりの人を大事にする。誠実である
何を手に入れるかよりも、どのように生きるかということを徹底したほうが、結局は成功する
「モノをもてあそべば志を失い、人をもてあそべば徳を失う」
人間は、迷ったり、悩んだりして、振り子のように振れる存在です。まったく振れない人間なんておもしろくない、と老師はいいます。でも、振れたときに、戻ってくる原点があるかどうか。振り子の中心を知っているかどうか。それがとても大事です
人は考え方に合った地位になっていく。その人の考え方に合わせてしか、ほんとうの地位は上がらない
自分で選んだわけではない仕事こそ、脇目も振らず、バカになって取り組む
全体がうまくいく(全員ではありません)ための規範を見つけ出すのが、社会科学の使命です。その規範や価値観が共有できれば、人も組織も動きます
マリナーズのユニフォームがイチローにヒットを打たせているわけではありません
「なりたい自分」ではなく、「なれる最高の自分」になる
たとえ地味な目立たない片隅でも、そこで自分が一番光ると思ったら、そこに踏みとどまって光ることです。それが社会貢献でもあるのです
自分だけが光っていると、人に嫌われます。ましてや自分を光らせるために、他人を犠牲にすると、人から恨まれるようになる
自分が愛した人の中に、私たちは生きつづけるのです
ベストをつくさないのは、自分に対して失礼だと思おう
劣等感をバネにすると、バネ以上には伸びません
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『あたりまえのことをバカになってちゃんとやる』サンマーク出版 小宮一慶・著
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/476319917X
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◆目次◆
はじめに
第1章 人生は「一本のチューブ」である
第2章 仕事はABCが大事である
第3章 全力をつくすということ
第4章 運命のあみだくじの引き方
おわりに
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