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『新世紀メディア論』小林弘人・著


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【これからメディアはどう変わるのか?】
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本日の一冊は、雑誌「ワイアード」日本版を創刊し、その後、月刊「サイゾー」を創刊、現在は新しいメディアの形を求めて、幅広く活躍する著者が、新世紀のメディア論を論じた一冊。

紙媒体とネット、ITと出版という従来の区分けではなく、「メディア」というものを定義しなおすことによって新たな地平を開こうとする著者の、じつに読み応えある論考です。

先日、土井は雑誌「Chou Chou」の編集長の話を聞く機会がありましたが、最近はどの雑誌もインターネットで本格的に情報を発信しており、今後のインターネットコンテンツの有望な担い手となりそうです。

雑誌も新聞も個人のブログも、メディアという意味では、同一線上に並んだ、そんな時代と言っていいでしょう。

そういう意味では、いまや、「メディアとは、すでに一部の特権的な基盤のうえに成り立つものではない」。

では、メディアは今後、どうあればいいのか。どうやってビジネスとして成立し得るのか。

本書では、著者が手掛け、月間1000万ビューを数える「ギズモード・ジャパン」や、モンスター・ブログ「BOING BOING」、「魔法のiらんど」と提携し、ケータイ小説を出版しているスターツ出版、地方ニュースを拾い上げて成功した「みんなの経済新聞ネットワーク」など、さまざまな先行事例を取り上げ、今後のメディアの変遷を論じています。

今後のメディアビジネスを考える上で、また情報発信のあり方を考える上で、ぜひ読んでおきたい一冊です。

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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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日本ではインターネットへの広告出稿費が雑誌へのそれを抜いた

メディアとは、すでに一部の特権的な基盤のうえに成り立つものではないからです。「意志」さえあれば、誰でもメディアを持つことができる、それがいまなのです

「出版業界」とは、「取次制度依拠業界」に過ぎない

「誰でもメディア人」たちは、発信者であると同時に、受信者

アテンションが有限資産であるからこそ、苛烈なアテンション争奪戦が起きる

信頼を醸成するには、考え方や意見を表明することです

これからの編者は、単にコンテンツをつくるだけではなく、人の動線というものをどう設計できるかが求められている

「メディア力」とはストーリーテラーの能力

文脈を理解するためには冗長さが必要とされる

大切なのはユーザーにとってのハブやシャフトになり得る情報拠点であること

セレブリティによる「誰でもメディア」は、実は出版(パブリッシング)におけるコンテンツの流動化をも意味します。特定企業によって、まだ書かれぬ著作から関連するコンテンツの権利まで契約書によって囲われることなく、著者自身(コンテンツ・ホルダー)が自主独立し(この場合には情報インフラ的な意味で)、その商機を流動化させることが可能になるでしょう

ブログは雑誌連載の代替として、メディア企業にとっての原材料、つまり、原稿の仕入れ先となります

「他人の進化を奪取する」ためには、「進化なき場所」かつ、「大資本が進出を躊躇する場所」が最適

メディア人は「万年素人」であることが重要

アーカイブ(貯蔵)されていく情報も、後において重要性を帯びてきます。それは検索エンジンによってその情報を欲する人々が時間軸を超えて存在するからです

集積したストック型情報として、エコーはお金をかけたウェブマガジンよりも、高い収益性を誇ることがある

ビデオキャストこそ言語を超えたグローバル・メディアの可能性を秘めています

雑誌の本質は「コミュニティを生みだす力」

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『新世紀メディア論』バジリコ 小林弘人・著
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◆目次◆
あなたの知っている「出版」は21世紀の「出版」を指さない
「注目」資本主義は企業広報を変えた
ストーリーの提供で価値を創出する
デジタル化で消えてゆくのは雑誌・書籍・新聞のどれ?
雑誌の本質とは何か?
無人メディアの台頭と新しい編集の役割
既存メディアの進化を奪う
名もなき個人がメディアの成功者になるには?(その1)
名もなき個人がメディアの成功者になるには?(その2)
メディアが変わり、情報の届け方も変わった
個人ブログはメディアか?
ブログ時代の新しいメディア・ビジネス
地域コンテンツというキラータイトル
ネットでブランド・メディアを確立するには?
立ち上げたら稼げるという幻想は捨てなさい
情報のリサイクルや整理整頓による新種メディア台頭
ニッチメディアがプロフェッショナル出版の主流になる
ウェブメディアはターゲットキャストである
ウェブメディア全盛時代の新セオリー
スォーム時代のメディア・ルネッサンス
ブティック・パブリッシャーとマスメディア(その1)
ブティック・パブリッシャーとマスメディア(その2)
ブティック・パブリッシャーとマスメディア(その3)
ブティック・パブリッシャーの換金化
米国出版社のアプローチにみるウェブメディア(その1)
米国出版社のアプローチにみるウェブメディア(その2)
「誰でもメディア」時代のジャーナリズム
「誰でもメディア」時代を生き残るには?
あとがき

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