2009年4月11日
『あたりまえのことをバカになってちゃんとやる』小宮一慶・著
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【あたりまえのことをバカになってちゃんとやる】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/476319917X
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本日の一冊は、ベストセラー作家および経営コンサルタントとして知られる小宮一慶さんが、自身もっとも書きたかったというビジネスマンへのメッセージをまとめた自己啓発書。
銀行員時代、定期預金の裏に書いてある約款を読んだり、輸出手形保険の分厚い細則を読んだり、地道な作業に真剣に取り組み、経営者になってからは、13年間、トイレ掃除を日課にしている著者。
そんな著者から今回送られるメッセージは、何と「AあたりまえのことをBバカになってCちゃんとやる」というもの。
何をくだらない、と思うかもしれませんが、実際に読み進めていくと、確かにごもっとも、ということで反省させられます。
最近は、ビジネスマン向けのスキル本が大流行ですが、ビジネスにおける成果は、行動の結果でしかあり得ません。
だとすると、その行動の質をいかに高め、ゴールに向かって継続していくか。
本書はまさに、その行動の質を高めるためのヒントにあふれています。
「モノをもてあそべば志を失い、人をもてあそべば徳を失う」「振れたときに、戻ってくる原点があるかどうか」
「自分で選んだわけではない仕事こそ、脇目も振らず、バカになって取り組む」
著者の経験から、成功に必要な行動規範が示されており、じつに参考になります。
ビジネスマンとして、いい習慣を身につけたい人に、ぜひおすすめしたい一冊です。
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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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この世は「弱肉強食」ではなく、「優勝劣敗」の世界である
◆会社を倒産させた経営者の共通点
明るく、元気で、おおざっぱ、そして、見栄っ張りなこと
「うちは従業員が第一だ」と声高にいう社長がいます。でも、そういっている会社にかぎって、給料が安い会社だったりします
嘘をつかない。他人を喜ばせる。まわりの人を大事にする。誠実である
何を手に入れるかよりも、どのように生きるかということを徹底したほうが、結局は成功する
「モノをもてあそべば志を失い、人をもてあそべば徳を失う」
人間は、迷ったり、悩んだりして、振り子のように振れる存在です。まったく振れない人間なんておもしろくない、と老師はいいます。でも、振れたときに、戻ってくる原点があるかどうか。振り子の中心を知っているかどうか。それがとても大事です
人は考え方に合った地位になっていく。その人の考え方に合わせてしか、ほんとうの地位は上がらない
自分で選んだわけではない仕事こそ、脇目も振らず、バカになって取り組む
全体がうまくいく(全員ではありません)ための規範を見つけ出すのが、社会科学の使命です。その規範や価値観が共有できれば、人も組織も動きます
マリナーズのユニフォームがイチローにヒットを打たせているわけではありません
「なりたい自分」ではなく、「なれる最高の自分」になる
たとえ地味な目立たない片隅でも、そこで自分が一番光ると思ったら、そこに踏みとどまって光ることです。それが社会貢献でもあるのです
自分だけが光っていると、人に嫌われます。ましてや自分を光らせるために、他人を犠牲にすると、人から恨まれるようになる
自分が愛した人の中に、私たちは生きつづけるのです
ベストをつくさないのは、自分に対して失礼だと思おう
劣等感をバネにすると、バネ以上には伸びません
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『あたりまえのことをバカになってちゃんとやる』サンマーク出版 小宮一慶・著
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/476319917X
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◆目次◆
はじめに
第1章 人生は「一本のチューブ」である
第2章 仕事はABCが大事である
第3章 全力をつくすということ
第4章 運命のあみだくじの引き方
おわりに
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