2012年6月28日
【冷めているあなたへ】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4844371495
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最近は、3~4年前に比べてシンプルなタイトルが増えましたが、一方で、『人は自分が期待するほど、自分を見ていてはくれないが、がっかりするほど見ていなくはない』はじめ、逆張りの長いタイトルも売れています。
※参考:『人は自分が期待するほど、自分を見ていてはくれないが、がっかりするほど見ていなくはない』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4062176416
本日ご紹介する一冊も、そんな長いタイトルのひとつ。
タイトルからおわかりのように、人間関係を改善するための本なのですが、意外に時流に乗った本で、納得させられるところが多くありました。
最近は、「ネットワーク」が重視されている割に、縦の人間関係が失われているケースが多々ありますが、本書はそうした風潮に対し、こう提言します。
「年齢の離れた人、価値観の違う人、心の温度が違う人、いろんな人に合わせた『自分』を身につけていくことで人はどんどん生きやすくなっていきます」
人嫌いな人、人間関係が苦手な人に対するアドバイスが満載で、じつに重宝します。
心理学の本なので、相手をうまく動かしたい上司や営業マンが読んでも役立つでしょう。
心理学の本を読みこんでいる人から見れば、エッセンスを手際良くまとめた本、ということになるでしょうが、学んでいない人にとっては、とっつきやすい一冊です。
自分の可能性を広げるために、また素晴らしい人間関係の構築のために、ぜひ読んでおきたい一冊です。
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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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心理学の世界に「セルフ・ハンディキャッピング」という言葉があります。これは簡単に説明すると、「自分にわざとハンディキャップを課して、やらない理由、できない理由をつくりだしてしまうこと」です
本当に心の温度の高い人というのは、自分の都合を一方的に押しつけるのではなく、相手の立場に立ったものの見方や考え方、立ち居振る舞いのできる人なのです。それが、「気配り」や「想像力」につながってきます
読書療法では実用書ではなく小説や伝記が主に使われるのですが、フィクションやエンターテイメント作品は心に油を差します。自分1人では体験できないことを想像することで感情が鍛えられ、感情の機微がわかってくるようになります
「単純接触効果」と言って人は顔を合わせる回数や頻度が増えると親しみを持つ
「自己開示」といって、こうして自らプライベートな話をすることはお互いの距離を縮める効果があります
過度な期待をしすぎない。相手に求めすぎない
その人のことを理解していくと、より好意を持つことができる
バーナム効果:誰にでも共通するような漠然としたことを言われると、人は勝手に記憶をたどって、話をくっつけてしまう
役割性格:人は役割を与えられるとその役割に応じた自分を演じようとします
ウィンザー効果:第三者の評価があると情報の信憑性が増す
「意外性」には事実の信憑性を高める効果がある
◆やる気の源「淡蒼球」を動かす4つのスイッチ
1.体を動かす
2.いつもと違うことをする
3.ご褒美を与える
4.なりきる
「心理的リアクタンス」といって、人は高圧的な説得などで自由を奪われると、自由を取り戻そうとして、言われたことと逆のことをしようとします
強いメンタルに必要なのは、自分の努力や才能だけでなく、自分を支えてくれる人の存在
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『特定の人としかうまく付き合えないのは、結局、あなたの心が冷めているからだ』五百田達成、堀田秀吾・著 クロスメディア・パブリッシング(インプレス)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4844371495
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◆目次◆
第1章 冷めた心に火を灯せ
第2章 ゼロから信頼を築く
第3章 人間関係で悩まない
第4章 人を本気にさせてみろ
第5章 打たれ強くなれ
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