2012年6月23日
【現場感もりもりのリーダー論】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4152093013
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本日の一冊は、「ニューヨーク・タイムズ」の実用書部門で第1位に輝いたベストセラー『EntreLeadership』の邦訳。
著者のデイヴ・ラムジーさんは、アメリカで絶大な人気を誇るファイナンシャルアドバイザーで、過去にミリオンセラーも出した人物。
「60ミニッツ」や「オプラ・ウィンフリー・ショー」などの影響力ある番組にも出演した有名人で、現在は「デイヴ・ラムジー・ショー」というラジオ番組のホストを務め、毎週450万人以上のリスナーにアドバイスをしているようです。
そんな著者が今回書いたのは、「アントレ・リーダー(起業家の魂を持ったリーダー)」になるための心構え。
本書によると著者の両親は不動産業をやっていて、「長いドライブのあいだ子どもたちに自己啓発のテープを聞かせるというサディスティックな趣味を持っていた」そう。本書にもその自己啓発書のエッセンスが生きています。
そう、これは基本的には起業家向けの経営アドバイス、あるいは一流のリーダーになろうとする人へのマネジメントのアドバイスなのですが、そのところどころに、自己啓発書好きのにおいが漂っているのです。
著者の個人的体験がベースの本ではありますが、随所に過去の偉人たちの名言が登場したり、経営理論が登場したり、うまいことバランスをとっています。
起業家へのアドバイス本としては、よくある内容ですが、未来のリーダーのための自己啓発書として読めば、なかなか実用的で役立つと思います。
ぜひチェックしてみてください。
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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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ヘンリー・フォードはこう言った。「失敗を知らない人間は、失敗を知る人間の下で働くことしかできない」
ジョン・マクスウェルは著書『統率者の哲学──リーダーシップ21の法則』(アイシーメディックス)のなかで、「天井の法則」というすぐれた洞察を示した。要約すると、「あなたの組織やあなたの未来には、ここまでしか行けないという天井がある。その天井とはすなわち自分自身である」という内容だ
恐怖と怒りによって人を動かすのは、リーダーとしてやってはいけないことだ
うまく説得できれば、それは未来の行動につながっていく
夢は人間や組織にとって、生きるための糧になる。最近新しいことを夢見ていないという人は、今すぐ夢見ることをはじめてほしい
◆目標設定の7つの領域
(1)仕事(2)お金(3)精神(4)肉体(5)知性(6)家族(7)社交
◆目標を実現するための4つのテクニック
1.目標は具体的かつ測定可能にする
2.目標には期限をつける
3.目標は自分で決める
4.目標は紙に書き出す
多くの人が夢を生きられないのは、恐怖を生きているせいだ
(有名講演家レス・ブラウン)
◆追い風=(集中+全力)×時間
良いものをつくれば、森の奥に住んでいても人びとはやってくるだろう、と哲学者は言う。しかし十分な数の人に来てほしいのなら、やはり道路をつくったほうがいい(ウィリアム・ランドルフ・ハースト)
◆部下を叱るときのポイント
1.手短にする
2.自己満足の手段にしない
3.人ではなく問題を責める
4.一対一で話をする
5.感情的にならない
「節税」の名のもとに不必要なものを購入するのは、賢いやり方とは言えない
人生の終わりが近づいたとき、「もっと契約をとればよかった」と後悔する人はまずいない
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『アントレ・リーダーの「情熱」仕事術』デイヴ・ラムジー・著 早川書房
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4152093013
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◆目次◆
第1章 最強のリーダーシップ
第2章 夢にはじまり、ゴールに終わる
第3章 時間はどこへ消えた?
第4章 優柔不断なリーダーはリーダーじゃない
第5章 秘密も、魔法も、ありません
第6章 小さなことからはじめよう
第7章 ビジネスは簡単だ、人間さえいなければ
第8章 一流のウェイターが教えてくれること
第9章 もう、お金で悩まない
第10章 パーティ会場の地図
第11章 仲間の絆が勝利を生む
第12章 大人だってほめられたい
第13章 成功する人間がおろそかにしない3つのこと
第14章 タダ働きはごめんです
第15章 信頼のロープ
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