2009年10月24日
【年間1億円のカリスマ講師が教える講演ノウハウ】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4806134635
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本日の一冊は、年間1億円、プロデュースも含めた講演回数が300回を超えるというカリスマ講師、大谷由里子さんによる講師のためのマニュアル書。
著者は、かつて吉本興業で故・横山やすし氏のマネージャーを務めた人物で、タレントをどうやって売り込めばいいか、よくご存じの方。
本書も、単なる話し方マニュアルに終わることなく、どうやったら継続して依頼がもらえる講師になれるか、主催者に満足してもらうにはどうすればいいか、といったビジネス視点をきっちり盛り込んでいます。
また、書籍やプロフィールで自分をブランド化する方法についても若干触れており、さすがに業界のしくみを知り尽くした内容です。
肝心の話し方についても、どうやって台本を作るか、ネタを洗い出しするか、聞き手を「ハッ」とさせられるか、じつに具体的に書かれています。
人生を時系列にして、30個の見出しを考える、「五分ネタ」をたくさん作る、「離陸の瞬間」を語ることで、聞き手を「ハッ」とさせるなど、使えるノウハウが満載。
さらりと読めますが、内容は要点をきっちり押さえており、参考になります。
講師を生業とする方はもちろん、これから講師デビューする方にとっても重宝する一冊です。
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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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たとえば九〇分の講演を頼まれたとしたら、まず、自分の人生を時系列にして、三〇個の見出しを考えてみましょう。
どんな環境で育ったか。
どんな子どもだったか。
どんな考え方をしていたか。
そして、自分が体験した事件、事象、成功や失敗談も項目にしてみます。三〇個も書き出すと、話しやすい内容と、話しにくい内容が見えてくるはずです。その中から話しやすくて、絶対に伝えたい項目を一八個から二〇個選んで、そのひとつずつを五分程度の内容に膨らませれば、九〇分の講演内容ができるわけです
「ありがとうございました」「感動しました」など、講演が終わった後にはいろいろな言葉を参加者からかけてもらえます。その言葉をちょっとイメージしてみてください。すると、自分のゴールが見えてきます
わたしは、人生のあちこちでつまづきました。受験、親子関係、夫婦関係、仕事など、誰かと「不幸比べ」をしても、結構負けないと思います。ところが、講師は、ありがたいことにこれらすべてがネタになるのです
人の集中力はそんなに長い時間もつものではありません。だからこそ、一つの話を五分単位にまとめて、場面をまめに展開することがポイントです
「離陸の瞬間」を語ると聞き手は「ハッ」とする
「ツカミ」のネタは必ず台本を書いてください。文字にして、推敲してください。アドリブに任せるのはあまりにも危険です
自分がどう見られているかを客観的に見ることは、講師の責任とし
て絶対に必要
◆「五つのS」
Story(ストーリー)話の中に「起承転結」などのストーリーがあること
Simple(シンプル)難しいことをいかに簡単に話すか
Special(スペシャル)「ここだけの話」と言うと、とっても得した気分に
Speed(スピード)速さの調節を意識する
Smile(スマイル)お客さんを笑顔にさせる
レジュメを作るとしたら、話の内容をただ単に書くよりも、レジュメそのものが一人歩きするくらいの充実したものを作ると効果的です。講演に参加しなかった人がそれを見て、興味を持つくらいの内容の濃いものを作ると、講師としての仕事が広がります
自分の講演料が二〇万円だとしたら、代理店やエージェントに「一〇万円でいいです」と言ってみてください。代理店かやエージェントからすれば、二〇万円で講演を売ると、一〇万円の利益になります。利幅が大きければ、同じレベルの講師の中でも、あなたを優先的に売ってくれるでしょう
講師の仕事を増やしたい。講師としてやっていきたいと思うのなら、プロフィール原稿は絶対に必要
自分の本は、講師の究極の名刺
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『はじめて講師を頼まれたら読む本』中経出版 大谷由里子・著
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4806134635
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◆目次◆
第一章 講師に必要な心構えは「志」!─マインド編
1.講師とは何か?
2.目的を明確にする
3.「志」を持つ
第二章 講師になったら知っておきたいスキル・テクニック─実践編
4.台本を作る
5.メリハリをつける
6.ブラッシュアップする
7.前日までの準備
8.当日、本番前にすること
9.本番中のテクニック
10.アクシデントに対処する
第三章 指名される講師になるプロの技─ステップアップ編
11.指名を増やす
12.自分ブランドを確立する
13.活動の幅を広げる
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