メインイメージ

『日本語教のすすめ』鈴木孝夫・著 vol.1922


Warning: file_get_contents(http://isbnanchor.appspot.com/JP/text/asin/businessbookm-22/4106103338?format=%3Cspan+class%3D%22isbn_anchor%22%3E%3Ca+href%3D%22http%3A%2F%2Fwww.amazon.co.jp%2Fo%2FASIN%2F%25%28asin%29s%2Fbusinessbookm-22%2F%22%3E%3Cimg+src%3D%22%25%28image_m%29s%22+%2F%3E%3C%2Fa%3E%3C%2Fspan%3E) [function.file-get-contents]: failed to open stream: HTTP request failed! HTTP/1.0 404 Not Found in /home/elies/www/review/wp-content/plugins/isbn_anchor/isbn_anchor.php on line 268

Warning: file_get_contents(http://isbnanchor.appspot.com/JP/text/asin/businessbookm-22/4106103338?format=%3Cspan+class%3D%22isbn_anchor%22%3E%3Ca+href%3D%22http%3A%2F%2Fwww.amazon.co.jp%2Fo%2FASIN%2F%25%28asin%29s%2Fbusinessbookm-22%2F%22%3E%3Cimg+src%3D%22%25%28image_m%29s%22+%2F%3E%3C%2Fa%3E%3C%2Fspan%3E) [function.file-get-contents]: failed to open stream: HTTP request failed! HTTP/1.0 404 Not Found in /home/elies/www/review/wp-content/plugins/isbn_anchor/isbn_anchor.php on line 268

【これぞ名著。鈴木孝夫、注目の新刊!】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4106103338

[エラー: asin:4106103338 というアイテムは見つかりませんでした]

マーケターは人の認識を利用してモノを売るわけですが、その認識を作っているのは、じつは「言語」です。

以前、『1億稼ぐ「検索キーワード」の見つけ方』の著者、滝井秀典さんとお話しした時も、この話になり、滝井さんが土井も大好きな鈴木孝夫さんの本を推薦していたことを記憶しています。

※参考:『1億稼ぐ「検索キーワード」の見つけ方』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4569670261/

できるマーケターは、みな言葉について学んでおり、その可能性と制約を十分に理解している。

一見、堅苦しい学問が、巨万の富を生み出してくれることがあるのです。

本日ご紹介する一冊は、名著『ことばと文化』の著者であり、言語社会学を専門とする、慶應義塾大学名誉教授、鈴木孝夫さんによる注目の新刊。

※参考:『ことばと文化』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4004120985/

氏の五十年にわたる日本語研究の集大成とも言える一冊であり、われわれビジネスに携わる者にとって、重要な示唆を含んでいます。

なぜ、読売新聞が世界最大の新聞たりえるのか、今後の人口減少社会に、われわれはどうやってモノを売って行けばいいのか、顧客に親しみを持ってもらえるコミュニケーションとは…。

最初の30ページでつかまれ、その後は「へえ?」「ほお?」の連続。

知的好奇心あふれる内容に、すっかり魅了されてしまいました。

これはぜひ、読むことをおすすめいたします。

————————————————————
▼ 本日の赤ペンチェック ▼
————————————————————

日本の人口は現在停滞ないし減少傾向を示していますが、発展途上国の多くは人口爆発の上り坂状態にあります。ですから日本語使用者の番付が近い将来相対的に下がることは十分考えられます

英語ではこのように高級語彙、つまり専門家や学問、特殊技術に携わる人々が用いる知的な用語の殆どが、一般の人々にはその意味が分からない古典語の要素で組み立てられているため、英米での新聞や雑誌などは少数のインテリを念頭においた高級紙と、一般大衆向けのものとにはっきりと分かれています。これに反して日本では国民の全てを読者とする全国紙がいくつもありますが、これは日本語が社会の上下を区別する必要のない言語だからです

幼児にとって鳥、鳩、鶴といった三つの漢字のうち、一番難しくて覚えにくい字は、字画が少なく易しく見える鳥だということです。何故かと言うと鳥の字が表す対象はこれと言った限定性がなく、スズメ、ツバメ、カラスなどと色々なものが含まれる抽象性の高い漢字だが、鶴という鳥は極めてはっきりした特徴をもち、一度見たら忘れられない強い印象を子供に与えるから

私たち日本人にとって言葉とは、ラジオのように音声が全てではなく、多くの場合文字表記(漢字)の映像も加わっている複合体

新しく造語をするとき、例えば水遊びの施設のある遊園地だということを示すために遊園池としたり、お城を見学するときの料金をただの入場料ではなく入城料にしたりするなど、同音語になることを避けるどころか、わざと同音語を作って楽しんでいる

日本語で同音語は偶然の結果であるというより、わざと作られさえするのです。しかしこのようなことが出来るのも、人々の頭の中にかなりの同音漢字のストックがあるからこそなのです

人間は何時何処でも自分の母語が区別し名を与えている世界だけが、正しいものと思うように出来ているので、この母語の絶大な制約から解放されることはなかなか簡単にはできない

◆天狗の鼻が「高」く、ピノキオの鼻が「長」い理由
日本語の<高い>という形容詞が、前にも言ったように対象の形状を客観的に描写するだけでなく、そのものに対する肯定的な心的態度、つまり対象を何か好ましいもの、尊敬崇拝に値するものと感じているなどを併せて表現している言葉だから

父親だから<お父さん>、母親だから<お母さん>と呼べるのだと言うならば、親が自分の息子や娘を、息子だから<息子>、娘だから<娘>と呼べるかと言うと、何とこれはできないのです

私たちは社会的な人間関係を多くのヨーロッパ語の場合のように、<I>と<you>の対立的相互交換的なものとは見ないで、無意識のうちに出来るだけ家族関係の延長拡大の中で処理しようとする傾向が強い

————————————————
『日本語教のすすめ』新潮社 鈴木孝夫・著
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4106103338
————————————————

◆目次◆

第一章 日本語は誤解されている
第二章 言語が違えば文化も変わる
第三章 言葉に秘められた奥深い世界
第四章 日本語に人称代名詞は存在しない
第五章 日本語に対する考えを改めよう

[エラー: asin:4106103338 というアイテムは見つかりませんでした]

© 2004-2011Elies Book Consulting Co,Ltd.All Rights Reserved.