2008年10月14日
【幻のラジオ講座が世界初出版】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4877712402
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本日の一冊は、全世界で1500万部を超えた名著中の名著、『人を動かす』のデール・カーネギーが、存命中に企画・出演した幻のラジオ講座を書籍化した一冊。
※参考:『人を動かす』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4422100513/
このラジオ講座は、実業家から時の大統領まで、ありとあらゆる人々に愛された講座らしく、確かに番組として見ても、じつに興味深い内容に仕上がっています。
パーソナリティを務めるカーネギーのもとに、人間関係の悩みを克服し、成功したゲストが訪れ、その人心掌握の秘訣を語る。
まるで往年のカーネギーが本当に語りかけてくれているかのような臨場感を味わえるのが特長です。
内容的には、当然、『人を動かす』と重複する部分もありますが、最大の違いは、そのエピソードの生々しさ。
ゲストのエピソードのなかには、彼らが実際にどんな営業方法を使って契約を勝ち取ったのか、どんなトークで人からの支持を集めるようになったのか、またどうやって癇癪を抑えたのか、そのすべてが紹介されています。
人心掌握というのは、成功の85%を占めていながら、それを実践するのはじつに難しいもの。
本書には、その難題に挑むために、どう自分を律していくべきか、そのヒントが書かれています。
いまは亡きカーネギーの語りを楽しみながら、ゆっくり読みたい、そんな一冊です。
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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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間違いを犯したら、速やかに、十分にそれを認めること
◆リンカーンがモットーとしていた2つの言葉
1.「自ら裁かれることを欲しないならば、人を裁くことなかれ」
2.「誰に対しても悪意を抱かず、すべての人を慈しむ」
「人間性の最も深いところにある動機は、認められたいという強い願望である」(ハーバード大学 ウィリアム・ジェームズ教授)
「四十越え協議会」でお勧めしているのは、自分の年を隠さないということですね。今度求職票に記入する機会があったら、年齢の四十八のところにペンでアンダーラインを引いて、さらに丸で囲って、工場長があなたの求職票を見て、そこに真っ先に目が行くようにする
「相手を敵に回して口論し、反駁すれば、時には勝利を得ることもあるだろう。だがそれは、空しい勝利だ。相手の好意を失ってしまうからである」(ベンジャミン・フランクリン)
人に物を売りつけられたとか、人の言いなりになったとか思うのは、誰でも嫌なものです。誰もが、自分の都合で、そして自身の意思で、物を買っているんだと思いたいのです
もしあなたが、ビジネスで成功したい、収入を増やしたい、人に好かれたいと願うなら、他の人のために何か小さな無私の行為をしてみましょう。もっと人にていねいに接してみましょう
人生からは自分で蒔いたものしか収穫することはできない
相手に対する自分の態度が、自分に対する相手の態度を決定する
あなた自身を自ら侮れば、他人もあなたを侮るようになる
相手の名誉となるような期待をかけてあげること。あなたが相手にしてもらいたいと思う行為を、その人はすることができるのだと信じてあげること
より優れたものになりたい、勝利を収めたい、真価を発揮したいという人間の欲求に訴えかける
人は重要感を得るというただそれだけのために、罪を犯すのです
◆人の名前を覚えるための4つのルール
1.名前を覚えたいと心の底から願うこと
2.その名前をはっきりと聞き取ること
3.連想
4.反復
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『デール・カーネギー こうすれば必ず人は動く』デール・カーネギー・著
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4877712402
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◆目次◆
訳者まえがき
プロローグ
第1章 人を非難する前にしておくべき心の手続き
第2章 あたり前のことをあたり前にして成功する方法
第3章 誰もあなたには関心がない
第4章 愚かなことで人を動かせば、破滅しかない
第5章 年齢は付加価値である
第6章 空しい勝利には挑むな
第7章 小が大に勝つ
第8章 ホワイトハウス・ギャングの教え
第9章 友、遠方よりわざわざ来たる
第10章 成功に占める「知識」の割合は一五パーセントに過ぎない
第11章 相手の損害を教えて、相手からお払い箱となる法
第12章 人に自信と勇気を与えて奇跡を起こす、まず失敗のない方法
第13章 過酷な状況でも人は必ず立ち直る
第14章 事業を飛躍的に伸ばす魔法のようなノウハウ
第15章 難しい環境下で、人にあなたの望むことをさせる方法
第16章 凶悪な人間の心をも動かす驚くべき力
第17章 人生におけるあらゆる目標を達成できる方法
第18章 他人に言いにくいことを言いやすく転化する方法
第19章 自らの意思に反して納得させられた人の意見は全く変わらない
第20章 五〇万人の名前を記憶した男を直撃する
第21章 協力とエンスージアズム(熱意)を勝ち取る法
第22章 人はなぜ好かれ、なぜ嫌われ、なぜ蔑まれるのか
第23章 人扱いで悩む人への福音
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2008年10月14日
【管理職必読の一冊】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/488759657X
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先日、ご紹介して大反響を呼んだ、『即戦力の人心術』の出荷がやっと始まったようです。
※参考:『即戦力の人心術』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4837956939/
首を長くして待っていたみなさま、本当にお待たせしました。
同書は、優れたマネジメント書であり、ぜひBBM読者全員に読んでいただきたい一冊ですが、本日ご紹介する本も、管理職必読の一冊です。
『部下の「やる気」を育てる!』は、これまで300社以上の中小企業に、組織のモチベーション診断や研修などを施してきた著者が、部下をやる気にさせる理論とテクニックをまとめた一冊。
優れた人格を作ることは、マネジャーにとってとても大切なことであり、多くの方がそれに取り組んでいると思いますが、それと同時に、マネジメントには技術も必要です。
本書は、とくにその「技術」に関する詳細な解説が優れた一冊です。
理論だけでは理解できない、現場での会話テクニック、質問テクニックが詳細に書かれており、これで1500円は安すぎるぐらいです。
なかでも、Parent、Adult、Childの3つの人格を理解し、その時々で相手のストロークに合わせて会話するテクニックや、カウンセリ
ング4つのテクニック「OARS」は、マネジャーならぜひ理解しておきたいところです。
これらのテクニックは、夫婦関係、親子関係、教師と生徒の関係でも使うことができるため、ビジネスに限らず、ぜひマスターしておきたい技術です。
「アメとムチ」を避け、相手の自発的な「やる気」を引き出すために、知っておきたいテクニックが満載。
これは、管理職必読の一冊です。
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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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お金や報酬のために行動する、あるいは罰から逃れるために行動していると、そのうちに、「アメをもらい、ムチを避けること」が行動の目的になってしまう
企業活動は、ゴーイング・コンサーン。継続的に成長していくことが最も大切になります。そこで働く人のモチベーションも同じです。瞬間的にはがむしゃらに燃えて働いても、すぐに灰になるようでは困ります。常に「仕事をやりたい」と感じながら働き続けてもらうことが必要です
「アメ」「ムチ」「監視」の3点セットに代表される「権力によるコントロール」が仕事をつまらなく感じさせ、働くモチベーションを奪い、怠け者をつくっている
◆PULL型モチベーション3つの原則
1.自律感を与える(主体性をもって仕事をしてもらう)
2.有能感を育てる(自分は優れているという誇りをもって仕事をしてもらう)
3.信頼関係をつくる(良い仲間と仕事をしていると感じてもらう)
その行動の「価値」がわかれば、部下は自ら動き出します
権力や権限の最良の使い方は、「示すが、実際には使わない」
◆アドバイスする時の注意点
1.「ちょっといいかな」と言ってから話す
2.選択肢を複数提示する
3.質問をすることで、部下に有効な選択肢を考えさせる
人は、「どんなときでも、そこに帰ると安全だ」と思える場所があるから、新しいチャレンジができる
◆チームへの誇りを醸成するための要素
1.チームのミッション 2.仲間への尊敬 3.高い欲求水準
4.感謝の気持ち 5.卓越した実績
コミュニケーションのベースは、相手がこちらに送ってくれたストロークと同じストロークを返すということです。それが会話を続けるコツなのです
◆カウンセリング4つのテクニック「OARS」
O……開かれた質問をする(Open Question)
A……肯定する(Affirming)
R……オウム返しをする(Reflecting Listening)
S……要約する(Summarizing)
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『部下の「やる気」を育てる!』小林英二・著
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/488759657X
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◆目次◆
はじめに
MISSION1 モチベーションの原則を知る!
MISSION2 「自分で決めて動きたい」部下に自律感を与える!
MISSION3 仕事のプランづくりをサポートする!
MISSION4 仕事の価値に気づかせる!
MISSION5 部下を承認する!
MISSION6 「やればできる」部下の有能感を育てる!
MISSION7 「愛し愛されたい」部下との信頼関係をつくる!
MISSION8 反発する部下のやる気を引き出す!
MISSION9 アメとムチも上手に使いこなす!
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2008年10月14日
【意思決定理論を仕事に役立てる】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4569701299
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本日の一冊は、シカゴ大学でMBAを取得し、BCG、シティバンク、ローランド・ベルガーを経て、ゴマ・ホールディングスの代表取締役を務める著者が、その仕事術を公開した一冊。
意思決定理論である「サンクコスト」(埋没費用)の発想を使って仕事することの必要性を説いたもので、若手ビジネスマンにとってはいい刺激になると思います。
土井がこの「サンクコスト」の概念を知ったのは大学の意思決定論の授業でしたが、その時、担当教授から「埋没費用に引っ張られると正しい意思決定ができない」と言われたことをよく覚えています。
おかげで、大学時代、いやいや通っていた英会話学校をやめ、すぐに他の勉強に励むことができましたし、株式投資やバイヤーの仕事でも、いわゆる「損切り」を平気でできるメンタリティが出来上がりました。
それはすべて、この「サンクコスト」発想によるものだったのです。
本書のコンセプトは、この「サンクコスト」発想を、仕事に生かそうというもの。
なかでも、Situation(状況判断)⇒ Time Left(残り時間)⇒ Best Answer(最善の答え)⇒ Action(アクション)の4つのステップ「S-TiBA」と、サンクコスト発想を使ったキャリア術は、重宝する考え方です。
人は失うことを恐れ、行動を自ら制限しますが、実際には捨てることで得るものもある。
本書を読んで、「捨てられる」人間になれば、つらい世の中でもきっと前向きに生きられるはずです。
ぜひ読んでみてください。
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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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「水に落ちたら、泳ぎがうまかろうがまずかろうが関係ない。とにかく這い上がらねば溺れる」(『月と六ペンス』の登場人物ストリックランドが言ったセリフ)
不確実な未来を少しでも自分の手でコントロールしようと思ったら、過ぎ去った時間に拘泥していてはダメ
無駄なサンクコストは、真っ先に捨ててしまうことが大切
◆S-TiBA
1.Situation(状況判断) 2.Time Left(残り時間)
3.Best Answer(最善の答え) 4.Action(アクション)
◆状況判断に必要な三つのポイント
1.ゴール意識 2.逆算式情報収集 3.シナリオ構成
仕事ができる人は、状況判断とシナリオ構成力に長けています
正しいゴールを設定するためには、俯瞰的に物事を見る姿勢も必要
普段から仕事に制限時間を設け、自分の標準工数を把握する
ゴールを決めたら、それを評価基準に「翻訳」する
◆ある事業に取り組む際の評価軸
1.短期目標がクリアできるか?
2.長期的な経営基盤を確保できるか?
3.会社としての強みを維持できるか?
キャリアマネジメントでは、サンクコストと自分の武器を分けて考えることが大切
なかったこととして処理したものが、将来自分を助けてくれる
コンサル時代からの習性で、新たにやるべき仕事が発生したら、まずはスケジュールを押さえます。ある企画が持ち上がって早々に事業化する場合、最初にすべきは関係者との打ち合わせです。その時間を確保して、ようやく動き出しの準備ができます。コンサル業界の人は、これを「初動を確保する」と言います
分厚い本を読み終わって、「三行分の示唆があった」と思うのと、「ほとんどが意味なかった」と思うのでは、気分が違うもの。もともとせんみつな世界なのですから、ぼやくよりも前向きな姿勢で生きたいものです
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『サンクコスト時間術』斎藤広達・著
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4569701299
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◆目次◆
はじめに
第1章 時間は、「今」と「未来」しかない
第2章 サンクコスト時間術は、S-TiBA(エスティーバ)発想で
第3章 S-TiBAをマスターして、時間を最大限に活用する
第4章 サンクコスト発想で成功した企業たち
第5章 サンクコスト時間術 ティップス(小技)編
第6章 サンクコストとの出会い
あとがきにかえて
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