2008年10月3日
【人気コンサル栢野さんの久々の新刊】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4766784359
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本日の一冊は、ベストセラー『小さな会社★儲けのルール』の共著者であり、「九州ベンチャー大学」を主催する栢野克己さんが、これまでに取材した経営者の話をもとに、経営で勝つための戦略と人生成功の極意を語った一冊。
※参考:『小さな会社★儲けのルール』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/489451138X/
人間の内面まで深くえぐる取材力が本書でも生きており、じつに読み応えあるビジネス書に仕上がっています。
通販ビジネスの雄として知られる「やずや」創業社長の哲学、師匠・竹田陽一から学んだランチェスター戦略、各地で成功する小企業の実例など、ビジネスに即・役立つ話が満載です。
後半部分は、著者の半生の記録をつづっていますが、高校二年の時に父が病死、借金苦に母が自殺するなど、壮絶な人生を送ってきたことが予想される内容です。
コンプレックスを抱え、苦悩しながら自分の道を追い求めた著者。その強烈な個性の裏側に何があったのか、本書を読んでやっと理解することができました。
ここまで壮絶な人生をさらけ出してなお、前向きな著者の姿勢には、本当に頭が下がります。
「人生の成功は『夢×戦略×感謝』」、「『私はこれしかない』
『私はこれでしか役に立たない』前向きに諦めたことから夢が見つかる」
いかにも著者らしい人生哲学ですが、現在仕事や人生で悩みを抱える、すべての人に希望と強さを与えてくれる考え方だと思います。
人生は何歳からでも、どんな状況からでも逆転できる。本書を読めば、きっとそんな希望がわいてくるに違いありません。
戦略本なのに感動できる、そんな不思議な一冊です。
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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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何を(商品)、どこで(地域)、誰(客層)に対して、商売をするのか。ここを、あいまいにして、「とりあえず儲かりそうだ」と安易にやると、ほとんど失敗します
◆成功事例は原理原則どおり「一点突破」
・海外の秘境系に絞った現地ツアー専門の「地球探検隊」
・神戸の繁盛雑貨店「綿の実工房」は、贈答用の「名入れ商品」専門
理想は「商品」「地域」「客層」の三つが全部絞れればいい
「主観」×「顧客観」×「競観」に基づき(竹田理論)、商品・地域・客層・営業で大手や強いライバルと差別化する。これはゴールデンルール
◆福一不動産
競合がいない最大の理由は、エリアの中に有名な歓楽街「中州」が含まれていたからだ。歓楽街の物件は、移転率が高いし、水商売特有のトラブルが多い。それでは商売にならないと、同業他社が考えたからだろう。市場は足元にあった
◆「年商が半分」になっても幸せな酒屋
ビールを捨てたので、売り上げは七千万円から三千五百万円に下がった。しかし、粗利は以前の十五%から、現在は四〇%。つまり、一千万円から一千四百万円になった
◆「やずや」成長六つのポイント
1.誠実さ 2.勉強と人脈への目覚め 3.経営計画書の作成と実行4.人生計画書の作成と実行 5.社員と業者への愛と感謝の実行6.「素直」「卑しくない」「夢を語る」
矢頭宣男さんの好きだった言葉に「財を残すは下、事業を残すは中、人を残すは上、感動を残すは最上」というのがある
人生の成功は「夢×戦略×感謝」
「私はこれしかない」「私はこれでしか役に立たない」前向きに諦めたことから夢が見つかるのだ
さまざまな業種で、長く繁盛している、いい店・いい会社というのは、変わっているのである。変わらないために変わる「有恒」を大
事にしたい
「自分の適職や天職はなかなかわからない。とりあえずは今の自分の仕事で得意な部分に一点集中し、<弱者の戦略に基づいて>長時間労働と勉強を人一倍やる。これを最低三年続ければ、<小さな一番>が生まれる」(竹田陽一)
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『弱者の戦略』栢野克己・著
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4766784359
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◆目次◆
はじめに
第一章 弱者が必ず勝てる「成功法則」を発見!
第二章 中小ベンチャーの成功法則を「やずや」に学べ!
第三章 「七転び八起き」の軌跡
第四章 人生の成功は「夢×戦略×感謝」だ!
第五章 「弱者の戦略」は自然法則、天の摂理だった
第六章 夢を果たす
おわりに
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