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『覚悟のすすめ』金本知憲・著


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【折れない心のつくり方】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4047101575

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本日の一冊は、2006年に904試合連続フルイニング出場の世界新記録を達成し、名球界入りも果たした阪神タイガースの外野手、金本知憲さんによる一冊です。

デッドボールを受けて足が痛んでも、指が腫れても、泣き言ひとつ言わずにグラウンドに立ち続けた著者。

本書には、その知られざる本音とエピソードが散りばめられています。

いまは、とかく辛くなれば「リセット」がトレンドとなっていますが、それでは偉業は成し遂げられません。

やはり他人ができないことを成し遂げるには、並々ならぬ努力と根性、そして本書のテーマでもある「覚悟」が必要なのです。

ビジネスの世界において最も大切なのは「信用」だと思いますが、その信用は、相手に対する責任感と、絶対に成し遂げる「覚悟」の結果として生まれてくるものだと思います。

つまり、人の協力を取りつけ、大事を成し遂げようと思えば、「責任」と「覚悟」は絶対に必要な要素なのです。

著者の生き方は、決してスマートではないかもしれません。場合によっては「何と泥臭い」といって敬遠する向きもあるでしょう。

しかしながら、感動というのは、偉大なる功績だけで起こるものではなく、そこに至る泥臭いプロセスがあって初めて生まれるものです。

そういう意味で本書は、お客を魅了しようとするすべてのプロフェッショナルに必読の一冊です。

ぜひ読んで、自身の「覚悟」と比べてみてください。

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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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ケガをしていても、それをいわなければケガではない

「覚悟」――。それこそがプロとして、もっとも大切なものだ。決意したら、必ず行動に移す。そして、それを継続させる根気があったからこそ、それほど期待されていなかった自分がここまでやってこられたと、いま、あらためて思う

「世界一」。それは、これまで世界中の誰もできなかったことをやり遂げたという意味だ。しかし、この記録にかぎっては、私はそうは思っていない。「できなかった」のではなく誰も「やろうとしなかった」だけなのだ

「一三五試合でよし」と考えてしまえば、次は「一二五試合に出ればいい」「一二〇試合でいい」と妥協しかねない。それが怖い。人間の気持ちは弱いものなのだ

自分では無理だと思っていることでも、覚悟を決めてやってみれば案外とできるものなのだ

デッドボールのあとこそ、逆に向かっていく気持ちが必要だ

捨てるという行為は選択肢をひとつ減らすことができたということだから、それはそれで進歩である

自分で検証してはじめて、常識は意味を持つ

私が自分の記録よりチームのことを優先しているのは、タイガースの選手に対して手本を示すという意味と、「勝ちたい」という執念からだ

どんなかたちであってもまず一点取ろうと考える

たがいの傷をなめあうのがチームワークではない。それはアマチュアなら美談になるかもしれないが、プロがすることではない。あいつがやるならおれも」というふうに、全員が刺激しあうことで、戦うチームになるのだ

「自分を信頼してくれる人に応えたい」――そう思いながら、私はずっとプレーしてきた

どういうかたちであれ、まずは「動くこと」が肝心

なにかを成し遂げようと考えるとき、大切なのは「どうにもならない状況に陥ったとき、どうするか」「何をできるか」なのである

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『覚悟のすすめ』金本知憲・著
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◆目次◆

はじめに
第一章 折れない心
第二章 努力する心
第三章 チームプレー
第四章 強靭な肉体
第五章 感謝の心
第六章 リーダーシップ
おわりに

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