2009年11月10日
【ジェイ・エイブラハム待望の最新刊】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4408107832
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昨日ご紹介した、クリス・アンダーソンの『フリー <無料>からお金を生みだす新戦略』は、ものすごい反響で、BBM紹介後、アマゾン総合ランキングで3位となっていました。
※参考:『フリー <無料>からお金を生みだす新戦略』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4140814047/
BS11の収録で斎藤広達さん、山田真哉さんとお話していたら、やはり書き手がどれだけその本に情熱を注いで紹介しているか、その熱量は伝わるのだということ。
情熱に技術がついてきた時、初めてモノは売れるのだと、改めて感じました。
ということは、情熱も大事だけれど、それを伝える技術も大事。そこで本日は、どちらかというと、技術よりのマーケティング書をご紹介しようと思います。
著者は、アメリカの著名なマーケターである、ジェイ・エイブラハム。
セミナーを開催すれば、参加費数十万円というマーケティング界の大物が放つ、久々の新刊です。
で、肝心の内容はどうかというと、不況にあえぐ中小企業経営者に必要な考え方、そしてマーケティングテクニックを説いた比較的ベーシックな内容。
既にマーケティング書をたくさん読んでいる方には、ほどんどが既知の内容ですが、「あなた自身を市場で卓越した存在にする一五の作戦」や、一連のコピーサンプル、そして個人ブランド確立のための「卓越した人物像のサンプル」は参考になると思います。
赤ペンチェックでもピックアップした3つのコピー「“気分が最悪”のとき、医者はこうします」「あなたにとって、子どもの命は一ドルの価値がありますか」「見た目より年齢のいった女性に」は、確かに効きそうな内容です。
ぜひ読んでみてください。
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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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◆ビジネス停滞の理由トップ4
1.事業のあらゆる側面に成長思考を取り入れていない
2.成果を計測、監視、比較、数値化していない
3.綿密なマーケティング戦略や計画、具体的な業績予測を立てていない
4.適切かつ具体的な目標の立て方がわからない
たいていの人は、不景気になると、おそろしく人を裏切るような経費節減に走る。つまり、社員や知的資本といった、今の企業のほとんどが本当は一番必要としている資産を削る
私はマーケティングをこう定義している。つまり、ある市場を構成する人々に、「私たちがあなたの問題を解決し、隙間を埋め、機会や望み、目標を実現します。よそに同じことはできません」と「教える」ことに尽きる
◆あなた自身を市場で卓越した存在にする一五の作戦 ※一部紹介
3.自分の業績や価値を躊躇なく自画自賛する。ただし、それがク
ライアント(顧客)にとって利益があるように話すこと
4.自分の欠点をリストアップする
5.市場で築く関係はすべて長期投資と見なす習慣を養う。これで
人との接し方がガラリと変わる
12.推薦状や感謝状を上手に頻繁に活用する
あなたの会社が特定の基準を満たす「唯一」の企業になれないなら、競争相手よりも「先に」、その基準と、自社がその基準を満たしていることを市場に伝えよう
「“気分が最悪”のとき、医者はこうします」この広告の「“気分が最悪”のとき」を「“気分が優れない”とき」に変えて調査をすると、レスポンスは半分に減った。見出しに「意外な」語句を使うというポイントは、まじめに検討する価値がある
「あなたにとって、子どもの命は一ドルの価値がありますか」自動車ブレーキ修理サービス業者による鋭い見出し
「見た目より年齢のいった女性に」この見出しは大勢の女性の目に留まり、微妙に異なる「実年齢よりも若く見える女性に」よりも効果的だった
人に仕事を任せるもっともよい方法は、あなたが仕事だと思っていることを「遊び」だと思う人にそれをやらせることだ
ROIを向上するもっともダイナミックな方法の一つが、バーター取引(物々交換)だ
私は、コモディティー化した商品をそれだけではけっして売らない。むしろ、必ず有形か無形の要素を加えて独自なもの、他と比較できないものにする
◆卓越した人物像のサンプル ※一部紹介
・自身に満ちた大物またはビッグビジネスビルダー
・舞台裏の人形使い
・研究者
・独力で立身した人
・怒れる者
・盛り上げ役
・まとめ役
・インテリ
・主唱者
・魔術師
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『クラッシュ・マーケティング』実業之日本社 ジェイ・エイブラハム・著
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4408107832
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◆目次◆
序 章 今こそ、ライバルに大差をつけるチャンス
第1章 ビジネスが停滞する九つの要因
第2章 「卓越の戦略」で強力なライバルに打ち勝つ
第3章 販売戦略と広告手法を変革して売上をアップさせる
第4章 「戦略化、分析、システム化」で安定した実績を得る
第5章 時間と行動をマネジメントして戦略的企業となる
第6章 効果測定とアライアンスで強靱な収益構造をつくる
第7章 リミッターを外し、現状を打破する
第8章 「三つのP」で市場における絶対者になる
第9章 マーケティングの力を三〇〇%活用して、価値に気づかせる
第10章 ジョイントベンチャーでビジネスを最大限に活用する
第11章 景気に関係なく繁栄し続けるには
終 章 さあ、今すぐ行動を起こそう!
監訳者からのメッセージ
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2009年11月9日
【BBM史上最も読ませたくない本】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4140814047
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かつて日本マクドナルドの創始者、藤田田は、ベストセラーとなった自著『ユダヤの商法』で「商売は女と口を狙え」と言い切りました。
※参考:『ユダヤの商法』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4584001979/
これは、一見男性客メインのビジネス書でも同じことで、男性にだけ売れる本は、決して大ベストセラーにはなりません。
なぜなら、女性は良い情報を口コミするのに対して、男性は隠してしまうから。
土井は、男性の割には比較的教えたがりな方で、それゆえにBBMを書いているのですが、これまで2000冊近くの本を紹介していて、本日ご紹介する本ほど人に教えたくない本はありません。
なぜなら、本書には、土井が教えるよりもむしろ使いたい、お金儲けのヒントがギッシリ詰まっているから。
ただ、土井にとってラッキーなのは、この本が11月21日の発売で、それまでにいろいろと手を打てることです。
この本を書いているのは、あの世界的ベストセラー『ロングテール』の著者であり、「ワイアード」誌の編集長でもあるクリス・アンダーソン。
ネットビジネスの世界では、知らない人はモグリと言われるほどの有名人です。
本日ご紹介する『フリー<無料>からお金を生みだす新戦略』は、インターネットが生み出したビジネス「無料化」の潮流と、その成功事例を取り上げた、今、洋書で話題の一冊。
※参考:『フリー<無料>からお金を生みだす新戦略』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4140814047/
邦訳の出版を心待ちにしていただけに、見本が届いた時には跳び上がって喜んだ、そんな一冊です。
で、肝心の内容はどうかというと、……面白い。
カミソリを無料配布(都市伝説との噂も)することにより、替え刃を売ったジレットにはじまり、古今東西の「フリー」がいくつも紹介されており、じつに刺激的なケーススタディ集。
映像を無料配信することで、DVDの売り上げを230倍にしたモンティ・パイソンや、不正コピーの客を有料客に変えたマイクロソフト、フリーモデルで巨大企業となったグーグルなど、さまざまな事例がこのモデルの正しさを証明しています。
先日、エリエスの5周年セミナーで、つんく♂さんの「お茶買う?」の話を聞いた人が本書を読めば、これまで見えなかったビッグビジネスのチャンスが見えてくるはずです。
そして、何と言っても本書の白眉は、クリス・アンダーソンによる、フリー、お金、希少性に関する考察。
この考察は、資本主義社会に生きるわれわれに、お金を払うことの本質と、ビジネスで儲かるしくみの本質を伝えてくれます。
そして、起業家への教訓は、われわれが現在の価値システムを変容させることにより、いくらでも富を生み出せるということ。
第2のグーグルを目指す起業家には、必読の一冊です。
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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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三カ月後に、この無鉄砲な無料映像配信の試みはどんな結果となっただろうか。モンティ・パイソンのDVDはアマゾンの映画とテレビ番組のベストセラーリストで二位にまで上がり、売上げは二三〇倍になった
無料サンプルは売上げに貢献したが、それ以上にジレットを助けたのは、そのビジネスモデルだった。無料で配った安全カミソリはやがて替え刃の需要をつくったのだ
どうして英語では「free」というひとつの単語になったのだろう。(英語のfreeには「自由」と「無料」の2つの意味がある)驚くことに、その古い英語のルーツは「friend(友人)」と同じだという
◆フリー(2)
二者が無料で交換をすることで市場を形成し、第三者があとからそこに参加するためにその費用を負担する
キャッシュバックを受けると、私たちは単純にお金を節約したときとは違った心理状態になる
デンマークのあるスポーツジムは、会員が少なくとも週に一度来店すれば、会費が無料になるプログラムを実施している。だが一週間に一度も来店しなければ、その月の会費を全額納めなければならない。その心理効果は絶大だ。毎週通うことで、自信がつくし、ジムも好きになる。いつか忙しいときが来て、来店できない週が出てくる。そうすると会費を支払うが、そのときは自分しか責められない。行きもしないジムに会費を支払うというありがちな状況とは異なり、このジムの会員は脱会したいと思うよりも、もっとジムに通おうという気持ちを強くするのだ
今日、市場に参入するもっとも破壊的な方法は、既存のビジネスモデルの経済的意味を消滅させることだ。つまり、既存ビジネスが収益源としている商品をタダにするのだ
人間はものが潤沢なことよりも、稀少なことを理解しやすいようにできている。なぜなら私たちは生存のために、脅威や危険に過度に反応するように進化してきたからだ
年をとって時間とお金の関係が逆になると、正規のダウンロードにかかる九九セントはたいした金額に思えなくなる。そうすると、フリーミアムの世界において、お金を払う顧客になるのだ
私たちが有料のものを選ぶ理由は、目当てのものが得られないリスクを下げるためだ
潤沢な情報は無料になりたがる。稀少な情報は高価になりたがる
コンサート・ビジネスも盛況だが、その原動力のひとつは無料音楽がファン層を拡大していることだ
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『フリー<無料>からお金を生みだす新戦略』NHK出版 クリス・アンダーソン・著
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4140814047
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◆目次◆
第1章 フリーの誕生
無料とは何か?
第2章 「フリー」入門
第3章 フリーの歴史
第4章 フリーの心理学
デジタル世界のフリー
第5章 安すぎて気にならない
第6章 「情報はフリーになりたがる」
第7章 フリーと競争する
第8章 非収益化
第9章 新しいメディアのビジネスモデル
第10章 無料経済はどのくらいの規模なのか?
第11章 ゼロの経済学
第12章 非貨幣経済
第13章 (ときには)ムダもいい
第14章 フリー・ワールド
第15章 潤沢さを想像する
第16章 「お金を払わなければ価値のあるものは手に入らない」
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2009年11月8日
【アメリカが次に仕掛ける超巨大バブル?】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4894513714
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本日の一冊は、オバマ大統領率いるアメリカが、次に企んでいる環境バブルの全容を、カリスマエコノミストの中原圭介さんが読み解き、そこで儲けるためのチャンスを示した一冊。
大統領選で最大のスポンサーになったと見られる世界的な投資家、ウォーレン・バフェットが筋金入りの原発推進派であることから、原発時代の到来を予測したり、「電気自動車を原子力発電で走らせる」ことで、大きな需要を見込む計画が明らかになったり、じつに興味深い内容が語られています。
「金融バブルのツケを、環境バブルで返す」
じつにわかりやすい発想ですし、いかにも資本主義の権化であるアメリカが考えそうなアイデアではありますが、そこには、いくつもの罠が隠されています。
きちんと読み込めば、トヨタをはじめ、日本のメーカーがただならぬ危機に立たされていることをつかめると思います。
ちょっと気の利いた人なら、行間を読むだけでも投資のヒントがたくさん見つかりますが、本書では丁寧に、今後の環境バブルで株価が上昇しそうな銘柄を、まとめて紹介しています。
「2010年から2012年にかけて、世界経済は新たなバブルに突入する」
このチャンスに乗るか乗らないかは自己責任ですが、アメリカのたくらみと、その周辺にあるビジネスチャンスを知りたければ、ぜひ読んでみることをおすすめします。
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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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実は、世界経済が一時的でも急回復するシナリオがあります。それは欧米の「地球温暖化対策問題」による仕掛けが成功すれば、2010年から2012年にかけて、世界経済は新たなバブルに突入する可能性があるというシナリオです
環境バブルは、世界の人々が自発的にそれに取り組むための、下からわき上がるような原動力が必要です。要するに「地球環境を守ろう」という、市井の人々の意識を高めていく方法が必要になる
アメリカが新しい繁栄を目指す時は、事前に必ず大きな法改正が行われます。それを境にして、政官業がスクラムを組み、まるでブルドーザーのように古い秩序をなぎ倒し、新しい環境を整備し、目的を達成しようとするのです
オバマ大統領が原発に消極的かといえば、そうではありません。大統領選で最大のスポンサーになったと見られる世界的な投資家、ウォーレン・バフェット氏は、原子力発電関連に巨額の投資を行っている筋金入りの原発推進派です
住宅から家電製品まで、地球の総人口65億人マーケットを対象に、非常に長期間にわたって天文学的な買い替え需要が生まれる
外国人投資家が本格的に買い出動し、日本株がさらなる上昇相場入りするのは、アメリカの「雇用統計」と「中古住宅販売件数」に底入れが確認された時です
アメリカが景気対策から財政再建へと傾いた時に、景気の一時的回復が終わり「二番底」を探りに行く可能性も捨て切れません
バブルは「お金の代用品」から生まれる
オバマ大統領のグリーン・ニューディール政策の眼目は、おそらく「電気自動車を原子力発電で走らせる」というものです
アメリカやEUの主要国は、安全保障のためにも、石油や天然ガスなどの化石エネルギーを握る中東やロシアの影響力を排除しなくてはならないと考えています。そのための唯一の方法は、再生可能エネルギーを中心にした電気エネルギー利用が進むように、社会構造を変える以外に方法はありません
世界の人口が2050年に、いまの65億人から91億人に増加すると予測される中で、二酸化炭素の排出権が超長期の上昇トレンドを描くであろうことは、容易に想像がつく
超伝導ケーブルを手がけている電線メーカーに注目が集まっています。そのメーカー名は、ズバリ「5802住友電気工業」です
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『金融危機で失った資産を取り戻す方法』フォレスト出版 中原圭介・著
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4894513714
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◆目次◆
第1章 巨大バブルへのシナリオは、すでに動き始めている!
第2章 バブルを仕掛けるアメリカの「真の狙い」
第3章 変貌する世界経済
第4章 新たな流れに取り残される日本経済
第5章 金融危機で失った資産を取り戻す方法
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2009年11月7日
【今すぐデキる人になるエクセルの技術】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4532195012
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本当に成果を出そうと思う人間は、考え方を学ぶだけではなく、道具の使い方についても学ぶもの。
BBMの読者は、その点意識が高い人が多いらしく、以前にご紹介した『たった3秒のパソコン術』もかなりの反響がありました。
※参考:『たった3秒のパソコン術』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4837977103/
本日ご紹介するのは、ビジネスパーソンなら誰もが使っている、あの手ごわいエクセルのマニュアル書。
通常、PC関連のマニュアル書というのは、分厚くてなかなか読む気にならないものですが、この『エクセル即効ワザ99』は、ビジネスシーンに限定して、すぐに使える関数、操作方法だけを示した、じつに有用な一冊。
たくさんの名簿を扱う仕事の方、社員の業績を管理している方、業務上、煩雑な計算をする必要のある方には、とくにおすすめしたい内容です。
具体的には、氏名に素早く「ふりがな」を付ける、表の重複したデータを効率的に消す、表の配置を素早く入れ替える、業績がマイナスだったら数字を赤くするなど、よく発生する作業を簡単操作で実現する方法がいくつも書かれています。
土井もバイヤー時代は、たくさんのデータを扱う必要から、エクセル多用していたものですが、現在は、また違った形でニーズが広がってきています。
改めて勉強したら、エクセルってこんなに便利だったのか、と発見がいろいろとありました。
みなさんもぜひ読んで、便利な操作方法を、いろいろと試してみてください。
仕事が飛躍的にスピードアップすること、請け合いです。
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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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◆連番を指定の数だけ入れたい時
【編集】メニュー→【フィル】→【連続データの作成】
設定画面を開いて「停止値」に目標の数字を入れるのがキモ
◆郵便番号の「─」を自動で入力する
書式設定の画面を開き、「ユーザー定義」を選んで入力欄を「000-0000」と設定する。これで、以降はハイフンの入力は不要。数字の入力だけで済むようになる。なお、電話番号の入力も同様の方法「00(0000)0000」などと設定すればよい
◆データをつなげて一つのセルに表示する
「郵便番号」「住所」など別々のセルに入力したデータを、一つのセルにまとめる。さらにそのセル内で改行して、きれいに表示させる。一見複雑そうな作業だが、セルをつなげる「&」記号と、改行文字として使える「CHAR」関数を組み合わせれば、思い通りに表示できる
◆氏名に素早く「ふりがな」を付ける
【書式】メニュー→【ふりがな】→【表示/非表示】/[Alt]+[shift]+[↑]キー
◆隣のセルに「ふりがな」を表示する
「ふりがな」を表示するセルを選択し、PHONETIC関数を入力する。式を入力したセルを下へドラグしてコピーすると、すべての氏名にふりがなを表示できる
◆ふりがなを半角か全角に統一する
文字を全角から半角にするには「ASC関数」を使う。入力後、ドラグしてコピーすると、すべて半角で表示される。逆に半角を全角にするには「JIS関数」を使う
◆表の重複したデータを効率的に消す
「フィルタオプション」を使って表を抽出し、重複したデータをすべて非表示にする。そしてそのセル範囲を選んで別シートにコピーすれば、重複データを除外した表が完成する
◆表の配置を素早く入れ替える
選択範囲を「Shift」キーを押しながらドラグすれば、簡単に移動先へ挿入できる。そこにあったデータは、下または右へずれる。なおドラグだけでは「移動」、「Ctrl」を押しながらドラグすると「コピー」になる
◆業績がマイナスだったら、数字を赤くする
業績がマイナスになったとき、数字を赤色にして目立たせたい。エクセルで金額を表示している場合、セルの表示形式を「通貨」に設定しておくと、データがマイナスだったときに自動的に赤字で表示される
◆数値に「個」「本」など単位を付けて計算する
数値に「個」「本」など単位を付けて、例えば「6個」とセルに入力すると、それを参照した式がエラーになる。「6個」が「数値」ではなく「文字列」と見なされ、計算できないためだ。単位を付けても「数値」として扱うには、セルの表示形式で「ユーザー定義」を「#,##0″個”」とすればよい
◆生年月日を入力して、年齢を自動で計算
生年月日から、今日の時点での年齢を求めたい。それには、自動で今日の日付を表示するTODAY関数と、「開始日」から「終了日」までの日数を計算するDATEIF関数を利用する
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『エクセル即効ワザ99』日本経済新聞出版社 日経PC21・編
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4532195012
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◆目次◆
第1章 面倒な文字入力を手間なく済ます
第2章 住所・氏名・日付を効率的に入力
第3章 データを選ぶ・直す・消すを一発で
第4章 表のデータを並べ替え、絞り込む
第5章 一目でわかる、見やすい表に整形
第6章 面倒な計算や四捨五入を思い通りに
第7章 順位付けやデータ集計を自在に
第8章 形状を思いのままに変更
第9章 切れる・消えるミスを解消
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2009年11月6日
【働くことの本質、成果を出すための秘訣】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4862381480
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本日の一冊は、コミュニケーション・デザイン会社「リビングワールド」の代表であり、「働き方研究家」としても活躍中の著者が、ロングセラー『自分の仕事をつくる』の続編として出版した一冊。
※参考:『自分の仕事をつくる』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4480425578/
どんな仕事をするか、どんな働き方をするか、どんな生き方をするかは個別の問題であり、誰かに示されるものではない、と冒頭で述べ、どうやったら自分にとっての天職を見つけられるのか、どうすれば人の心を打つ仕事ができるのか、考察を深めて行きます。
人の心が満たされるのは、自分の存在が認められる時、というところまでは、どんな自己啓発書にも書かれていることですが、本書ではそれを、「いい仕事」の定義にまで発展させています。
「プレゼント(present)という言葉の語根は、ラテン語のesse(=to be)にある。つまりプレゼントとは『生きて・いる』ことであって、存在(presence)そのものが贈与である」「人が『より生きている』ようになることを助ける働きが、『いい仕事』なんじゃないか」
という考察は、人々に愛される商品づくりや表現にもつながるものであり、モノ作りに携わる方にとっては、注目すべき考えだと思います。
なかでも、本のように極めてメッセージ性の強い作品の場合、この考え方はズバリ当てはまります。
読者は、本書を読むことで、自分の働き方を見つめ直すと同時に、どうすれば人の心を打つ作品が作れるか、ヒントがもらえるに違いありません。
仕事をすることの幸せを感じられる一冊です。
ぜひ読んでみてください。
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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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<仕事>は<人生>と、<働き方>は<生き方>と背中合わせで、ほかの誰も肩代わりすることができない一人ひとりの生に直結している
学習とは、体験を一度抽象化して、他の物事にも適用できるようになることだ。つまり真似というより、いきなり応用問題に入る
「生き生き」という言葉には「生」が二度登場する
<技術や知識>をその直下で支えているのは、<考え方や価値観>だと思う。なにを美しいと思うか、なにを大事にしているか、なにをもって善しとするかといった尺度があって、はじめて技術も知識もいかされる
どんな成果にもそれを成り立たせているプロセスや下部構造が必ずあり、人はその全体を感じ取っている
心が満たされるのは、どういう時だろう? それは、自分の存在が認められる時だと思う。このこと以上に人の心を満たすものはないんじゃないか
プレゼント(present)という言葉の語根は、ラテン語のesse(=to be)にある。つまりプレゼントとは「生きて・いる」ことであって、存在(presence)そのものが贈与であるということ。なにをくれるとか、してくれたということ以前に、双方が互いに「いる」状態を更新すること
人間は基本的に、「いい仕事」をしたい生き物だと思う。給料や条件とかステイタスがいいという話ではなく、他の人々に対して「いい影響を持ちたい」という欲求があると思う。「いい影響」とは、その仕事に接した人間が「よりハッキリ存在するようになる」ことを指すんじゃないか
人が「より生きている」ようになることを助ける働きが、「いい仕事」なんじゃないか
どんな結果を得るにせよ、優れたフォロワーであるより、つまり他の誰かみたいになるより、自分自身を社会に差し出してみる方が、少なくとも後味はいいんじゃないかと思う
もしそれが自分だけのこととは思えなかったら、世界に差し出してみることができる
仕事は、自分の課題と社会の課題が重なるところにある
「力」、すなわちエネルギーは、常に解き放たれることを求めている
他の人には任せたくないこと。思わず手がのびて、掴みにゆくような衝動が生じること。それは思考というより、存在から湧き上がってくる動きだ。そしてそれが成果に至るひとつながりの働きとして他者や社会に差し出される時、その人ならではの、掛け替えのない<自分の仕事>になるんじゃないかと思っている
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『自分をいかして生きる』バジリコ 西村佳哲・著
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4862381480
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◆目次◆
1.いる・いない
2.自分の仕事
3.自分とか誇りとか
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2009年11月5日
【できる社員が辞めたらどうする?】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4806135089
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先日、札幌で『年商100億の社長が教える、丸投げチームのつくり方』の著者、山地章夫さんにお会いして、任せる経営の実践方法をいろいろと指南してもらいました。
※参考:『年商100億の社長が教える、丸投げチームのつくり方』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4756912311/
山地社長は最近、ベトナムでのホテル事業を成功させたそうですが、こちらも任せてうまく行った事例。社長のところには配当金だけ送られてくるそうです。
そんな山地さんに、任せる秘訣を聞いたところ、やはり基本は仕組みづくりとリスクを取れるラインをはっきりさせておくこと。
当事者となって損得に過剰に反応するのでなく、一歩引いて理性的に見ることの大切さを教わりました。
本日ご紹介する一冊は、まさにその「任せる経営」を実践するために必要な「仕組みづくり」と社長の心構えを説いた書。
著者は元住友銀行のトップ営業マンで、退社後、人材ビジネス、コンサルティング、ソフト販売事業で独立した人物。
企業規模が書かれていないのが唯一気になりますが、内容はオーソドックスな「任せる仕組み」をまとめてあり、参考になります。
なかでも、営業の仕組みづくり、クレドの実例、目標管理シートの実例などは、これから仕組みづくりをする人にとって役立つに違いありません。
個人的には、知っている話が多かったのですが、営業指導の部分と、採用のポイントが参考になりました。
企業規模10億円未満で、会社の仕組みづくりに興味のある方は、ぜひ読んでみてください。
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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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最終的には会社全体の実力は、最も力が弱い部門に近づいてしまう
「営業の仕事とは、お客さんのニーズをきちんとヒアリングし、ニーズにふさわしい商品やサービスを販売することである」このことをきちんと教えておけば、何があっても営業の軸がぶれることはない
営業のあるべきレベルをしっかり教えておくのである。それはイコール経営者が自社の営業部門に望むレベルだ
営業の研修では、しゃべる練習ではなく、ヒアリングの練習をさせなければならない
売るために必要なヒアリング項目をあらかじめマニュアルとして箇条書きにしておく
「うちは、何をしている会社? 簡潔に説明してみて」
「うちの商品・サービスを全部言ってみて」
「この商品の特徴を20秒以内に、お客さんに営業するつもりで説明してみて」
これらの質問に対して、即座に答えられなかったら要注意
年商が3?4億円になったら、社長は営業から離れるべきである
会社に「この人がいなくなれば、会社が回らない」という社員が増えれば増えるほど、会社は危うい
残りの8割の営業マンの力を底上げする
マニュアルは営業の模範である。だから営業のことを一番よくわかっている人間がつくるべきだ
自分の会社の「集客・営業設計図」をつくる
「反響が出る広告」をつくれる人材を育てる
経営者自身が、「どうしてもこれだけは伝えておきたい」ということをポケットサイズの紙に書いて、社員全員に配る
社員の言葉をすべて真に受けてしまうと、事実を把握できないことがある
若い社員には、自分のペースで仕事をさせるのではなく、仕事のできる社員のペースに合わせるように仕事をさせなければならない
中途採用のマーケットには、優秀な人材はめったに流れてこない
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『社長は「人」に頼るな、「仕組み」をつくれ!』中経出版 山田博史・著
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4806135089
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◆目次◆
第1章 営業の仕組みをつくれ!
第2章 マーケティングの仕組みをつくれ!
第3章 社内マネジメントの仕組みをつくれ!
第4章 採用の仕組みをつくれ!
第5章 会社のミッションを伝える仕組みをつくれ!
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2009年11月4日
【これぞ野村流!人間教育が一流のプロを作る】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4478011303
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先日、札幌のホテルで日本シリーズの野球中継を観ていたら、ゲストで登場した新庄選手と清原選手のビジュアルが汚い!
いくら引退したとはいえ、こんなにガラが悪くては、子どもたちに悪影響を与えるのではないかと心配してしまいます。
やはり一流の人間には、人としての品格も求められるのではないかと思うのです。
そんなことを考えていた折、書店で目に入ったのが、本日ご紹介する、野村克也監督の『弱者の兵法』。
氏によると、「ヒゲや長髪・茶髪はなにより目立ちたいという自己顕示欲の現れであり、野球選手は野球で目立つべきである」。
あのイチロー選手をはじめ、現役選手や監督を名指しで批判し、往年の名選手の例を引きながら、現在の日本のプロ野球界に欠如している戦略思考やプロフェッショナルとしての心意気、哲学を説いています。
「プロフェッショナルの『プロ』とは、プロセスの『プロ』」「グラウンドは仕事場であり、そこではユニフォームが正装」「人間的成長なくして技術的進歩なし」「進むときは上を向き、暮らすときは下を向く」
何を堅苦しいことを、と思う向きもあるかもしれませんが、本書を読むにつれて、その考え方が一流になれない理由だと、痛感させられるはず。
バッティングピッチャーとして一日500球を投げたという稲尾、飲み会の後、深夜まで猛特訓を続けた王、野村監督の近所に越してまで野球漬けの毎日を送り、平凡な選手から日ハムの四番を打つまでに成長した柏原…。
偉人たちの努力と気迫が伝わってきて、思わず身が引き締まる内容です。
また、注目のマネジメント理論についても、「中心なき組織は機能しない」「人は貶されてこそ育つものである」「監督は自分自身に負けてはならない」と、持論を明確に主張。
これを読んで、なぜ野村監督が人を育てられるのか、あの楽天をリーグ2位にまで導けたのか、その理由がわかった気がします。
個人的には、江夏を口説いたくだりの名ゼリフ「一度でいいから、おまえと野球をやってみたいもんだ。おまえが投げて、おれが受ける。これは芸術になるぞ」が気に入りました。
野村流マネジメントを学びたい人はもちろん、一流になるための心構えを学びたい方も、ぜひ読んでみてください。
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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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中心選手はたんに技術的にすぐれているだけでなく、人格や日頃の行いにおいてもほかの選手の模範とならなければいけない。「野村はエースや四番に厳しい」とよく指摘されるが、これはひがみやそねみではなく、私が彼らに「鑑」となることを求めるからである
極論すれば、全日本のようなトップ選手を集めてチームを編成したとき、監督というものは試合では何もする必要がないといっても過言ではない。基本的には選手にまかせておけばいい。監督の仕事とは、そこにいたるまでなのである
野球は“たら・れば”のスポーツである。結果論をいってもしかたがない。だが、“たら・れば”のスポーツだからこそ、勝つためには極限までリスクを抑え、可能な限り成功する可能性の高い選択肢を選ばなければならない。それは、弱者の兵法の鉄則でもある
プロフェッショナルの「プロ」とは、プロセスの「プロ」でもあるといえる。プロセスによって、人間は成長するのである
ヒゲや長髪・茶髪はなにより目立ちたいという自己顕示欲の現れであり、野球選手は野球で目立つべきである
野球選手にとってグラウンドは仕事場であり、そこではユニフォームが正装
人間がもっとも美しく見えるとき──それはひたむきに、一所懸命なにかに打ち込んでいるときだと私は思う。その姿に人々は胸を打たれる。感動を覚える
エースであるならば、中心選手であるならば、チームのために意気に感じるのは必要な資質
伸び悩んでいる選手には共通点がひとつある。それは、「自己限定」をしていることだ
◆稲尾のピッチング哲学
「ピッチャーは、どういうかたちであれ、バッターをアウトにする ことが仕事である」
「ゲームのなかでは必ずしも三振がベストではない」
試合における監督の仕事とは、つきつめれば危機管理である。したがってマイナス思考であるべきだと私は思う。実際、名監督と呼ばれた人のなかにプラス思考はいないのではないか
選手は監督の「敵」であると私は考えている。というのは、監督がチームという組織を第一に考えるのに対して、選手はどうしても自己中心的に考えるからだ
人を遺すことが指導者の最大の条件
上ばかり向いていると、自信が過信やうぬぼれになっていることに気がつかない。だから、ふだんは下を向いて暮らすべきなのである
人は貶されてこそ育つものである
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『弱者の兵法』アスペクト 野村克也・著
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4757216483
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◆目次◆
序 章 日本の野球はベースボールを超えた
第一章 プロフェッショナルとは何か?
第二章 全知全能を懸けてこそ弱者は強者になる
第三章 指導者の役割とは何か?
第四章 「無形の力」が弱者を勝利に導く
第五章 人間教育が真に強い組織の礎を成す
あとがき 真のワールドシリーズ実現に向けて
ドラッカー名著解題
索引
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2009年11月3日
【ドラッカーからのアドバイス】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4478011303
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本日の一冊は、亡きドラッカーの翻訳を担当し、数々の名著を世に送り出してきた上田惇生氏が、ドラッカーの名言のなかから、今日の企業の課題へのアドバイスを集め、解説を施した一冊。
生誕100年ということで、数多くのドラッカー関連本が出されていますが、ドラッカーの名言をおさらいしたいなら、本書はじつにうまくまとめられていると思います。
こう書くと、「何だ、寄せ集めか」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、本書は、ドラッカーの珠玉のアドバイスを、まさに今日われわれが直面している大企業の衰退や組織の求心力の欠如、情報化などといった問題に即して並べているため、あたかも今、書き下ろされたかのような臨場感があります。
知識労働者がどうやってキャリアを築けばいいのか、生産性を向上させるための6つの条件とは何か、大企業が行き詰っているのはなぜか、それを打開するにはどうすればいいのか…。
流通チャネルが変化していることや、支出配分の変化など、具体的な経営のヒントもあり、エグゼクティブには有用な一冊です。
不況とともに沈みたい方は、読む必要なし。
これからの時代を創り、社会に貢献したい人にこそ、読んで欲しい一冊です。
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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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「成果をあげる能力によってのみ、現代社会は二つのニーズ、すなわち個人からの貢献を得るという組織のニーズと、自らの目的の達成のための道具として組織を使うという個人のニーズを同時に満たすことができる」
「自らの成長のために最も優先すべきは、卓越性の追求である。そこから充実と自信が生まれる」
「知識労働の生産性を向上させるための条件は大きなものだけで六つある。仕事の目的を考える。働く者自身が生産性に責任を負う。継続してイノベーションを行う。継続して学び、人に教える。知識労働は量よりも質の問題であることを認識する。知識労働者は組織にとってコストでなく資本であることを理解する」
「手っ取り早く、しかもおそらく最も効果的に知識労働の生産性を向上させる方法は、仕事を定義し直すことである。特に、行う必要のない仕事をやめることである」
「最も重要な五つの質問とは、われわれのミッションは何か、われわれの顧客は誰か、顧客にとっての価値は何か、われわれにとっての成果は何か、われわれの計画は何か、という五つの質問からなる経営ツールである」
「あらゆる組織にとって、最も重要な情報は、顧客ではなくノンカスタマーについてのものである。変化が起こるのはノンカスタマーの世界においてである」
「リスクには基本的に、四つの種類がある。第一に負うべきリスク、第二に負えるリスク、第三に負えないリスク、第四に負わないことによるリスクである」
「ベンチャーが成功するのは、予想もしなかった市場で、予想もしなかった顧客が、予想もしなかった製品やサービスを、予想もしなかった目的のために買ってくれるときである」
「成功している組織には、あえて人を助けようとせず、人付き合いもよくない上司が必ずいる。愛想が悪くいつも不愉快そうでありながら、誰よりも多くの人たちを教育し育成する人、最も好かれている人よりも尊敬を得ている人がいる」
「成果をあげる者は、何よりも問題の理解に関心を持つ」
「人口構造の変化と同じように重要でありながら、経営戦略上ほとんど関心を払われていないものとして、支出配分の変化がある」
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『ドラッカー時代を超える言葉』ダイヤモンド社 上田惇生・著
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4478011303
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◆目次◆
はじめに──なぜドラッカーは注目を集め続けるのか
I 成果をあげる
II 強みを引き出す
III 組織を動かす
IV 人を動かす
V 変化を捉える
あとがき
ドラッカー名著解題
索引
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2009年11月2日
【最新の業界動向が一発でわかる!】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4492973168
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先日、札幌出張の際に、紀伊國屋書店札幌本店を訪れました。
ビジネス書ご担当の赤川さんに、最近のトレンドを聞いた際、出てきた話で面白かったのが、学生の就活本。
就職氷河期到来ということで、学生さんが熱心にSPIや一般常識の本を買い漁っているそうです。
そのなかでも、売れ行きが顕著なのが、本日ご紹介する、『会社四季報 業界地図2010年版』。
※参考:『会社四季報 業界地図2010年版』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4492973168/
サブプライム後の影響を受けた決算内容、業界勢力図が書かれているというだけあって、ビジネス書コーナーでも幅広く売れているそ
うです。
読んでみると、確かに面白い。
ホテルや人材サービスが悪いのは予想通りですが、少子化の影響をもろに受けているはずの育児・ベビー用品がじつは堅調だったり、車は厳しくても2輪車は有望だったり、意外な業界・企業が意外なところで業績を伸ばしているのがよくわかります。
業界の勢力図と主な数字がひと目でわかるつくりも親切で、これは一冊持っておくと、便利な本だと思います。
激変するビジネス環境をとらえ、明日のチャンスを見極めるのに、これほど手っ取り早い本もありません。
読んだら最後、時間を忘れて読みふけってしまうに違いありません。
最近忙しくて経済ニュースをキャッチアップできていない、という人は、ぜひ買って読んでみてください。
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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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◆ペット業界
ペット分野の中でも特に伸びているのがサービス分野。定番のトリミングのほか、ペット向けのホテルやシッター、葬祭も増えている
犬猫とも約1300万頭。飼育所帯率は犬18.2%、猫14.4%。それぞれ7歳以上、10歳以上といったシニア世代の犬猫の割合が増えている
◆自動車部品・タイヤ
タイヤメーカーも厳しい。業界トップであるブリヂストンの08年度営業利益は前期比ほぼ半減
◆2輪車
中期的には再成長が見込まれる。たとえばベトナムは新規購入と買い増しが全体の9割弱を占めるなど潜在力が大きい
◆中古車・カー用品
質の良い中古車が減る中で奪い合いが激化し、買い取り業者の採算も悪化している。業界首位のガリバーインターナショナルはかつて110億円以上の営業利益があったが現在は39億円。500店以上あった店舗も減らしている
◆ポータルサイトのページビューシェア
Yahoo! 70.8% Google11.8%
◆放送・新聞
広告収入への依存度が高い民放各社が推し進めているのが放送外事業の拡大だ。代表的なものが映画。08年もTBSの「花より男子ファイナル」、フジテレビの「容疑者Xの献身」など放送局発の映画は興行収入の上位を独占した
◆総合商社
注目分野は太陽光発電などの新エネルギー、世界人口増加で需要増加が期待される食料、海水淡水化をはじめとするインフラ分野など。今後はこうした潜在成長分野での投資が相次ぎそうだ
◆コンビニエンスストア
店舗数は4万店を超えてなお拡大している。一方、既存店売上高は2000年から減少傾向。新規出店で既存店の減少を補う自転車操業が続く
◆陸運
08年度は、統計を取り始めた1984年度以来右肩上がりを続けてきた小口配達の宅配便が、法人需要の低迷で初の減少に転じた
◆育児・ベビー用品
少子化でさぞや厳しいかに思えるベビー用品業界だが、意外に大手各社の業績は堅調だ。総合最大手のピジョンでは、この不況下でも増収増益を継続。ベビーカーなど乗り物主体のコンビも、比較的利益は安定的だ
◆人材サービス
業界を驚かせたのは技術者派遣最大手のメイテックが発表した09年度の赤字転落見通し
◆ホテル
中でも外資系ホテルの落ち込みは大きく、稼働率で11%、売上高で20%マイナスとなった。富裕層向けホテルは、早くも生き残りをかけた大競争時代に突入している
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『会社四季報 業界地図2010年版』東洋経済新報社 東洋経済新報社・編
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4492973168
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◆目次◆
巻頭特集
自動車
エレクトロニクス
インターネット・通信
金融サービス
素材資源エネルギー
社会・インフラ
小売・流通
生活資材・サービス
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2009年11月1日
【量より質の読書術?】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4422100831
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本日の一冊は、伊藤忠商事、丹羽宇一郎会長の懐刀として知られ、「週刊東洋経済」の「最強の『読書術』」特集で「読書の達人」として紹介された三輪裕範氏が、その読書法を公開した一冊。
氏いわく、「年間40冊から50冊程度の本を厳選した上で丹念に精読していくほうが、一般のビジネスマンにとってはよほど有益」。
よって本書では、量を追求する速読ではなく、質を高めるための、「クオリティ・リーディング」をすすめています。
では、この量より質の読書を、どうやって実現すればいいのか。
まずは、読む対象について、「一読してすぐに理解できるような簡単な軽い内容のものではなく、多少『頭にもたれる』くらい歯応えのある高カロリーな本を、自ら意識して選んで、読んでいく」ことをすすめています。
また、悪書を排するという意味で、1.ジャーナリストの書いた本、2.口述筆記本を排除することを提案しています。
さらに、知的忍耐力をつけるための読み手の態度として、「一度読みかけた専門書はどんなに退屈で理解しにくくても、一冊読み終わるまで、とにかく決して途中で投げ出さない」「常に批判的精神を持って、著者の言うことに常に疑問を持ち、簡単に納得しない」
など、骨太の読書論を展開しています。
ほかにも、「適時適書」「適法適書」の読書術、読後のフォローとしてのノート術など、ビジネスマンの読書に役立つ視点・情報が満載。
読書の質を向上させるためのアイデアとして、きっと役立つ一冊です。
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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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できるかぎり、書き手の論理の進めかたを、他の可能性も含めて検討していく(苅谷剛彦『知的複眼思考法』講談社)
目的先行型インプットは能率はあがるが、能率をあげすぎると欠陥が出てくる。目的に関係しない部分をどんどん切り捨てていけば、自分が設定した目的から一歩も出られないことになるからである。(立花隆『「知」のソフトウェア』講談社)
一読してすぐに理解できるような簡単な軽い内容のものではなく、多少「頭にもたれる」くらい歯応えのある高カロリーな本を、自ら意識して選んで、読んでいく必要があります
本を読んだあとのフォローアップをしっかり行うこと
30代の末頃までは自分の知的関心領域を広げるという意味で「拡張志向」でいき、40歳以降は、それまでとは逆に、自分の知的関心領域を絞り込んでいくという「収束志向」でいくべき
◆フォーク型読書法
フォークの形のように「T字型読書法」によって深く掘り下げたテーマや分野を、常に3つ、4つ持っておく
30代末までにどこまで自分の知的関心領域を広げることができるかによって、その後、フォークの先のT字部分がシングルT字のままで終わるのか、それとも、ダブルT字、トリプルT字と増やしていけるのかが概ね決まってしまう
一旦、自分のホームグラウンドを持つことができれば、読書を中心とした知的生活を営む上での大変心強い支えになります
本の中で紹介されている本に注意を払う
◆著者が買わないと決めている「質の悪い本」
1.ジャーナリストの書いた本
2.口述筆記本
「適時適書」:時間に応じて、読む本の種類を変える
「適法適書」:本の種類に応じて読み方を変えていく
一度読みかけた専門書はどんなに退屈で理解しにくくても、一冊読み終わるまで、とにかく決して途中で投げ出さない
自分にとっての究極の1冊とも言うべき「ザ・ブック」を持つ
常に批判的精神を持って、著者の言うことに常に疑問を持ち、簡単に納得しない
新しいアイデアを創出するためには、情報と情報の間に化学反応を起こすことが最も重要である
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『ビジネスマンのためのクオリティ・リーディング』創元社 三輪裕範・著
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4422100831
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◆目次◆
第1章 クオリティ・リーディングという考え方
第2章 クオリティ・リーディングのための時間確保術
第3章 クオリティ・リーディングのための本の選び方
第4章 クオリティ・リーディングのための本の読み方
第5章 クオリティ・リーディングのためのフォローアップ
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