2009年11月16日
【反省させられました】
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テレビであれば水戸黄門、ビジネス書であれば福島正伸。
毎回、落とし所は同じとわかっているのに、ついつい読んでしまう。
福島さんの本には、そんな魅力があります。
本日ご紹介する一冊は、数多くの起業家を生み出してきたメンター、福島正伸さんが、「理想の会社」をテーマに書いた一冊。
氏は、社会に出てすぐに会社をつくった方ですが、創業から何年か経った頃、経営者であるにもかかわらず、自分の会社に行くのが嫌になった時期があったそうです。
その原因は、スタッフとの人間関係。
いわく「スタッフとの間の溝がどんどん深まって行った」そうです。
これは、起業した方ならほとんどが経験していることだと思いますが、社長と社員の認識にズレがあるのが原因。
社長が「俺はスタッフのためにこんなに働いている」と思う一方で、スタッフは「自分たちへの感謝が足りない」と思う。
そこから生まれる溝なのです。
では、その溝を埋めるために、一体どうすればいいか。
じつは、本書が提案している「理想の会社」を実現すれば、この悩みがすっきりと解消できてしまうのです。
先日も、ある起業家が経営がうまくいかないというので、アドバイスをしましたが、原因はまったく同じ。
被害妄想を捨てて、感謝すること。それができれば、業績は自然と上向くものなのです。
本書を読むと、自分が経営者として、ここに登場する人々ほど本気で理想を実現しようとしているのか、考えさせられます。
発展途上の経営者、起業家にこそ、読んでいただきたい一冊です。
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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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私は社会に出て、すぐに会社をつくりました。創業から何年か経った頃、事業は軌道に乗りかけていたのですが、私は経営者であるにも関わらず、自分の会社に行くのが苦痛になっていました。原因は私とスタッフの人間関係です。私とスタッフとの間の溝がどんどん深まって行ったのです
私は、人間として大切な感謝の気持ちを忘れ、それを他人に要求していたのです
それからというもの、私はスタッフのすべての仕事に対して、感謝するようにしました。会社に来てくれたら感謝。コピーをとってくれたら感謝。そもそも一緒に仕事ができるだけで感謝…
会社における問題のほとんどは、「理想の会社」を描くことで、解決できる
理想を持つことで、常に現状に満足せず、より良い商品やサービス、そしてそれらを生み出す創造的な企業風土をつくることができる
理想を描くときに大切なことは、それができるかどうかよりも、ワクワクするかどうか
会社が成長すると社員が幸せになるのではなく、社員が幸せになるほど会社が成長していくのです
感覚的なものを伝えるためには、そのイメージをはっきりと伝えることが必要になります。それは、伝えるというよりも、いわば共通の疑似体験をする、と言ってもいいでしょう。そのために有効な方法が、理想の会社の状況を物語にすることなのです
「理想の会社」を公開することで、社会的信用を高めるだけでなく、社員の意欲を高め、自発的な行動を促して、理想の会社が現実化していくようになる
今日やらないことは、明日もやらない
人生の時間は、減ることはあっても増えることはない
情報を共有するためには、まず自分が情報を提供すること。社員が仕事を楽しむためには、まず上司が仕事を楽しむこと。思いを共有するためには、毎日思いを伝えること。社員が会社に誇りを持つには、上司が社員に感謝すること
他人に期待をすると、裏切られて不満となって自分に返ってきます。不満やストレスは、他人を自分の思い通りにしようとする自分の考え方から起こるものなのです。他人に期待するのではなく、他人を信頼しましょう
利益が上がらないのは社会に貢献できていないから
教育とは教えるものではなく、見せるもの
相手を信じ切って、一生涯付き合う覚悟を持った人の話を、相手は受け入れてくれる。他人と関わるというのは、自分の勇気が問われることなんだよ
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『理想の会社』きこ書房 福島正伸・著
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4877712534
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◆目次◆
第1部 「理想の会社」を描こう
第2部 「理想の会社」物語
第3部 「理想の会社」の描き方
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