2009年11月5日
『社長は「人」に頼るな、「仕組み」をつくれ!』山田博史・著 vol.1935
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【できる社員が辞めたらどうする?】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4806135089
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先日、札幌で『年商100億の社長が教える、丸投げチームのつくり方』の著者、山地章夫さんにお会いして、任せる経営の実践方法をいろいろと指南してもらいました。
※参考:『年商100億の社長が教える、丸投げチームのつくり方』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4756912311/
山地社長は最近、ベトナムでのホテル事業を成功させたそうですが、こちらも任せてうまく行った事例。社長のところには配当金だけ送られてくるそうです。
そんな山地さんに、任せる秘訣を聞いたところ、やはり基本は仕組みづくりとリスクを取れるラインをはっきりさせておくこと。
当事者となって損得に過剰に反応するのでなく、一歩引いて理性的に見ることの大切さを教わりました。
本日ご紹介する一冊は、まさにその「任せる経営」を実践するために必要な「仕組みづくり」と社長の心構えを説いた書。
著者は元住友銀行のトップ営業マンで、退社後、人材ビジネス、コンサルティング、ソフト販売事業で独立した人物。
企業規模が書かれていないのが唯一気になりますが、内容はオーソドックスな「任せる仕組み」をまとめてあり、参考になります。
なかでも、営業の仕組みづくり、クレドの実例、目標管理シートの実例などは、これから仕組みづくりをする人にとって役立つに違いありません。
個人的には、知っている話が多かったのですが、営業指導の部分と、採用のポイントが参考になりました。
企業規模10億円未満で、会社の仕組みづくりに興味のある方は、ぜひ読んでみてください。
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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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最終的には会社全体の実力は、最も力が弱い部門に近づいてしまう
「営業の仕事とは、お客さんのニーズをきちんとヒアリングし、ニーズにふさわしい商品やサービスを販売することである」このことをきちんと教えておけば、何があっても営業の軸がぶれることはない
営業のあるべきレベルをしっかり教えておくのである。それはイコール経営者が自社の営業部門に望むレベルだ
営業の研修では、しゃべる練習ではなく、ヒアリングの練習をさせなければならない
売るために必要なヒアリング項目をあらかじめマニュアルとして箇条書きにしておく
「うちは、何をしている会社? 簡潔に説明してみて」
「うちの商品・サービスを全部言ってみて」
「この商品の特徴を20秒以内に、お客さんに営業するつもりで説明してみて」
これらの質問に対して、即座に答えられなかったら要注意
年商が3?4億円になったら、社長は営業から離れるべきである
会社に「この人がいなくなれば、会社が回らない」という社員が増えれば増えるほど、会社は危うい
残りの8割の営業マンの力を底上げする
マニュアルは営業の模範である。だから営業のことを一番よくわかっている人間がつくるべきだ
自分の会社の「集客・営業設計図」をつくる
「反響が出る広告」をつくれる人材を育てる
経営者自身が、「どうしてもこれだけは伝えておきたい」ということをポケットサイズの紙に書いて、社員全員に配る
社員の言葉をすべて真に受けてしまうと、事実を把握できないことがある
若い社員には、自分のペースで仕事をさせるのではなく、仕事のできる社員のペースに合わせるように仕事をさせなければならない
中途採用のマーケットには、優秀な人材はめったに流れてこない
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『社長は「人」に頼るな、「仕組み」をつくれ!』中経出版 山田博史・著
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◆目次◆
第1章 営業の仕組みをつくれ!
第2章 マーケティングの仕組みをつくれ!
第3章 社内マネジメントの仕組みをつくれ!
第4章 採用の仕組みをつくれ!
第5章 会社のミッションを伝える仕組みをつくれ!
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