2008年8月30日
【経営者のためのリスク管理ノウハウ】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4862800769
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本日の一冊は、かつて大手企業のクレーム担当として活躍、警察の暴力団対策課にて対応トレーニングも積んだという著者が、日常のトラブルの解決法を指南した一冊。
法的な基礎知識が学べる、というのもありますが、参考になるのは、トラブルを未然に防ぐ考え方や、起こった後の迅速な対処法でしょう。
実際に著者が解決した事例を紹介しながら「事件簿」として紹介しているので、堅苦しい話ながら、興味深く読むことができます。
交通事故の被害者なのに逆に訴えられた、身に覚えがない借金を請求された、カード詐欺、ストーカーなど、誰にでも起こりうるトラブル事例が満載。
身近なトラブルに正しく対処するために、ぜひ読んでおきたい内容です。
お金の問題から異性の問題まで、人間の活動には、トラブルはつきもの。
「法律を知りませんでした」では通用しないこの日本において、知っていることと知らないことは大きな差を生みます。
経営者のためのリスク管理ノウハウとして、ぜひチェックしていただきたい一冊です。
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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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ウソの供述で調書を作られたとしても、当事者のもう一方が約一ヵ月以内に異議を申し立てれば確定を防ぐことができる
「債務不存在請求確認訴訟」とは、債権者に、債務が(これ以上)存在しないことを公に認めさせるために起こす訴訟である
まずは自分で証拠を集めることである。実際、解決している事件の多くは被害者本人や、その家族が命がけで証拠を集めているのである
相手の同意を得ないで調査をしても、相手にその証拠を否定されてしまえば裁判には負けてしまう
日本の法律では本人か弁護士しか、トラブルの解決はできない。代理行為や仲裁行為はできない。だから本人が自分で動くしかないのだ
トラブルを大きくしてしまう人は友達や仲間が極端に少ない
さびしいから取り込まれるのだ。さびしい思いをさせないという対策以外に手軽な方法など無いのだ
管理組合の理事長には『善管注意義務』が義務づけられています。つまり、騒音被害があって、管理組合に動いてくれと頼んだのに理事長が動かないのは本来おかしいんです
自分が被害に遭ったらその法律を調べなさい
たいていの人は「教えろ」とワーワー言ってしまうからうまくいかないので、そうではなく「○○はどうですか? 教えてくださいませんか」という聞き方をするのが最低限の礼儀
彼女自身が、まず彼の両親に「こういう用件で訪問したい」と連絡し、了解をとらなくてはいけないのだ。それをしないでいきなり出向き、相手の意思に反して家に足を踏み入れれば不法侵入になってしまう
たとえば五〇万円の損害に対して一〇〇万円請求したとなると、後々何かあったときに、必ずそこを突かれることになる
暴力団、弁護士、警察それぞれの上層部が必ず言うのは「人の恨みを買ってはいけない」ということだ
顧問弁護士もいないのに限度額が高いクレジットカードを持つことはリスクが大きすぎる大冒険である
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『Lawより証拠』平塚俊樹・著
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4862800769
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◆目次◆
第1章 弱者を踏みにじる悪徳弁護士を斬る!
第2章 お年寄りの財産を狙う「悪いやつら」
第3章 騒音トラブル
第4章 「彼氏」に金をだまし取られたOL
第5章 買い物トラブル
第6章 カード詐欺
第7章 借金にまつわるこわい話
第8章 ストーカー
第9章 セクシュアルハラスメント
第10章 離婚にまつわるこわい話
第11章 いじめ
第12章 不動産賃貸トラブル
おわりに
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2008年8月30日
【P&G成功の立役者】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4478001952
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本日の一冊は、P&Gジャパンの前身であるP&Gサンホーム社時代から同社を盛り上げ、日本人で初めて米プロクター・アンド・ギャンブル社のヴァイスプレジデントになった著者が、その半生を振り返った一冊。
P&Gイズムの本質と、優れた人材を輩出するしくみがわかる、希少な内容で、経営者、人事担当者は必読と言っていいと思います。
「ウィスパー」を日本市場でトップブランドに押し上げた話や、上司からもらったアドバイス、社史を知って抱いた志など、読めば読むほど、著者のP&Gへの愛が伝わってきます。
「育つ社員というのは、会社の価値観を理解し、会社が必要とするスキルを会得する可能性がある人」という意見は、おそらく経営者であれば誰もが同意するところだと思いますが、著者はまさにこの理由ゆえに成功したと言えるでしょう。
普通の社員であれば、会社に不満を訴えて辞めるところ、「自分は残って、この会社の理想が現実となるように努力しようと思った」。
また、間違いメールさえもチャンスにつなげるなど、著者の仕事に対する積極的な姿勢からは、多くを学ぶことができます。
どんな理論も行動には勝てない。そして同様に、どんなテクニックも情熱には勝てない。
著者のキャリアを追体験しているうちに、仕事で一番大切なことを思い出させてもらった気がします。
将来リーダーを目指す方、自社でリーダー候補を育てたい方に、ぜひ読んでいただきたい一冊です。
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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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分析力と戦略的思考力の2つは連続したスキルであり、マーケティングだけでなくどんな仕事にも求められるものです
P&Gでは「正しくて難しいことをやれ」と習います
他社の模倣や、昔すでにやったことを繰り返すだけの戦略は、すぐに効力がなくなるものです
実行力とは、「自分で実行する力」というより、「みんなに納得して実行してもらう力」のことです。多くの仕事は自分一人では実現できません
自分の仕事を取られるような部下を育てなさい
自己ベストかどうかが問題ではなく、競合よりはるかに良いアイデアで消費者を引きつけることができるかどうかなのです
会社と社員はお互いの「使命感」でつながっている
不満ではなく具体的アイデアとして表現したほうがずっとスムーズに望むものを手に入れることができる
目的がすべての行動をシンプルにしてくれる
トレーニングガイドブックには主に、ジュニア時代に身につけておくべきスキル、ブランドの理解から始まるマーケティングの仕事のステップ、習得すべき業務内容、目安として、いつまでに、その仕事を経験しているべきか等が載っています
この本を読んで、なんていい会社なんだと思いました。それに引き換え日本のP&Gは……と感じた部分がたくさんありました。私のいるべき会社はこの本の中にある。自分は残って、この会社の理想が現実となるように努力しようと思ったのです
育つ社員というのは、会社の価値観を理解し、会社が必要とするスキルを会得する可能性がある人
失敗に対して責任を問うより、リカバリーショットを実施することのほうがずっと大事です
成功は競合を呼びます。2年目以降も成功を続けようと思ったら、1年目の素晴らしい結果にも満足しきらないようにするのです
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『P&G式 世界が欲しがる人材の育て方』和田浩子・著
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4478001952
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◆目次◆
プロローグ P&Gの強みは人材育成
第1章 「暗黙の了解」も自分次第
第2章 育つ社員しかいらない
第3章 リカバリーショット主義
第4章 人とブランドさえ残ればいい
終わりに
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