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『辞めない採用即戦力の育成で儲かる会社になる!』小山昇・編


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【中小企業のための採用の秘訣】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4860632915

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本日の一冊は、落ちこぼれ集団を率いて赤字続きの会社を年商35億、2000年度には日本経営品質賞を受賞するまでに導いた、株式会社武蔵野の小山昇さんによる一冊。

今回の内容は、中小企業のための採用のノウハウで、自社だけでなく、計24社の事例つきで詳しく論じています。

著者いわく、人事に関して、社長が自ら先頭に立って取り組むべき課題は2つ。

ひとつは、「優秀でなくても、自社に合って、なおかつ簡単に辞めない人材を採用する」こと、そしてもうひとつは「社員教育を徹底して、既存社員も含め、それなりの社員を仕事がデキる人材へと成長させる」こと。

「中小企業は優秀な人を採用してはいけない」という部分は、確かに納得できる点が多く、組織づくりの参考になりそうです。

ほかにも、新卒を募集する時、学生にさり気なく自社をアピールするための手段、求人広告のノウハウ、採用面接で相手を見極めるための質問など、細かいノウハウが参考になります。

自分をアピールしようと一生懸命に話す人や、ボランティア活動の経験はマイナスなど、一見「えっ?」と驚くような採用の指針が示されていますが、理由を読めば、確かに納得できます。

長く働く人を採りたい経営者に、ぜひ読んでもらいたい一冊です。

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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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応募者が2時から面接なら、その前後に、定期的に行っている社員の進捗チェックの面接を入れます。応募者が2時少し前に到着すると、誰かが面接を受けています。この時点で、「応募してきたのは自分だけではない」と錯覚してもらえる

人の成長に時間がかかるからこそ、逆に差別化になる。他社に先駆けて人を成長させれば、ライバルは簡単に真似できません

中小企業に勤める人は、何を基準に会社を選び、長く勤めるのか。答えは「社長が好きだから」です

いまや世界を代表する自動車メーカーであるホンダも、最初は小さな町工場でした。当然、給料はよくないし、事業も安定していません。おまけに創業者の本田宗一郎は、社員が失敗すると容赦なくげんこつを食らわせる熱血社長。私なら逃げ出します。それでも、本田宗一郎に惚れた社員は残ったし、「世界一のメーカーになる」という夢に共感して優秀な技術者が続々と入社した。給料や労働環境より、社長の魅力が上回ったのです

定着率を高めるには、最初から価値観の合う新卒を選んで、戦力として育て上げたほうが早い

中小企業は優秀な人を採用してはいけない

全力で走るのは、自分より遅いタイムの人がいるときです。人は自分より実力のある人や同レベルの人に負けるのは許せても、自分より実力が下の人に抜かれることは許せない。それが人間の心理です

重視すべきは、頭のよさよりも、社長の方針を守れるかどうかです

企画という言葉に釣られて入社した人は、本当の仕事内容を知って辞めていくだけ

頼りない文字を書く人は要注意

面接で見極めるべきは「経験」と「価値観」

最近顕著なのが地方の学生の優秀さです

教育とは、形から入って心に至ること

よいことを強制するには、社員が得する仕組みが欠かせません

どのような理由であれ、最後に退職希望者の背中を押すのは、いつも1つ。コミュニケーションの不足です

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『辞めない採用即戦力の育成で儲かる会社になる!』小山昇・編
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◆目次◆

はじめに
序 章 どうして中小企業は人に困るのか?
第1章 優秀な人材は、会社をダメにする!
第2章 失敗しない採用で、会社は強くなる
ステップ1 採用計画を立てる
ステップ2 人を募集する
ステップ3 書類選考でウソを見抜く
ステップ4 筆記試験で適性や価値観を見極める
ステップ5 面接で自社に合う人を見抜く
ステップ6 採用/不採用の判定・通知
第3章 新卒に「ここで働きたい」と言わせる採用活動
第4章 即戦力! 中途採用はここに注意せよ
第5章 社員を育てない会社に未来はない
第6章 社員が辞めたくならない仕組みを作る

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『心に書きとめておきたい名経営者の至言』日経ベンチャー・編


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【名経営者を支えた言葉】
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本日の一冊は、「日経ベンチャー」が長年にわたって取材してきた経営トップへのインタビュー記事から、これはという名言を抜き出し、まとめた珠玉の名言集。

松下幸之助、本田宗一郎、井深大、小倉昌男などの往年の名経営者に加え、柳井正、永守重信、藤田晋など、現在活躍中の経営者の言葉も集めており、なかなかバランスの取れた内容になっています。

単に自己啓発的な内容ではなく、実際に彼らの意思決定を支えた信念、経営理念が語られており、読むだけで経営センスと心構えを同時に学ぶことができます。

失敗を繰り返さないための考え方や、部下を動かす秘訣、本の読み方、意思決定の方法やマーケティングの秘訣まで、じつに幅広いテーマについて、名言が収められています。

大経営者が多いからというのもありますが、とくに注目すべきは人を動かすマネジメントの要諦。

人を雇い、苦労してきた経営者ならではの視点が参考になります。

名言集だけに、ちょっと空いた時間に眺めて楽しめるのがポイント。バッグに入れて、常に持ち運びたい、そんな一冊です。

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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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経営者の先見性というものは、単に未来を予測するということだけでなく、むしろ未来を創造していく点にある(松下幸之助)

香水のにおいでなく、油が焼けるにおいが好きな経営者にならないとだめだ(鈴木修)

個人のこだわりや我慢できないことを仕事でも大事にしないといけない(柳井正)

互いに契約以上のことをやっていれば、契約すらも必要がない「感謝で成り立つ関係」になる(鍵山秀三郎)

努力すれば2割か3割は良くなるが、その先には進めない。強く自己否定できた瞬間に目の前の壁が消える(木村昌次)

「1を聞いて10を知る」ではなくて「1を聞いて10の理由を考える」(正垣泰彦)

デッドコピーを繰り返すことで、独学なら10年かかって会得するような設計の神髄を短期間で自分のものにできる(酒巻久)

毎年決まった本を繰り返し読む。情報を得るためでなく、自分を磨くための鍛錬である。自分の日ごろの言動や会社の状態と照らし合
わせながら、1行ずつゆっくりと読む(井上英明)

経営者が企業を存続させるには、常に正しい自己評価をすることが必要。自分の力が15なのに13の仕事をしていたら好ましくないし、実際の力が10しかないのに13の仕事をしているのも困る(松下幸之助)

小さな子供を狙うという玩具業界の常識に背を向けて、中学生や高校生に売れる製品を開発すれば、きっと子供たちにも売れるに違いないと考えた。これが当たった(山内溥)

悩み抜いた果てに「最後は死ねばいい」と考える。そのときに思い
切った決断ができる(奥田碩)

100万分の1グラムという微小な歯車は、小さすぎて、使い道はない。でも、役に立たないその歯車をあえて作ることで、「こんなに小さいものを作る技術がある」と宣伝した(松浦元男)

「売り上げを伸ばそう」と言うよりも、「すごいものを作ろう」と言う方がはるかに社員の心に響く(青野慶久)

会社経営の基本は平等にあると思う(本田宗一郎)
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『心に書きとめておきたい名経営者の至言』日経ベンチャー・編
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◆目次◆

第1部 自分を動かす
第1章 目標設定
第2章 自己研鑽
第3章 思考訓練
第4章 自己評価
第2部 会社を動かす
第5章 意思決定
第7章 顧客開拓
第8章 顧客満足
第3部 人を動かす
第9章 人材育成
第10章 士気向上
第11章 権限委譲
第12章 規律維持

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