2007年7月26日
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http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4532313406
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本日の一冊は、日本ファシリテーション協会会長で、組織コンサルタントとして活躍する堀公俊さんと、同じくファシリテーション協会理事の2人、計3名が共著でまとめた一冊。
タイトル通り、チーム・ビルディングの方法について述べており、メンバーの協働意欲を高めるためにどうすればいいか、かなり細かく論じています。
オフィス環境や座席ポジション、意思決定の際の人数など、実践的な内容が満載。なかでも、ミーティングやワークショップ、研修、合宿で使えるエクササイズの具体的やり方は、人前で話したり、チームを束ねる立場の人には重宝する内容です。
巻末に付録としてまとめられた「アイスブレイク&チーム・ビルデ
ィング・エクササイズ集120」だけでも、十分2000円の価値はあると
思います。
部屋を縦軸と横軸でマトリックス状に分け、さまざまな条件を提示
してふさわしい場所へ移動してもらう「人間マトリックス」、ウソ
の自己紹介をして、それを当ててもらう「ウソ?ホント?」など、
今すぐ試してみたいエクササイズが、かなりの数紹介されています。
講師業を営んでいる人や、研修の担当者にとっては、ネタ本として
も重宝する一冊です。
読み物として楽しいかどうかはさておき、実践のための書としては
じつに有用な一冊です。
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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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◆チームにあってグループにない3つの特徴
1.共通の枠組み 2.協働する意欲 3.意思や行動の調整
関係性を資本としてとらえる考え方があります。社会関係資本と呼
び、人と人との関係(つながり)そのものを資源と考えるのです。
関係性がさまざまな価値を生むという考え方です。そのためには、
1.信頼、2.互酬性の規範、3.ネットワークの3つが必要
◆チーム・ビルディングの4つの要素
1.活動の枠組み 2.構成メンバー 3.場(環境) 4.関係性
チームの中だけで通用する規則や規範があれば、チームがまとまり
やすくなります。とはいっても、メンバーをがんじがらめに規定し
ようというのではなく、行動の拠り所となる基準を用意しておくのです
人はどうしても入念に準備すればするほど、その通りにやりたくな
ります。それは大きな落とし穴であり、チームの力を引き出すため
には「手放す」という勇気も持ってください
根回しとは、その人に寂しい思いをさせないことです。実際に参加
はしなくても、情報を耳に入れておくだけでも違ってきます
大人数が縦長の部屋で会議をやると、前と後の距離がとても離れて
しまいます。顔も見えないような配置となり、一体感も相互作用も
生まれてきません。それを横長に使うことによって、一気に距離を
縮めることができます
自己開示は、関係づくりの出発点
◆アイスブレイクの例
・チェックイン:1人ずつ順番に、最近身近にあった出来事や気に
なるニュース(グッド&ニュー)などを1分程度で話していきます
・ウソ?ホント?:自己紹介の中にウソを忍ばせ、当ててもらう
・共通点探し
人と人が仲良くなるのに一番よいのは共感することです。その一番
手っ取り早い方法が共通点を見つけることなのです
◆ビジョンや目標を共有するための技法
・未来の新聞:組織が新聞やニュース番組のトップを飾るとしたら
◆観察力を高めるための方法
1.場から距離を置く 2.自分のことを考えない
3.メタ的存在を置く 4.感じたことをフィードバック
5.メンバーの中に相談相手を持つ
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『チーム・ビルディング』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4532313406
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┃▼目次▼
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┃ まえがき
┃ 第1章 効果的なチームをつくるには
┃ 第2章 「人組み」と「場づくり」がチームの決め手
┃ 第3章 すぐに使えるチームづくりの技法
┃ 第4章 チームづくりを促進させる
┃ 第5章 チーム・ビルディングを極めるために
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