2011年11月20日
【起業したい人は必読】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4822230600
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本日の一冊は、若手ベンチャーの旗手として注目を浴び続けるサイバーエージェントの創業者、藤田晋氏による「成長論」。
「日経ビジネスアソシエ」に連載しているコラムを再編集したもので、どちらかと言うと、起業前提の方が読んだ方が楽しめるかと思います。
土井が最近思うのは、最終的に独立するかどうかわからないにしても、独立するつもりで仕事に臨んだほうが、結果的に成長しやすいということ。
本書は、サラリーマン時代からその仕事ぶりを評価され、実際に独立して成功している著者が書いているため、話が生々しいのが特長。
苦労を重ねている著者だけに、その言葉には重みがあります。
<ビジネスの世界は「結果がすべて」>
<新しいことへの挑戦を逃げ道にしない>
<憂鬱こそが黄金を生む>(元々は見城徹氏の言葉)
<生産性を伴わない議論はムダ>
ここまで読んで、手厳しいと思ったら、それは自分が甘いということであり、独立起業など到底無理、ということです。
いつ会社を辞めても通用する人材になるために、読んでおきたい心構えが満載。
若いビジネスパーソン、これから起業する人にこそ、読んで欲しい一冊です。
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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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自分の努力ばかり主張する人は、常に結果を追い求めるプロとしての自覚が足りません
低迷したりしていると、新たな市場や事業に打って出る戦略に期待が高まります。新しいことに挑戦するのは刺激的で面白く、さらに明るい未来も描きやすい。厳しい状況に陥れば陥るほど、そんな気持ちになっていき、一発逆転の秘策に期待してしまうのです
新しい仕事に就いた時、やたらと提案ばかりして、最初から問題解決力で勝負しようとする人がいますが、そういう人は大抵、ほかの人より出遅れます
楽な仕事をしたところで大きな成果は得られないし、自分の成長にもならないからです。憂鬱にすら思う困難な仕事に取り組み、それを乗り越えて価値を生み出す。「憂鬱こそが黄金を生む」。私はこの考えにとても共感しました
私はきれい好きではありませんが、物や情報を残せば残すほど、増やせば増やすほど、大事なことを見落とすリスクが高まると考えています
自分を高いステージに押し上げようとして本物に接する「背伸び」は、ビジネスでは必須
セミナーや勉強会をばかにしない
後ろ向きなリセット感覚で会社を辞めて独立するのはお勧めできません。「仕事は絶好調、会社からも必要とされているが、それでも辞める」というぐらいポジティブな状態でないと成功は難しい
自分の能力や仕事のやり方に自信を持っていて、ホウレンソウを怠る人もいます。これは、勘違いも甚だしいとしか言えません。独りよがりの結果になりがちです
大きな仕事には、社内人脈が不可欠
会社のノウハウを持ってライバル企業に転職する場合は、会社としても、個人としても、納得できる説明がない限りは許さないことにしています。ライバル会社の露骨な引き抜きに応じるような社員に甘い顔をすると、残された社員のモラルの低下を招くからです
視点の高い人ほど、他部署の話でも積極的に意見を出します
リーダーは、すべきことを列挙するのではなく、何に絞り込むかに集中した方がいい
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『藤田晋の成長論』藤田晋・著 日経BP社
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4822230600
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◆目次◆
第1章 成長を続けるためには
第2章 コミュニケーション力を高めるには
第3章 折れない心を作るには
第4章 アイデアを実現するには
第5章 本物のリーダーになるには
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2011年11月19日
【40代からのリアル】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4806142115
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先日、オフィスで「宣伝会議」さんの取材を受けました。
担当編集が、入社して数年の若い方だったのですが、質問から「あわよくば自分の成長につなげてやる」といった野心が感じられて、とても有意義な時間を過ごすことができました。
と同時に思ったのは、自分も若い人を指導したり、励ましたりする年になったんだなあ、ということ。
最近は、お付き合いする書店員の方も、20代~30代前半の若い方が増え、いよいよ30代前半とは意識を変えなければならないと実感しています。
以前ご紹介した『40代を後悔しない50のリスト』も、40代にすべきことをリスト化していて興味深い内容でしたが、実際に何をやればいいのか、もっと詳しく知りたかったのも事実。
※参考:『40代を後悔しない50のリスト』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4478013837/
そこで役立つのが、本日ご紹介する一冊です。
著者の和田秀樹さんは、現在50代前半。
本職は精神科医の方ですが、40歳のときに出版した『大人のための勉強法』がベストセラーになり、その後、10年間で平均年間30冊以上を執筆。受験産業のビジネスを順調に続けながら、大学教授、映画監督もこなす、バイタリティあふれる方です。
※参考:『大人のための勉強法』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4569610862/
この『人生の9割は40代で決まる』は、そんな和田秀樹さんがまとめた、40代を充実させるキャリア、学び、健康の教科書。
将来につながる本格的な趣味、大胆な自己投資、上司よりも部下から人望が厚い人が出世するという出世ルールの変更…。
30代と40代の違いがはっきり見えて、じつに参考になりました。
40代からの人生を充実させたい方に、おすすめの一冊です。
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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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40代になったらもういい加減「そうだったのか」で納得することはやめましょう。「そうだったのか思考」から「そうかもしれない思考」への転換が、これからの時代にはとくに必要です
国論がひとつになっているようなときこそ、そこで異論を提示できるかどうかに、センスや見識が表れます
学びの極意は「いい師を見つけること」
40代の勉強はハイレベルな成果が得られるものでなければ意味がありません
出世のために必要なのはマネジメントとビジョン
他人をうならせるビジョンを示すために質の高い勉強をし、海外の事情を学び、トレンドを読む
睡眠時間を1時間削るよりも、1時間あたりの勉強量を2倍、3倍に増やすようにする
月曜日から金曜日までにできる勉強量を1週間の予定量とし、土曜日は借金返済と復習にあてる
40代から勉強するのであれば、より質の高い成果を得られなければ意味がありませんから、お金や時間のかけ方を、若いころよりもむしろ大胆にしたほうがいい
作家の浅田次郎氏が、以前ラジオでこんな話をされていました。
「小説家には、たいてい一度は売れるチャンスが巡ってくる。それは賞をとることかもしれないし、作品の映画化やドラマ化かもしれないが、それをきっかけに仕事の依頼が急激に増える。肝心なのは、そのときに依頼を断らずに全部引き受けることができるかどうかだ。それができる体力のある者だけが、流行作家として生き残ることができる」
30代までは上司との関係が良好なほど出世には有利だったはずですが、40代以降は、役員レースでも部下の人望が厚い人のほうが勝ち残りやすい
実際に定年後起業で成功しているのは、ほとんどが40代のうちから起業を考え始めていた人
40代ぐらいからはぼちぼち、ボーナスの大半を思い切ってあてるぐらいの贅沢をしてもいい
中高年では多少太っている人のほうがむしろ長生きする
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『人生の9割は40代で決まる』和田秀樹・著 中経出版
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4806142115
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◆目次◆
1章 学び 忙しい40代こそ「学び」で差がつく
2章 仕事 40代の仕事ぶりがよかった人は上昇していく
3章 人間関係 楽しくないけどなんとなく、の関係をやめるとき
4章 お金と趣味 貯金だけに頼らない老後の準備
5章 健康 老け込まない外見と健康を保つ方法
6章 心の健康 40代からは誰もが「うつ」になりやすい
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2011年11月18日
【グローバル時代のコワ~イ契約の話】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4166608347
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最近、TPPの話題が盛り上がっていますね。
経済がグローバル化すれば、必ず起こるのが、契約の問題。
最近は、出版業界でも海外翻訳の案件が多くなり、土井のところにも、しばしば中国・韓国での翻訳の話が舞い込んできています。
しかし、「訴訟なんてない」と思い込んでいる日本人にとって、この「契約」はクセモノ。
しっかり基礎を押さえておかないと、予想もしないところで泣きを見ることになります。
「いや、自分は関係ないから」という人も、FacebookやTwitter、YouTubeは使っているでしょう。
これらのサービスの規約を読んだことはありますか?
本日ご紹介する一冊は、こうした米国発のサービスの「規約」の恐ろしさや、日本のコンテンツ企業が海外企業と結んでいる契約の問題点、注意点を、まとめた一冊。
著者の福井健策さんは、東京大学法学部を経て、米国コロンビア大学法学修士課程を終了した、コンテンツ契約の第一人者。日本大学芸術学部客員教授であり、国会図書館審議会ほかの委員・理事も務める人物です。
一読して驚いたのは、難しい内容を扱っているのに、じつにわかりやすく書かれている点。
退屈な法律の原理・原則に偏ることなく、適宜宇多田ヒカル、坂本龍一とユーチューブ、ユーストリームの問題などに触れ、読み手を飽きさせることがありません。
コンテンツ契約への意識が甘いため、現在の日本のコンテンツ国際収支は、五六〇〇億円の赤字。
これを解消するためにも、また自社のビジネスを有利に運ぶためにも、ぜひ押さえておきたい一冊です。
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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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アメリカ発サービスを中心に、多くの利用規約には、「ユーザーは、投稿した映像・発言のあらゆる流用や改変を永久・無償で許す」という条文があります。つまり規約上は、サービス運営側は投稿映像を集めたDVDを全世界で販売することも、有名人のつぶやきを素材として第三者の商品や宣伝に利用させることも自由
五六〇〇億円。日本のコンテンツ国際収支の赤字幅です。日銀が出している貿易収支の統計があって、その中で「著作権収支」として公表されているものです
日本側が海外相手に作品を利用させる場合、期間が半永久的で、相手が全世界的に利用を独占する条件のものが、少なくありません
何か不測の事故が起きたときに日本側だけが損害を負担するような規定も、珍しくありません。万一、両者の間で意見対立が発生しても、裁判は相手の国でおこなう規定になっているケースがほとんど
たとえば、原作映画の映画化をハリウッドの会社に許可(ライセンス)したつもりだったのが、よく見ると「全世界的に、著作権を永久に譲渡(assign)する」と書いてある。つまり、原作映画は以後ハリウッドの会社のものになります
相手に権利を与える契約のゴールは、「相手が必要としていて、現に活用できそうな権利だけを与える」「それ以外の権利はこちらに残しておく」です。逆に権利を得る契約のゴールは、「対価が変わらないなら、将来活用する可能性のある権利は全部いただく」です
ライセンスを与えた方はお金を受けとり、二次的著作物の権利も受けとる。これがアサインバックの特徴であり、強力さです。ライセンスを与えるだけで、イキのよい新進クリエイターが素敵な「進化形キャラクター」を作ってくれ、お金ばかりか、その新作品の権利も手に入る
「裁判管轄」と「準拠法」、海外の企業から提示されるほとんどの契約書のドラフトでは、相手国の「裁判管轄」「準拠法」となっています
ユーチューブが映像を無償で転用して、仮に元の権利者に訴えられたら、どうなるでしょうか。これも、ちゃんと規定があります。その場合には、投稿した皆さんが、ユーチューブ社の膨大な弁護士費用を含めて全責任を負うことになっています(第一一条)
「仮契約」は存在しない
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『ビジネスパーソンのための契約の教科書』福井健策・著 文藝春秋
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4166608347
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◆目次◆
第一章 我われは「契約交渉」が苦手なのか?
第二章 日本が直面する契約問題の最前線
第三章 契約とは何か
第四章 契約書入門
第五章 日本と日本人の「契約力」を高めるために
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2011年11月17日
【人を夢中にするゲーミフィケーションとは?】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4797366230
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本日の一冊は、最近紹介した本のなかで、最も金銭バリューが高い一冊。
モバイルECシステムやメール配信システムなど、モバイルインターネットサービスの企画・開発・運営に定評のある株式会社ゆめみの代表取締役社長、深田浩嗣さんが、最近話題の「ゲーミフィケーション」を解説したお宝本です。
Facebookのように、顧客が思わず何度も訪れてしまうサイトあるいはコミュニティには、ある共通の方程式があります。
その方程式が、「ゲーミフィケーション」。
以前ご紹介した、サイトウアキヒロさんの『ゲームニクスとは何か』も似たコンセプトでしたが、今回紹介する『ソーシャルゲームはなぜハマるのか』は、人が夢中になるゲームの理論を押し進め、さらに「ソーシャル」の視点を盛り込んだ一冊。
※参考:『ゲームニクスとは何か』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/434498045X/
初級者をいかにして中級者、上級者へと導き、かつソーシャルの力で参加者を結びつけ、励ますか。いかにして課金に導くか。
もともとは、ソーシャルゲームの開発者やウェブを充実させたい方、モバイルの販売キャンペーンを手掛ける人向けの本だと思いますが、このコンセプトは、コミュニティ運営や教育にも使えます。
(子どもがゲームに夢中になるように勉強に取り組んだら良いと思いませんか?)
赤ペンだらけで、すべてはとても紹介できないので、ぜひ買って読んでみてください。
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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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◆リチャード・バートルによるゲームプレイヤーの4分類
1.アチーバー
ゲームの世界に対し、自らが中心となるような関わり方を好む
2.エクスプローラー
新しい世界を開拓したり、隠し場所を発見するなど、冒険そのものを楽しむ好奇心の強いプレイヤー
3.ソーシャライザー
他のプレイヤーと相互に関わることを好むプレイヤー
4.キラー
競争心が強く、典型的には他のプレイヤーを攻撃するなどの行動を通じて、自分が優越していることを示す
遊ぶからには、何のためにそれをやるのかという理由が必要です。魅力的な目的、楽しそうな目的、到達したいと思える目的があれば、プレイヤーは喜んで遊ぼうと考えます
◆カイヨワによる遊びの分類
1.競争:スポーツなど
2.偶然・運:くじ、サイコロなど
3.模倣:演劇、見世物など
4.めまい:サーカス、ジェットコースターなど
◆上級者に対して設定し得る目標
・上級者同士での複数人数における拘束性・継続性の強いプレイ
・プレイヤー生成型コンテンツによる創造性の高い自己表現
・新しい要素のさらなる追加
◆可視化の対象
・ステータス(自分、他プレイヤーなど)
・ゲーム内世界(自分ができること、行動可能な範囲、次のステージに行くまでの道のり・まだ解除されていない要素など)
・ソーシャルアクション(他のプレイヤーから受けた・与えたソーシャルアクション)
・様々な演出効果
自己表現の結果は、自然に他のプレイヤーの目に触れるようにすることが重要
◆一人プレイをモチベートする手法
・自分の「成長」の可視化
・成長に応じた難易度の設定
・探求できる世界の広がりの可視化
・広がった世界の探求
・様々な達成に対しての報酬やそれを祝う演出効果
・上級者だけを対象とした特別な要素の開放
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『ソーシャルゲームはなぜハマるのか』深田浩嗣・著 ソフトバンククリエイティブ
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4797366230
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◆目次◆
第1部 ソーシャルゲームの登場
第1章 ソーシャルメディアのこれまで
第2章 ソーシャルメディアの現状
第3章 ソーシャルゲームの登場
第2部 ソーシャルゲームはなぜハマるのか
第4章 ゲーミフィケーション・フレームワークとは
第5章 釣り★スタのゲーミフィケーション・フレームワーク分析
第6章 怪盗ロワイヤルのゲーミフィケーション・フレームワーク分析
第7章 モチベーションとは何か
第8章 課金のきっかけ
第9章 ゲーミフィケーションとは何か
第3部 ゲーム以外の領域への応用:ゲーミフィケーション
第9章 ゲーミフィケーションとは何か
第10章 事例に見るゲーミフィケーション
第11章 ゲーミフィケーションのデザイン
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2011年11月16日
【無一文から250億円!】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4799310844
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本日の一冊は、大学受験失敗を機に渡米、開発した「ヨシダソース」が大ヒットし、グループ年商250億円を達成したアメリカのソース王、吉田潤喜さんによる一冊。
在日コリアンとして生まれたことで差別を受け、その上右目を失明。マイナスからチャレンジして成功した著者の、熱い想いが込められた自己啓発書です。
どうやったら自信が持てるか、という点にはじまり、決断力・行動力をつける方法、他人との付き合い方、マーケティング、マネジメントのヒントまで、さまざまな点をカバー。
シンプルながら、多くの気づきを得られる一冊です。
あえて受けの良さそうな「テリヤキソース」ではなく「グルメソース」をネーミングに選んだ話、スーパーに締め出されるリスクを取ってコストコと契約した話など、エピソードも適宜入り、ビジネス視点で見ても、参考になる部分が多いと思います。
また、NIKEのエアソールの輸送を独占するきっかけになった、釜山への配送の話などは、「何とかする」姿勢の大切さを教えてくれる、良い事例だと思います。(3日で届けるために、社長が直々に行って届けた)
考えるよりも先に動く。
それが成功につながると信じられる人は、ぜひ読んでみてください。
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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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今までの人生で一番悔しかったことを思い出して、鏡の前でこの言葉を口に出してみるといい。その感情をすべてエネルギーに変換したら、必ず人生は変わってくる
過去の失敗や欠点ばかり気にしていると、マイナスの暗示にかかってしまう
「I love myself」というエネルギーは、他人との比較ではなく、あくまでも自分が基準になっている。生き方に愛を持っているから、自分を大事にでき、さらには他人を大事にできる
なんてことはない。3万ドルを返すためには、2カ月間でいつもより1万本多くソースを売ればいい。そこで自分にスイッチを入れるために、そこかしこに紙を貼ったというわけだ。すると自分も本気になると同時に、僕の必死な姿を見て、周りの人まで動き出した
素人の発想が最も可能性を秘めている。できる、できないではなく、既成の概念から外れて、何とかして実現させる方法を考えるからだ
99%の情熱には1%の不純物、つまりは諦めの気持ちが混ざっている
溢れんばかりのパッションがあるのは結構なことだが、ルールを犯してまで我を通したら、いずれどこかでつぶされる
「テリヤキ」という名前を冠すると、日本や韓国、中国などの食材が並ぶ「オリエンタルセクション」にソースが置かれることになり、その棚を見る人は、東洋人などかなり限定されてしまう
失敗したからといって、発想をがらりと切り替えてしまうのは、早計
目を向けさせるだけでは、まだ足りない。「こいつと一緒に何かをしたら、面白そうだ」そう思わせることが必要だ
周りの人を巻き込むためには、その人を認め、受け入れることも大切
文句を言うだけなら誰でもできる。しかし、自分は会社のために必要な存在であると、胸を張って言えるだろうか
上にあがったら下に落ちる 下に落ちたら必要なのは、「こんちくしょう」のエネルギーやで
失敗は許せ、嘘は許すな
自分は誰かに助けられて生きている うまくいっているときこそ、それを肝に銘じたい
今日のことを明日に回したら、明日やるべきことが明後日に回ってしまう
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『ヨシダソース創業者ビジネス7つの法則』吉田潤喜・著 ディスカヴァー・トゥエンティワン
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4799310844
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◆目次◆
Chapter1 LAWS OF ENERGY【エネルギーの法則】
Chapter2 LAWS OF PASSION 【パッションの法則】
Chapter3 LAWS OF CHANCE【チャンスの法則】
Chapter4 LAWS OF ATTRACTION【アトラクションの法則】
Chapter5 LAWS OF GROWTH【成長の法則】
Chapter6 LAWS OF PAYBACK【リターンの法則】
Chapter7 LAWS OF SUCCESS【成功の法則】
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2011年11月15日
【2400万部『チーズ』への反論】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/479931081X
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本日の一冊は、2400万部ベストセラー(まさか読んでいないなんてことはないでしょうね)、『チーズはどこへ消えた?』に、ハーバード・ビジネススクール教授が真っ向から異議を唱えた一冊。
※参考:『チーズはどこへ消えた?』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/459403019X/
曰く「成功や幸福を手にするには、変化に順応するだけでは足りない」。
著者は、世界中のエグゼクティブが学ぶ、ハーバード・ビジネススクールで教鞭をとり、交渉戦略や戦略的意思決定を教える人物。
本書には、われわれが人生やキャリアにおいて、「ルール」や「しくみ」とどう付き合い、選択をしていけばいいか、その指針が示されています。
迷路のなかでチーズを探し求め、貪り食う前に、そもそもこの迷路は誰が作ったのか、誰がチーズを動かしたのかを考えよ、という知性あふれるアドバイスが展開されています。
前提を疑い、真理を探求するネズミのマックス、チーズに執着しないゼッド、成長に必要な分だけを食べ、身体を鍛え続けるビッグ…。
彼らネズミが思考し、悟った内容が、人生やキャリアの教訓として示される、そんな内容に仕上がっています。
<若いネズミは、悲しげに言った。「いや、迷路の中では幸せは見つからないよ。迷路の中では、追い求めることができるだけだ。永遠に終わりはないんだ。どんなにたくさんチーズを蓄えても、走り続けなくてはならない。ここでは幸せは見つからない。チーズが見つかるだけなんだ」>
<ついに僕は、ほかの若いネズミたちと同じ結論にたどりついた。迷路の中にいるネズミには、そもそも、「なぜ」と考えること自体が理解できない>
人の上に立つ者の務めは、人々が幸せになるためのしくみやルールをつくること。
本書はそういう意味で、エグゼクティブにこそ、読んで欲しい一冊です。
既存のしくみに異議を唱えたい革命家や起業家は、ぜひ読んでみることをおすすめします。
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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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まず「自分は、ほかの誰かの迷路にいるネズミにすぎない」という根深い思い込みを捨てねばならない
質問をすればするほど、ほかのネズミたちはほとんど何も理解していないということがわかった。迷路に関する知識は豊富だが、迷路そのものがなぜ存在するのかについてはまるで知らないのだ
「よし、誰がチーズを動かしているのかを突きとめよう。どうしてそんなことをするのか、探り出すぞ。それから、迷路がどうしてこんな形なのかも調べなくては。この迷路のよくないところも変えてやるんだ」(マックス)
迷路の中では幸せは見つからない。迷路の中では、追い求めることができるだけだ。永遠に終わりはない
「きみは『焦点を絞ることができる』と言ったけど、何に焦点を絞るんだい? あの素晴らしい本は、何を目標にするといいと言っているの? 効率的になるのは何のためなんだい?」
迷路の中にいる限り得られる知識や理解力には限りがある
迷路の中にいるネズミには、そもそも、「なぜ」と考えること自体が理解できない
ふつうのネズミは見つけたチーズを全部食べてしまうけれども、ビッグは成長に必要な分だけを食べた
もし自分の意志で、「もうチーズを追いかけるのはやめよう」と決めたら、そのネズミは自由になれる
人間は自分たちの利益や目的のために迷路を設計していたんだ。迷路の中で、彼らの思いどおりに物事が運ぶ理由がよくわかった。だけど、迷路の中に住んでいるのは彼らじゃない。僕らなんだ
迷路のせいでネズミたちが、「自分は小さくて取るに足らない存在だ」とか、「チーズを追い求めるのは与えられた運命だ」なんて考えるようになるのは許せない。迷路のせいで若いネズミが、「自分は何かを知ることも達成することもできない」なんて思い込むのも許せない
問題は、迷路の中にネズミがいることじゃなくて、ネズミの中に迷路があることだ
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『チーズは探すな!』ディーパック・マルホトラ・著 ディスカヴァー・トゥエンティワン
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/479931081X
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◆目次◆
「素晴らしい本」
マックス
ゼッド
なぜ?
たとえ「ありえない」と思えても
上へ
ビッグ
外へ
誰がチーズを動かした?
チーズを動かしたのは僕だ
壁
迷路はネズミの中にある
ほかの誰とも違うネズミ
ビッグはどうしたか
ディスカッションのための質問集
エグゼクティブやマネジャーの方々へ
著者への質問
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2011年11月14日
【会社にいながら成功する人の条件】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4833419866
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先日観た映画「モテキ」で、冴えない音楽ライターだった主人公が、有名音楽イベントをプロデュースしている恋敵の記事を徹夜で書く、というシーンがありました。
好き嫌いやコンディションなど言い訳にせず、100%の仕事をする。
本来、これがプロの仕事だと思います。
最近は、若い人の間で「本気を出せば」「その気になれば」といった表現が目立ちますが、本気を出さなければ評価できるレベルに達しない人間など、所詮大したことはありません。
もっと言えば、気分にムラがなく、いつでも本気を出せる状態にできるのが、本当のプロのはずです。
本日ご紹介する一冊は、そんなプロフェッショナルたちの仕事の極意をまとめた、「プロフェッショナル・シリーズ」最新刊。
柳井正さんがむさぼり読んだというハロルド・ジェニーンの『プロフェッショナルマネジャー』、プルデンシャル生命の伝説のトップセールス、故・甲州賢の教えをまとめた『プロフェッショナルセールスマン』など、名著揃いのシリーズの、注目のサラリーマン編です(発売は2011年11月15日)。
※参考:『プロフェッショナルマネジャー』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/483345002X/
※参考:『プロフェッショナルセールスマン』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4833419572/
著者の俣野成敏さんは、東証一部上場企業で、30歳でリストラ候補になったにも関わらず、社内ベンチャーで大成功。ゼロから年商14億円企業を創り、グループ130社の現役最年少役員に抜擢された人物。
現在も本社で史上最年少、40歳5カ月の上級顧問を務めるという、まさに「プロフェッショナルサラリーマン」です。
本書『プロフェッショナルサラリーマン』は、そんな俣野さんが書いた、プロフェッショナルの仕事術。
<最悪のコンディションでも、一定のアウトプットを出せる>
<上司は仕入先なので、人間性を求めない>
<花形部門の行列に並ばない>
<「人脈」「資格」づくりを後回しにする>
<転職情報誌の募集スペックに自分を合わせない>
など、目からウロコの考え方・働き方が示されています。
大企業の現実や社内政治をしっかりと踏まえ、書かれており、まさにサラリーマンのバイブル。ビジネス書の大半は、会社を辞めて独立した人が書いているので、なかなかこういう書物には出合えないと思います。
起業や転職を考える人は、ぜひその前に買って読んでみてください。
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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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自分の精神的・肉体的な調子がいいかどうかなんて関係ありません。相手が請求書を受け取ったとき、喜んでお金を払ってもらえるかどうか。これができる人がプロだと僕は思っています
大企業では、上司が尊敬できる人である可能性は極めて低いうえに、たとえ運よく尊敬できる上司と巡り会ったとしても、それは長くは続きません。なぜならオーナー企業や中小企業でもない限り、上司は人事異動で数年ごとに代わるからです(中略)だから結局は自分自身が変わらない限り、転職してもまた同じことの繰り返しになる可能性が高い
あえて花形部門といえない部署で働く
プロは仕事が9、私生活が1のつもりで働く(中略)一日の三分の一にあたる八時間を仕事に投入しても満足のいく仕事ができない人が、もう片方の私生活にバランスを求めたところで、両方とも満足度の低いものになってしまう
アマチュアがしてはいけないことは、まだあります。それは副業です
目をつぶってでもできるような仕事をしているなら、それは後輩や部下に譲りましょう。自分の仕事を後進に渡せば、そこに空白スペースができる。そこに一段上の仕事を入れていくべきです
プロは「至急」という言葉を乱発しない
プロはなぜか周囲の人に救われた経験を持つ
「どうせ会社のカネ」と思うような人に、大事な仕事は任せたくない
プロはグループ会社の取引でも値切る
プロは人に関わる分野を効率化しない
どんな上司だろうと出世させる
アマチュアは仕事を受け取るとき、「えーっ、俺がやるんスか」というような鈍い反応をします。それでは、「はい、わかりました」と受ければ合格点かといえば、まだまだ並のレベルです。うまい受け取り方は、「ありがとうございます」と言って受けるのです
アマチュアに限って、決定権のないことについて延々と悩み、逆に決定権があることに対してはまったくいい加減なのです
議事録は会議のあった次の日の朝までに完成させる
プロは異業種の成功から発想できる
プロは転職情報誌の募集スペックに自分を合わせない
(空き地)におけるビジネスモデルを構築し、それを会社に提案する
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『プロフェッショナルサラリーマン』俣野成敏・著 プレジデント社
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4833419866
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◆目次◆
第1章 プロの定義
第2章 「時間」配分法
第3章 「金銭感覚」の磨き方
第4章 プロの「報・連・相」
第5章 上司とこうつきあう
第6章 入社1年目に知っておきたいこと
第7章 入社3年目から差がつく考え方
第8章 給料の10%を銀行の封筒に詰めろ
第9章 「空き地」をみつけてみよう
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2011年11月13日
【大前研一の国家戦略論とは?】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4023309826
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本日の一冊は、大前研一さんが、ベストセラー『平成維新』以来、ひさびさに打ち出した国家戦略論。
※参考:『平成維新』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4062044757/
1章、2章で日本の政治家、与党の政策を叩いた後、日本が混迷している原因の分析、それから、進むべき道を説いています。
江戸時代(幕藩体制)からの訣別、明治時代(行政改革)からの訣別、戦後体制(成長モデル)からの訣別といった「三つの訣別」、さらには「変人特区」「グレート・ソサエティ構想」など、斬新な政策提言がなされています。
「変人特区」というのは、日本版一国二制度のことで、変人知事や変人市長が独自の行政構想を打ち出している自治体に土地の使い方などの権限を与えて、自由な発想で都市再開発や産業政策をやらせる方法。
国全体でやるのが難しければ、まずは部分的に成功事例をつくる、という考え方です。
そして、「グレート・ソサエティー構想」というのは、イギリスのキャメロン首相が推進している「大きな社会(ビッグ・ソサエティー)」の日本版のことで、社会政策の多くを慈善団体や社会起業家などに委ねる構想のこと。
「税金を納めるのも大切だが、税金でやってきたことを減らすのに貢献した人や組織に対して制度的に報いていくのである」という考え方は、これから現実的になってくるのではと思います。
タイトル的に、政策に関する内容がほとんどと思う向きがあるかもしれませんが、実際には、ビジネスや個人のキャリア、子どもの教育に役立つ記述も多く、これからの人生設計に役立ちます。
ぜひチェックしてみてください。
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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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偏差値に縛られなかった我々の時代は、皆、自分の未来は無限だと思っていた
答えのない時代に必要なのは考える力であり、決断力や判断力、そして行動力である
日本人は貯蓄好きな民族といわれるが、それは昔の話だ。二〇年ほど前は日本の可処分所得に対する貯蓄率は約15%だったが、二〇〇七年には一・七%まで低下した
家計の大きな負担になっているのは住宅ローンと教育費とマイカーの購入費(維持・管理費)である。この三つをうまくやりくりした人とそうでない人では、生涯で一億円くらいの差が生じてくる
子どもにかける教育費の半分でもいいから、自分や配偶者に投資すべきだと私は考える。そうすることで世帯としての「稼ぐ力」が上がれば、結果的によりよい教育を子どもに授けることができる
夫婦で稼ぐ能力を磨いてダブルインカムが倍増すれば、単独で流れのままに稼いでいたころに比べて世帯収入が四倍になる
かつての日本人ビジネスパーソンは現地に骨を埋める覚悟で海外に飛び出した。次男、三男が多いから食うために自分で道を切り開くのは当然だと考えていたし、後顧の憂いもあまりなかった。いい意味でリスクを取る生き方ができたのだ
優秀な「移民」を厳選して、日本の文化や生活習慣に適応できるように受け入れ教育をしながら、少しずつ慎重に受け入れていくことが非常に重要
仁川空港に投資を一極集中することで東アジアのハブ空港としての地位を着々と築いている韓国に対して、日本では甘い需要予測をもとに作られた地方空港が乱立し、国が管理する空港も地方自治体が管理する空港も大半が赤字を垂れ流し続けている
確実な少子高齢化と円高リスクの未来を思えば、国内だけでものづくりを完結しようとすることに無理があるのであって、日本から資本を持ち込んで、アジアの国々を第二、第三のものづくりの故郷にしていくことを考えるほうがはるかに現実的
地下資源や原油に恵まれているわけでもなく、農産物も満足に取れない。そんなシンガポールが豊かさを享受できている理由は何か。それは繁栄の源泉を世界に求めたからだ
キャメロン首相は政府債務を膨らませ、官僚主義による効率の低下を招いてきた労働党の「大きな政府(ビッグ・ガバメント)」政策から脱却するための理念を提唱した。それが「大きな社会」である。「大きな社会」とは、社会政策の多くを慈善団体や社会的起業家などに委ねる構想だ
「税金を納めるのも大切だが、税金でやってきたことを減らすのに貢献した人や組織に対して制度的に報いていくのである」
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『訣別─大前研一の新・国家戦略論』大前研一・著 朝日新聞出版
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4023309826
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◆目次◆
第一章 迷走する日本
第二章 混迷の原因はどこにあるか
第三章 このままいけば日本は衰退する
第四章 三つの訣別
第五章 まず、小さな勝利を積み重ねる
第六章 そして、ゼロベースの大改革を断行せよ
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2011年11月12日
【ユダヤの格言】
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世阿弥の『風姿花伝』や、キングスレイ・ウォードの『ビジネスマンの父より息子への30通の手紙』など、「身内だけ」に、「秘か」に伝えられる言葉というのは、人の興味をそそるものです。
※参考:『風姿花伝』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4003300114/
※参考:『ビジネスマンの父より息子への30通の手紙』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4102428011/
本日ご紹介する一冊は、『世界の実力者たちに秘かに伝わるユダヤの言葉』ということで、ユダヤの諺や、有名ユダヤ人の言葉を集めたもの。
著者のスティーブ・モリヤマさんは、ブリュッセルに在住し、1年の半分以上はロシアや東欧に出張しているという人物です。
ユダヤ教の聖典「タルムード」からの言葉や、ユダヤに伝わる諺など、計150の名言が集められています。
「盲人の国では、片目の男は王様だ」
「いざというときに、大勢のあとについていってはいけない」
「噂話はかならず3人を殺す」
「棘にかこまれて、バラは育つ」
など、人生やビジネスに役立つ名言、処世術が満載。
名言の解説や背景などもあるともっと良かったのですが、尖った言葉が多く、興味深く読ませていただきました。
ファーストリテイリングの柳井正さんも推薦の一冊ということですので、ぜひチェックしてみてください。
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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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盲人の国では、片目の男は王様だ(ユダヤ人の友人のコトバ)
自分の意志の主人となり、良心の奴隷となれ(ユダヤの諺)
いざというときに、大勢のあとについていってはいけない(ユダヤの諺)
噂話はかならず3人を殺す。噂をばらまく人、疑問も抱かずに噂話を聞く人、そして噂の対象になっている人だ(タルムード ユダヤ教の聖典)
混沌を見極めるものがカネを掴むのである(ジョージ・ソロス)
市場は、常に不確実で不安定な状態にある。だからこそ、常識にたよらず、意外性に賭けてみる者が、カネを掴むのである(ジョージ・ソロス)
神がお金についてどう考えているのかを知りたいのでしたら、どんな人に神がお金を与えたのかを観察してみるといいでしょう(ドロシー・パーカー 米国の作家)
人生は、賢者にとっては夢であり、愚か者にとってはゲームである。金持ちにとっては喜劇であり、貧乏人にとっては、悲劇である
学ぶということは、これまで理解しているとずっと思い込んでいたことに対して、突如としてまったく違った見方をすることです(ドリス・レシング イラン生まれの英国の作家)
教育とは、気づいてもいなかった自分の無知を知ることである(ダニエル・ボアシュティン 歴史学者、ピュリッツァー賞受賞者)
人間ができる唯一の独創的な行為こそ、間違えることなのである(ビリー・ジョエル)
金をなくしても、何も失わない。誇りをなくせば、多くを失う。勇気をなくせば、すべてを失う(ユダヤ人の友人のコトバ)
棘にかこまれて、バラは育つ(タルムード ユダヤ教の聖典)
神は、超えられない試練を、人には与えない(東欧ユダヤ社会の諺)
愚か者は、許すことも忘れようともしない。世間知らずは、許して忘れてしまう。賢者は、許すが決して忘れない(トマス・サズ ハンガリー生まれの米国の精神科医)
小さな穴は大きな船をも沈めてしまう(ユダヤの諺)
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『世界の実力者たちに秘かに伝わるユダヤの言葉』スティーブ・モリヤマ・著 ソフトバンククリエイティブ
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◆目次◆
第1章 自分がわかるようになるユダヤの言葉
第2章 状況が掴めるようになるユダヤの言葉
第3章 人づき合いが楽になるユダヤの言葉
第4章 お金にまつわるユダヤの言葉
第5章 学ぶ力が上がるユダヤの言葉
第6章 失敗への怖れが消えるユダヤの言葉
第7章 挑戦が苦でなくなるユダヤの言葉
第8章 創造力が高まるユダヤの言葉
第9章 歳を重ねたくなるユダヤの言葉
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2011年11月11日
【本日映画公開!】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4270100281
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本日の一冊は、本日2011年11月11日公開の映画「マネー・ボール」の原作。
随分昔に読んだものが文庫化されていたので、改めて買って読んでみました。
著者のマイケル・ルイスは、自身のソロモン・ブラザーズでの体験をもとに書いた世界的ベストセラー『ライアーズ・ポーカー』で知られるアメリカの人気作家。
ちなみにこの『ライアーズ・ポーカー』は、マネックス証券の代表取締役社長CEO、松本大さんも愛読している一冊です。
※参考:『ライアーズ・ポーカー』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4775970623/
そんなマイケル・ルイスが目をつけたのが、米メジャーリーグの貧乏球団、オークランド・アスレチックス。
ニューヨーク・ヤンキースなどの金持ち球団に比べ、はるかに資金力で劣るアスレチックスが、なぜ2000年、2001年にトップレベルの勝利数を誇り、ヤンキースを追い詰めるに至ったのか。
本書は、その秘密に迫る、じつに刺激的な一冊です。
かつて将来を嘱望されながら、メジャーで活躍できなかったビリー・ビーンが、ゼネラルマネジャーとなって、球団を勝利に導く。
ワクワクする展開と、ビジネスにも応用できる科学的、ファイナンス的思考が魅力の一冊。
ぜひ映画と併せてチェックしてみてください。
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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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2000年から2002年までを平均すると、オークランド・アスレチックスは、約50万ドルで1勝できた計算になる。100万ドル未満で1勝したチームは、ほかにはミネソタ・ツインズ(67万5000ドル)しかない
スカウト業界にはポールの興味をそそる特徴がいくつかある。第一に、野球経験があるスカウトはつい、必要以上に自己経験と照らし合わせて考えようとする。(中略)第二に、スカウトは、選手の最近の成績ばかりを重視する傾向がある。(中略)第三に、目で見た内容、見たと信じ込んでいる内容には、じつは偏見が含まれている
ポールが、ケビン・ユーキリスという大学生選手を一度見ておいたほうがいい、と助言した際も、グレイディたちは取り合わなかった。太った三塁手だろ。足が遅いし、守備もスローイングも悪い。どうしてそんなやつを見に行かなきゃいけないんだ?(もし3ヵ月後に同じ質問を受けたら、ポールはこんなふうに説明できただろう。出塁率が全プロ野球選手のなかでバリー・ボンズに次ぐ2番目だからだ、と
「パワーは練習で補える」とビリーがすかさず言う。「いい打者がパワーをつけるのは難しくない。逆に、パワーヒッターが打率を上げようとすると難しいが……」
足の速さ、守備のうまさ、身体能力の高さは、とかく過大評価されがちだ
ストライクゾーンをコントロールできる能力こそが、じつは、将来成功する可能性と最もつながりが深い。そして、ストライクゾーンをあやつる術を身につけているかどうか、一番わかりやすい指標が四球の数なのだ
たとえば、得点力を評価する場合、チームの平均打率に注目するのがこれまでの常識だった。ところが、冷静に比較分析してみると、チームの総得点と平均打率は関連が薄い。むしろ、出塁率や長打率のほうが、総得点とはるかに密接なつながりを持っている
得点数=(安打数+四球数)×塁打数÷(打数+四球数)
他球団はほぼすべて同じような視点で市場を眺めている。20人の指名候補選手をリストアップして、3人つかまえられれば上出来とみ
なす。ところがアスレチックスは、7人も1位指名できたうえ、ゼネラルマネジャーが選手をまったく独自の物差しで評価する
アスレチックスのさまざまなマーケティング調査によれば、ファンが一番重視するのは、やはり勝ち星だ。無名選手を集めて勝利すれば、ファンが増え始め、やがて無名選手が有名選手になる
なんなら、平均よりちょっと上の実力を持つ投手にクローザーをまかせ、セーブポイントをたっぷり稼がせて、高く売り払うことだってできる
科学で武装した優秀な経営陣がいれば、きわめて安くて強いチームを作れる
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『マネー・ボール』マイケル・ルイス・著 武田ランダムハウスジャパン
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4270100281
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◆目次◆
第1章 才能という名の呪い
第2章 メジャーリーガーはどこにいる
第3章 悟り
第4章 フィールド・オブ・ナンセンス
第5章 ジェレミー・ブラウン狂騒曲
第6章 不公平に打ち克つ科学
第7章 ジオンビーの穴
第8章 ゴロさばき機械
第9章 トレードのからくり
第10章 サブマリナー誕生
第11章 人をあやつる糸
第12章 ひらめきを乗せた船
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