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『藤田晋の成長論』 藤田晋・著 Vol.2678


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【起業したい人は必読】
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本日の一冊は、若手ベンチャーの旗手として注目を浴び続けるサイバーエージェントの創業者、藤田晋氏による「成長論」。

「日経ビジネスアソシエ」に連載しているコラムを再編集したもので、どちらかと言うと、起業前提の方が読んだ方が楽しめるかと思います。

土井が最近思うのは、最終的に独立するかどうかわからないにしても、独立するつもりで仕事に臨んだほうが、結果的に成長しやすいということ。

本書は、サラリーマン時代からその仕事ぶりを評価され、実際に独立して成功している著者が書いているため、話が生々しいのが特長。

苦労を重ねている著者だけに、その言葉には重みがあります。

<ビジネスの世界は「結果がすべて」>
<新しいことへの挑戦を逃げ道にしない>
<憂鬱こそが黄金を生む>(元々は見城徹氏の言葉)
<生産性を伴わない議論はムダ>

ここまで読んで、手厳しいと思ったら、それは自分が甘いということであり、独立起業など到底無理、ということです。

いつ会社を辞めても通用する人材になるために、読んでおきたい心構えが満載。

若いビジネスパーソン、これから起業する人にこそ、読んで欲しい一冊です。

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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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自分の努力ばかり主張する人は、常に結果を追い求めるプロとしての自覚が足りません

低迷したりしていると、新たな市場や事業に打って出る戦略に期待が高まります。新しいことに挑戦するのは刺激的で面白く、さらに明るい未来も描きやすい。厳しい状況に陥れば陥るほど、そんな気持ちになっていき、一発逆転の秘策に期待してしまうのです

新しい仕事に就いた時、やたらと提案ばかりして、最初から問題解決力で勝負しようとする人がいますが、そういう人は大抵、ほかの人より出遅れます

楽な仕事をしたところで大きな成果は得られないし、自分の成長にもならないからです。憂鬱にすら思う困難な仕事に取り組み、それを乗り越えて価値を生み出す。「憂鬱こそが黄金を生む」。私はこの考えにとても共感しました

私はきれい好きではありませんが、物や情報を残せば残すほど、増やせば増やすほど、大事なことを見落とすリスクが高まると考えています

自分を高いステージに押し上げようとして本物に接する「背伸び」は、ビジネスでは必須

セミナーや勉強会をばかにしない

後ろ向きなリセット感覚で会社を辞めて独立するのはお勧めできません。「仕事は絶好調、会社からも必要とされているが、それでも辞める」というぐらいポジティブな状態でないと成功は難しい

自分の能力や仕事のやり方に自信を持っていて、ホウレンソウを怠る人もいます。これは、勘違いも甚だしいとしか言えません。独りよがりの結果になりがちです

大きな仕事には、社内人脈が不可欠

会社のノウハウを持ってライバル企業に転職する場合は、会社としても、個人としても、納得できる説明がない限りは許さないことにしています。ライバル会社の露骨な引き抜きに応じるような社員に甘い顔をすると、残された社員のモラルの低下を招くからです

視点の高い人ほど、他部署の話でも積極的に意見を出します

リーダーは、すべきことを列挙するのではなく、何に絞り込むかに集中した方がいい

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『藤田晋の成長論』藤田晋・著 日経BP社
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◆目次◆

第1章 成長を続けるためには
第2章 コミュニケーション力を高めるには
第3章 折れない心を作るには
第4章 アイデアを実現するには
第5章 本物のリーダーになるには

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