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『ロボットが日本を救う』岸宣仁・著 Vol.2587


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【2035年の9兆円ビジネス?】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4166608185
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リクルートのライバルは、毎日コミュニケーションズでしょうか?インテリジェンスでしょうか? それともヘッドハンティング会社や人材派遣会社でしょうか?

いえ、2035年におけるリクルートのライバル会社は、ホンダやパナソニック、あるいは富士ソフトです。

企業の労働力として見ても、一緒に生活するにしても、この世で一番コストがかかるのは人間です。

その人間が、ロボットに置き換えられたら、そのビジネスインパクトは計り知れないものになるに違いありません。

企業が求めているものが単なる労働力だとしたら、いやたとえそれが高度な知能であっても、ロボットは人間の代わりになる可能性があります。

ロボットの知能や作業の精度は、われわれが予想する以上に向上しており、未来の日本の産業としても、大いなる可能性を秘めているのです。

本日の一冊は、2035年には9兆7000億円にまで拡大すると予測されているロボット市場について、経済ジャーナリストの岸宣仁さんが取材した一冊。

先の原発事故でロボットが大活躍したのは既にご存じの通りですが、じつは日本には、開発途上のロボットが数多くあり、本書ではこれらをまとめて紹介しています。

現在の日本の閉塞感は、未来のメシの種(産業)が見つからないことが大きな原因の一つですが、ロボットビジネスは日本が勝てる分野として、大いなる可能性を秘めています。

ロボットをコンピュータのようなハードとして見立てた場合、それは確実にソフトを必要とする。

資金の関係でロボット本体を作るのは無理だとしても、ソフトなら、中小企業にもチャンスがあるわけです。

本当にロボットが普及すれば、およそ人間が欲するすべてのサービスや行動が需要として見込まれる。

ちょっとしたアイデアが莫大な富につながる、そんな時代が到来しつつあるのです。

本書は、そんなロボットビジネスの最先端を紹介した情報源であり、ビジネスマンならぜひ押さえておきたい一冊。

読み物としても楽しめるので、ぜひ読んでみてください。

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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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「製品は“作る”と“使う”が継続して回ることが実用化への道につながります」(淺間一・東京大学大学院工学系研究科教授)

ロボット大国・日本が断然強いのは、生活のさまざまな場面で使える民生用ロボットであろう。とりわけ、介護や福祉の現場に入るロボットは世界の最先端を走り、今回の大震災でも“癒しロボ”が避難所に送られて、被災した人たちの心のケアに一役買った事実はあまり知られていない

パロは家庭や福祉施設でのペットの代わりとして、すでに国内で千五百、海外で三百の計千八百体が販売(価格は一体三十五万円)されている

最新のアシモは、小走りで駆け出すことも可能だ。持続は約六キロ、両足が浮いている瞬間(跳躍時間)も〇・〇八秒あるそうで、これは人間のジョギングに匹敵する走りといわれ、歩行に関しては人間とほぼ同程度の動きができるようになった

「人間の毎日の生活の中で、最も多いのが軽い物を運搬している作業なんです。かなりの頻度なので、われわれ自身も気づいていませんが、物を持って運ぶ作業は実に多く、そこからまずやれるようにしたいと考えています」(本田技術研究所 広瀬真人氏)

「あえて一本失敗してみせる、それがこの人形(からくり人形)のミソであり、日本人独自の発想で花開いたからくりの醍醐味(中略)失敗という演出が大衆の琴線に触れる重要な意味合いを持った」(国立科学博物館 鈴木一義氏)

何でもかんでも言われる通りにやるロボットより、言うことを聞かないロボットのほうがおもしろい

人間が頭のなかに動作をイメージするだけで、アシモがそれを忠実に再現する―制御に関するそんな画期的な基礎技術が、ホンダの研究開発子会社ホンダ・リサーチ・インスティチュート・ジャパン(HRI─JP)、国際電気通信基礎技術研究所(ATR)、島津製作所の三社によって共同開発された

パナソニックは、新規事業の柱のひとつに医療介護ロボット事業の強化を打ち出している。産業用ロボットも含めたロボット事業全体で二〇一五年度に一千億円以上の売上高を目指すが、このうち医療介護分野で約三百億円を見込んでいる

「ソフトだけの勝負になったら、日本はアメリカに勝てないでしょう。彼らが弱いのはソフトにハードを組み合わせたときで、そこで相乗効果を発揮するのは、やはり日本の御家芸」(先端総研 田中健一氏)

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『ロボットが日本を救う』岸宣仁・著 文藝春秋
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4166608185

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◆目次◆

序 章 ロボットが原発事故現場に
第I章 鉄腕アトムをつくれ
第II章 ロボット開発最前線
第III章 日米ソフト対決
第IV章 「国際標準」争奪戦
第V章 ロボットは「人間」か「敵」か
終 章 大衆化技術で日本は勝てる

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『デザインイノベーション』ハルトムット・エスリンガー・著 Vol.2586


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【スティーブ・ジョブズが選んだ工業デザインの第一人者】
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本日の一冊は、世界トップレベルの工業デザイナーであり、あのスティーブ・ジョブズも認めた男、ハルトムット・エスリンガーによる、デザイン戦略の本。

アップルやディズニー、マイクロソフト、GE、モトローラなど、世界の名立たる企業がデザイン戦略を相談しに来るというデザイン戦略家が、ビジネスにおけるデザインイノベーションをどう考えているのか。

…じつに読み応えのある一冊です。

学生時代に今や業界の標準となった電波時計を創り出し、その後、フロッグデザインを起業。

マッキントッシュ大ブレイクのきっかけとなったアップルのデザイン言語「スノーホワイト」を考案し、さらには、「手ごろな価格の贅沢品」というコンセプトでルイ・ヴィトンの世界戦略に一役買った…。

この実績だけでも驚きますが、その思想と戦略、ノウハウはさらに面白い。

「世界はフラットではない」「戦略的に予備を持つ」「融合製品の開発に力を入れるべき」…。

原書が出されたのは2009年6月ですが、ここで書かれていることは、まさにこれから起こること、使える考え方と言っていいと思います。

どうすればデザイン会社やコンサルティングファームを成功させることができるのか、という話も書かれているので、少なくともデザインファームのオーナー、デザイナーは必読。

もちろんデザインでイノベーションを起こしたい経営者、ビジネスパーソンにもおすすめの一冊です。

ぜひ読んでみてください。

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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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わたしは消費者に美しさと使いやすさゆえに愛してもらえる工業製品を作りたかった。そしてわたしを含めたすべてのデザイナーが、自分で自分の進むべき道を決めるべきであり、雇い主に言われるまま、使い古された陳腐なアイデアにきれいな新しい衣装を着せる役割に、甘んじるべきではないと考えた

アップルの創造的な戦略の成功―そしてそのほかの数多くのフロッグのクライアントの成功―が示しているのは、多くのビジネスリーダーたちの考えとは裏腹に、世界はフラットではないということだ。世界は多様な文化のからみあった「球体」であり、それぞれの文化にはそれぞれにちがったニーズや要望がある

誰も定価で買おうとしないありふれた製品―供給過剰の状態ではなおさらそうなる―ではなく、人間に合わせた製品を生み出すのが、創造的な戦略だ

古代ローマの偉大な戦略家カエサルは、どれだけ苦しい状況に追い込まれても、軍隊には予備軍が必要だということを知っていた。元気な部隊をひそかに温存しておいて、戦闘が激化したとき、その部隊を送り込むというのが、カエサルの有名な「第四列」戦略だ

主戦場を決めるにあたっては、自分が得意にしていて、他人が得意にしていない分野を探した。そして見つけたのが、電子テクノロジーという分野だった。わたしはエンジニアの勉強をしていたおかげで、電子テクノロジーの理論や製法については、ほかのデザイナーより詳しかった

イノベーション企業には、共通する特徴がある。それは財務的に健全で、むだがないということと、リーダーが好奇心旺盛で、絶対あきらめない人間だということ(これがいちばん肝心)だ

わたしは部下に機械的な発想とはちがう、創造的な発想を理解させるため、目の前で安いティーポットを叩き割って、その破片で新しいものを作らせるということをよくする(もとのティーポットを再現するのでは、創造的な行為にはならない)。新しいアイデアはたいがい、目の前にあるものの中に隠されているので、肝心なのは、それを見つけられるかどうかだ

これからの発想は「これは売れるか?」ではなく、「欲しいと思ってもらえる製品を、どのようにデザインしたらいいか?」だ。そしてこの問いに答えるためには、消費者がクリエイティブな製品を欲しがるだけでなく、製造方法の倫理性や持続可能性にも目を向けていることを、忘れてはならない

わたしたちデザイナーは、融合製品の開発に力を入れるべきだ

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『デザインイノベーション』ハルトムット・エスリンガー・著 翔泳社
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4798121169

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◆目次◆

1.デザイン主導の戦略 創造的な経済の主役
2.真のうそ イノベーションにおけるリーダーシップの役割
3.勝つためのデザイン 創造的なビジネス戦略
4.頼りになるのは金より人間 イノベーションプロセスの三ステップ
5.ビジネスデザイン革命 地球緑化会社
6.よりよいビジネス、よりよい世界のためにデザイン主導の戦略を
7.工場

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『タイガー・マザー』エイミー・チュア・著 Vol.2585


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【驚異の中国式スパルタ教育】
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本日の一冊は、店頭で気になっていながら、(恐くて)なかなか手に取れなかった一冊。

著者は、ハーバードで学位を取り、現在はイェール大学法科大学院教授を務めるエイミー・チュア氏。

話題となった『富の独裁者』の著者であり、推理作家として知られるジェド・ルーベンフェルド氏(『殺人者は夢を見るか』が有名)の妻でもあります。

本書で書かれているのは、著者が実践した「中国式」スパルタ教育の実際とエピソード。

二人の娘を学業優秀、ピアノとバイオリンで超一流に育て上げた著者が、一体どんな教育を施していたのか。
(ちなみに長女はカーネギーホールでピアノ演奏をし、ハーバード大学にも合格しています)

超エリート家庭の教育が垣間見える、じつに刺激的な一冊です。

・「お泊まり会」に行ってはいけない
・友達と遊びに行ってはいけない
・テレビは見てはいけないし、コンピュータゲームもしてはいけない
・課外活動の内容を自分で選んではいけない
・ピアノとバイオリン以外の楽器を演奏してはならない
(以上、一部紹介)

厳しいルールと、ヴァカンスの途中でもレッスンを止めない姿勢。

その苛烈なまでの教育には、驚くばかりですが、一流を目指すということは、確かにこういうことかもしれません。

個人的に印象に残ったのは、「何をするにしてもうまくなるまでは楽しいことなどない」という言葉と、「(中国人の親は)子どもたちに弱さではなく、強さがあることを前提としている」という言葉。

未来にも、子どもたちにも希望を持てなくなった日本人に、このメッセージがどう届くかわかりませんが、一読に値する一冊だと思います。

ビジネス教育のヒントとしても、興味深い内容です。

ぜひ読んでみてください。

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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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欧米人の母親の七十パーセント近くが「学業での成功を強要するのは子どもによくない」、あるいは「親は勉強が楽しいという考えを教える必要がある」と答えたのに対し、中国系の親で同じように答えた人は、ほとんどいませんでした

中国の親は欧米の親より優れている点が二つほどあると気づきました。
一.自分の子どもに大きな夢を持っていること
二.自分の子どもがどれだけ多くのことができるか理解しているという点で、子どもを高く評価していること

私が最も恐れていることの一つが、一族の衰退です。中国の古い格言に「繁栄が三世代続くことはない」というものがあります

「慎み深くいること、謙虚でいること、質素でいること」母によく言われました。もちろん、その背後にある母の真意は「謙虚になる必要があるように、必ず一位になること」です。一方、父の基本原則の一つは、「決して不平を言ったり、言い訳をしたりしないこと。学校で不平等だと思うことがあれば、人の二倍努力して人の二倍の成果を出し、自分の能力を示すこと」でした

中国の親がよくわかっているのは、何をするにしてもうまくなるまでは楽しいことなどないということです。そのためには努力が必要ですが、当の子どもたちは放っておけば努力などしませんから、親が子どもたちの希望など無視することが重要なのです

「やるだけの価値があって、評価に値するものは難しいものって決まってるの!」

親のえこひいきはどの文化にも存在する

欧米人の親は子どもの心理面を気遣うのです。中国人の親は違います。彼らは子どもたちに弱さではなく、強さがあることを前提としているので、結果として欧米人の親とは全く違った行動を取ることになります

中国人の親は、子どもたちの望みや好みをすべて踏みにじる結果になっても子どもにとって何がベストなのかわかっているという自負があります

「外国なまりがあるというのがどういうことかわかる? 勇敢さのしるしなの。大海を越えてこの国にやってきた人々なんだから」

「練習をしない日があればどんどん下手になる」
(バイオリンの先生の言葉)

「子どもがほっといても正しいことをすると期待するのは、行き過ぎた理想論だと思うわ」

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『タイガー・マザー』エイミー・チュア・著 朝日出版社
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4255005818

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◆目次◆

1.中国人の母として
2.ソフィア
3.ルイーザ
4.チュア家
5.それぞれの世代と衰退について
6.かみ合い始めた歯車
7.虎の強運
8.ルルの楽器
9.バイオリン
10.歯型と泡
11.『白い小さなロバ』
12.カデンツァ
13.ココ
14.ロンドン、アテネ、バルセロナ、ムンバイ
15.ポポ
16.バースデーカード
17.シャタークワへの道
18.水浴場
19.カーネギーホール目指して
20.カーネギーホール目指して2
21.デビューとオーディション
22.ブダペストの失敗
23.プシュキン
24.反抗
25.暗黒
26.反抗2
27.カトリン
28.米袋
29.絶望の淵
30.『ヘブライの旋律』
31.赤の広場
32.シンボル
33.西へ
34.終わり

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『リッツ・カールトン 一瞬で心が通う「言葉がけ」の習慣』 高野登・著 vol.2584 


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【流石の一冊】
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本日は、発売前の話題作を、他に先駆けてご紹介します。
(発売は8月20日予定)

リッツ・カールトンの全盛期、日本支社長を務めた高野登さんによる、ホスピタリティに関する一冊です。

土井は約半年ほど前、ザ・リッツ・カールトン東京に行ってきましたが、接客の杜撰さと頼んだフルーツの鮮度が悪いのに驚き。

残念ながら、現在のリッツ・カールトンに学ぶべきものは何もありませんが、やはり著者は、リッツ・カールトンの伝説を作った人物。

本書には、そのホスピタリティの秘訣が、余すところなく書かれています。

なかでも興味深かったのは、「予約係は予約を取ることだけが仕事ではない」と見出しがつけられた部分。

「実は、今回は特別な想いがありまして……」とおっしゃるお客様がいれば、そこを聞き逃さない。

もししばらく入院していて、「誕生日と退院祝いを一緒に」ということであれば、医者から制限されている食材に関してもさらりと聞き出す。

なるほど、プロは些細なことをおろそかにしないものなのだと、改めて感心しました。

また、最近は「クレーマー」という言葉が広まったことにより、「あの人はクレーマーだから」と自分を省みない風潮がありますが、著者は、それに対して、自ら働きかけることを説いています。

「大事なのは、お客様が不満そうに見えたり、商品が気に入らないように感じた場合、思い切ってお客様に声をかけ、何らかのフィードバックを受け取る勇気を持つということです」

そして、もっとも胸に響いたのは、次の言葉。

「あなたにとって大事なのは、“今”のお客様だけではありません。この瞬間、お客様ではない方への今のあなたの対応が、将来の大事なお客様を作るのです」

現在は、不況で苦しんでいる企業が多いと思いますが、そんな時こそ心に余裕を持って、ホスピタリティを発揮することが大事。

ホスピタリティに関することはもちろんですが、経営のヒントとしても得られるものが多い一冊です。

ぜひ読んでみてください。

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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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挨拶プラスひと言が相手との距離を近づけます

リッツ・カールトンでは、迷ったり、戸惑われているご様子のお客様に気づいたら、「何かお手伝いできることはありますか?」と声をかけています

予約係は予約を取ることだけが仕事ではない

たとえば、ご主人のお誕生日に奥さまがホテルをご予約され、さらにレストランの予約もされたとします。会話の中で、実は、今回は特別な想いがありまして……」といった奥様のひと言があれば、それは聞き逃してはいけませんね

腕のよい職人は、自分の道具を大切にしています。吟味して道具を選び、日々手入れをしています。プロとしてこだわりを持って大切にしている道具をほめられたら、つい、その道具について話をしたくなるのではないでしょうか?

話をするのは、相手80対自分20

お客様にお会いした瞬間に、以前交わした会話や気になったひと言を、記憶から取り出せる状態にしておくということです。前回滞在された時、「しばらくまた海外だから、次は3か月後になるよ」と話をしていたのであれば、「お帰りなさいませ。海外からお戻りでしたか。ヨーロッパはいかがでしたか」とお迎えすることができます

「おせっかい」と「おもてなし」の間には、相手がそれを望んでいるかどうかという明確な境界線がある

「こんな話題は、こんなお客様に喜ばれそうだな」と考えて集めていると、次第に自分のカードが増えてくる

自分のファンを増やすためには、まず相手に関心を持つことが絶対条件です。関心を持たなくては、「観察力」も「洞察力」も、また「表現力」も身につくことはありません

大事なのは、お客様が不満そうに見えたり、商品が気に入らないように感じた場合、思い切ってお客様に声をかけ、何らかのフィードバックを受け取る勇気を持つということです

信頼を勝ち取る、「今日はお薦めできません」

「お客様にぴったりのお部屋は、別のホテルにございます」

あなたにとって大事なのは、“今”のお客様だけではありません。この瞬間、お客様ではない方への今のあなたの対応が、将来の大事なお客様を作るのです

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『リッツ・カールトン 一瞬で心が通う「言葉がけ」の習慣』高野登・著 日本実業出版社
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4534048572

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◆目次◆

1章 仕事のプロとしての「基本」は挨拶から
2章 心の距離を近づける言葉
3章 喜んでいただく言葉
4章 心を動かす言葉
5章 言いづらい言葉をかける時
6章 信頼を築くための言葉
7章 仕事を楽しむための言葉

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『人は上司になるとバカになる』菊原智明・著 Vol.2583


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【現代版ピーターの法則?】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4334036368
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本日の一冊は、「出世すると有能な平社員も無能な中間管理職になる」という有名な『ピーターの法則』を現代版にした、軽い読み物。

※参考:『ピーターの法則』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4478760853

無能な上司を、「モチベーションを下げまくる上司」「部下を信用しない上司」「部下を追いつめる上司」「自分の価値観を押しつける上司」「部下のジャマをする上司」などの型に分類し、それぞれの問題点と対応策を書いています。

著者は、トヨタホームで4年連続No.1になった営業コンサルタントの菊原智明氏。

サラリーマン時代、いい人だった先輩が上司になった途端イヤな上司になったという経験から、なぜ人は上司になると豹変するのか、ずっと興味を持っていたという著者が、そのメカニズムを分析。

基本的には上司を揶揄して部下ウケを狙う、ありがちなコンテンツですが、部下にも上司の立場がわかるように工夫された点、さらに解決策まで示した点が新しいと思います。

確かに、ここまでできる部下ならば、上司とトラブルになることは基本的にないでしょう。

「リクナビNEXT」が2007年に行った「退職理由のホンネ」調査によると、退職理由の第1位は「上司・経営者の仕事の仕方が気に入らなかった」だそうですが、全体がそうなのであれば、自分が変わらない限り、どこに転職しても同じ結末になるはず。

また、いつか自分も上司になることを思えば、上司の立場は知っておいて損はないはずです。

デキる人には、いつか上司になった時の注意書きとして、仕事に行き詰まっている人には、ひと時の癒しに。そしてマネジャーには、自らを省みるきっかけとして。

ぜひ軽い気持ちで読んでみてください。

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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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上司という“立場”は恐ろしい。人をガラっと変えてしまう力を持っているのだ

あなたがミスをして落ち込んでいるときに、上司がさらに追い打ちをかけてきたら、まずは「その通りです」と受け入れるようにする

「どうすれば、この問題を解決できるか?」に集中する

上司にほとんど怒られず、飄々と仕事をこなしながら結果を出している人は、上司の心ない言葉や環境に一喜一憂せず、自分がやるべきことに完全に集中できる人

利害関係者の心の機微を読みとり、あざやかにタクトを振れる人は、かなり仕事ができるといえる

上司のさらに上役に「今回はサカモト部長に手伝っていただいたことで、大変うまくいきました」と、先回りして報告しておく

上司というものは得てして、期限が迫ってきたときに限って抜本的なダメ出しをしてきたりする生き物だ

マメに進捗の報告をして、方向性の確認を取りながら進める

◆外回りが多い人が実践すべき3つのこと
・「今日の行き先」「予定時間」「目的」を朝イチで一覧表として上司に提出しておく
・可能な限り直帰しない
・帰り次第、その日の計画の進捗状況、行動の成果を報告する

一度指示されたことはその後、その形式を守って提出する

上司が求めているスピードと内容を“超える”完成度で仕事をこなす

人間関係において、他人をアテにしない人間ほど強いものはない。極端な例でいうと、人に裏切られたとしても「まあ、そういうこともあるさ」と、すぐに切り替えができるのだ

上司に関わっているお客様や、先輩、同僚、他部署の人たちに、いかにその上司がすばらしい人かを伝え続ける

あなたの職場には「良い上司」がいないかもしれない。しかし、どんな上司にも「良いところ」はある。その部分に目を向け、自分自身の意識を変えた瞬間から、上司に対する見方も変わるものだ

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『人は上司になるとバカになる』菊原智明・著 光文社
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4334036368

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◆目次◆

第1章 モチベーションを下げまくる上司
第2章 部下を信用しない上司
第3章 部下を追いつめる上司
第4章 自分の価値観を押しつける上司
第5章 部下のジャマをする上司

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『どうする?日本企業』三品和広・著 東洋経済新報社 vol.2582


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【イノベーション偏重に待ったをかける戦略研究】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4492532919
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本日は、ベストセラーとなった『ストーリーとしての競争戦略』以来、ひさびさに興奮した戦略書を紹介します。

※参考:『ストーリーとしての競争戦略』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4492532706

日本企業の海外進出やイノベーションが叫ばれるなか、安易な戦略に乗ることの危険を指摘した、時宜を得た内容で、非常に好感が持てます。

本書の冒頭、著者は日本企業が一貫して売り上げを伸ばしてきたのに対し、営業利益は低迷していることを指摘しています。

さらに、営業利益の急増に先行して特別損失が膨らんでいることから、日本企業が人員整理や設備のリストラなど、非常手段に訴えて
増益を確保した可能性を指摘。

成長ありきの経営をやめ、新たな志を持って事業に取り組むことを提案しています。

興味深いのは、かつて世界市場を席巻したセイコーやヤマハのケースを取り上げ、現在の日本企業が取っている戦略の危うさを指摘している点。

いわく、「志なきコンフォーマンス(顧客の期待を裏切らない程度の品質で市場を取りに行くこと)は空しい」。

コンフォーマンス戦略をとったセイコー、ヤマハの失敗と、現在ヨーロッパで苦戦しているレクサスの例を挙げながら、コンフォーマンス・クオリティを訴求すれば中国で勝てるという考え方に警鐘を鳴らし、さらには経営陣の怠慢とも言える、「滲み出し」戦略(現状の延長で考える自己都合の戦略)を冷静に批判しています。

著者が提唱する、「立地(誰に向かって何を売るのか)→構え(相手にデリバリーするまでのプロセス)→製品→オペレーション」の逆ピラミッドに即して経営するのが勝つための王道だとするならば、企業は利益率を上げるために「跳ば」なければならない。

そう、以前ご紹介したマエカワのように、「跳ぶ」必要があるのです。

※参考:『マエカワはなぜ「跳ぶ」のか』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4478015120

お客様や商品を思い、これまでにない価値とプロセスを実現すれば、一見関連のなさそうなビジネスでも成功でき、利益もついてくる。それが「跳ぶ」ということです。

では、「跳ぶ」ために一体何が必要なのか?

それは、本書の最後の一行に委ねることにしましょう。

戦略の前に、戦術の前に、企業経営で忘れてはいけない大切なこと。本書は、それに気づかせてくれる一冊です。

著者が提唱するリ・インベンションは、いまいちパンチが弱いものの、新規事業が未来の指揮官を育てるという視点や、現在の若者の資質を生かしたビジネスを創るという視点など、分析部分はじつに読み応えがあります。

「学者には、こういう本を作って欲しい」という良い見本です。

ぜひ読んでみてください。

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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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仕事の醍醐味は、事業を通して世界を変えるところにあるはずです

日本企業の収益力は、技術志向を謳わない海外企業と比べると比較にならないほど低く、イノベーションのあとに利益がついてきてい
る気配がありません。そこを直視すると、日本企業が重視する技術イノベーションの普遍的効力については、疑義を挟まざるをえない

誰に向かって何を売るビジネスを営むのかという事業の「立地」や、売ると決めたものを売ると決めた相手にデリバリーするまでのプロセス(これを私は事業の「構え」と呼んでいます)は、思い立ったからといって、簡単に変えられるものではありません。だから、戦略性が高いのです

腕時計業界では、イノベーションに勝った日本企業が、異次元競争を仕掛けてくる海外勢の前に敗退するという現象が、他に先んじて
起きました

限られた経営資源を普及帯に張り付けていた間、他の戦線が手薄になってしまったのです。その隙に本丸の中級帯や高級帯を攻め込まれ、セイコーは安住の地まで失いました

売上と利益が単一のセグメントでは両立しないことを、ハイエック(スウォッチ・グループ創業者)は熟知していたのでしょう

もう一度ピアノを進化させる試みに正面から挑んだパオロ・ファツィオリ氏に、私は敬意を払わずにはいられません。彼は、職人三十数人、年産一五〇台未満の体制で、一〇倍以上の規模を誇るスタインウェイを、ただパフォーマンス・クオリティにおいて上回ることを目指しているのです。いたずらに規模を追わないのは、何をやりたいのかが心の中で明確になっているからに違いありません。この志こそ、日本の企業に決定的に欠けている中核要素ではないでしょうか

ポーター教授は、「飛び地」を極端に嫌う日本企業を見て、ヒトの限界を指摘します。地縁に固執するのは、自分が知らない事業に尻込みする経営者の偏好ではないのか

滲み出しは安全そうに見えて、実は危険極まりない

市場で売り抜く力がモノを言うビジネスや、顧客との技術折衝が鍵を握るビジネスでは、どうしても地元に密着した国産勢が優位に立ちます。そういうフィールドでは、新興国に過大な期待を抱かないに限ります

新規事業は指揮官を育てる

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『どうする?日本企業』三品和広・著 東洋経済新報社
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4492532919

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◆目次◆

第1章 本当に成長戦略ですか? ―日本が歩んだ衰退の道
第2章 本当にイノベーションですか? ―腕時計が刻んだ逆転劇
第3章 本当に品質ですか? ―ピアノが奏でた狂想曲
第4章 本当に滲み出しですか? ―鉄が踏んだ多角化の轍
第5章 本当に新興国ですか? ―日本が教えた開国攘夷策
第6章 本当に集団経営ですか? ―こうしたい! 日本企業

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『“知りたい情報”がサクサク集まる!ネット速読の達人ワザ』 コグレマサト・著 vol.2581


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【これは使える】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4413038088
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本日の一冊は、月間アクセス数120万を超える人気ブログ「ネタフル」の管理人であり、情報通で知られるコグレマサトさんが、その情報収集術を公開した一冊。

トゥギャッター、Paper.li、Tumblr、Reader、Instapaperといった情報収集に使える最新のツールを紹介するとともに、自ら学んだ情報収集のコツを、惜しげもなく公開しています。

ひと通り見てみましたが、出版業界人として気になったのは、何といってもPaper.li。

オピニオンリーダーたちがこれを使って新聞を発行し始めたら、マスメディアは本当に危ないと思います。

このようなトレンドが進んできたら、ますますコンテンツとはイコール「人」になるのではないでしょうか。

ただ、その際に問題となるのは、オピニオンリーダーたちが本当に重要な情報を出すか、という点。

さらに、本書のなかで著者が書いていた、「ダジャレばかり言い合う友人だけをフォローしている場合には、ダジャレしか流れてきません」というのがネットの現実であり、最終的には良い人脈を持っているかどうか、仮に持っていたとしてその人が言っていることを理解する教養や知性が自分に備わっているかどうか、が問題になるのだと思います。

とはいえ、貪欲に情報を取りに行く意志のある人にとって、本書の情報はまさに宝の山。

ネットツールに詳しい人にとっては常識的な部分もあると思いますが、さほど詳しくないビジネスパーソンにとっては、重宝する一冊だと思います。

ぜひ読んでみてください。

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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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(ツイッターでは)じつは、リストもフォローすることが可能です。いいリストがあれば、リストごとフォローしてしまいましょう

ただし、フォローしているリストが削除されるとあなたがフォローしたものも消えてしまいます。そうならないためには、リストを取り込んでしまう必要があります。リストを取り込むには「つけったー」というサービスを利用します

「トゥギャッター」は、ツイッター用のまとめ専用ツールです。ツイッターのツイートを手軽にまとめるためのツールで、ひとりのツイート、複数人のツイートを問わずに、ひとつのページとしてまとめページを作成することができます

「トゥギャッター」の中から価値ある情報を見つけるのはどうしたらいいでしょうか? 簡単にいえば、
・注目のまとめ
・今週のまとめ
を見てしまいましょう

Paper.liは、ツイッターやフェイスブックなどのソーシャルネットワーク上で共有されているリンクから記事を収集し、読みやすい新聞形式に再構成して提供するサービス

ネットでは「情報のある場所に情報が集まる」

Tumblrは、シンプルなブログサービスです。Tumblrの特徴に「Reblog(リブログ)」という機能があり、日本ではリブログの部分が注目を集めています。リブログとは、簡単に説明すると、気になる記事や写真、動画を部分的に切り抜いて集める(クリッピングする)機能

「Reader」はRSSリーダーのひとつである「Googleリーダー」のデータを、iPhoneから閲覧することができるiPhoneアプリ

「Instapaper」を使うことで、すべての「後で読む」を、一か所(Instapaperの中)にまとめておける

巨大掲示板サイトである「2ちゃんねる」で話題になっている面白い記事を手っ取り早く読むには、「2chまとめサイトリーダー(170円)」というiPhoneアプリが便利

Googleのページの左上にある「ニュース」をクリックして、Googleニュース検索のページにアクセスすると、話題になっている関連ニ
ュースがまとめられています

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『“知りたい情報”がサクサク集まる!ネット速読の達人ワザ』コグレマサト・著 青春出版社
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4413038088

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◆目次◆
第I部 心がまえ篇 人脈とは何か
第II部 基本スキル篇 人と出会うとき
第III部 上級スキル篇 コネから仲間へ
第IV部 応用篇 自分を売りこみ、恩を返す

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『一生モノの人脈力』キース・フェラッジ、タール・ラズ・著 Vol.2580


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【世界一の人脈を持つ男、のノウハウ】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4270003219
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先日、独立当初にいろいろとお世話してくださった出版社の社長さんに、久しぶりにお会いしました。

話をしているうちに、独立当時のことを思い出し、いかに自分がみなさまに支えられてきたか、改めて感謝の気持ちを感じるようになりました。

顧客にサービスすることに専念し過ぎると、そればかりに忙殺されて、取引先や投資家に感謝することを忘れてしまう。

損益計算書に則れば、会社が大事にすべきは、顧客→取引先→従業員→銀行→国→投資家ですが、だからといってトッププライオリティ以外を忘れていいわけではありません。

―人間関係を大切にすること。

それは、ビジネスにおいて学力よりもスキルよりも大事なことです。

そのことを改めて感じるために手に取ったのが、本日ご紹介する、『一生モノの人脈力』です。

著者のキース・フェラッジは、「フォーブス」誌で「世界で最も広い人脈の持ち主」と評された人物で、本書にはその人脈術があますところなく書かれています。

人脈はあくまで結果ですが、本書にはそれを得るために著者がどう考え、行動したのか、具体例が書かれています。

ネットワーキングに関する学術研究が紹介されているほか、読み応えのあるコラムも目を引きます。

メディア界の女王キャサリン・グラハム、話術を初めてビジネススキルとして世に広めたデール・カーネギー、コミュニティ「ジャントー・クラブ」を作って成功したベンジャミン・フランクリンなど、人脈作りの達人たちのノウハウは、一読に値します。

著者曰く「誰も一人ではゴールにたどり着けない」。

Facebook、Twitter、mixiが全盛の今、大事なのはITスキルではなく、ヒューマンスキル。

人生を成功に導く「人脈術」を手に入れたい方は、ぜひ読んでみてください。

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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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お金がないことだけが貧しさではない、自分の成長を手助けしてくれる人がいないのも、貧しさのひとつなのだ

大きな事業を成しとげている人は必ず、本能的に強力な人脈を築いているものだ

本当のネットワークづくりとは、他人を成功に導く手段を探すこと、自分が得た以上のものを与えようと懸命につとめることなのだ

他人の好意を素直に受け入れるだけでは足りない。自分から進んで他人に助けを求める必要がある

お互いにニーズがあるからこそ人脈は役に立つ

人と人とのつながりは筋肉と同じで、使えば使うほど強くなっていく

人脈は必要になってからでは遅い!

ビジネスの世界ではよく、「最高の顧客は今もっている顧客」と言われる

現代では、気に入らない相手から簡単に逃げだせるのだ。周囲を思いやる気持ちがなければ、あっという間にそんな態度をまわりに見ぬかれてしまう

長い目で見れば、噂話にふけるのはあなたのためにならない。やがてこいつは信用できないと思われ、ネタが尽きてしまうだろう

同じ文面のメールをおおぜいにまとめて送信することほど、誠実さに欠ける行為はない

私は知りあいたい相手と会う前に必ず、相手の人となりや仕事の内容を調べることにしている

面会にこぎつけるまでに詫びたり責めたりしない

◆はじめての電話で成功する四つのルール
1.共通の知人を見つける
2.相手にとって価値ある提案をする
3.要点は短く、日取りは具体的に
4.妥協点を探る

フォローアップはあらゆる分野において、成功するための鍵なのだ

紹介してくれた当の相手を差しおいて、勝手に新しい知りあいと会ってはいけない

一人の相手に自分のすべての友人・知人を紹介しないこと

優れたブランドを確立するには、人とちがうことをやってやろうという進取の気性が大切なのだ

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『一生モノの人脈力』キース・フェラッジ、タール・ラズ・著 武田ランダムハウスジャパン
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4270003219

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◆目次◆
第I部 心がまえ篇 人脈とは何か
第II部 基本スキル篇 人と出会うとき
第III部 上級スキル篇 コネから仲間へ
第IV部 応用篇 自分を売りこみ、恩を返す

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『プロフェッショナルの情報術』喜多あおい Vol.2579


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【TVリサーチャーの調べる技術】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4396614012
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テレビ取材を受けたことのある方なら、一度はお世話になったことのあるリサーチャー。

番組を作るための下調べや、出演者を決定するための情報集めなど、さまざまなリサーチを行う、情報収集のプロフェッショナルです。

本日の一冊は、そんなテレビリサーチャーの情報術を公開した一冊。

「行列のできる法律相談所」「SMAP×SMAP」「超タイムショック」「ボクらの時代」など、数々のヒット番組に携わってきた著者が、どうやって面白い情報を探すか、どうやって裏取りをするか、そのテクニックを披露しています。

一般の方が知らない専門図書館や専門誌、検索サービスなど、プロの情報源がわかるのもありがたいですが、何より感服したのはその情報構成力。

情報をどう分類すれば面白い切り口が見つかるのか、どう構成すれば面白く伝わるのかがわかり、じつに参考になります。

マスコミ関係者はもちろんですが、プロとして執筆に携わる方、情報発信する方には、きっと役立つ内容だと思います。

単なるリサーチテクニックの本だと読んでいて飽きもくるのですが、本書の場合、マルミミゾウや「月刊むし」の話など、リサーチのこぼれ話もあり、最後まで飽きずに読むことができます。

雑学好きな方にも、ぜひおすすめしたい一冊です。

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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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最初にリサーチするべきは、クライアントや上司、つまりその情報を使って何かをしようとしている人のこと

情報地図を描くとき、まずはていねいに概論に当たる

正確な情報を得るには、ソースの選定が重要です。公式ホームページなどのオフィシャルデータや辞典、事典類から当たります

情報というのは単体で存在しているより、つながっていることで価値が高まるというのが私の持論

◆番組で「B級グルメ」を特集することになった場合のレジュメ
1.「B級グルメの定義、歴史」
2.「B級グルメの定番ラインナップ」
3.「B級グルメのニューフェイス」
4.「B級グルメの番外編」
5.「B級グルメの仕掛け人」
6.「B級グルメの全国地図」

◆情報を扱うプロの三原則
1.出典明記と原典主義
2.複数ソース主義
3.アフターイメージ

書籍→新聞→雑誌→インターネット→対人取材という、この順番でソースに当たることが、非常に重要

著者プロフィールからも、たくさんのヒントを得ることができます。たとえば、著者が大学教授だとしたら、所属している学部、学科、研究内容はすべてヒントでありキーワードになります

◆専門図書館
・国立国会図書館
・日本交通公社 旅の図書館
・味の素食の文化センター 食の文化ライブラリー
・米国大使館 レファレンス資料室
・松竹大谷図書館

一番コアなファンたちが持っているような、とっておきのエピソードにたどりつくには、その人がファンの間で何と呼ばれているかということを、まずキーワードとして調べるべき

デパートは全フロアを歩く

わからない言葉を放置しない

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『プロフェッショナルの情報術』喜多あおい・著 祥伝社
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4396614012

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◆目次◆

1章 脳内に「情報地図」を描く
2章 プロのネタ取りは5つのソースで!
3章 集めた資料を「情報」に変える
4章 仕事の質を上げる! 情報に強くなる習慣術

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『アリストテレスマネジメント』 クリスタ・メスナリック・著 Vol.2578


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【アリストテレスのビジネス哲学?】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4799310399
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本日は、発売前の気になる一冊を紹介。

最近は、『もしドラ』の影響で、奇抜なマネジメント書がたくさん出てきていますが、今度は何と、『アリストテレスマネジメント』。

「現代のビジネスに必要なことは、すべてアリストテレスが2300年前に語っていた!」ということで、アリストテレスの名言紹介と、それをどうマネジメントに応用するか、人材開発のプロフェッショナルによる解説が付されています。

世界を質料と形相という二つでとらえる考え方を、事業やマネジメントに応用したら、どうなるか。

「質料因」「始動因」「形相因」「目的因」という4つの考え方を、起業に当てはめるとどうなるか。

シンプルで本質を突いたマネジメント論に、思わずうならさせる内容です。

また、マネジャーがどうやって自分の感情や欲を抑えるか、という点にも触れており、感情マネジメントのヒントとしても使える一冊です。

さすがは、古代ギリシアを代表する哲学者、アリストテレス。

その含蓄に富んだ言葉に、思わず何度も読み返してしまいました。

経営者、マネジャーはもちろん、これから起業したい方、自分の志を実現したい方にも、おすすめの一冊です。

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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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「偉大なる天才には、いくらかの狂気が含まれているものである」

下の世代はいつまでも上の世代の後塵を拝していなければならないような世の中に、はたして進歩があるだろうか。アリストテレスの倫理学では、自分の利益ばかり追求し、より適した人材の成長を妨げるような利己主義的態度は、悪徳だとみなされている

哲学者アリストテレスからの助言だ―「運動をプロセスに組み込め」

「物事を成功へと導くためには、つねに次の二つが必要である。一つは、目指すべき目的と目標が正しく定められていること。もう一つは、どうすればそれを達成することができるかを知ることだ

小さなどんぐりの中に、将来オークの大木に成長しうる種子が入っている。それと同じで、あらゆる質料の中には、形相が隠れていて、成長したがっているのである。質料と形相は恋人同士みたいなものだ。求め合い、束縛し合う。そして新しいもの、より素晴らしいものを生み出す

マネジャーがまずやるべきことは、手持ちの質料にどんな可能性が秘められているかを確かめることだ。質料の本質に対応する形相がわかれば、あとは簡単だ。ただその形相を与えればいいのだから

「始めは全体の半分である」

始動因は、人間のエンテレケイアにもとづくものだ。私たちの中には、才能や潜在能力が眠っている。それが質料と出会うことで揺り動かされ、実現の方向へと押し出されるのだ

アリストテレスは言う。「高利貸しは憎むべきものだ。それは、お金がもつ本来の目的に逆らい、お金それ自体からお金を引き出すものだからだ」

「徳には、思考の徳と性格の徳の二種類がある。思考の徳は、主に教育によって身につき、育まれるものであり、それゆえ経験と時間を必要とする。性格の徳は、習慣によってつくられる」

「自分が持っていないものを欲しがること、それが貪欲だ。反対に、他人が持っているものについて腹を立てること、それが嫉妬である」

「奉仕される人は、奉仕する人に支えられている。もし国王が臣民の支持を失ったならば、彼はもはや国王ではない」

「全体は、一部分の合計よりも大きい」

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◆目次◆

アリストテレスに学ぶ21世紀のマネジメント
アリストテレスの履歴書
企業の成功法則
幸福の完成を求めて
「中庸」という思考法
スタッフのモチベーションをいかに高めるか?
成功のための知識マネジメント
マネジメントとスピリチュアリティは矛盾しない
アリストテレスの教えの要点を、最も重要な引用文を通じて振り返る
アリストテレスから(最後に)一言

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