2011年8月19日
『タイガー・マザー』エイミー・チュア・著 Vol.2585
Warning: file_get_contents(http://isbnanchor.appspot.com/JP/text/asin/businessbookm-22/4255005818?format=%3Cspan+class%3D%22isbn_anchor%22%3E%3Ca+href%3D%22http%3A%2F%2Fwww.amazon.co.jp%2Fo%2FASIN%2F%25%28asin%29s%2Fbusinessbookm-22%2F%22%3E%3Cimg+src%3D%22%25%28image_m%29s%22+%2F%3E%3C%2Fa%3E%3C%2Fspan%3E) [function.file-get-contents]: failed to open stream: HTTP request failed! HTTP/1.0 404 Not Found in /home/elies/www/review/wp-content/plugins/isbn_anchor/isbn_anchor.php on line 268
Warning: file_get_contents(http://isbnanchor.appspot.com/JP/text/asin/businessbookm-22/4255005818?format=%3Cspan+class%3D%22isbn_anchor%22%3E%3Ca+href%3D%22http%3A%2F%2Fwww.amazon.co.jp%2Fo%2FASIN%2F%25%28asin%29s%2Fbusinessbookm-22%2F%22%3E%3Cimg+src%3D%22%25%28image_m%29s%22+%2F%3E%3C%2Fa%3E%3C%2Fspan%3E) [function.file-get-contents]: failed to open stream: HTTP request failed! HTTP/1.0 404 Not Found in /home/elies/www/review/wp-content/plugins/isbn_anchor/isbn_anchor.php on line 268
【驚異の中国式スパルタ教育】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4255005818
[エラー: asin:4255005818 というアイテムは見つかりませんでした]
本日の一冊は、店頭で気になっていながら、(恐くて)なかなか手に取れなかった一冊。
著者は、ハーバードで学位を取り、現在はイェール大学法科大学院教授を務めるエイミー・チュア氏。
話題となった『富の独裁者』の著者であり、推理作家として知られるジェド・ルーベンフェルド氏(『殺人者は夢を見るか』が有名)の妻でもあります。
本書で書かれているのは、著者が実践した「中国式」スパルタ教育の実際とエピソード。
二人の娘を学業優秀、ピアノとバイオリンで超一流に育て上げた著者が、一体どんな教育を施していたのか。
(ちなみに長女はカーネギーホールでピアノ演奏をし、ハーバード大学にも合格しています)
超エリート家庭の教育が垣間見える、じつに刺激的な一冊です。
・「お泊まり会」に行ってはいけない
・友達と遊びに行ってはいけない
・テレビは見てはいけないし、コンピュータゲームもしてはいけない
・課外活動の内容を自分で選んではいけない
・ピアノとバイオリン以外の楽器を演奏してはならない
(以上、一部紹介)
厳しいルールと、ヴァカンスの途中でもレッスンを止めない姿勢。
その苛烈なまでの教育には、驚くばかりですが、一流を目指すということは、確かにこういうことかもしれません。
個人的に印象に残ったのは、「何をするにしてもうまくなるまでは楽しいことなどない」という言葉と、「(中国人の親は)子どもたちに弱さではなく、強さがあることを前提としている」という言葉。
未来にも、子どもたちにも希望を持てなくなった日本人に、このメッセージがどう届くかわかりませんが、一読に値する一冊だと思います。
ビジネス教育のヒントとしても、興味深い内容です。
ぜひ読んでみてください。
————————————————————
▼ 本日の赤ペンチェック ▼
————————————————————
欧米人の母親の七十パーセント近くが「学業での成功を強要するのは子どもによくない」、あるいは「親は勉強が楽しいという考えを教える必要がある」と答えたのに対し、中国系の親で同じように答えた人は、ほとんどいませんでした
中国の親は欧米の親より優れている点が二つほどあると気づきました。
一.自分の子どもに大きな夢を持っていること
二.自分の子どもがどれだけ多くのことができるか理解しているという点で、子どもを高く評価していること
私が最も恐れていることの一つが、一族の衰退です。中国の古い格言に「繁栄が三世代続くことはない」というものがあります
「慎み深くいること、謙虚でいること、質素でいること」母によく言われました。もちろん、その背後にある母の真意は「謙虚になる必要があるように、必ず一位になること」です。一方、父の基本原則の一つは、「決して不平を言ったり、言い訳をしたりしないこと。学校で不平等だと思うことがあれば、人の二倍努力して人の二倍の成果を出し、自分の能力を示すこと」でした
中国の親がよくわかっているのは、何をするにしてもうまくなるまでは楽しいことなどないということです。そのためには努力が必要ですが、当の子どもたちは放っておけば努力などしませんから、親が子どもたちの希望など無視することが重要なのです
「やるだけの価値があって、評価に値するものは難しいものって決まってるの!」
親のえこひいきはどの文化にも存在する
欧米人の親は子どもの心理面を気遣うのです。中国人の親は違います。彼らは子どもたちに弱さではなく、強さがあることを前提としているので、結果として欧米人の親とは全く違った行動を取ることになります
中国人の親は、子どもたちの望みや好みをすべて踏みにじる結果になっても子どもにとって何がベストなのかわかっているという自負があります
「外国なまりがあるというのがどういうことかわかる? 勇敢さのしるしなの。大海を越えてこの国にやってきた人々なんだから」
「練習をしない日があればどんどん下手になる」
(バイオリンの先生の言葉)
「子どもがほっといても正しいことをすると期待するのは、行き過ぎた理想論だと思うわ」
————————————————
『タイガー・マザー』エイミー・チュア・著 朝日出版社
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4255005818
————————————————-
◆目次◆
1.中国人の母として
2.ソフィア
3.ルイーザ
4.チュア家
5.それぞれの世代と衰退について
6.かみ合い始めた歯車
7.虎の強運
8.ルルの楽器
9.バイオリン
10.歯型と泡
11.『白い小さなロバ』
12.カデンツァ
13.ココ
14.ロンドン、アテネ、バルセロナ、ムンバイ
15.ポポ
16.バースデーカード
17.シャタークワへの道
18.水浴場
19.カーネギーホール目指して
20.カーネギーホール目指して2
21.デビューとオーディション
22.ブダペストの失敗
23.プシュキン
24.反抗
25.暗黒
26.反抗2
27.カトリン
28.米袋
29.絶望の淵
30.『ヘブライの旋律』
31.赤の広場
32.シンボル
33.西へ
34.終わり
[エラー: asin:4255005818 というアイテムは見つかりませんでした]