2011年8月28日
【名監督が教える101の教訓】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4759311912
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本日の一冊は、選手として通算試合出場数歴代1位、通算安打数および通算本塁打数歴代2位の実績を持ち、監督としても実績を重ねた野村克也氏が、その野球人生から得られた教訓をまとめた一冊。
「プロフェッショナル論」「リーダー論」「チーム・組織論」「勝負論」「人生論」の5つで章を構成しており、それぞれに含蓄のある言葉がしたためられています。
<「思想」のない者は、決して大成しない>
<プロの世界で「妥協」「限定」「満足」は禁句である>
<ちょっとした体調不良やケガで休むのは、プロとしての自覚のなさの表れである>
さらに、マネジメントにおける教訓も満載。
<地味な役回りの存在に気づけるかどうかも、リーダーに求められる資質のひとつ>
<「ツボ」、「コツ」、「注意点」の3点で指導する。指導とはつねに個別、具体的でなくてはいけない>
プレイヤーとして成功し、かつマネジャーとしても成功する人はごく少数ですが、野村氏はそれを実現した人物。
どうすれば自分の能力を伸ばせるか、どうすれば部下やチームの力を伸ばせるか。本書には、そのヒントが書かれています。
ぜひ読んでみてください。
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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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野球選手が「野球バカ」でいいというのは嘘。「思想」のない者は、決して大成しない
エリートたちの集まりだからこそ、そこで生き抜いていくためには、一芸に秀でていなくてはならない
「限界」と「未熟」をはき違えてはいけない
プロの世界で「妥協」「限定」「満足」は禁句である
これ以上、技術では無理だとわかれば、あとは頭を使うしかない。それに気づくかどうかである
どんなピッチャーが敗戦処理を担うべきなのか。その仕事は、若くて、これからの成長が期待できるピッチャーに与えられるべきだと思う
ちょっとした体調不良やケガで休むのは、プロとしての自覚のなさの表れである
何が、本当の貢献なのか、改めて考える必要がある。たとえ評価に結びつかなくても、無理をしてでも、組織のために目立たない仕事をきちんとこなしている人間が少なからずいるものである。そんな地味な役回りの存在に気づけるかどうかも、リーダーに求められる資質のひとつである
信頼とは何か。端的に言ってしまえば、「この監督についていけば大丈夫だ」、「この監督の言う通りにやれば勝てる」と思わせることである
「ツボ」、「コツ」、「注意点」の3点で指導する。指導とはつねに個別、具体的でなくてはいけない
個人技というものは継承されにくい。組織としての強さを志向せよ
組織の継続に欠かせない新陳代謝。ベテランの“肩たたき”が必要なときもある
小事が大事を生む。だから小さな失敗ほど厳しくチェックする
どんなに親しい人でも、極秘事項をしゃべってはいけない。自分の口から出たことは必ず洩れる
他人の評価こそが、人生を導いていく指針である
人間にとって最大の悪は鈍感である。感じる力を持っている人間は絶対に伸びる
年齢を重ねたから老いるのではない。理想をなくしたときに老いるのである
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『人生で最も大切な101のこと』野村克也・著 海竜社
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◆目次◆
第1章 超二流への道<プロフェッショナル論>
確実に成長し、社会で生き延びるために
第2章 人を育てる<リーダー論>
人をつくり、素質を見つけ、能力を活かす
第3章 上昇し続ける組織づくり<チーム・組織論>
組織が組織として機能するために
第4章 勝利の法則<勝負論>
弱者でも勝てる道、生き残る道は必ずある
第5章 さらなる飛躍を求めて<人生論>
人生は自己との戦いである
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