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『危機にこそ、経営者は戦わなければならない!』 金川千尋・著 vol.2573


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【これぞ危機に強い経営のお手本】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4492556966
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本日の一冊は、名経営者として謳われた信越化学工業の小田切新太郎氏(故人)の懐刀で、社長就任後は同社を13期連続最高益に導き、あのジャック・ウェルチにも賞賛されたという名経営者、金川千尋さんによる一冊。

大好評を博した『社長が戦わなければ、会社は変わらない』に、リーマン・ショック、東日本大震災後の話を盛り込み、大幅加筆した注目の改訂版です。

驚いたのは、信越化学工業が、世界が大不況に喘いでいた2009年3月期、2010年3月期においても利益を確保し続けたこと。

2011年3月期の連結決算でも、売上高1兆583億円、経常利益1603億円、当期純利益では1001億円、経常利益で見ると26.2%の増益。

さらに、東日本大震災で鹿島工場(茨城県)と子会社の信越半導体白河工場(福島県)が大打撃を受けたにもかかわらず、事前に大規模投資を実施し、生産拠点を分散していたため、供給を止めずに済んでいます。

かつて、松下幸之助は「ダム式経営」について論じた時、「どうやったら余裕が持てるのか?」と聞かれ、「余裕を持とうと、思うことですな」と答えたそうですが、この金川さんの話からは、まさに余裕を持つこと、事前に備えることの大切さを学ぶことができます。

過剰な設備投資をしない、人員は少数精鋭で、本業以外には手を出さない、キャッシュはそのままに、早めの償却で固定費を減らして
おく…。

実業家にしか書けない具体的な話と、マネジメントを行う際の心構えがバランスよく盛り込まれており、経営者にとってはじつに役立つ一冊です。

前著を読んでいた方も、ぜひ読んでみてください。

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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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熱狂に乗せられて、過剰な設備投資などを行ってしまうと、熱狂が冷めてから取り返しのつかないことになる危険があります

一カ所集中のリスクに備え、私は予め生産拠点を分散しておりました。一〇〇〇億円単位の投資を数度にわたり行って、生産拠点を国
内外に分散して新設し、増強を進めていたのです。その結果、被災工場以外の拠点をフルに操業させることで、需要家への供給責任を
何とか果たすことが出来ました

「疾風に勁草を知る」という言葉があります。激しい風が吹いているときにこそ、強い草が見分けられるという意味で、艱難に遭ってこそ、節操の固さ、意志の強さがわかるというたとえです

企業の社会貢献は、利益を出して納税することから始まる

どれほど気を引き締めていたつもりでも、好調が続くと甘さが出てしまうこともあります。それに気づいたら、すぐに自らを叱咤しなければなりません。経営者を叱ることが出来るのは、自分だけなのですから

最悪を想定すると、早めの償却で固定費を減らしておくことで、価格競争になっても勝てる体制にするべきだと判断しました

従業員は企業の一部であって、決してボスではありません。「従業員は使用人だ」と、経営者は堂々と言わなければいけないと思います

熱狂の時期には確実に儲けておこうというのが私の考え方で、この儲けで次の谷間の時期に備えておきます

オールドエコノミーでも利益を出せるものは大切にしています

ROE(株主資本利益率)については、数字にこだわってはおりません。これは株主資本に対する純利益の割合のことですが、利益を出せばそれだけ株主資本も増えます。そのため、利益を出してもかえってROEが低くなることさえあります

キャッシュをそのままにしておくというのは、アメリカの風土では多分考えにくいことでしょう。でも、株主の利益を真に考えると、キャッシュを大切にして、厳選した事業への投資は自己資金で行うことがベストだと思えるのです

悪い常識を覆すのが社長の仕事

「製造設備は超一流なのに、事業所を体の大きいアメリカ人が歩くとミシミシ音がしていました。これが成功する秘訣なのですね」
(シンテックを視察した邦銀の頭取の言葉)

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『危機にこそ、経営者は戦わなければならない!』金川千尋・著 東洋経済新報社
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◆目次◆

序 章 危機と戦う経営―会社を救えるのは経営者しかいない
第1章 新しい危機との戦い―最大の貢献は利益を出すこと
第2章 戦って乗り越えた危機―不況でも利益を出す
第3章 自分流の経営で戦う―「私のボスは株主」
第4章 会社を変革するために戦う―抵抗勢力にひるまない
第5章 少数精鋭でムダと戦う―ゼロからの発想で必要なものを考える
第6章 世界を舞台に戦う―海外でも自分の経営哲学を貫く
第7章 戦うトップの条件―経営者に求められる能力と覚悟
第8章 日本企業よ共に戦おう―どんなときでもチャンスはある
あとがき

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