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『丸見え経営』平本清・著 vol.2313


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【「丸見え経営」のすすめ】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4478014566
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本日の一冊は、テレビ東京系「カンブリア宮殿」で大反響を呼び、著書『会社にお金を残さない!』でも好評を博した、メガネ21相談役・平本清氏による一冊。

※参考:『会社にお金を残さない!』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4479792724

内部留保ゼロ、ノルマ・目標なし、管理職なし、人事・総務・経理の廃止など、常識外れの経営で注目を浴びる同社ですが、なかでもユニークなのは、給与・評価を社員にすべて公開しているという点。

このやり方は、もともと「オープンブックマネジメント」という言葉で広まり、その成果が報告されていましたが、同社は、これを進め、会社の財布を丸見えにしています。

このオープンブックの特徴は、社員の意識向上、そして経営者のモラルが向上する可能性があること。

そして、多くの会社がやっている、数字隠しのための手間や人件費が省かれるというメリットもあります。

中小企業が伸びて行くためには、社員の意識向上とコミュニケーションコストの低減が必須ですが、本書には、そのための方策が書かれています。

中小企業の経営者および幹部は、ぜひ読んでみてください。

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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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もっと本気で情報をオープンにすることで社内・社外ともに真の信頼関係を築き、会社を成長させていくというスタイルもあります

事実世の中では、何かを隠すために、けっこうなお金、時間、手間が使われています

「キズ物・粗悪品・ワケあり品かもしれないけど、9割引だから一度お店に見に来てよ」と言われたほうが、よほどスッキリします

「あの会社はウソをつかない」「情報をすべて公開している」という信頼を得ることこそ、じつはもっとも現代的なビジネス戦略

「上得意」より「常得意」を大切にする

本当のことを包み隠さず話すからこそ、相手は信用してくれます。そして、相手を信用しているからこそ、その店(あるいは、その人)
から買いたいと思う。結局、この繰り返しでお客様はリピーターとなり、「常得意」となってくれます

会社のサイフを「丸見え」にすれば社員の意識は変わる

いい会社をつくりたいなら、「いい人たち」が集まるのと同時に、「よくない人たち」が去っていくことも大切です

私が思う「いい人たち」とは、経営者(あるいは、幹部たち)と、考え方、理念、モラルを共有できて、一緒にがんばっていける人のことです

個人の利益に執着する人はいらない

「21」では年収の上限が1000万円と決まっています

社員と会社が正しい信頼関係を築くには、「お金がないときは我慢してもらうけれど、お金があるときはきちんと支払う」というフェアなしくみが不可欠です

情報が伏せられていれば、能力が低く、会社への貢献度が少ないこともうやむやにできますが、「丸見え」ではそうはいきません

「社員のボーナス500万円」とだけ聞けば、社員に優しい会社と思われるかもしれませんが、会社が危機を迎えたときには迷わずボーナスをカットします

他人から奪うのではなく、もともとの全体量を増やすことはできないか。なんとかしてマーケットそのものを拡大することはできない
か。まずは、そこに注目して欲しいのです

お客様にも「いい集合・いい分散」が必要

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『丸見え経営』平本清・著 ソフトバンククリエイティブ
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4797356804

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◆目次◆

第1章 「丸見え」こそ、もっとも現代的なビジネス戦略!
第2章 丸見えシステムで最後に生き残る会社をつくる
第3章 丸見え経営で「競争」から「共存」へ
第4章 業界全体が「丸見え体質」を目指さなければならない!

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『すべては戦略からはじまる』西口貴憲・著 vol.2312


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【「投資のコロンビア」から待望の講義本!】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4478014566
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先日、とあるパーティに参加した時、ヒットメーカーである、ダイヤモンド社の高野倉副編集長と偶然お会いして、こんなことを言われました。

「土井さん、最近地味に売れている本があるんですよ。ストーリー形式の戦略の本なのですが、これが面白くて…」

あのベストセラー『餃子屋と高級フレンチでは、どちらが儲かるか?』を手掛けた高野倉さんが言うんだから、よほど面白いんだろうと思ってチェックしてみたら、いやはや、いかにも「狙った感」のある、どちらかというと「外しそうな」ビジネスストーリー物の装丁。

※参考:『餃子屋と高級フレンチでは、どちらが儲かるか?』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/447847088X

「これはひょっとしてハメられたか?」と思いながら読んでみたら、これが大当たりでした。

経営戦略、4P、SWOT分析、組織分析フレームワークの7S、PPM、戦略ドメイン…。

ビジネス書を読んでいる方であれば、思わず「そんなの知っているよ」と言いたくなるトピックスですが、これがストーリーを読むだけで、本当に使いこなせるレベルまで理解できるのです。

ストーリーのあらすじを簡単に説明すると、舞台は瀕死のゲームソフト会社、K&H。創業者が病死して以来、低迷を続ける同社に、主人公の今井慎也と、MBAを持つ有能キャリアウーマン、高嶺舞が乗り込むという設定。

社内政治のうまい営業部長の近藤と対立しながら、2人はK&H社を勝利に導くという、そんな流れです。

主人公2人の会話に、さり気なく理解テストが盛り込まれ、完全に理解してから戦略の深い話に進むという流れになっており、戦略センスを身につけるには最適の教材。

2人のラブストーリーも楽しみながら、一気に読み進められる、じつに興味深い読み物です。

ストーリーとして見れば、説明調の部分が多く、セリフもまだまだ荒削りですが、アイデアがじつにいい。

現在、社内の人間関係や売上の鈍化で行き詰っている会社も、そのすべては戦略に原因がある、ということに気づかされるでしょう。

ぜひ、読んでみてください。

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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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いまの近藤部長の話は、単に数字目標を並べたために過ぎないわ。具体的にどうやって、その目標を達成するのかという行動計画が述べられていないのよ

自ら無理だと思っているところに強引な営業をかけても、結果は見えているわね

三大経営資源の配分は、経営戦略がないと決められないのよ

経営戦略がないことによる弊害は、経営資源の配分に問題をきたすだけじゃないのよ。甘く考えてちゃダメ

経営理念がないことには経営戦略を作ることはできないのよ

プラットフォームメーカーはロイヤリティ収入を見込んでいるからこそ、ゲーム機本体を原価割れでも売れる

外部環境は(1)マクロ環境、(2)競合、(3)市場に分けることができるの。この3つを捉えると、より詳細に外部環境を分析できるのよ

◆マクロ環境を分析するPEST分析
・政治(Politics)
・経済(Economy)
・社会(Society)
・技術(Technology)

調査会社を使えばこんな資料は簡単に作れるわ。使わなければならないところには、お金を注ぎ込むべきなのよ

◆組織分析フレームワークの7S
ハードのS、ソフトのSというのがあるでしょう? この中でハードのSというのは、比較的企業が変えやすいもの、ソフトのSは、比較的変えにくいものといわれているわ

K&Hの経営理念は『遊びの創造を通じて、世界の人々に高度な知的興奮を提供する企業をめざす』だったな。ということは、K&H
が知的興奮を与えられないゲーム制作を戦略ドメインに設定するということは、あってはならないんだな

リーダーにとっては市場を拡大させることが利益につながる

組織内に無駄があるほど、その余分な力を生かすために違う分野に進出する可能性が高まるのよ

機能別組織ではトップしか全体を統括できないの。だから機能別組織では、分権化が起こらずトップに権限が集中する傾向があるのよ

(事業部制組織では)事業部間が疎遠になることによって、企業内にダブって投資が行われるなどのムダが発生する可能性もある

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『すべては戦略からはじまる』西口貴憲・著 ダイヤモンド社
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4478014566

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◆目次◆

第1章 会議は踊るいつまでも
第2章 舞先輩のマル秘作戦
第3章 なぜ、営業のプロが素人に負けたのか
第4章 数字で会社を裸にする
第5章 会社を取り巻く環境をつかむ
第6章 会社はどこに向かうべきか
第7章 新規事業を模索する
第8章 決戦の場はどこだ?
第9章 いざ戦略へ!
第10章 競争に打ち勝つために
第11章 会社はどこから変えていくか
第12章 マーケティング戦略で事業を強化せよ
第13章 事業パートナーの離反を止めよ
第14章 オンラインゲーム事業部の苦闘
第15章 生まれ変わるK&H

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『選択の科学』シーナ・アイエンガー・著 vol.2311


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【「投資のコロンビア」から待望の講義本!】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4163733507
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ベンジャミン・グレアムが教え、ウォーレン・バフェットが学んだ、「バリュー投資の殿堂」、米コロンビア大学。

本日の一冊は、そのコロンビア大学ビジネススクールの特別講義を書籍化した、投資家必読の一冊です。

講義のテーマは、ズバリ「選択の科学(The Art of Choosing)」。

著しく選択肢が増えた現代において、われわれの選択を妨げるもの、選択に関わる人間心理、そして人の選択に影響を与える実践的な方法を、さまざまな実験結果をもとにまとめています。

ダン・アリエリーの『予想どおりに不合理[増補版]』や、チャルディーニの『影響力の武器』が好きな人は、きっと気に入る一冊だ
と思います。

※参考:『予想どおりに不合理[増補版]』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4152091665

※参考:『影響力の武器』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4414304164

興味深かったのは、選択できると感じることが力を生み出すという、ラットの実験の話。

ラットを溺れさせるという、一見残酷な実験の話ですが、これによると、何度かつかまえ、そのたびに逃すということをしたラットは、そのまま溺死させたラットよりも、力尽きて溺れるまでに泳いだ時間が著しく長かったこと。

選択が自己有能感につながり、自己有能感がパワーを生み出すという善循環が、ここからわかります。

また、結婚や宗教をめぐる話から、必ずしも選択の自由が人に幸せや力を与えないこともわかりました。

ビジネス的な観点から見てみても、選択肢を狭めることで売れたジャムの試食の話や、P&Gのヘッド&ショルダーズの話など、マーケティングや小売のヒントが満載。

人間の心理バイアスについても紙幅が費やされているので、投資に携わる人にとっても有用な内容だと思います。

それがビジネスであれ、結婚であれ、人生は結局、選択によって作られる。

そう考えると、本書で選択の科学を学ぶことは、結局、人生を充実させることにつながるのだと思います。

多少厚めの本ではありますが、文章も読みやすく、知的刺激あふれる内容です。

ぜひ読んでみてください。

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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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選択するためには、まず「自分の力で変えられる」という認識を持たなくてはならない

ある実験では、ラットを迷路に入れて、まっすぐな経路と、枝分かれした経路のどちらを選ぶか、見てみた。まっすぐな経路と枝分かれした経路のどちらを選んでも、最終的にたどり着くエサの量は同じだったため、どちらかがより一方より有利ということはなかった。それでも複数回の試行で、ほぼすべてのラットが、枝分かれした経路を選んだ。同様に、ボタンを押すとエサが出ることを学習したハトやサルも、複数のボタンのついた装置を選んだ。ボタンが一つでも二つでも、得られるエサの量は変わらなかったのにもかかわらずだ

人生の辛いできごとを不可抗力のせいにする人は、自分次第で何とでもなると信じている人に比べて鬱病にかかりやすいほか、薬物依存や虐待関係といった破滅的な状況から抜け出せず、心臓発作が起きても助かる確率は低く、そのうえ免疫システムの低下やぜんそく、関節炎、潰瘍、頭痛、腰痛に悩まされやすいという

たとえささいな選択であっても、頻繁に行うことで、「自分で環境をコントロールしている」という意識を、意外なほど高めることができる

結果は驚くべきものだった。原理主義に分類された宗教の信徒は、他の分類に比べて、宗教により大きな希望を求め、逆境により楽観的に向き合い、鬱病にかかっている割合も低かった

究極の幸せは、選択を行うことではなく、義務を果たすことで得られる

この調査でも全員が、自分はほかの人よりユニークで、ユニークなものに対する許容度が高いと評した。だが実際にかれらが見せた反応は、驚くほど似通っていた。どのグループの協力者も、ややユニークな選択肢に高めの評価を与える一方で、極端に変わったものには否定的な反応を見せたのである

わたしたちは自分の信念と行動の矛盾に気づくとき、時間を巻き戻して行動を取り消すことはできないため、信念の方を、行動と一致するように変えるのだ

高齢者に関連した単語を使って短文を作った協力者は、もう一方の組の課題をやった協力者に比べて、エレベーターに到達する時間が平均で一五%長かった

六種類の試食に立ち寄った客のうち、ジャムを購入したのは三〇%だったが、二四種類の試食の場合、実際にジャムを購入したのは、試食客のわずか三%だったのだ。大きな品揃えの方が、買い物客の注目を集めた。それなのに、実際にジャムを購入した客の人数は、小さな品揃えの方が六倍以上も多かったのである

選択肢を分類することも、選択の負担を軽減する方法の一つだ

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『選択の科学』シーナ・アイエンガー・著 文藝春秋
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4163733507

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◆目次◆

オリエンテーション 私が「選択」を研究テーマにした理由
第1講 選択は本能である
第2講 集団のためか、個人のためか
第3講 「強制」された選択
第4講 選択を左右するもの
第5講 選択は創られる
第6講 豊富な選択肢は必ずしも利益にならない
第7講 選択の代償
最終講 選択と偶然と運命の三元連立方程式

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『ハーバードの人生を変える授業』タル・ベン・シャハー・著 vol.2310


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【ハーバードで教える「幸せの授業」とは?】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4479793054
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みなさんは、ハーバード大学に「幸せ」について教えてくれる授業があったことをご存知でしょうか?

それが、2006年に受講者数1400人(ハーバードの全学生の2割)を記録し、その年の人気No.1授業となった、タル・ベン・シャハー氏の「ポジティブ心理学」。

以前に『HAPPIER』というタイトルで本が出ていますが、本書はその実践編とも呼べる一冊です。

※参考:『HAPPIER』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4876885877

このタル・ベン・シャハー氏は、ハーバード大学で哲学と心理学を学び、組織行動論で博士号を取得した人物で、本書には、リーダーが知っておくべき心の話や、組織作りに欠かせないやる気や嫉妬といった感情の話など、さまざまな心理学のエッセンスが詰め込まれています。

日々困難が襲いかかる経営の世界で、継続的に成功を収めるためには、やはり心を健全に保つ方法を学ばなければならない。

そういう意味で、本書は有用な一冊だと思います。

日本の大学ではなかなか教えてくれない「心の授業」。ぜひ本書でその雰囲気を感じ取ってください。

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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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感謝をしていた人々はよく眠れるようになり、より多く運動をするようになり、身体的な不調も減った

変化するために必要なのは、自制心を養うことではなく、習慣を取り入れることだ

週3回、1回30分間の運動を行なうことは、抗うつ剤を服用するのと同じような効果がある

するべきことを減らして生活をシンプルにしても、成功は妨げられるわけではない

失敗するかもしれないからと挑戦を避けていては、自分自身に対して「自分は困難なことや失敗に対処することができない」というメッセージを送りつづけていることになります。その結果、自尊心は損なわれてしまいます。困難に挑戦することは、「自分は失敗を恐れないし、たとえ失敗してもすぐに立ち直れる」というメッセージとなり、心に深く届きます

最善主義を身につける

完全圏(コンフォートゾーン)を超えて冒険をし、人に助けてもらったりフィードバックをもらったりして、たとえ失敗しても気にしない

口に出したことを実行していけば、自然に自己信頼感は高まります

長期的な関係にはすべて、いつかは「行き詰まり状態」が訪れる

最高の出来事が起こるのではありません。起こった出来事を最高のものにできる人がいるのです

実際には、いざこざは避けられないものであるだけでなく、長期にわたる良好な関係にとって非常に重要なものです

PRP法とは、自分自身が人間であることを許すこと(Permission=P)、状況を再構築すること(Reconstruction=R)、そしてより広い視野から見ること(Perspective=P)の3段階を踏む方法

自分の欠点を認めたくない場合、人は他者にも同じような欠点を見つけようとする

最大限の幸せを感じるには、社会的な価値基準にとらわれることなく、自分がしたいと思うものを見つける必要があります

偉業を観察する

持って生まれた知的能力よりも努力をほめる言葉をかけられたグループの生徒のほうが、同じ課題をうまくこなし、より幸せを感じた

効率的なチームワークは、ゴールが明確で優秀な人材のいる環境下に生まれる

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『ハーバードの人生を変える授業』タル・ベン・シャハー・著 大和書房
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4479793054

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◆目次◆

1.感謝する
2.習慣化する
3.運動をする
4.仕事への考え方を変える
…以下、多すぎるので省略します。

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『15分あれば喫茶店に入りなさい。』齋藤孝・著 vol.2309


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【たくさん本が書ける人の仕事術】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4344018664
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本日の一冊は、ベストセラー『声に出して読みたい日本語』をはじめ、数多くの著書を持つ齋藤孝さんが、その創作の秘密を語った一冊。

※参考:『声に出して読みたい日本語』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4794210493

2007年ぐらいに流行った命令調のタイトルで、「またか」といった感もありますが、本書の内容は、喫茶店の戦略的活用法。

それも、著者やクリエイターなど、知識労働に携わる人向けの仕事術がメインです。

赤インクで「ゴールデンタイム」を決める、引き継ぎに喫茶店を利用する、クリアファイルで「雑用セット」を作る、頭を切り換えるために喫茶店をハシゴする…。

これまでやったことのない仕事術が載っていて、個人的には大変参考になりました。

取り急ぎ、映画を観た後の感想と、引き継ぎ、喫茶店のハシゴは、試してみようと思います。

本書を読んで、一回一回の仕事時間はわずかでも、積み上げれば、何冊も本が書けることがわかりました。

さすが、多作な方は、アウトプットに対する考え方が違いますね。

仕事柄、たくさん知的アウトプットを要求される方は、ぜひ読んでみてください。

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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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どんな仕事も、とりかかるときがいちばん面倒くさい

「ちょっとだらけた公共性」が、自分をコントロールするのに最適

第一線で活躍する人ほど、隙間時間の使い方が上手

インターネットをしていると、考えが次から次へと横にスライドしていき、垂直に深まりません

一日のうちで短時間でも「垂直思考」を行う時間を確保すること。それは現代人にとって大きな課題です

一日のなかで「ゴールデンタイム」を赤インクで予め作っておく

人間というのは、ラップタイムを縮めたいと思う生き物のようです。普通であれば、できるだけサボりたい、なるべくゆっくりやりたい、と思うはずなのに、ストップウォッチがあると、なぜか時間を縮めたくなります

喫茶店を利用すると、「きちんと引き継いだ感」が双方に生じます。引き継ぎのポイントは、その場で実際に紙に書いて渡すこと(中略)前任者が、サッと会計を済ませて出ていけば、キレイな感じも残ります

私はアウトプット優先派です。「情報をインプットする段階からアウトプットがデザインされないと、インプットの精度も高まらない」と考えています

映画を観た後、家に帰る前に喫茶店に入る。そこで子どもに、さっき観た映画のあらすじや感想を書かせるのです

文章を書いてお金をもらうためには、ユニークな着眼点が必要です

雑用をクリアファイルにためておき「雑用セット」を作るといい

自分の行動を反省できない人は、往々にしてネガティブなことをすべて他人に責任転嫁している場合が多い

「懸案事項」が多い人は仕事ができる

懸案事項リストを作れること自体、かなり水準が高い

私は喫茶店を二軒以上ハシゴすることがよくあります。ひとつの仕事を終えたあとで、次の仕事をするためには、きっかけが新しく必
要だからです

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『15分あれば喫茶店に入りなさい。』齋藤孝・著 幻冬舎
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4344018664

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◆目次◆

1章 「喫茶店タクティクス」入門
2章 みんな喫茶店で勉強して賢くなった
3章 タイプ別「喫茶店」利用法

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『経営のやってはいけない!』 岩松正記・著 vol.2308


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【経営者ための裏マニュアル】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4844371126
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本日の一冊は、サラリーマンが読むと気分が悪くなる、経営者のための裏マニュアル。

著者は、数多くの起業家を支援し、過去にドリームゲートの東北北海道地区No.1アドバイザーにも輝いた税理士の岩松正記氏。

山一證券で同期トップクラスの成績を収め、数多くのクライアント、そして山一證券自体の失敗も目撃した著者が、会社を潰さないための裏ノウハウを、歯に衣着せずに述べています。

経営でやってはいけないムダ、従業員に期待してはいけないこと、成長企業を襲う誘惑の数々…。

スッキリした表紙とは裏腹に、じつに泥臭い起業・経営のノウハウが書かれています。

通常、起業する際には、企業理念や就業規則、社会保険は必須。できれば助成金を取ったり、営業のために「会」「団体」に入る、というのが一般に言われていることですが、本書では、そのすべてを否定しています。

起業するためには、一切のムダを省き、営業活動に集中すること。会社が小さいうちは従業員に振り回されず、社長自身がしっかりと舵をとること。

そして、たとえ成長しても、上場やおしゃれなオフィスの誘惑に負けないこと。

従業員が読んだら、正直、嫌な思いをしますが、経営者にとっては、じつに現実的な裏マニュアル。

以前、角川いつかさんが『成功する男はみな、非情である。』という本を書かれていましたが、成功する起業家もまた、非情でなければならない、というのが本書のメッセージでしょう。

※参考:『成功する男はみな、非情である。』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4479301437

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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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現時点で「成功した」などと言っている人の成功事例を聞く時には注意しなければならない。その背後にある「しなかったこと」に注目すべきなのです

「企業理念なんて大層なものは要らない。大事なのは利益を出せるかどうか。まずは3年間、利益を出し続けなさい。そうすれば、会社の存在意義や企業理念などというものは、後から自ずと出来上がってくる」(エイチ・アイ・エス澤田会長)

「助成金がもらえるから」と必要以上に従業員を雇い入れ、給料の負担に加えて社会保険負担にも押し潰されてしまった会社を、私は数多く見てきました

あらかじめ顧客を用意してから独立した経営者は、ほとんどの場合好スタートを切って順調な経営を行っています

営業に自信のない人は経営者になってはいけない

商売において仲間は不必要

実はゴルフほど営業に結び付く行事は珍しい

休みたかったら社長になるな

共同経営は最悪の選択

「クレーム客を大事にしろ」は大ウソ

大手客は大事ですが従属・依存してしまっては大変危険

自分の会社を潰す方法を一つ一つ「潰していく」ことで、万が一のことがあった場合でも会社は持ちこたえられるはずです

創業メンバーは未来の幹部にはならない

従業員はすぐ辞める

社長の気持ちは従業員には理解できない

辞表は喜んで受け取り、慰留はしない

兄は雇っても弟は雇うな

サラリーマンから起業した場合には、「任意継続」という制度を活用し、社会保険へ即加入することは控えた方が得策

休日出勤していいのは社長だけ

従業員にコスト意識を語るのはムダ

従業員に賞与を支払う義務はない

上場なんて目指すだけムダ

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『経営のやってはいけない!』岩松正記・著 クロスメディア・パブリッシング
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4844371126

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◆目次◆

序章 成功した人の話を聞いてもムダ
第1章 マネジメント編
第2章 人事・労務編
第3章 給与体系編
第4章 会社組織編
第5章 会計・経理・税金編
第6章 ビジネスモデル編

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『部下を育てるコーチング』菅原裕子・著 vol.2307


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【部下を育てる上司のルール】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4022616814
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本日の一冊は、50万部突破のベストセラー『子どもの心のコーチング』著者による、管理職のためのコーチングノウハウ。

もともと、PHPエディターズ・グループから出されていた『「やる気」のコーチング』を改題し、加筆・修正したもので、現在好調な『子どもの心のコーチング』の勢いに乗って売れそうな一冊です。

※参考:『子どもの心のコーチング』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4569668933

多くの方が感じているように、部下と上司はお互い理解し合うのが難しい存在。上司が「なんで理解できないんだ」といったところで、仕事には何のプラスももたらしません。

上司にできるのは、部下をやる気にさせるプロセスを淡々と進めることだけ。

昔、メンターに言われたことと同じですが、要は「やる気をそがない」ことが大切なのです。

本書には、部下のやる気に関する正しい知識と、やる気が芽生える場づくり、部下を育てるコーチング・シナリオなど、さまざまなノウハウが載っています。

上司がやってしまいがちなミスについてもコメントしているので、自分のマネジメントを顧みるためにも、有用な一冊だと思います。

ぜひ読んでみてください。

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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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人は不思議なもので、同じことでも人に言われてやるのは嫌です。逆に言えば、自発的な思いで向かう仕事は楽しく、何とか成果を上げたいと思うものです

やる気のない部下の数だけ損失が生まれる

レジ店員のちょっとしたやる気が、クッキーとマフィンの売上につながった

社会における人事情が変化し、働く動機も様々になってくると、かつてのような「頑張れば給料が上がる」とか「業績しだいで偉くもなれる」といった動機づけは、大して役に立たなくなってきています

上司の仕事は挑戦できる環境づくり

満足にかかわるのは、「達成すること」「承認されること」「仕事そのもの」「責任」「昇進」などです

なぜ成果主義は上手くいかないのでしょうか。いくつもある理由のひとつは、お金そのものは、直接私たちを動機づけないことにあります。給料は「衛生要因」だからです

そのとき、表彰された別の人のことも覚えています。彼はその年、やったことのない難しい案件に果敢にチャレンジしました。そして、見事に失敗したのです。彼は傷つきました。そんな彼を、上司は人前で承認したのです

管理するだけでは自立した人は育たない

場に必要な第一要素は「安心できる環境」です

安心を構築すれば、部下のやる気を高めるに充分かというと、そうではありません。もうひとつ重要な要素があります。それは信頼して多くを求めることです

否定的なフィードバックも成長には欠かせない

お祝いは、プラスのフィードバックのやり方のひとつです。ほんの五分間の行事です。公式にみんなの前で認めることで、やる気はぐっと上がります

「なぜ、うちの会社はやる気が高まらないのだろう?」少しでもそう思うことがあるなら、会社にチームとして働く機能を導入することを考えるべきです

コーチングが機能するのは、そして人が育ちやすいのは、相手をできる人と捉えて、責任を与え、そのように扱うときです

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『部下を育てるコーチング』菅原裕子・著 朝日新聞出版
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4022616814

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◆目次◆

第1章 部下の「やる気」について考える
第2章 部下のやる気が芽生える「場づくり」
第3章 日常で部下が育つコーチング・シナリオ
第4章 「やる気」を高めるコーチング・スキルのポイント
第5章 チームの士気を高めるファシリテーション・スキル
第6章 自分を動機づけるセルフ・コーチング

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『終末期患者からの3つのメッセージ』 大津秀一・著 vol.2306


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【後悔しない人生を送るには?】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/448410315X
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先日、小布施を訪れた時に、「北斎館」で、葛飾北斎の最後の作品と噂される「富士越龍」を見学しました。

生気のない、真っ白な富士に煙が立ち込めていて、その煙とともに龍が昇天していく。

ひょっとしたら北斎は、自分の死期が近づいているのを知って、この作品を描いたのかもしれません。

残念なことに、北斎ほどの偉人でも、死の運命からは免れることはできませんでした。

死は、どんな人間にも等しく訪れる運命なのです。

本日の一冊は、ベストセラー『死ぬときに後悔すること25』の著者による、待望の新刊。

※参考:『死ぬときに後悔すること25』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4884748522

医師として、数多くの患者の死を見届けてきた著者が、死ぬときに後悔しないために、われわれが今をどう生きるか、ヒントを与えてくれる一冊です。

著者が言うように、「もし死が敗北ならば、人の一生は最後に負けておしまいになる。だからこそ私たちは、死を敗北や不幸にしないように、ものの考え方を転換する」べきなのです。

では、どうやって死に対する考え方を改められるのか、より良く今を生きられるのか。

本書には、まさにそのヒントが書かれています。

読者が現在、たとえ10代、20代でも、今から死を考えることで、違った生き方が考えられるはず。

人生をより充実したものにするために、ぜひ読んでみてください。

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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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この世を去るときにわれわれが耐えるのは、苦痛と悲しみだけではない。たいていの場合、最も大きな重荷は後悔であり、この問題に関してはこの一語でことたりる(ヌーランド)

やり残したことがあるという事実こそが一種の充実(ヌーランド)

後悔は「解消されない葛藤」「修復されないこわれた関係」「実現されない可能性」「守られない約束」「もはや生きることのない年月」(ヌーランド)

度を超した欲は、自らを満足させることはなく、人生の充足感を減らす。程良くコントロールされた欲が、人生を満たしていくのではないかと思うのだ。物は所詮、物である。なのに、物にとらわれてしまっている人間がいる。物で本当に満たされることはない。なぜならば物はいつか失うからである

理解してもらいたいという渇望こそが、ものを創り上げる大きな契機になるのではないか。ムンクは病が癒えると、『叫び』のような傑作が描けなくなった。晩年の恵まれたユトリロは白の時代のような凄みのある風景が描けなくなった。孤独で、理解してもらえない苦しみは芸術を昇華させる。そして満たされると描けなくなるのである

理解してもらいたい、人は誰でもその気持ちを持っている。その気持ちゆえに、人は大きな仕事をなすことができる

得ることが多くなったからこそ失う恐れを持つことも多くなったろうし、もっと得ている人のことを知りやすくなったため比較して苦しむのだろう

どんなことが起きても、どんな結果でも、あるがままに受け入れられるようになれば、死すら恐れるものではない

異なっていると、理解できず、また理解してもらえない。それが怒りにつながる

死ぬときに心残りとなるのは、やはり家族のことが多いのだ

つながりを失えば「誰もが」モンスターになり得る

私自身を翻ってみれば、ダークサイドに捕われてしまったときに救ってくれたのは、やはり実地で学んだ死生観と、近しい人とのコミュニケーションであった

勝っているときほど弱者に優しくし、おごらない者は、自らが負けるときにでも情けを受けることもある

道を得ることは、生まれつきの賢愚によるのでない。人間はみな法を悟り得るものなのだ。ただ、努力しているか怠けているかによって、道を得るのに早いか遅いかの違いが生ずるのだ。努力するか怠けるかの違いは、道を求める志が切実であるかないかの違いによる。志が切実でないのは、無常を思わないからだ

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『終末期患者からの3つのメッセージ』大津秀一・著 ユナイテッド・ブックス
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/448410315X

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◆目次◆

第1章 死が遠くなった世界
第2章 欲をどう扱うか
第3章 怒りを減らし、つながるために
第4章 「絶対」のない世界をどう生きるか
第5章 後悔少なき死を

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『ピエール・カルダン』シルヴァナ・ロレンツ・著 vol.2305


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【ファッションをビジネスに変えた男】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4411003783
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妻と2人、早稲田大学で行われたピエール・カルダン氏の講演会に参加してきました。

氏は、現在88歳とのことでしたが、そんなことは微塵も感じさせないエネルギッシュな方で、そのモチベーションの源泉を探りたいと思い、本を探してみたところ、一冊だけ評伝が見つかりました。

本日ご紹介するのは、エスパス・カルダンの芸術部長を長年務め、カルダン氏とともにファッション界で25年にわたり活躍してきたシルヴァナ・ロレンズ氏によるカルダン伝。

カルダン氏が率直な方ということもあって、過去のスキャンダルから悪評、そして彼自身の感情や本音まで、包み隠さず書かれています。

サンタンドレア・ディ・バルバラーナという貧しい村に生まれ、南フランスに渡った少年が、やがてお針子から始めて、経理を経験し、オートクチュールの世界へ。

当時最大級だったパカンの店を出て、クリスチャン・ディオールと出会うことから、彼の才能が開花するのです。

洋服のデザイナーとして初めてネクタイを手掛け、そこからプレタポルテという概念を生み出したり、コートや小物類に人工皮革を取り入れたり、はたまたライセンスビジネスをファッション界にもたらしたり…。

数々の革新を行い、常に批判と賞賛にさらされてきたピエール・カルダン。

本書から読み取れる氏の思想は、まさに優秀な事業家のそれであり、われわれビジネスパーソンは、本書から数多くのビジネスのヒントを学ぶことができます。

常識を破壊できるスケール感の大きな人間になりたい、そう思うなら、ぜひ本書を入手して読んでみてください。

これはおすすめの一冊です。

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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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「私の両親は息子の度が過ぎる希望や野望を妨げるようなことはいっさい何もしませんでした。私はそのことをとてもありがたいと今も感謝しています。両親は互いに愛し合い、自分たちの家族をいつも安心できる場所にしようと心がけていました。それが、子供にとって唯一最良の教育だと思うのです。そんな環境で、彼らは私に重要な道徳と幸福とは何かということを教え込んでくれたのです」

彼は二年間、その店で、縁縫いやボタンの穴を縫ったりして仕事を覚えた。彼の手掛ける仕事があまりに完璧だったので、チーフは彼にカットの仕事も任せることにした

<<私の不幸はいつも幸運となるのさ>>という彼の言葉通り、夜八時からの外出禁止令まで、簿記会計の学校にまで通うことが出来て、その経理経験が、後に事業家としてのカルダン帝国に大いに役に立つことにもなる

「もし、私が俳優になる道にこだわっていたならば、今頃、食うや食わずで、ひねくれた、よくある老いぼれ役者になっていたことでしょうね。私にはいつもナンバーワンにならないといけないという強迫観念があったのですよ、その性格のおかげで私は俳優にならなかったのです」

「いつか自分の店を持とうと考えていた私は、老舗の大手の店で大勢の人間に埋もれてしまうよりも、新しいブランドで右腕になるほうがよいと考えたのです」

「舞台衣装の制作はクリスチャン・ディオールのしたいことではなかったので、私に直接、依頼し、リシュパンス通りの十番地にあるパスコーという舞台衣装専門店に連れて行かれたのです」

一九五〇年、ピエール・カルダンは演劇衣装制作専門として、彼の最初の会社を立ち上げた

◆ギリシアを訪問した感想
「こうした遺跡に彷徨う古代の驚くべき創造者たちの霊のようなものを感じて、今度は私自身が、こうした神がかり的なまでの仕事をしなくてはならないと強く感じたのです」

女性がますます解放される時代を迎えて、矛盾するようだが、華美なパーティの日々は消滅するのではないかと彼は感じていたのだ。近い将来、女性は誰もが仕事をするようになるからだ

「どうして香水業者が上品で、イワシを売れば下品と言われるのでしょうか。そんな考えをする社会こそ、変えなくてはならないのですよ。私はこういう考え方をすることによって、地球規模の事業を手掛けられる人間になれたと思っています」

「私は、ある日、友人に<<あなたは一人ぼっちですね>>と言われましたよ。でも、それは栄光の代償なのです。それは私が創造するために支払う対価なのです」

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『ピエール・カルダン』シルヴァナ・ロレンツ・著 駿河台出版社
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4411003783

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◆目次◆

第1章 移民列車
第2章 天職の邂逅
第3章 ヴィシーに立ち寄って
第4章 二人のためのパリ!
第5章 愛と栄光とモダニズム
第6章 文化スペース<<エスパス・カルダン>>
第7章 マキシム、あるいは食宴の伝統
第8章 地球制覇
第9章 カルダン帝国の総帥

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第23回BBM大賞


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100号ごとにBBM経由の売上を集計して、トップ10のタイトルをご紹介する、恒例の「BBM大賞」。

今回も、トップ10は大激戦でした。

そんな大激戦を制して、栄えある第23回BBM大賞に輝いたのは!

『ハーバードの「世界を動かす授業」』です!
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4198630046/

ハーバードAMPの看板授業を書籍化した、
土井も大好きな一冊。

このBBMがきっかけでベストセラーとなり、今や10万部に迫る
勢いだそうです。

いい本なので、ぜひ広まって欲しいですね。

この度は本当におめでとうございます!

 

第1位 『ハーバードの「世界を動かす授業」』[エラー: asin:4198630046 というアイテムは見つかりませんでした]

ハーバード・ビジネス・スクール教授のリチャード・ヴィートーさんと、ブルームバーグ情報テレビジョンの代表取締役社長でもある仲條亮子さんによる、ハーバードAMPの看板授業を書籍化した一冊。(著者:リチャード・ヴィートー、仲條亮子 出版社:徳間書店)


第2位 『プラットフォーム戦略』

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著者はあの戦略論の大家、マイケル・ポーターの再来といわれ、史上最年少で ハーバード・ビジネス・スクールの准教授になったアンドレイ・ハギウ氏と、NTTドコモの「おサイフケータイ」を成功に導いた平野敦士カール氏。プラットフォーム戦略の定石を本格的に論じた、世界でも最先端のテキスト。(著者:アンドレイ・ハギウ、平野敦士カール 出版社:東洋経済新報社)


第3位 『営業で1番になる人のたった1つの習慣』

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富士ゼロックスでシステム営業を担当し、新人全国ナンバー1を皮切りに、7年間連続でトップをキープしたという、著者が実践し、成果を上げた「トップアプローチ」の極意をまとめた意欲作です。(著者:森功有 出版社:中経出版)


第4位 『子どもの心のコーチング』

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(著者:菅原裕子 出版社:PHP研究所)

第5位 『スティーブ・ジョブズ驚異のプレゼン』

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(著者:カーマイン・ガロ  出版社:日経BP社)

第6位 『夢を見るために毎朝僕は目覚めるのです』

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(著者:村上春樹  出版社:文藝春秋 )

第7位 『福田和也の超実践的「文章教室」』

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(著者:福田和也 出版社:ワニブックス)

第8位 『東大卒でも赤字社員中卒でも黒字社員』

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(著者:香川晋平 出版社:経済界)

第9位 『売れ続ける理由』

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(著者:佐藤啓二 出版社: ダイヤモンド社 )


第10位 『これからの思考の教科書』

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(著者:酒井穣 出版社: ビジネス社)

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