2010年11月23日
【気鋭のライター、初の文章論】
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本日の一冊は、インタビュアーとして40万部超ベストセラー『プロ論。』シリーズを手掛け、ゴーストライターとしてもベストセラーを連発、自身の名前でも著作を出している著者が、その文章術を公開した一冊。
※参考:『プロ論。』
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長い間黒子に徹して仕事をし、表に出ることがあまりなかった著者ですが、ビジネス書の世界では、既に有名な辣腕ライター。
本書では、その辣腕ライター、上阪徹さんの文章術と取材術を事細かに紹介しています。
あくまで「心得」を書くと断りながら、実際にはテクニックにまで深く言及しているあたりが、サービス精神を感じます。
読者ターゲットの取り方、人が反応する文章の書き方、世代が異なる読者の心をつかむ方法、インタビューでの駆け引きやマナーなど、実践的な内容がてんこ盛りで、文章を書く人は、ぜひ読んでおくことをおすすめします。
第6章では、<「書く仕事」のキャリア作り>と称し、これからプロの文章家を目指す人に有用なアドバイスがなされています。
ぜひ読んでみてください。
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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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表面的な技術を身につけたところで、文章はうまくならない
求人広告は、その広告で何件の応募があったのか、情報誌が出た翌週にははっきりとした件数として出てしまうというシビアさがありました
全員にとってどっちつかずで印象に残らないものを作るよりは、2割でも3割でもいいから深く突き刺さる。そのほうが明らかに意味があると私は考えています。実際のところは、深くターゲットを絞れば絞るほど、意外にも他のターゲットにも気になる内容になるこ
とが少なくありません
『プロ論。』では、私はターゲットを極めて細かく設定していました。毎週の連載でしたが、インタビューする対象によってターゲットを変えていたのです
「文章がうまいね」と言われたいと思いながら書いている文章というのは、実は読み手にその思いそのものが感づかれてしまう
「賢さ」を問われるべきは、どう語るか、ではなく、何を語るか、だと私は思っています。いくら平易な言葉、ひらがなを多用しても、賢い人の話は賢いものです。それをわざわざ難しくして、賢そうに見せる必要はまったくないのです
形容詞は使わない。数字や事実を意識する。それだけで文章は変わっていきます
文章であれ、文全体であれ、できるだけ多くの事実や話を盛り込んでいく、ということが大きな意味を持つのです
文章はひねり出すのではなく、すでにある事実を組み替えていくもの
文章では、「どう書くか」ではなく、「何を書くか」のほうがはるかに重要
もうひとつのヒントは、シメの文章を決めてしまうこと
できるだけ字切りをして、行を替えていく。白いスペースを増やしていく。たったこれだけのことで、同じ文章でも、読み手にはまったく印象が変わって見える
緊張するときというのはどういうときなのかといえば、自分をよく見せたい、立派に見せたいとき、だと思うのです
いきなり口をはさむのは、難しいものです。そこで、私は手を上げることにしています
評価は、他人がするものです。自分にできることは、自分にできることをやるのみ。それしかない。私は今もそう思っています
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『書いて生きていくプロ文章論』上阪徹・著 ミシマ社
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◆目次◆
第1章 その文章は誰が読む?
第2章 伝わる文章はここが違う
第3章 プロ文章家の心得
第4章 「話す」よりも「聞く」のが大事
第5章 プロの取材はこう行う
第6章 「書く仕事」のキャリア作り
第7章 「職業文章家」として生きるには
コラム1 ライターという職業
コラム2 雑誌記事を作る
コラム3 書籍を作る
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