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『会社で「ブランド人」になれ!』 デービッド・ダレッサンドロ・著 vol.2206


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【会社でブランド人になる方法】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4484101106
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本日の一冊は、自分ブランド支援に携わる土井としては、決して無視できない一冊。

著者のデービッド・ダレッサンドロは、ジョン・ハンコック・フィナンシャル・サービシズの元会長兼CEOで、マーケティング手腕に優れ、同社を一流ブランド入りさせたことで知られる人物です。

本書の邦題は、『会社で「ブランド人」になれ!』ですが、原題は『Career Warfare(キャリア戦争)』。

ですから、話は自分ブランドというよりは、企業の中での身の処し方、評価される方法、対人関係といった、ビジネスマンの処世術が中心となっています。

・メイン・ストリートで有名になる
・使える社員になる
・地味な仕事を引き受ける
・会社にカネをもたらす

といった前向きな話から、

・口の軽い人間は実力者に信用されない
・自滅するいちばんの近道は、人に上司の悪口を言うことだ

といった警句まで、じつに役立つ処世のノウハウが入っています。

自分ブランドを作るには、まず身近な人の評判から。

ぜひ本書を読んで、研究してみてください。

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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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昔、私の上司がこう言った。成功した人々の問題点は、歳を重ねるにつれ自分を哲学者だと思うようになること―自分だけが深遠な思想を発見したから成功したと思いはじめることだと

キャリアの道をゆっくり進む者と、どんどん先へ行く者とを実際に分ける要素は何か。私の経験から言えば、それはメイン・ストリートで有名になることだ

会社では、上司の生活をどうにかいいほうに変えないかぎり、彼らにとってあなたの存在はないに等しい。したがって、個人ブランドを確立する最善の方法は、使える社員になること

実力者の立場から見ると、どんな会社にも、目立つ仕事やステータスのある仕事を進んで引き受ける部下は大勢いる。だから、誰かが片づけなければならない地味な仕事を引き受けることは、ときとしてじつに賢明な作戦になる

◆昇進の鍵となる五つの資質
・会社にカネをもたらす
・正直である
・慎み深い
・約束を守る
・あなたのために働きたいと人に思わせる

口が軽いと評判になったら職場の荷物をまとめたほうがいい。そこから大したキャリアは築けないだろうから

会社生活で自滅するいちばんの近道は、(上司の配偶者を口説くことは論外として)人に上司の悪口を言うことだ

上司の成功のためにできることのうち、最も価値があるのは、彼(彼女)の弱点を補うことだ

キャリアの最初期でいちばん価値があるのは、ほかでは考えられない責任を与えられること、めったに近づけない顧客と仕事をすること、個人ブランドを築くこと、そして社名―できれば一流会社の名前―を自分の履歴書に加えることだ

ビジネスの世界では、多くの人が思っている以上に、食事や服装に関する習慣が意味を持つ。もし高いレベルで成功したいなら、その階層にいる人のように装い、ふるまうことが大切だ

ほんの少しの非情さなら、ブランドにとってプラスになる。自分を守るため、信じるもののためなら、恐れずに闘うべきだ。公正に扱えば善人だが、怒らせたら危険だということを人々に教える。そうすれば、誰もが敬意を持ってあなたに接するようになる

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『会社で「ブランド人」になれ!』デービッド・ダレッサンドロ・著 阪急コミュニケーションズ
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◆目次◆

謝辞
はじめに
ルール1 自分のへそより先を見る!
ルール2 上司はあなたのブランドの共同構築者
ルール3 上司のタイプを見抜く、セラピストになる
ルール4 ピクルスフォークはどれ? マナーを忘れない
ルール5 勝負するとき、逃げるとき、を見きわめる
ルール6 24時間ショータイム、気を抜かない
ルール7 正しい敵を作れ
ルール8 成功に酔ってはいけない
ルール9 高く飛ぶものは撃たれやすい
ルール10 強いプレーヤーであり続ける
訳者あとがき

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