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『世界最強のプレゼン術』ジェリー・ワイズマン・著 vol.2050


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【アメリカの企業家たちが学んだスピーチメソッド】
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土井のところには、毎日、著者・出版社から15冊ほどの献本が届きますが、じつは講演CDなどもいただく機会が多々あります。

こういった講演CDを聴いていていつも思うのは、「できるビジネスマンでスピーチの下手な人はいない」ということです。

みなさん、話し方にそれぞれ癖があったり、個性があったりしますが、人を惹きつけるスピーチができている、という点では同じです。

一方、以前、知り合いの著者が出版記念イベントを開催したときに、ご招待を受けてスピーチを聴きに行ったのですが、その著者がパソコンの画面を見ながら話していたのを見て、とても残念に思いました。

やはり人前に出る以上は、ある程度のスピーチの訓練を積むのは必須。

そうはいっても、なかなかレッスンを受ける時間がない、という人には、本日の一冊は注目です。

本日紹介する一冊は、ヤフー!、シスコシステムズ、マイクロソフト、インテルなどのトップエグゼクティブを指導してきた著者が、そのプレゼンの極意をまとめた一冊。

オバマ、クリントン、ジョン・F・ケネディ、レーガンなどのスピーチを題材に、プロのプレゼン術を学べる、貴重な教材です。

本書の特長は、専用ウェブサイトで、こうした著名人たちのスピーチを実際に見ながら、表情や声の抑揚、ジェスチャー、間の取り方などを学べること。

あくまでアメリカにおける名スピーチということで、日本人向けに話すときは多少アレンジが必要ですが、それでも有用な一冊です。

ぜひ読んでみてください。

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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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インパクトが最も大きいのは、ビジュアルの五五%で、中間がボーカルで三八%、もっとも小さいのが言葉の七%だ

スポーツで鍵となるのは、肉体の外にあるものに精神を集中することだ(中略)プレゼンテーションやスピーチでも、自分以外のものについて考えよう

究極の「あなた」の使い方は「あなたにとって何の役に立つのか」という使い方だ

歓迎するように腕を広げることで、聴衆には安心しているように見え、自分も安心するようになる。落ち着いて自信に満ち、舞台慣れして見えるのだ

◆ERAの法則
E アイ・コネクト[Eye Connect]
R 手を差し伸べる[Reach out]
A 身ぶりと声を活気づける[Animation]

プレゼンテーションで、「えー」や「あー」とは絶対に言ってはいけない

情報を詰め込んだスピーチは、聴衆を混乱させ、離反させる大きなリスクを持つ。スピーカーが考えを一つひとつ区切ってフレーズに分け、呼吸による間合いを伴って話さなければ、スピーカーが何を望もうと、聴衆は嫌悪感を持ってしまう

挨拶をしながら部屋を見回したら、目の動きを止める。そこで、聴衆の一人を選び、両目を合わせる。そして、プレゼンテーションの第一声を発する。第一声の内容は、きちんと決めておこう

大きな会場で後方に向けてフレーズを言うと、何人もの人が直接話しかけられているように感じる

◆オバマが使った伝統的な5つのレトリック
・アンチテーゼを使う
・韻を踏む
・反復する
・逸話をはさむ
・トップスピン(どんな答えにも価値を加える話の運び方)

◆スライドを使って話すときの原則
・何を話そうとしているのかを話す
・実際に話す
・何を話したかを話す

「スクリーンは左手側に置く」。世界の多くの人たちは文字を左から右に読む。左手側にスクリーンを置いてプレゼンテーションすると、聴衆はあなたを見てから新しいスライドへと視線を移す

プレゼンターはスクリーンに新しい画像が出たら、自分でもそれを見ることだ

数表やグラフの縦と横の軸が何を表しているのか、聴衆が理解する手助けをしなければならない

最後は最初で締めくくる

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『世界最強のプレゼン術』WAVE出版 ジェリー・ワイズマン・著
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◆目次◆
日本語版への序文 パワー・プレゼンターへの道
イントロダクション プレゼンテーションでIPOの価値が決まる
第1章 身ぶりは言葉より語る
第2章 聞き手に感情移入してもらうには
第3章 なぜ緊張してしまうのか
第4章 ストーリーを七つのステップで準備する
第5章 あなたもパワー・プレゼンターになれる。カリスマ性はいらない
第6章 プレゼンテーションを心理的にコントロールする。緊張をほぐそう
第7章 ボディランゲージの活用法
第8章 話のリズムをコントロールする
第9章 名プレゼンターのテクニック
第10章 バラク・オバマから学ぶ
第11章 視覚のシンクロ効果
第12章 スライドを言葉でナビゲーションする
第13章 パワー・プレゼンテーション・ピラミッド
第14章 終わりに。最後は最初で締めくくる

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