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『ザ・フォロワーシップ』アイラ・チャレフ・著 vol.2023


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【No.2に捧げる教科書】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/447800577X

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2月1日は、弊社古屋の取締役就任の日でした。

しかも、偶然にも、今日は彼の誕生日。東京は滅多にない雪に見舞われましたが、彼が生まれた29年前には、今日と同じく雪が降っていたそうです。

本日の一冊は、そんな古屋に読んでほしい、フォロワーシップの教科書。

未熟な上司である自分を棚にあげて言うのも何ですが、組織がうまく行くかどうかは、フォロワーシップにかかっています。

なかでもリーダーに諫言し、組織を正しい方向に導くには、側近の力が必要不可欠です。

本書では、「勇敢なフォロワーに求められる五つの勇気」を紹介しており、それらを実現するためにフォロワーがどう考え、行動すれば良いかがまとめられています。

読んでいて思うのは、結局、リーダーシップ、フォロワーシップの問題というのは、個人の自尊心をどう扱うかに尽きるということ。

なかでも参考になったのは、「優秀なリーダーかどうかは、フォロワーの成長ぶりを見ればわかる。そして優秀なフォロワーかどうかは、リーダーの成長ぶりによってわかる」という部分。

そういう意味では、土井はこれまでに優秀な部下たちに随分と助けられてきた気がします。

正論だけでは決して片付かない組織の問題に、どうやって対処するか。

本書には、そのヒントが書かれています。

ぜひ読んでみてください。

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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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◆勇敢なフォロワーに求められる五つの勇気
・責任を担う勇気
・役割を果たす勇気
・異議を申し立てる勇気
・改革に関わる勇気
・良心に従って行動する勇気

自分以外の何ものにも忠誠心を持たないようになると、自分の利益だけを追い求め、人に迷惑をかけても平気な人間になってしまう

リーダーに力が集中しているように見える状況はとても危険である。フォロワーは、リーダーの気まぐれで身を滅ぼすかもしれないし、リーダーにとっては、フォロワーがゴマをするようになるおそれがある

未熟さを露呈したリーダーの扱いに苦労するのは、自分自身が成熟できていないせいでもある。私たちは無力感ゆえに、リーダーの言動に対してなんらかの手を打つかわりに、ほかの人に延々と愚痴をこぼしてしまう。しかし、本人に問題をぶつけて互いの成長を図ろうとせず、子どもじみた愚痴をこぼしているだけでは、リーダーや組織のためにはならない

優秀なリーダーかどうかは、フォロワーの成長ぶりを見ればわかる。そして優秀なフォロワーかどうかは、リーダーの成長ぶりによって
わかる

フォロワーの動機となっているのが、リーダーや組織を支えたいと思う気持ちではなく個人的な目的であれば、フォロワーの能力の高さはリーダーにとってむしろ脅威になる

リーダーの情熱についていけないとしたら、ジュニア・パートナーよりも上の地位につくことはむずかしい

リーダーは普通、部下の自発的な行動を支えるものだが、フォロワーがリーダーを差しおいて注目を浴びようとしているように見える場合は話が違ってくる

権力の近くにいる人は、しばしば調子に乗って自尊心を膨らませがちだ。門番は、傲慢になったり、リーダーとの接触を求める人たちのニーズに無関心になったりしないように気をつけなければならない

リーダーの側近は意識していようといまいと、リーダーが相談相手を減らすのを後押ししがちだ。そうすれば自分の権限は強くなるが、そうやって個人の自尊心を優先させると、共通目的がなおざりにされてしまう。自分の権限を弱体化させるおそれがある人を内輪に迎え入れるのは勇気がいる

人は変われないというのは敗北主義者の見方

忘れてならないのは、リーダーは見えないところで変化している可能性があるということだ

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『ザ・フォロワーシップ』ダイヤモンド社 アイラ・チャレフ・著
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◆目次◆
序 章 強いリーダーを育てる力
第1章 リーダーとフォロワーの関係
第2章 責任を負う
第3章 リーダーに仕える
第4章 異議を申し立てる
第5章 変革に関わる
第6章 道義的な行動を起こす
第7章 フォロワーに耳を傾ける

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