2010年2月8日
【20代の過ごし方で人生が決まる】
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本日の一冊は、ベストセラー『財務3表一体理解法』の著者、國貞克則さんによるキャリア論。
※参考:『財務3表一体理解法』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4022731443/
なぜ会計本の著者がキャリア論? といぶかしがる向きもあるかもしれませんが、國貞さんは、もともと会計の専門家ではないのに会計をすっきり理解する方法を考えた、ということで注目された人物。
実際には、MBAも取得していますし、神戸製鋼では海外プラント事業部や人事部も経験しています。
本書は、そんな著者の、経験的キャリア論です。
読んでいて興味を引かれたのは、著者が「夢」や「やりたいこと」に対して、極めて理性的なスタンスを取っていること。
「『やりたいことが見つかるまで就職しない』などと考えず、まずご縁のあった仕事をやりはじめればいい」「嫌いなことをやることによって自分の守備範囲が広くなり、器が大きくなっていく」「夢がないから自由でいられる」「一番つまらないと思うのは将来が見えてしまうこと」
すべてとは言いませんが、いずれの言葉も、いまどきの若い方の主張とは異なっていて、かつキャリアの現実を説いています。
・世の中は競争で成り立っており、「『自分なりに一生懸命やりま
した』と言う人はたいてい成果が出せない。
・むしろ、こだわるべきは「成果」であり、人は成果に対してお金を出す
人の上を行く仕事力を身につけるために、ぜひ読んでおきたい一冊です。
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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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この世で仕事ほど面白いものはない
「仕事が一番楽しい」と思えるのは、仕事には苦労があり、失敗があり、挫折があり、葛藤があり、そして同時に工夫があり、創造があり、達成感があるからです
現実の世の中は矛盾に満ちています。その矛盾を自分で噛み砕いて自分の中に入れることができるようになった時、人は「大人になった」と言われるのだと思います
「やりたいことが見つかるまで就職しない」などと考えず、まずご縁のあった仕事をやりはじめればいい
嫌いなことをやることによって自分の守備範囲が広くなり、器が大きくなっていく
夢がないことで肩身のせまい思いをすることもありますが、夢がないから自由でいられるような気もします。私にとって一番つまらないと思うのは将来が見えてしまうことです
社会に出たら、自分の好きなことに意識を向けるのではなく、自分の役割と責任に意識を向けることが大切
私が心底スゴイなと思うのは、希望もしていない部署で好きでもない仕事を頑張れる人
若いうちは自分の経験値の不足を補うためにも勉強することが大切
現実の世の中は競争だらけです。人間の社会だけではなく生き物の世界はどこも競争社会です
芸事の世界では「けいこを一日休めば自分にわかり、二日休めば師匠に知られ、三日休めば客にばれる」と言うようです
◆問題発見のためのステップ
1.本質を見極める
2.一般化と抽象化
3.じっと眺める
4.試行錯誤を繰り返す
5.効率的に解く
「自分なりに一生懸命やりました」と言う人はたいてい成果が出せない人
こだわるべきは「成果」です。人は成果に対してお金を出すのです
仕事を選ぶなら自分と同じタイプが集まりそうな業界ではなく、自分とは全く違うタイプの人たちが集まる世界へ飛び込むのもひとつの道
失敗をしても、自分の非を認め、相手への損害を最小限に食い止めるために誠心誠意対応してくれるような人とは、その後もお付き合いしたいと思うもの
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『20代に考えるべきこと、すべきこと』日本能率協会マネジメントセンター 國貞克則・著
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◆目次◆
第1章 「仕事」を難しく考えない
第2章 自分の体で経験し自分の頭で考える
第3章 一生モノの勉強習慣を身につける
第4章 数学思考で仕事力を高める
第5章 人の上を行く仕事力を身につける
第6章 人とは違う道を行く
第7章 仕事のうえでの人とのかかわり方
第8章 キャリアデザインについて考える
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